『SAO アリリコ』は、この先まだまだ遊べるコンテンツ力が魅力【すんゲー20本、特集】

　2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、特集”をお届けします。この記事で紹介するのは『ソードアート・オンライン Alicization Lycoris』。物語、システムの両面からその魅力を語っていきましょう。

アニメ＋αの大ボリュームストーリー

　本作はアニメ『ソードアート・オンライン アリシゼーション』をベースにしたRPG。アニメ第1期の物語をゲームのなかで丸ごと楽しめます。24話分の物語はゲーム向けにリサイズされているとは言え、十分なもの。そこに本作だけのオリジナルヒロイン・メディナとのエピソードも加わり、大ボリュームになっています。

　ただ、そんな24話分の物語さえほんの序章。セントラル・カセドラルでのアドミニストレータ戦からアニメとはまったく異なる展開を迎えます。オリジナル展開に入った直後の冒頭だけ書いてしまうと、アドミニストレータとの戦いを終えたところにアスナたちが合流。ユージオやアリスに加えて、アスナたち《SAO》組という頼れる仲間と再会したキリトは新たな災厄に対処するため行動を開始するといった具合。アニメなどの展開を知っているなら「えっ!?　アドミニストレータ戦後は……」となるでしょう。そう、違うんですよ。　

　もちろん、上で災厄と書いている以上本作オリジナル展開でも悲劇は描かれていますが、根幹の部分の大きな違いを考えるとある意味で“幸せな世界線”の物語と言えませんか？　原作やアニメでは、ああいった展開だった。だからこそ、もう少しだけ幸せなやり取りを見てみたい。そんな期待に本作は応えてくれることでしょう。

やり込みだすとキリがないバトルと育成

　また、RPGとアクションの中間のような独特のシステムのバトルも特徴。シビアな操作をしなくても十分に戦える一方で、連携できるソードスキルがあったり、タイミングのよい回避やガードがチャンスにつながったりと、自分のゲーム経験や腕前に合わせて遊び方を変えられます。

　さらに、各キャラクターがバトル中に行ったアクションを登録したり使用頻度を調整したりして、仲間が自分好みに動くように調整できる“アーツコード”や武器の性能の厳選、使い込むことによるソードスキルの性能の強化など、やり込めるRPGが好き！　という人であればもし『SAO』を知らなかったとしても満足できる要素も多数。

　アクションはアップデートによりセミオートで連携が繰り出せるようになり、アーツコードはオンライン上でシェアできるため発売からしばらくたった今“強い”アーツコードが欲しいならダウンロードすればOK。と、遊び込むための敷居が低くなっています。

　遊びやすさはアップデートで大きく改善されていて、今後も毎月ペースでコンテンツが増えていきますし、なんだかんだで遊ぶ機会を逃してしまったなら、配信中の体験版から遊んでみるのもアリですよ。体験版で獲得したアイテム・神聖術・レベルは製品版に引き継げるので、まずは気軽に遊んでみてはいかがでしょうか？