【電撃ベストバイ2020】ゲーミングチェアの良コスパな選択肢、AKRacing『Nitro V2』
- 文
- 松野将太
- 公開日時
“電撃ベストバイ2020”は、PCとPC周辺機器の中から“買って損なし”な逸品を紹介する企画。今回はゲーミングチェア部門から、AKRacingより発売中の『Nitro V2』を紹介します。
高耐久のPUレザー素材を採用し耐久性が向上した新モデル
最近はゲーミング用途ならずとも人気を集めているゲーミングチェア。スポーツカーの座席のようなバケットシートの心地よさから、普段のゲームプレイの相棒としてはもちろん、長時間のデスク作業などでも愛用する人が増えています。
特に今年はテレワークやリモートワークの導入で自宅の作業環境改善を考えた人が多かったようで、筆者の周りにもこうした製品を購入した人が少なからずいたのが印象的でした。
そんなゲーミングチェア部門の今年のベストバイには、AKRacingの『Nitro V2』を選定しました。
前年のベストバイにはハイエンドモデル『Pro-X』を選定しましたが、今回は今年4月にリニューアルされた普及価格帯モデルをチョイスしています。
新モデルは背もたれ・座面などに高耐久のPUレザー素材を採用し、耐久性を向上させているのが大きな特徴です。
新素材により、第三者機関によるジャングルテスト(高温高湿試験)で、10年使用相当のテストにパスしているとのこと。昨年9月からはチェア製品の保証期間が最長3年間となったこともあり、耐久性には安心感があります。
専用設計のウレタンフォームを使用で体圧分散
『Nitro V2』は背もたれ920mmのハイバックタイプです。
長時間の着席でも姿勢を正しく保てるのがこうしたチェアの大きな利点ですが、肩や腰をサポートする付属のランバーサポートやヘッドレストを併用することで、ゆったりと座ることが可能。
エルゴノミクスにもとづいた体への負担軽減もポイントで、シートやバックレスト部分内部に専用設計のウレタンフォームを使用し、座面に若干の傾斜を設けるといった体圧分散構造を採用しています。
バージョンが『V2』に更新されてはいますが、チェアとしての基本機能はこれまで通り。
座面高はおよそ43~50cmで、ガスシリンダーにより高さを調節できます。ハイエンドモデル『Pro-X』よりも若干低めに設定されているため、あまり背が高くないユーザーであれば、こちらのほうが体にはマッチすると思います。
アームレストは高さ調節のみで、「Pro-X」のような前後へのスライドや左右回転機能はありません。とはいえ、とりあえず腕を置きたい、といった程度であればそれほど問題にならないでしょう。最大90度までのリクライニング機能は上位モデルと変わりません。
体格や環境によってはファーストチョイスに
実売価格は従来モデルから据え置きの44,000円(税込)前後。上位モデルよりも1万円ほど安価なので、思い切って導入しやすいのは大きなメリットと言えます。
そうしたコストパフォーマンス面も注目ですが、やや小ぶりなこともあり、ユーザーの体格や自宅の環境によっては価格差を考えずともこちらがファーストチョイスになることもあり得るでしょう。
仕事の都合で自宅にいることが増えた、デスクの前にいる時間の快適さを高めたい、そんな人におすすめの製品です。
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Nitro V2
- メーカー:AKRacing
- 発売日:2020年4月11日
- 価格:44,000円(税込)前後