ポテンシャルは激高!? 早く遊びたい『ニーアリィンカーネーション』【すんゲー20本、特集】

文: タダツグ

公開日時: 2020年12月29日(火) 06:20

　2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、”特集をお届けします。

　この記事でレコメンドするのは、スクウェア・エニックスのiOS／Android用アプリ『NieR Re[in]carnation （ニーアリィンカーネーション）』。『ニーア』ファン、そしてヨコオタロウさんの作品のファンにとっては待望となる最新作です。

　先日放送された“よーすぴサンタ2020 #ニーアクリスマス特番”で、ついに配信日が2021年2月18日なると告知されましたね。　

　配信はもすう少し先だというのにこの“すんゲー20本特集”にピックアップされたということで、担当ライターの自分もビックリ（電撃オンラインは正気か？）。とはいえ、こんなところからも期待値の高さ、そしてポテンシャルの高さを感じてしまいますね。

　かくいう自分も、今年の7月に実施されたCBTに参加させてもらったときの熱はいまだ冷めやらず、配信を心待ちにしている人間のひとり。“舞台少女ヨルハ Ver1.1a”もめっちゃよかったけど、俺はゲームで“ヨコオ成分”を摂取したいんじゃー！（笑）

▲写真はCBTレポート作成用に撮影したものを流用することに。それにしてもいいの？　まだリリース先なのに、すんゲーにピックアップしちゃってもいいの？　書いてる俺も不思議な気持ちだよ！（写真はCBT版のものです）

■ウェポンストーリーをたどる物語……ミステリアスな物語とダークな世界観に期待大

　ヨコオさんの作品のファンが本作に求めているものは、物語やキャラクターの個性、濃密な世界観が主だと思います。CBTを体験しただけでは当然ながらその魅力の一端にした触れられませんでしたが、「なんかこの沼、深そう……（そして暗そう）」という感触はビンビンでした。

▲CBTでは、ストーリーの要所に関わる単語は塗りつぶされており、全容がまったくつかめないようになっていました。こんなん逆に気になるっての！　ヨコオさんのお心遣いがニクいぜ……。（写真はCBT版のものです）

　プレイヤーは少女を操作して、“檻（ケージ）”と呼ばれる謎の巨大建造物を探検していきます。少女は記憶を失っていることもあり、物語の輪郭はまだ不明。“ママ”を自称する不思議な生物も行動をともにしているなど、いきなりミステリアスでキャッチーな掴みとなっていました！　ヨコオ作品はこうでなくっちゃあいけない。

　どうやらこの少女とママが、物語を牽引していくメインキャラになるようで。少女を操作してケージ内を探検し、各所に立つ“黒いカカシ”に触れることで、武器に秘められた記憶（＝ウェポンストーリー）を体験していくことになります。

　これまでの作品ではやり込みのスパイス的に機能していたウェポンストーリーが、今回はメインストーリーにガッツリ絡んでくる模様。CBTで遊んだ範囲だけでも、ダークファンタジー好きにぶっ刺さる、昏～い世界観が匂い立っておりました。こいつは期待大！

▲登場人物たちの心の闇を描き、プレイヤーの感情を揺さぶってくるダークなストーリーは、ヨコオ作品の真骨頂。ここらへん、本作にも期待してよさそうです。（写真はCBT版のものです）

　なお公式Twitterではリリースに先駆けて、たくさんの武器のウェポンストーリーが公開されております。これらを眺めているだけで「このウェポンストーリーに触れることで少女はどんな悲劇を目の当たりにするんだろう」とニヤニヤできてしまうのは、自分だけではないでしょう（笑）。いや、早いところ遊ばせてほしいけどねッ!!

【ウェポンストーリー紹介】
ゲーム内で登場する武器デザインとウェポンストーリーLv.1をご紹介！

『拷奪の斬刑』

#リィンカネ #NieR #ニーア #リィンカネの世界 pic.twitter.com/JAr4uv3tIz
— NieR Re［in］carnation (@NieR_Rein) November 12, 2020

　記事では物語や世界観を推してみましたが、敵の弱点を突く戦略性が楽しく、オート機能も充実しているバトルもどハマり要素はバッチリ。キャラクターのモデリングや滑らかなモーション、白と黒で構成された美しすぎるグラフィック、世界観を彩るサウンドと、この作品に懸けるクリエイター陣のこだわりの強さを感じます。そりゃ、リリースもちょっと延期されますよね（苦笑）。