『リゼロ 偽りの王選候補』は新鮮さと“リゼロらしさ”を備えた良作【すんゲー20本、特集】

　2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、”特集をお届けします。

　この記事でレコメンドするのはスパイク・チュンソフトのPS4/Nintendo Switch/Steam用ADV『Re:ゼロから始める異世界生活 偽りの王選候補』。その魅力や注目ポイントを熱く語ります！

オリジナルストーリーが楽しめる『リゼロ』のADV！

　本作の物語は、TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』第1期で描かれた“王選編”のゲームオリジナルエピソードです。アニメ、原作でも見ることができない完全新作の物語は『リゼロ』ファンであれば必見の内容になっています。

　ゲーム進行は、プレイヤーがスバルの行動を決めていき、それに応じて物語の分岐が起こる仕組み。もちろん、誤った選択をしてしまえば、スバルに死が訪れてしまい、物語を最初からやり直すことになります。

同じストーリーを繰り返しながらも、少しずつの変化をヒントに正解の道へ進んでいく感覚は、まさに『リゼロ』らしいゲーム性。ADVの選択肢を選ぶ面白さと、作品の特徴をうまく掛け合わせた作品と言えます。

新キャラクターが多数登場！

　オリジナルストーリーということで、もちろんゲームオリジナルの新キャラクターも多数登場します。タイトルにもなっている“偽りの王選候補”の火種になる6人目の候補者のメルティをはじめ、彼女の騎士のティーガ、教会の文官のサクラなど、計6人の完全新規オリジナルキャラクターが、新たな“王選編”の物語を彩ります。

　もちろん、お馴染みのキャラクターたちも登場。元々“王選編”には多くのキャラクターが登場するので、新キャラクターも合わせると登場キャラクター数はかなりの数に。スバルが各キャラクターと繰り広げる会話シーンは、おもしろさあり、驚きあり、そしてスバルらしいちょっとした情けなさありで、飽きることなく楽しめます。

　さらに、本作の会話場面のキャラクターたちは原作小説のイラストレーターである大塚真一郎さんがデザインを監修。大塚さんテイストのイラストがアニメの如く動く様子は、原作ファンにとってはたまらない演出です！

“死に戻り”をストーリー分岐で完全再現！

　本作には1周目、2周目といった周回の概念が存在します。ここもなんとも『リゼロ』らしい要素。まずは1周目からゲームが始まり、スバルが死を迎えると新たな展開が……。

　シナリオは一直線ではなく、ゲーム中で取った行動次第では新たな分岐が発生することも。事件を完全解明するためには、ストーリーの隅々までチェックしておくことが必要かも!?

　果たして、偽物の王選候補者は一体誰なのか？　事件の黒幕は？　気になる物語の結末は、ぜひみなさんの目でお確かめください！