『サイバーパンク2077』で味わえるのはロールプレイという最高の“ごっこ遊び”【すんゲー20本、特集】

※『サイバーパンク2077』は、CERO Z（18歳以上のみ対象）のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

　2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、”特集をお届けします。

　この記事でレコメンドするのは、CD PROJEKT REDが開発したアクションゲーム『サイバーパンク2077』。その魅力や注目ポイントを熱く語ります！

『サイバーパンク2077』で味わえるのはロールプレイという最高の“ごっこ遊び”

　話題沸騰中の超大作RPG『サイバーパンク2077』。ゲームのジャンルはオープンワールドRPGとなっているのですが、知る人ぞ知る昔の
テーブルトークRPG（TRPG）『サイバーパンク2.0.2.0.』を原作としているだけあって、プレイフィールはかなりTRPG的です。

　TRPGとはいわば“ごっこ遊び”。制限に従って作成した自分のキャラクターを持ち寄り、「自分のキャラならこの状況でどんな行動をするかな？」と考えながらプレイするのが醍醐味なのですが、本作の楽しみかたもズバリそれ！

　本作ではプレイヤーの行動や会話による状況変化がとにかく豊富で、自分の選択が物語に影響を及ぼしているという感覚を強く味わえるのが特徴。会話の結果、戦闘をせずに進むことがあれば、行き違いから戦闘に発展したり、そもそも会話を選ばずに先手必勝で銃を抜く、なんてこともできたりと、プレイヤーに選択を迫ります。

　その結果、望まない結末になることもあるでしょう。逆に予想以上の成果を得られるかもしれません。こういった1つ1つの選択を積み重ねながら、自分だけの物語を紡いでいくのが『サイバーパンク2077』というゲームなのです。

　この“選択”は、何もイベントシーンだけが対象ではありません。主人公である傭兵、V（ヴィ―）をどう育てていくかも選択に含まれます。

　例えば能力値の割り振り。本作では能力値によってできることが変わります。“肉体”の値が高ければ他人の車を無理矢理奪ったり、扉をこじ開けられたりしますし、“技術”値が高ければ、力に頼らずに扉を開けたり、トラップの解除ができたりするかもしれません。“知力”値が高ければハッキングして障害を排除できるかも。

　このように、能力値の割り振りに応じて行える立ち回りがガラッと変わるので、同じミッションでもプレイヤーによってぜんぜん攻略方法が変わります。能力値だけでなく、どんな武器で戦うか、どんなパーク（特殊能力）を習得するかによっても戦術は千差万別に変化します。

　ちなみに、すべてを最大まで成長させた最強キャラは作れません。成長要素の割り振り、会話での受け答え、戦闘での行動……こういった要素すべてを含めて自分だけのキャラクターを作り、演じることで自分だけの物語を紡いでいく。これが悩ましくも非常に楽しいポイントであり、TRPG的な部分なのです。

　ゲームとしてのボリュームはいわずもがな。世界観は作り込まれていますし、育て方を変えることで何周も楽しめてしまう傑作です。とにかくすべてにおいてクオリティが桁違いなので、一度遊んでみることをオススメします！

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