『ライザのアトリエ2』は同じ主人公だから味わえる成長物語と爽快なバトルが特徴【すんゲー20本、特集】

　2020年の年末年始の特別企画として、電撃オンラインがユーザーにオススメしたいタイトルをプッシュする“すんゲー20本、”特集をお届けします。

　コーエーテクモゲームスのPS4、PS5（ダウンロード版のみ）、Nintendo Switch用ソフト『ライザのアトリエ2 ～失われた伝承と秘密の妖精～』（Steam版は2021年1月26日発売予定）。その魅力や注目ポイントを熱く語ります！

ライザが再び主人公だから味わえるキャラクターたちの成長物語

　『アトリエ』シリーズといえば、“アーランド”シリーズや“不思議”シリーズといったように、世界観は共通だけども続編では主人公が交代するというのがお約束でした。ですが、最新作『ライザのアトリエ2 ～失われた伝承と秘密の妖精～』は、シリーズのファンが思わず「すんゲー」と驚いた“主人公のライザが続投”というスタイルを取っているのです。

　とはいえ「これまでも前作の主人公は続編で登場していたし、それと何が違うの？」と思う方もいるかもしれません。確かに、多くの主人公キャラクターは続編では師匠ポジションで登場し、頼もしい味方として成長した姿を見ることができました。ですが、それはあくまでサブキャラクターとして描かれるだけで、深い部分まで描き切ることが難しかったんですね。

　それが本作はライザがそのまま主人公で、前作『ライザのアトリエ ～常闇の女王と秘密の隠れ家～』から3年を経てかつての仲間と再会。もちろん、ライザだけでなく仲間も3年で大きく成長しており、その変化を同じ主人公であるライザの視点で描くことで、結果的に彼女自身の内面的な変化をしっかりと感じ取れるようになっているんです。

　特に彼女自身の変化を大きく感じ取ったのは、仲間や住人への気遣いなどがサラッとできる大人になったところでしょうか。それには故郷のクーケン島で子どもの教師的な立場だったことが影響を与えているのかなと。3年前の自分がやりたいことに猪突猛進気味だったライザを思い出すと感慨深いですね。

　もちろん本作から始めても楽しめますが、魅力を100％味わうという点で言えば、前作もぜひ遊んでほしいと声を大にして言いたいです！

　ちょうど今PS4版とSwitch版が30％オフのセール実施中なので、チャンスですよ。

攻撃の手が止まることがない圧倒的爽快感を味わえるバトル

　そしてもう1つ「すんゲー」と驚かされたポイントといえば、前作から手触りがガラッと変わったバトル。AP（アクションポイント）をためてスキルを使って、CC（コアチャージ）でアイテムを使うという基本は前作と同じですが、今回はとにかくタクティクスレベルを上げれば上げるほど、両方のポイントがためやすくなり、結果的にスキルを連続で使ったり、アイテムを連続で使ったりして、大ダメージを与えられるようになるのです。

　うれしかったのがキャラクターの必殺技ともいうべき“フェイタルドライブ”が、けっこうな頻度で発動できる点。発動にはタクティクスレベル（上がることでダメージや通常攻撃の回数などが増える）をMAXまで上げる必要があるのですが、今回の仕様変更で必然的にガンガン上がるので、ボス戦などでは大きな戦力として頼りになりました。演出もダメージもド派手なので、発動した時の爽快感はかなりのものでした！

　これ以外にもシステムの進化は多数あり、とにかく“遊びやすくなった”と断言できる『ライザのアトリエ2』。ボリュームも軽く40時間以上は遊べる内容で、遊び終えた時その時間を“幸せだった”と感じられる作品になっているので、まだプレイされていない方はぜひ手に取ってみてください。前作未経験者はぜひ前作からをオススメします。

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