【ゲーム雑談紀行】『天穂のサクナヒメ』についてたっぷりトーク! キャラの役割が途中で変わった!?
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- kbj
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電撃の編集やライター、クリエイターなどなど、いろいろな人とゲームについてゆるく話をしていくコーナー“ゲーム雑談紀行”を掲載します。
第19回の話題は、引き続き『天穂のサクナヒメ』について。ソフト開発を手がけた“えーでるわいす”のなるさんと、こいちさんと語っていきます。
『天穂のサクナヒメ』とは?
鬼が支配する“ヒノエ島”を舞台に豊穣神サクナヒメが大暴れ!
さまざまな“武技”による華麗な連続攻撃と伸縮自在の“羽衣”による縦横無尽な爽快アクションが楽しめる。
そして、本作のもう1つの特徴が“米づくり”。田起こし、田植え、収穫など1つ1つの工程を丁寧に行いよい米を収穫するほど、豊穣神サクナは強くなる!
ゲームが大きなブームになったことをきっかけに、農林水産省によるインタビューが実施された。
Facebook:https://www.facebook.com/maffgohan
Twitter:https://twitter.com/maff_gohan
参加者
なるさん
ソフトを企画開発した“えーでるわいす”の代表にして、本作のプログラマーを担当。
『天穂のサクナヒメ』のゲーム中で、好きな料理は味噌田楽。
こいちさん
ソフトを企画開発した“えーでるわいす”所属。グラフィックアート、CG全般を担当し、脚本も制作した。
『天穂のサクナヒメ』のゲーム中で、好きな料理は鴨玉丼。
kbj
電撃オンラインの編集で、インタビューの聞き手。
『天穂のサクナヒメ』のゲーム中で、好きな料理はきつね饂飩。
キャラの役割が途中で変わった!?
――フィールドではメンバーを探索に派遣できますが、手に入るものが変わるという認識でいいのでしょうか?
なる:ゲーム中に少しヒントがあるんですが、それぞれのキャラには傾向があります。拾ってきやすいカテゴリーがあり、田右衛門はなんでも拾ってくる、ミルテは食材、きんたは鉱石、ゆいは繊維、かいまるは肥料となっています。
こいち:そこに季節も関係してきます。その時期にしか手に入らないものもあります。
――長い間作られていくなかで、印象的だったキャラは?
なる:かいまると犬ですね。僕は宣伝で使うスクリーンショットを撮る係だったのですが、かいまるは小動物的なカワイさがあり、どこにおいてもマッチするんですね。憎めない感じで好きになりました。
犬は、単純に犬が好きなので。
こいち:各キャラには、それぞれの形で思い入れがあるので難しいですね。ただ、なんだかんだでサクナとココロワになると思います。
思い入れの変化という意味ではココロワですね。サクナは重要であることは最初から明確でしたが、ココロワは開発中に重要度が上がっていったキャラになります。
――最初はそこまでのポジションではなかったと?
こいち:おまけエピソードの登場人物くらいの位置づけで、本筋にまったく絡んできませんでした。なので、開発中盤になるくらいまで、「この下り、丸ごと消したほうがいいのでは?」という話があったくらいです。
ただ、作っていく中で必要な位置づけに代わっていきました。
――何かきっかけがあったのですか? それとも意味がないから役割を振ったのですか?
こいち:後者ですね。「スケジュール的によくないから切ったほうがいいと思います」と何回か僕の方から提案していたのですが……毎回なるさんに黙殺されていて……。残すのであれば、何かやってもらおうということで、肉付けした覚えがあります。
なる:……覚えていないですね。
(一同笑)
こいち:3回提案して、3回とも流されましたね(笑)。ただ、当時はイベントについてまで、まだ考えが回っていなかったからかもしれません。
――個人的には、終盤のイベントである災難がサクナたちを襲うところが印象的でした。ココロワもそれまでの展開が生きていると思うのですが、そこもなかったのでしょうか?
こいち:流れ自体は前から決まっていたのですが、あそこでココロワに役を振ったことで、流れがよりできたと感じました。あそこはイベントを組んで、キャラのよさに気づかされたシーンですね。
――ローカライズはマーベラスの海外子会社のXSEED Gamesが行っています。稲作はアジア独自の文化で、独特な単語が多いのですが、そこについても問題なく翻訳できていたのでしょうか?
なる:かなり苦戦されていたようです。翻訳してくださった人も相当いろいろ調べることになったと聞きました。
こいち:「専門書を読んだ」とブログに書かれていました。
――専門書を読めばある言葉ではあるんですね。
なる:いえ、そもそも稲作の専門用語になると、英語にないものもあり、大変だったようです。
ですが最近、多国でのゲーム展開などを仕事とされている方から、「このゲームの翻訳には違和感がない」との感想をいただいたりもしまして、よい翻訳をしていただけたのだと思います。
こいち:XSEEDさんの公式サイトでは、英語でかなり細かく解説していただいています。かなりの作業量だったようで、我々は土下座したくなりました。
⇒1月17日掲載回に続きます!
『天穂のサクナヒメ』発売後インタビューまとめ
(C)2020 Edelweiss. Licensed to and published by XSEED Games / Marvelous USA, Inc. and Marvelous, Inc.
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天穂のサクナヒメ
- メーカー: マーベラス
- 対応機種: PS4
- ジャンル: ARPG
- 発売日: 2020年11月12日
- 希望小売価格: 4,980円+税
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