映画『劇場版ジオウ/リュウソウジャー』イベント長文レポート(微ネタバレ注意)

そみん
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 7月26日に全国で公開される『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』&『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』の完成報告イベントをレポートします。

 このイベントは7月15日(月・祝)の“海の日”に東京・六本木ヒルズアリーナで行われたもの。

 メインキャストはもちろん、劇場版の豪華キャストも登壇し、さまざまな楽しいトークが展開しました。撮影秘話が満載のこの記事を読んでから映画を見に行けば、いっそう楽しめること間違いない!
(大きなネタバレはありませんが、トークの中で映画の内容に触れている部分はありますので、予備知識なしで映画を楽しみたい方はご注意ください!)

  • ▲7月15日は“海の日”ということで、真夏の海をイメージした全長9mの巨大パネルをバックに、映画大ヒットの波に乗れるようにと願いを込めたサーフボードも用意されていました。

【登壇者:劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer】
・奥野壮(常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役)
・押田岳(明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役)
・大幡しえり(ツクヨミ役)
・渡邊圭祐(ウォズ/仮面ライダーウォズ役)
・クリス・ペプラー(クリム・スタインベルト役)
・前野朋哉(織田信長役)
・若林時英(牛三役)
・斉藤秀翼(ジョウゲン/仮面ライダーザモナス役)
・パパイヤ鈴木(カゲン/仮面ライダーゾンジス役)

【登壇者:騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!】
・一ノ瀬颯(コウ/リュウソウレッド役)
・綱啓永(メルト/リュウソウブルー役)
・尾碕真花(アスナ/リュウソウピンク役)
・小原唯和(トワ/リュウソウグリーン役)
・岸田タツヤ(バンバ/リュウソウブラック役)
・兵頭功海(カナロ/リュウソウゴールド役)
・金城茉奈(龍井うい役)
・北原里英(ユノ役)

オープニングトークから激熱! バンバがウォズのモノマネを披露!?

 最初に登壇したのは、両作品のレギュラーである11人。まずは『仮面ライダージオウ』のキャストから自己紹介を行うことに。

 奥野壮さんが「みんなの我が魔王こと常磐ソウゴ役の奥野壮です!」、押田岳さんが「ジオウを倒すのはオレの使命だ!」と挨拶をすると、会場からは大きな拍手が!

 映画の見どころについて、奥野壮さんはバレエのターンのシーンをしっかり演じたと力説。バレエダンサーを目指していたことでも知られる奥野壮さんだけに、バレエのシーンには注目したいですね。

 押田岳さんは、戦国時代が舞台なだけに、甲冑をつけての合戦シーンに注目してほしいとコメント。大幡しえりさんも戦国時代ならではの着物シーンを見て欲しいと語り、また、アクションシーンも見どころだと語っていました。

 そして、ウォズ役の渡邊圭祐さんが「ウォズがかなり物語をごちゃごちゃさせます」と見どころを語っていたところ、『リュウソウジャー』のリュウソウブラックことバンバ役を務める岸田タツヤさんが「祝え!」とウォズの名言をモノマネで披露! しかも似ている!!

 これには会場からも大きな笑いと拍手がおき、渡邊圭祐さんも「僕よりもいい声(笑)」と苦笑していました。

 続いては、まずは『騎士竜戦隊リュウソウジャー』のキャストの自己紹介と映画の見どころ紹介に移ります。

 トップをきったリュウソウレッド役の一ノ瀬颯さんは、劇場版の見どころをズバリ“限界突破”だと力説。さまざまな極限状態に直面し、新たな一面を見せながら困難を乗り越えていく姿に、ぜひ注目してほしいとのことでした。

 リュウソウブルー役の綱啓永さんは、いろいろな恐竜が登場することをアピール。特に恐竜が好きな子どもちは喜んでくれるはずだと語っていました。

 リュウソウグリーン役の小原唯和さんも、恐竜の描写がきれいですごいで絶賛。恐竜がご飯を食べたり、草原を駆けたりする場面がしっかりと描写されているので、ぜひ楽しんでほしいとのことでした。

 リュウソウピンク役の尾碕真花さんも劇場版のスケール感に圧倒されたようで、最初から最後まですごくかっこいいと楽しそうに語っていました。

 リュウソウブラック役の岸田タツヤさんやリュウソウゴールド役の兵頭功海さんも見どころだらけと熱く語り、
龍井うい役の金城茉奈さんも「みんなの熱い思いがたくさん詰まった作品なので、ぜひ映画を楽しんで、みなさんの思い出にしてほしい」としめくくっていました。

ゲストも登壇し、撮影時の思い出や作品への熱い思いをトーク!

 続いて、映画にゲスト出演するクリス・ペプラーさん、前野朋哉さん、若林時英さん、斉藤秀翼さん、パパイヤ鈴木さん、北原里英さんも登壇し、さらなる映画の見どころに関するトークが展開しました。

 司会者から映画の感想を聞かれた奥野壮さんは、他のメンバーは見たけれども、自分はテレビの撮影が佳境でまだ完成映像を見られていないことを悔しそうに語りつつ、「ジオウの集大成として本当にみんなで心を込めた作品なので、きっといい映画になっているはずです!」と力強く断言していました。

 一方の一ノ瀬颯さんは「かっこいいが大渋滞していました!」と爽やかにコメントし、会場からは大きな笑いと拍手が起こっていました。

 “大渋滞”と表現するだけあって、とにかくどこもかしこも映画ならではのスケールで描かれていて、「どこをとってもかっこいい!」とコメントしていました。

 その後はゲストキャスト1人1人についても、さまざまな話題でトークが展開。

 『仮面ライダードライブ』のクリム・スタインベルト役で、ドライブドライバーに宿る人格“ベルトさん”の声も演じたクリス・ペプラーさんは、久々にライダー作品に出演した感想を聞かれて、「やばいっす」と大興奮!

 今回の出演を受けて、自身のTwitterで15,000もの“いいね”を受けてうれしかったと語りつつ、「でも、仮面ライダーマッハ役の稲葉君は4万いいねをもらっていて、ちょっと悔しくなっちゃって、自分はちょっとちっちゃい人間だなあと思っちゃいました」と、会場の笑いを誘っていました。

 クリス・ペプラーさん自身は初代『仮面ライダー』からのシリーズファンで、その進化のすごさに驚かされつつも、ストーリーの根源的なテーマは“絆”じゃないかとコメント。

 『仮面ライダー』シリーズ作品の収録の際は、現場全体がファミリーのような感覚となり、だからこそおもしろい作品になっているのではないかと語っていました。

 ちなみに映画での出演シーンについては、「うっすら出ています。顔は濃いんですけど、映画ではうすーく出ています」と語り、「見てくれたまえ!」とシメ! いったいどんな演出で登場するのでしょうか(笑)。

 続いて、織田信長役の前野朋哉さんは、念願のライダー作品への出演に大歓喜! この日の服装も、『仮面ライダーBLACK RX』の南光太郎をイメージした白ジャケットを着用しており、ライダー愛の深さがにじみ出ていました(笑)。

 ずっと子どもと一緒にライダー作品を楽しんできただけに、奥さんからは「仕事なんだからマジメにやりなさい!」と念を押されてそうですが、いちファンとしての喜びと俳優としての仕事との葛藤に悩まされながら演技をしたそうです。

 ちなみに撮影現場では、ソウゴくん(奥野壮さん)とゲイツくん(押田岳さん)に直々にライドウォッチの使い方を教わり、めちゃくちゃ幸せだったそうな……。うらやましすぎる!

 そして、信長の部下である忍者の牛三役をつとめた若林時英さんは、セリフの最後に「~ござる」をつける際に、いろいろと感情の起伏の表現を込めた部分に注目してほしいとコメント。

 あわせて、苦労した部分として、初めて本格的なアクションにも挑戦したことについてコメント。本人的にはちょっと不安な部分もあったそうですが、奥野壮さんからは「全然ダメじゃなかったですよ!」と力強いフォローがされていました。

 ちなみに若林時英さんは前野朋哉さんにあこがれていたそうで、今回の共演はとてもうれしかったとのこと。撮影の際には前野朋哉さんのアドリブの演技を生で見て、めちゃくちゃおもしろかったそうです。

 前野朋哉さんいわく、今回は信長役である自分とその部下である牛三役の若林時英さんとは、セリフのかけあいはもちろん、いろいろなアクションや仕草でも“いちゃいちゃ”しているそうなので、その部分も見どころだと語っていました。いちゃいちゃ(笑)。気になりますね!

 仮面ライダーゾンジス役のパパイヤ鈴木さんは、自身の見どころについて、「いきなり登場するので、笑わないでくださいね」とちょっとした注意喚起をしていました。……どんな登場なのか、むしろ気になっちゃう!

 また、パパイヤ鈴木さんも初代『仮面ライダー』からのシリーズファンであるため、今回の演技については、藤岡弘、さんになったつもりで演技をして、声なども少し真似した部分があるそうです。これは実際に劇場で見た時に、チェックしてみたいですね!

 そして、『獣電戦隊キョウリュウジャー』にイアン・ヨークランド(キョウリュウブラック)役で出演し、今回は仮面ライダーザモナスとして出演し、スーパー戦隊と仮面ライダーと2大シリーズへの出演を果たしたことになった斉藤秀翼さんは、「男の子としては、どちらか片方に出られるだけでもうれしいのに、両作品に出演することになるなんて」と強く感動していた模様。

 仮面ライダーザモナスはアマゾンオメガなど『仮面ライダーアマゾンズ』のライドウォッチを使うライダーで、斉藤秀翼さんとしては、仮面ライダーアマゾンアルファ役の谷口賢志さんとのつながりも感じて、感慨深かったそうです。

 谷口賢志さんと言えば、『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の巽流水(ゴーブルー)役であり、のちに 『仮面ライダーアマゾンズ』で鷹山仁(仮面ライダーアマゾンアルファ)を演じた、スーパー戦隊と仮面ライダーと2大シリーズへの出演を果たしたレジェンドの1人。

 斉藤秀翼さんは、自分も谷口賢志さんと同じように、スーパー戦隊を演じたあとに仮面ライダーを演じた俳優となれて、そういう系譜的なものを受け継ぐことができたように感じて、とてもうれしいと語っていました。

 そして、『リュウソウジャー』にゲスト出演する北原里英さんは、リュウソウジャーのキャストが本当にリュウソウジャーそのものであるかのようにピュアでかわいくてかっこよくて、とても癒されましたとコメント。

 今回の映画でも佐野史郎さんとの親子役を演じたことについては、「別作品でも親子役を演じさせていただき、ある意味で本当の父親よりもお仕事で一緒の時間を過ごしているので、かなり親子役が板についてきました(笑)」と演技の手ごたえを語っていました。

 そして、会場が爆笑に包まれたのが、劇場版『リュウソウジャー』でのとある場面について。リュウソウブラックことバンバ役を務める岸田タツヤさんが、ユノ役の北原里英さんをお姫様だっこする場面があったそうなのですが、意外と岸田タツヤさんがぷるぷるしていて驚いたそうです(笑)。

 がっしりした体形の岸田タツヤさんなのに、自分が意外と重かったのかも!? と心配だった北原里英さんだったそうですが、岸田タツヤさんいわく「緊張していただけです! 決して重かったわけではありません!」と必至に弁明していました(笑)。

キャスト陣が“時空を越えて行ってみたい時代”は?

 その後、両作品の映画の共通点でもある“時空を超えるストーリー”にちなんで、キャスト陣が“時空を越えて行ってみたい時代”が発表されました。

 まずは『リュウソウジャー』キャストのフリップがオープン! “2年前”と非常に具体的な時期を書いた一ノ瀬颯さんは、「自分は大学に入る前に2年留年したので……」とシリアスムードで告白!?

 ただ、暗い話ではなく「その2年でいろいろな出会いや経験があり、『リュウソウジャー』に出演することもできたので、その過去を変えたいわけではありませんが」と、笑顔でコメントをしていた姿が印象的でした。

 “恐竜がいた時代!も行きたいけど新撰組に会いたい”と書いた北原里英さんは、舞台で沖田総司を演じたことも語りつつ、歴史が好きなので幕末で新撰組に会いたいと語っていました。

 一方の尾碕真花さんが選んだのは“縄文時代”。その理由は学校とかがなくて勉強をしなくてもよさそうだから(笑)。でも、会場の子どもたちには「ちゃんと勉強しようね!」とアピールをしていました。

 ちょっと似た答えで“奈良時代”と書いていた小原唯和さんは、歴史が好きなので奈良の大仏の建立を生で見てみたいとコメント。

 ただ、役柄的にトワ視点で考えた場合は、彼は戦いが好きなので戦国時代が楽しそうと、戦国時代にタイムスリップする『仮面ライダージオウ』の映画に興味を見せていました。

 続く綱啓永さんは、宇宙や世界のはじまりとも言える“ビッグバン”と回答。綱啓永さん的には叡智の騎士であるメルトらしく頭がよさそうな答えを考えた結果、ビッグバンを選んで「宇宙を感じたい!」と知的に回答したようですが、周囲からは「(宇宙だと)死んじゃうよ!」とツッコミを受けていました。ある意味、素晴らしいチームプレイでした(笑)。

 そして、“1992年”と書いた岸田タツヤさん、“平成8年”と書いた金城茉奈さん。かなり具体的な年ですが、これは2人が生まれた年。やっぱり、自分が生まれた年のことは気になる人が多いようですね。

 『リュウソウジャー』キャストの最後を飾った兵頭功海さんは、“100年後”という未来を指定。100年後なら車が空を飛んでるかも、と楽しそうに語っていました。

 さて、後半は残る『仮面ライダージオウ』キャストのフリップトークが展開。最初に注目が集まったのは、渡邊圭祐さんの“小学生”という答え。

 「小学生!? 小学生時代じゃなくて?」というツッコミを受けつつ、渡邊圭祐さんが「小学生の時って、とにかく何もかもがおもしろかった。今、小学生のみなさんも、今を楽しんでくださいね」とコメントすると、会場の子どもたちから「わかったー!」「楽しむー!」と口々に大きな返事が! それを聞いた渡邊圭祐さんは、少し照れているようにも、喜んでいるようにも見えました!

 続く奥野壮さんの答えは“白亜紀”。その理由はストレートに恐竜を見たいから! ということで、『リュウソウジャー』の映画に乱入したかったと笑いながらコメントしていました。

 そして、押田岳さんが選んだ時代は“昭和”。知り合いに勧められて読んでいる漫画で、押田さんが通っている大学の昭和時代をがモチーフになっていることから興味を持ったとのこと。

 具体的には、「携帯電話がない時代、駅の掲示板を使って女の子と待ち合わせをしてみたい!」と夢を語り、周囲からは笑いがおこっていました。

 大幡しえりさんは、今回の映画での着物の楽しさに目覚めたようで、“平安時代”で十二単(じゅうにひとえ)も来てみたいとコメント。

 若林時英さんも今回の映画のために忍者について勉強したことから、実際に“戦国時代”に行って、本物の忍者を見てみたいと語っていました。

 続いて、斉藤秀翼さんは『獣電戦隊キョウリュウジャー』の撮影が始まった“2012年の暮”とコメント。当時、エンディング曲のダンスを覚える際、振り付けを考えたパパイヤ鈴木さんに直接教わることができなかったので、ぜひタイムスリップしてパパイヤ鈴木さんとご一緒したいと話していました。なんたる勉強熱心さ!

 一方のパパイヤ鈴木さんは、今回の劇場版『仮面ライダージオウ』で自分の撮影パートがあった“2019年5月7日”と回答。

 その日は斉藤秀翼さんやDA PUMPのメンバーもいたのに、ダンスシーンを入れそびれたことを悔やんでいるようで、試写会で映像を見た時に「ちょっとだけでも踊っておけばよかった!」と悔しかったそうです(笑)。確かにそんなすごいメンバーがいたのなら、アドリブでのダンスシーンを見たかった気もしますね!

 そして“2119年”と100年後の未来を指定したクリス・ペプラーさんは、子どものころからSF作品が好きだったこともあり、100年後にAIと人類がどう共存しているのか気になると語っていました。

 トリをつとめた前野朋哉さんは、“2200年”とさらに先の未来を選択。未来を選んだ理由は、「過去の過酷な環境だと生き残れないかもしれないから」と笑いを誘いつつ、「ジオウが選ぶ未来によっては、戦争がなくなって平和な世界になっているかもしれない」と、作品にちなんだコメントでトークコーナーをしっかりとまとめていました。

 ちなみにイベントで使われたフリップは後日プレゼントされるそうなので、両作品のTwitterなど、SNSのチェックをお忘れなく!

 さて、ライダー&スーパー戦隊の映画はいつも息子と見に行っていますが、今年も夏休み中におでかけ予定。キャストが登壇する舞台挨拶がある日も意識しつつ、競争率が高いので、マイペースなタイミングで見に行くかもしれません。なんにせよ、7月26日が楽しみです!

劇場版「ジオウ・リュウソウジャー」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK EM・東映 (C)2019 テレビ朝日・東映 AG・東映

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