『スパロボDDコラム』2020年最後の『DD』コラムは迎撃戦、制圧戦、クリスマスなど盛りだくさん!【#32】

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 激動の2020年も残すところあと2日! ……って、マジっすか!? 年末の大掃除とか、始めてもいないんですけど……。今年最後の『スパロボDD』コラムでは紹介することがたくさんあるので、前置きはそこそこに早速ですが行ってみましょう!!

ランキングイベント“迎撃戦”スタート! アビリティチップなど豪華報酬目白押し!!

 まずは、12月23~29日にかけて開催された、第1回“迎撃戦の話題から。“迎撃戦”をかんたんに説明すると、規定アクション数内に、次々と出現する敵を激していことで得られるスコアに応じて、さまざまな報酬がもらえるという新たなタイプのイベントです。

 これまでのイベントは異なり、全参加プレイヤーのランキングが発表され、最終的な順位に応じて報酬がもらえるというのが大きな特徴となっています。

 攻略的な内容は、先行プレイレポートと一緒に攻略wikiの方でかなり詳しく扱っているので、ぜひそちらをご覧ください。ここでは、自他ともに認めるヌルゲーマーの筆者の雑感をば。

 さて事前情報なく、いつもどおりに最大戦力を投入していったのですが、最初は楽勝でもエリアを重ねていくに従って、どんどん戦力が枯渇してくるのが目に見えてわかります。一度出撃したユニット(とパーツ)はほかのエリアに出撃できなくなってしまうため、序盤エリアに戦力を最大投入してしまうと、終盤エリアがキツくなってしまうんですね。

 ところが、序盤エリアに2軍ユニットを投入するというのも得策とは言い難く、それはそれでスコアが稼げないというジレンマ……。とにかく数多くのユニット、パーツをコツコツと“仕上げる”必要がありそうです。

  • ▲敵ユニットを撃破するごとにスコアを獲得できる。オーバーキルなど、撃破の仕方によってボーナスも付与される。
  • ▲出現している敵を全滅させると次の“WAVEW”へ。“残りアクション”が0になるまで、絶えることなく敵が現れる。
  • ▲獲得スコアは、エリア終了時にリザルトが表示される。ボーナスの数値もここで確認可能だ。
  • ▲一度出撃したユニットは“出撃済み”となり、ほかのエリアには出撃させられなくなってしまう。どのユニットを、どのタイミングで投入するのかがカギだ。

 しかも、終盤エリアの敵が本当に強力! 筆者はエリア4のクシャトリヤを前に戦力がほぼ壊滅してしまいました。攻略wikiを見ると“制圧戦”のエリア10を超える強さの敵も出現してくるようなので、敵の脅威度だけでも、この“制圧戦”はかなり手強いエンドコンテンツであると言えるでしょう。

  • ▲筆者の心胆を寒からしめたエリア4最初のボス・クシャトリヤ。戦力37000前後のボルテスVがご覧の有り様である。

 幸い日毎に回復する“EP”の許す限り、リトライは何度でも可能(ただしエリアの進行状況はリセットされます)なので、戦力が十分でない場合は終盤エリアで無理をせず、敵が弱い序盤エリアでいかに効率よく、より高いスコアを叩き出すかを考えていくのも、戦略のひとつかもしれませんね。

 日が切り替わった時点で、前日のランキング上位で人気の機体、サブパーツ、アビリティチップなどが“経過報告”としてエリアごとに発表されるので、これを参考に戦法を組み立てていきましょう。かなり細かく報告されているので、分析のしがいがありそうです。

  • ▲複数の敵をまとめて攻撃できる“MAP兵器”は上位ランカー御用達。ダメージに直結するMAP兵器を持つのは、νガンダム、ゼーガペイン・アルティール、サイバスター、グランゾンのわずか4機しかいない。最も手に入れやすいのは、制圧ポイントと交換できるグランゾンの“グラビトロンカノン”だろう。

 ちなみに、今回はスコアを1だけでも獲得すると、超貴重な“ブランクチップ”がもらえました。これ、通常はSSRパーツを変換することでしか入手できない“アビリティチップ”に変換できるという優れモノ。難易度の高い“迎撃戦”ですが、『スパロボDD』初心者でも参加する意義はありますよ!

  • ▲ユニットにさまざまなアビリティを付与するアビリティチップに変換できるブランクチップ。付与アビリティはランダムだが、戦力の確実な底上げとなる。
  • ▲上位ランカーへの報酬はご覧の通り。強力無比なアビリティチップのほか、アビリティを付与し直せる“ランクリローダー”などが含まれている。
  • ▲ランキング報酬のほかにも、ハイスコア、累計スコア、クリア回数に応じた報酬が用意されている。超えるべき壁は、ライバルたちだけではない!
  • ▲報酬としてもらえる“迎撃ポイント”は、ランクリローダーやブランクチップなどと交換可能。こちらも貴重なアイテムがズラリと並ぶ。

R-1&リュウセイ・ダテ参戦! 制圧戦第5回“打てよ、鋼の拳”開催中!!

 さてさて、もう一方の高難度イベント“制圧戦”も第5回“打てよ、鋼の拳”が開催中! 今回は報酬として、リュウセイ・ダテが乗るR-1がもらえます。

R-1&SSR T-LINKナックル


【ユニットデータ】R-1

【ユニットパーツデータ】T-LINKナックル



R-1&SSR T-LINKナックルの評価(S)

 第5回制圧戦報酬のR-1は、攻撃&回避タイプでの登場となった。SSR必殺技は“T-LINKナックル”で、メインの効果は気力が10上昇する毎に、攻撃力・照準値・運動性が3%の増加、自分のアクション時のみ全ての攻撃の与ダメージが16%増加、敵ユニットのアクション時のみ回避率が8%増加する。そこに、戦闘時のみ敵ユニットのバリア系アビリティ効果を25%減少させる効果が加わった形。

 制圧戦の報酬ということで特性を+5にしやすく、気力が150になればかなり強力な仕上がり。回避タイプであることや、自身で“気合”を所持していることなど、気力を稼ぎやすいのもプラスに評価できる。

 ライバルはガンダムエクシアやゼーガペイン ガルダになるが、どちらもそれほど強力なパーツはないので、しっかりと育ててやれば、現状では通常攻撃・斬撃の攻撃&回避タイプの中ではトップクラスの性能だ。

 R-1の初出は、1996年発売の『新スーパーロボット大戦』で、『超機大戦SRX』の主役ロボット・SRXに合体するRシリーズの1機として、パイロットのリュウセイとともに鮮烈なデビューを果たしました。1998年発売の『スーパーロボットスピリッツ』(改修機が登場)や1999年発売の『スーパーヒーロー作戦』などを経て、2000年にスタートした『スパロボα』シリーズにも参戦。2002年に始まった『スパロボOG』シリーズ第1作『スーパーロボット大戦ORIGINAL GENERATION』でリュウセイがキョウスケ・ナンブに並ぶ主人公として登場して以降は、『OG』シリーズに欠かせないロボット&キャラクターとしてポジションを確立しています。

  • ▲制圧戦エリア5のボスは『スーパーヒーロー作戦』以来リュウセイたちSRXチームと因縁深いイングラム・プリスケケンが乗るR-GUNだ。

 なお『新スーパーロボット大戦』は寺田貴信プロデューサーにとって、ひときわ思い入れが強い作品ということで、12月4日に配信された『生スパロボチャンネル』でプレイ実況をされていました。

 実況パートだけでも3時間以上あるという長尺の番組なのですが、当時の知られざる開発秘話もてんこ盛りなので、ぜひ一度ご覧あれ! 現在とはちょっと違うテンションのリュウセイも見ることができますよ。寺田プロデューサー、実況の続きを熱烈希望です!!

 ちなみに『生スパロボチャンネル』では、SRXに合体できるRシリーズのアクションフィギュアが2021年に千値練から発売されることも発表されました。番組内では、R-1の原型とRウイングへの変形なども紹介されています。

 過去にボークスからSRXに合体可能なRシリーズのフルアクションフィギュアが発売されているのですが、そちらは差し替え変形で大量の余剰パーツが出る仕様でした。今度は、いったいどこまでSRXの複雑怪奇な合体を再現しているのか……楽しみです!!

イベント“Zの系譜”ラストスパート! グレートマジンガー&Zガンダムに新たなSSRパーツが!!

 12月15日にスタートしたイベント“Zの系譜”は残すところあとわずか! ここでは、4ステップアップガシャで追加されたグレートマジンガー用の“バックスピンキック”とZガンダム用の“ビーム・サーベル(ハイパー)”をご紹介!!

 『スパロボDD』で初めて開催されたイベントは“Zの鼓動”で、マジンガーZとZガンダムが攻略のカギとなる内容でしたが(懐かしい!)、今回はそれを踏襲したタイトルと機体チョイスですね。

SSR バックスピンキック

【ユニットパーツデータ】バックスピンキック



バックスピンキックの評価(SS)

 メイン効果は戦闘回数に応じて攻撃力・防御力3.4%増加(最大17%)、気力130以上のとき与ダメージ16%増加で、やや低めの攻撃力増加を気力130以上の与ダメージ増加でカバーしていく形。命中時に自動で発動する“根性(自分のHPを30%回復)”が最大の特徴で、固有スキルによってHPが5000増加することも加わり、耐久力の高さは折り紙付き。

 初期のアクション2、回数4というのも大きなポイントで、バックスピンキックが残っている限りは、撃墜される心配がほとんどなくなるといっても過言ではない。

 サブ効果は攻撃力7%増加、攻撃&防御タイプはさらに3%増加と、同時追加のビーム・サーベル(ハイパー)と同様、優秀なサブパーツとして使うこともできる。

 グレートマジンガー専用のSSR必殺技専用パーツ“バックスピンキック”は、飛行ウィング・スクランブルダッシュでの切断技・スクランブルカッターで突撃し、腹部のネーブルミサイルを連射。キックだパンチだという怒涛の格闘技の末に、スネに収納されたカッターから繰り出される回し蹴り・バックスピンキックでトドメを刺すという連携技。

 ところが、実はこのバックスピンキックですが、OVA『マジンカイザー』やその続編『マジンカイザー 死闘!暗黒大将軍』では使われていません。では、どこから出てきた技かというと1974~75年に放送されたTVアニメ『グレートマジンガー』。第34話“今だ出せ!!バック・スピン・キック!!”で初使用されました。

 第33話において戦闘獣ダンドールによって、両足を吹き飛ばされてしまったグレートマジンガー。その補修も兼ねて新兵器として搭載されたのが、このバックスピンキックと、ヒザから飛び出るニードルで敵を蹴り貫くニーインパルスキックでした。

 この2つの新必殺技の初めての餌食となったのが、第34話に登場した戦闘獣ドルマン。『スパロボDD』でのバックスピンキックでは、グレートマジンガーが敵の脳天めがけてオーバーヘッドキックのような蹴りを放っていますが、これはドルマンにトドメを刺した一撃の再現となっています。

SSR ビーム・サーベル(ハイパー)

【ユニットパーツデータ】ビーム・サーベル(ハイパー)



ビーム・サーベル(ハイパー)の評価(SS)

 メイン効果は命中&回避タイプの攻撃力・照準値・運動性18%増加、ビーム・斬撃属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量75%増加。命中&回避タイプでありながら高めの攻撃力増加が付いており、気力120以上になると敵のアクション時に被ダメージを40%軽減するバリアも発生するため防御面も優秀といえる。

 こちらから攻撃を行う際はバリアが発生しないものの、Zガンダムは射程が長く、サブにレヴ・ラディエイターを装備させれば射程を+1できるので、影響はほとんどないだろう。

 サブ効果は運動性7%増加、命中&回避タイプはさらに3%増加という性能なっており、サブパーツとしてもかなり優秀な性能を持っている。

 Zガンダム専用のSSR必殺技パーツ“ビーム・サーベル(ハイパー)”は、『機動戦士Zガンダム』第49話“生命散って”で、レコア・ロンドの死に激昂したカミーユが、ヤザン・ゲーブルが乗るハンブラビに放った一撃の再現。TVシリーズを再編集した劇場版『機動戦士ZガンダムIII 星の鼓動は愛』でも使われています。

 この際のビーム・サーベルは通常時よりも遥かに出力が増しており、ハンブラビを一刀両断。Zガンダム本体もビーム・ライフルの直撃を何度受けてもひるむことなく、ヤザンが「バリアか!?」と驚くという、得体の知れない力を発揮していました。これを踏襲してか、『スパロボDD』でもバリアが発生する性能になっていますね。

 エマ・シーンいわく「人の意志を吸い込んで自分の力にできる」というZガンダム。その秘密は、搭載された“バイオセンサー”にあります。バイオセンサーは小型化されたサイコミュ装置で、ニュータイプの感応波(サイコウェーブ)により機体を制御し、追従性を高めるという装置。これがカミーユの強烈な感応波を受け、想定外の動作をしたことで、Zガンダムに超常的な力を与えたのだとされています。

 なお、バイオセンサーの開発にはニュータイプ研究に一日の長があったジオン軍残党・通称アクシズからアナハイム・エレクトロニクス社への技術供与があったという説もあり、後には後継機であるZZガンダムや、簡易量産型であるリ・ガズィにも搭載されています。

  • ▲ちなみに今回のイベントボスは、ジェリドのガンダムMk-IIと、あしゅら男爵の飛行要塞グール。ジェリドと筆者は先行テストプレイ時から浅からぬ因縁があるので、旧友と再開したようなうれしさがあった。元気だったかい?

2020年もX'mas限定パーツ2種登場! メグが限界ギリギリのプレゼント仕様に!?

 予想通りやっぱり来ました、クリスマス限定パーツ! 今年は、ディーダリオン用の“聖夜の贈り物”と KG-6 スレイプニール用の“白雪の中の贈り物”の2種がラインナップ!!

SSR 聖夜の贈り物

【ユニットパーツデータ】聖夜の贈り物


聖夜の贈り物の評価(SS)

 サブの効果が攻撃力・防御力が3.5%増加し、攻撃・防御タイプのみさらに攻撃力・防御力が2%増加するというもの。“シンデレラとの邂逅”や“甲児への祈り”と同様で、攻撃・防御の支援としてはトップの効果。

 さらに精神コマンドは“屈強(1アクションの間、攻撃力・防御力が30%増加する)”が2回。これも加味すれば、間違いなくタイプ別ではトップの支援パーツといえる。少なくとも1枚は入手しておいて損はない。

SSR 白雪の中の贈り物

【ユニットパーツデータ】白雪の中の贈り物


白雪の中の贈り物の評価(SS)

 サブの効果は、攻撃力が7%増加しバランスタイプのみさらに攻撃力が3.5%増加するもので、バランスタイプではこれまで“イカヅチ・リボルブ”や“ラッシング・ポッパー”といった必殺パーツにしかついていなかった高水準のものとなる。

 与ダメージを1.6倍にする“魂”も2回ついており、攻撃に関しては“真夏の任務”に勝るとも劣らない出来。“超高速ミサイル”などで射程を伸ばせば、安全な位置から強力な攻撃を仕掛けていけるだろう。

 いかがでしょうか。どっちもキュート! 例のごとく、Dクリスタル250個で、どちらかのパーツが確定排出される特別なガシャが開催されているので、ぜひ挑戦してみてください。もちろん筆者も回してみましたよ。ディーダリオンが主戦力の一角なので“聖夜の贈り物”がほしい!!

 みごと一本釣り、イェェェェェェァァァァァァァァァァァァァァ!! 精神コマンドの“魂”が使えるようになる“白雪の中の贈り物”も魅力的ですが、これまでにスレイプニールの必殺技SSRパーツがひとつも当たっていないので……。

 ところで、ここ……なんですけど、やばくないですか?

 大門恵留さん、あなたもしかして、はいてな……あらヤダはしたない!

 ……大満足でございます。ありがとう確定ガシャ! “聖夜の贈り物”が出るまで回すことも覚悟していたので、Dクリスタルがかなり節約できました!!

 ここで浮いた分は、ゲッターノワール1、2号機用のSSR必殺技専用パーツ“ゲッタービーム”が当たる“二つの選択肢”4ステップアップガシャにぶっ込むぜ!!

 ということで、今年の『スパロボDDコラム』はここまで! 筆者も今年はこれで仕事納めでございます。読者の皆様も、1年間お疲れさまでした。

 『スパロボDD』は来年もさらなるパワーアップを続けていくと思いますので、まだまだキリコと地獄に……じゃなかった、本『スパロボDD』コラムにお付き合いいただけますと幸いです。

 次回は、開催中のイベント“ゲッターノワール 二つの選択肢”をはじめ、2021年を迎えた『スパロボDD』の動向を紹介していきますよ! それではみなさま、よいお年を!!





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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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