PS5にもオススメ! 3万円で買えるゲーミングモニター3選

松野将太
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 PlayStation 5やXbox Series Xといった新型ゲームハードが登場したことはもちろん、パソコンの性能向上によるPCゲーミングの快適さがアップするなど、2020年はとくにゲームにかかわるハードウェアをめぐる環境変化が著しい年だったと言えます。2021年を迎えるにあたり、自宅のゲーム環境を更新しようと考えている人も多いのではないでしょうか。

 快適なゲーム環境を整える場合、PC・コンシューマを問わず、まず検討しておきたいのがゲーミングモニターです。ゲーム向けの製品は、高いリフレッシュレートによるなめらかな画面描画、HDR対応による豊かな表現など、一般的なモニターを使うよりも、より充実したゲーム体験をサポートしてくれるのが特徴です。

 この記事では、比較的購入しやすい3万円以下のゲーミングモニターの選び方や、オススメの製品などを紹介していきましょう。

3万円以下でも144Hzクラスのハイリフレッシュレート対応は当たり前

 最初にモニターを選ぶうえでのポイントとなる、いくつかのスペックについて簡単に解説していきます。早くオススメモニターを知りたいという人は、一気にそちらの見出しまで飛んでもらっても大丈夫です!

 3万円以下のゲーミングモニターは全体で見ると比較的安価な部類に入りますが、近年の製品は、この価格帯でもほとんど当たり前のように144Hz以上のハイリフレッシュレートでの描画に対応しています。

  • ▲1秒間における画面の更新回数を表すリフレッシュレートは、なめらかにゲームを描画するためには重要なスペックです。3万円以下のゲーミングモニターでも、ほとんどの製品が144Hz前後のハイリフレッシュレート対応を実現しています。

 そもそもリフレッシュレートとは、1秒間にモニターの画面が更新される回数のことで、多くの一般的なモニターは上限が60Hz(1秒間に60回の画面更新が可能)に設定されています。ゲーミングモニターは、このリフレッシュレートを120Hzや144Hzといった高い値に設定することで、同じ1秒間の映像でもよりコマ数の多い、なめらかな画面描画を実現できるわけです。

 実際は、描画されるゲーム側のフレームレート(1秒間に描画されるコマ数。単位はfps)も同じように60fpsを超えている必要があります。つい最近まで、高フレームレートの対応はほとんどがPCゲームの特権とされてきましたが、PS5やXbox Series Xといった最新ゲームハードにおいては、最大120fpsの高フレームレート描画が可能になりました。これにより、ハイリフレッシュレート対応モニターの活躍の場は以前よりも広がったと言えるでしょう。

 現在は360Hzの超ハイリフレッシュレートに対応する製品もありますが、3万円以下のゲーミングモニターにおける最大リフレッシュレートは、おおむね120~165Hzといったところ。目視でその差を判別することは困難で、どれも一般的なモニターよりもなめらかな描画を実現できることには変わりありません。とりあえずは、ハイリフレッシュレートに対応しているかどうかを確認すれば十分といえるでしょう。

解像度やパネルサイズは、フルHD・25インチ以下の製品がほとんど

 一方、3万円以下のゲーミングモニターでは、採用する解像度、液晶パネルの大きさはあまり選択肢がありません。ほとんどの製品が、24~25インチ前後でフルHD解像度(1920×1080ドット)といったスペックを採用しており、サイズと解像度に関してはほとんど横並びと言っても過言ではないでしょう。4Kクラスの高解像度液晶、32インチ越えの大型モニターなどは、おおむねこれ以上の価格帯になってしまいます。

  • ▲IPS方式を採用するパネルは視野角や発色に優れる反面、応答速度が遅い製品もあるため注意が必要です。とはいえ、近年は低価格でも高速なIPSパネルを採用した製品が増えています。

 3万円以下のモニターを選ぶ際はほかのポイント、たとえばパネルの駆動方式、応答速度、G-Sync compatibleなどの画面同期機能に対応しているかどうかがポイントになってきます。

 パネルの駆動方式は、視野角が広く色の再現性も良好になりやすいIPS方式が人気ですが、VA方式やTN方式に比べて応答速度が低くなりやすいといったデメリットもあるため、スペックで確認しておきたいところ。応答速度は、多くのゲーミング向け製品で3~4ms(GtoG)以下に抑えられており、あまりシビアな反応を求めない場合はこれで十分でしょう。こだわるのであれば、0.5msや1msの高速応答が可能な製品も3万円以下で購入可能です。

  • ▲画面のチラつき(テアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑制するのが画面同期機能。

 画面同期機能に関しては、フレームレートとリフレッシュレートのミスマッチにより起こりやすくなる画面のチラつき(テアリング)やカクつき(スタッタリング)を抑制できるため、できれば利用したい機能といえます。この価格帯では、NVIDIA GPU搭載PC向けの“G-Sync compatible”やAMD GPU搭載PC向けの“FreeSync”に対応した製品がありますが、製品によって採用はマチマチなため、しっかり確認しておきましょう。

オススメのゲーミングモニターを紹介

 これまでの解説を踏まえてうえで、オススメの3つのモニターを紹介していきます。

BenQ MOBIUZ EX2510

実売価格2万9500円前後

 液晶サイズ24.5インチ、解像度フルHDのモニターです。3万円以下の製品では充実した性能・機能が特徴で、駆動方式はIPS方式、リフレッシュレートは144Hz、応答速度は1msと、しっかりゲーミング向けで求められる仕様を備えています。また、HDR10に準拠したHDR表示が可能となっているのもポイントです。低価格でもリッチな描画を実現したいゲーマー向けの製品と言えます。

ASUS VG258QR

実売価格2万5800円前後

 液晶サイズ24.5インチ、解像度フルHDのモニターです。駆動方式はTN方式、リフレッシュレートは最大165Hz、応答速度は0.5msと、低価格ながら高速な表示が可能なのが魅力と言えます。ただし、DisplayPort入力時は最大165Hzのリフレッシュレートを発揮できるものの、HDMI入力時はリフレッシュレートが最大120Hz、DVI入力時は144Hzと入力端子の選択により若干落ち込んでしまう点には注意が必要です。FreeSync、G-Sync compatible対応。

MSI Optix G241

実売価格2万3800円前後

 液晶サイズ23.8インチ、解像度フルHDと、若干コンパクトな画面サイズのゲーミングモニター。駆動方式はIPS方式、リフレッシュレートは最大144Hz、応答速度は1msと、IPSパネルを採用しつつゲーミング性能も高めです。いずれも手堅いスペックであり、FreeSync Premiumにも対応するため、比較的小さめのパネルを求めているゲーマーにはおすすめしやすい製品でしょう。