『ぷよクエ』×『銀魂』コラボインタビュー。双方の“らしさ”が全開で見どころ満載のコラボに仕上がった!

電撃オンライン
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 セガが配信しているアプリ『ぷよぷよ!!クエスト』では、1月12日~2月1日まで人気コンテンツ『銀魂』とのコラボイベントを開催中です。それを記念して、電撃オンラインでは開発者インタビューを行いました。

 今回の『ぷよクエ』と『銀魂』のコラボイベントでは、『銀魂』キャラクターが登場する特別なシナリオを楽しめます。

 そこで今回のインタビューでは、コラボに登場するキャラクターの選定理由やシナリオの見どころについて開発スタッフの方々にお聞きしたので、ぜひご覧ください!

『ぷよぷよ』風にデフォルメされた『銀魂』キャラクターに注目!

――今回のコラボが決まり、仕事として依頼されたときの感想をそれぞれお聞かせください。

開発スタッフ:『銀魂』は週刊少年ジャンプ連載当初から好きで、ずっと読んでいました。コラボが決まった時はうれしかったです。

――それまで『銀魂』について、どのような印象がありましたか?

開発スタッフ:ギャグとシリアスな面のギャップが、とてもおもしろい印象がありました。マンガだけでなくアニメも拝見していましたが、声優の皆さんがキャラクターと一体化したかのような、熱量の高い演技が印象的な作品でしたね。

 メタ要素や毒のあるギャグは原作通りですし、アニメならではの表現も多く、作り手側の方々が本当に作品を愛していらっしゃるんだな、という思いが強かったです。

――登場するコラボキャラは、どのように決められたのでしょうか。

開発スタッフ:『銀魂』は、万事屋メンバーを中心に作中の人気キャラクターをメインで選定しました。『ぷよクエ』側の登場キャラクターは、『ぷよぷよ』の世界に『銀魂』のキャラクターたちがやって来たらどうなるのか……と考えた時に、マッチしそうな人たちを中心に選定しています。

――『銀魂』のキャラクターを『ぷよクエ』のキャラとしてデザインするに際して、特に意識された部分はありますか? また、難しかったところはどこでしょうか?

開発スタッフ:顔のデフォルメを作る時、『銀魂』キャラの雰囲気を損なわないように目や鼻、顔全体のバランスを注意しました。

 『ぷよぷよ』キャラに比べると『銀魂』のキャラクターたちの等身は高いので、本作での体形にデフォルメする点が難しかったです。

――今回のコラボキャラでお気に入りのキャラクターを教えてください。

開発スタッフ:どのキャラも魅力的で好きなのですが、プラカードを持ったエリザベスが特に気に入っています。エリザベスの雰囲気は『ぷよぷよ』のキャラと似ているような感じがして、とても親近感を持っています。

――コラボイベントといえば、パプリスのデザインが気になります。今回のパプリスの目玉ポイントはどこになるのでしょうか。

開発スタッフ:目玉というほどではありませんが、エリザベスの腕組みに耳が巻き込まれて、ちょっとよれているところです。

――今回銀さんはシェゾ、神楽はアルル、新八はクルークと衣装が入れ替わっています。衣装をひっくり返すアイデアはどこから生まれたのでしょうか。

開発スタッフ:シナリオをご提案した時、「万事屋の3人がぷよ勝負をするなら、おそらく正攻法では挑まないだろう」という発想から、あのスタイルでの登場を考えました。

 キャラと物語はどちらもほぼ同時で進行していましたが、『ぷよぷよ』キャラの衣装を銀さんたちに着てもらうことが決まってからは、それを生かせる物語を考えていったという感じですね。

ボリュームたっぷりの物語。登場キャラクターは最大数!

――限定ストーリーのあらすじを教えていただけますでしょうか。

開発スタッフ:万事屋メンバーが本作の舞台である“プワープアイランド”にやってきて、バカンスだ! と羽目を外して楽しんでいたところ、うっかり高額の費用を請求されてしまうことに。

 そこに「ぷよ勝負大会に参加すれば、賞品の『おとしだま』を得られる」という話が舞い込み、おとしだまをバカンス代に充てるべく、銀さんたちが「新春ぷよ勝負大会」に挑戦することになる……といった感じで始まります。今回はボリュームたっぷり、全6話でお届けします!

――『銀魂』はギャグ路線とシリアス路線がありますが、方向性などは御社から提案されたのでしょうか?

開発スタッフ:セガでいくつか案を作成し、ご提案しました。せっかくのコラボですので、普段の『ぷよぷよ』キャラだけでは展開できないようなお話を用意したいと考え、『銀魂』らしいエッセンスを取り入れつつ、クライマックスもありつつの……という形になっています。

 いつもまんざいデモを読まれている『ぷよクエ』ユーザーの皆さまにも、新鮮な印象になっていたらうれしいです。

――シナリオの内容については『銀魂』サイドと何度かやり取りがあったのでしょうか。また、やり取りで印象的だったことはありますか?

開発スタッフ:何度も綿密にやり取りさせていただきました。「それはキャラクターの行動理念に合っているか?」といった部分を重点的にご指摘いただいて、物語のクオリティーがぐっと上がったことが印象的でした。

 もうひとつ印象的だったことを挙げるとしたら、集英社さまにシナリオなどをご確認いただいた際に週刊少年ジャンプの編集長からコメントをいただいたことです。『銀魂』がジャンプにとって非常に重要な作品であることを実感しましたし、『ぷよクエ』チーム一同、さらに気合を入れて取り組もうと思った瞬間でした。

――キャラだけではなくセリフや他の要素でも『銀魂』が好きな人が驚くような掛け合いなどはあるのでしょうか。

開発スタッフ:今回コラボに登場するキャラクターは、ゲーム内で流れるボイスを収録しておりますので、アニメではおそらく見られない、“れんさ”の数字を数える『銀魂』キャラたちに注目していただければ幸いです。

 定春も、ちゃんと数えてくれています!

――いつも以上に登場キャラが多いと感じたのですが、コラボストーリーを作る際に制約などはあるのでしょうか?

開発スタッフ:特に制約はありませんが、デザイナーがコラボ準備期間内に描き切れる人数に収める必要がありますので、今回はかなり無理をいって用意してもらいました。書き下ろしイラストを使用したコラボでは、初登場キャラだけで史上最大の登場数になったと思います。

――『銀魂』のキャラ、『ぷよクエ』のキャラの共通点はありましたか。

開発スタッフ:「ふふふ」のような、人間の見た目ではないのにしゃべったりする生き物に遭遇しても、そういうこともあるか、という感じで流せるところです。

――ストーリーを考えるにあたり、『銀魂』と『ぷよクエ』をうまくリンクさせるために苦労された部分はありますか。

開発スタッフ:『銀魂』も本作も“フシギな生き物たちと同じ世界で暮らしているファンタジー”であるところは共通でした。ですが、『銀魂』に合わせると突き抜けたギャグによって、いつもの『ぷよぷよ』と比べると少し過激に、『ぷよクエ』に合わせるとツッコミ不在のドタバタコメディーになってしまうので、落としどころを探すのが大変でした。

 とはいえ、妥当なところに落ち着かせてもせっかくのコラボがもったいないので、『銀魂』のみなさんのパワーをかなりお借りすることで、いつもの本作のテイストを引き継ぎつつも、ちょっと違う毛色のお話になったのではないかと思います。

――ストーリーやセリフまわしで、苦労したところ、特にこだわったところは?

開発スタッフ:本作にはボケっぱなしのキャラが多いので、必然的に『銀魂』の皆さんにたくさんツッコミを入れてもらわなくてはいけなかったことです。また、『ぷよぷよ』の世界では“勝負”といえば“ぷよ勝負”なので、『銀魂』ならではのかっこいいバトルシーンを自然に入れられるかが少し心配でした。

 最終的にどうなったかは、限定ストーリーを読んで確かめてみてください!

――「これは外せない」と意識された部分はありますか。

開発スタッフ:真選組の沖田さんがセガ派であることです(コミックス第17~18巻「Owee篇」より)。コラボ企画の初回の打ち合わせで「沖田さんはセガ派ということでよろしいでしょうか?」というむちゃくちゃな質問をしたのですが、快くお返事していただき、『銀魂』サイドの皆さまの懐の広さを感じました。本当にありがとうございます。

――コラボを楽しみにしている読者にひと言お願いします。

開発スタッフ:いつも楽しんでくださっている方も、今回のコラボをきっかけに初めて本作に触れる方も、『銀魂』と『ぷよぷよ』の両方を満喫できるようなコラボになったと思っています。メインのイベントも2本立てとなっており、過去最大のボリュームでお届けしますので、楽しんでいただけたら幸いです。

 また、いつもコラボの時はタイトル画面、ホーム画面、BGMをコラボ一色にすることが本作の恒例行事ですが、今回、ホーム画面が最高に『銀魂』らしさを発揮していますので、ぜひマナーモードを解除して、BGMとともにご覧ください!

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