神浜マギアユニオン(2)~元マギウスの灯花、ねむ、みふゆ、そして万年桜のウワサ【マギレコ2部:集結の百禍編考察2_2】

そみん
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 アニプレックスのiOS/Android用RPG『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝(マギレコ)』の第2部“集結の百禍編”が展開中です。

 その物語をより楽しめるよう、ストーリーの流れをまとめつつ、物語の背景を読み解く考察記事をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

【もくじ】
神浜マギアユニオン(2)~元マギウスの灯花、ねむ、みふゆ、そして万年桜のウワサ
 ・里見灯花(さとみ・とうか)
 ・柊ねむ(ひいらぎ・ねむ)
 ・梓みふゆ(あずさ・みふゆ)
 ・万年桜のウワサ(まんねんざくらのうわさ)/通称:柊桜子(ひいらぎ・さくらこ)
 ・その他のマギウスの翼メンバーたち(白羽根と黒羽根)

神浜マギアユニオン(2)~元マギウスの灯花、ねむ、みふゆ、そして万年桜のウワサ

 この記事では、神浜マギアユニオンに所属する数多くの魔法少女のなかから、かつてマギウスの翼の幹部であるマギウスだったメンバーを中心に紹介していく。

里見灯花(さとみ・とうか)

●ゲーム内プロフィール

 魔女化のない世界を作ろうとしている魔法少女。入院していた里見メディカルセンターの院長の娘で、幼くして天体物理学を修めた理系の天才。普段は無数の機器に囲まれながら研究を続けており、夢は宇宙の全てを知ること。

【ポイント】
・聖リリアンナ学園(小学5年生)
・元マギウス
・自動浄化システムの生みの親

 第1部でいろはたちと敵対したマギウスの翼の幹部で、3人のマギウスの1人。自動浄化システムの生みの親で、“変換”を司っていた。


 第2部では、入院時に親友となった環うい、柊ねむとともに神浜マギアユニオンのメンバーとなった。


 天才でありながら、極度の合理主義者で人の心を考えない部分もあり、神浜東の魔法少女のリーダーである和泉十七夜からは“おガキ様”とあきれられることも。

 また、自動浄化システムの影響で魔法少女同士の殺し合い(血の惨劇)を行う羽目になったプロミストブラッドからは、特に恨まれている。


 魔法少女の存在を世間に公表したいと考えている学者・里見太助とは叔父・姪の関係で、里見太助の娘である里見那由他とは従姉妹関係にある。

 かつて、自分が魔法少女となる前に里見太助の論文を読んだ灯花は、その論文をバカにしたことがあり、そのことを謝罪した今も、那由他は灯花のことを強く憎んでいる。




 なお、第1部で灯花とねむがマギウスとして犯した罪については、サブイベント“ユメミルサクラ”で裁判的なものが行われ、一度は死刑判決も出たが、最終的には無力化=魔法少女への変身を禁じることで一応の決着を見せている。

柊ねむ(ひいらぎ・ねむ)

●ゲーム内プロフィール

 魔女化のない世界を作ろうとしている魔法少女。自己承認欲求を満たすために物語を書き始め、ネット上で掲載すると天才作家と呼ばれるようになった。だが、今まで誰も彼女には接触できていない。夢は世界中に自分の物語を具現化させること。

【ポイント】
・参京院教育学園(小学5年生)
・元マギウス
・“ウワサ”の創造主

 第1部でいろはたちと敵対したマギウスの翼の幹部で、3人のマギウスの1人。自動浄化システムの生みの親で、“具現”を司っていた。

 第1部の最終決戦でういの記憶を取り戻し、自分の命や魂をかけてアリナとの勝負に打ち勝った。








 第2部では、入院時に親友となった環うい、里見灯花とともに神浜マギアユニオンのメンバーとなった。

 物語を紡ぐことが得意で、彼女のWeb小説は書籍化が騒がれるほど。第1部に登場した多くの“ウワサ”の創造主でもあり、最後に生み出したウワサ・風の伝道師のウワサは、非魔法少女の佐鳥かごめに憑依し、“リィちゃん”と呼ばれている。その際の代償として足が動かなくなり、第2部では車イスでの生活を送っている。

 余談だが、アルティメットまどかの魔法少女ストーリーでは、本来的に環いろはは魔法少女にならない運命であり、それにともない、環うい、里見灯花、柊ねむも魔法少女にならずに病死する運命だったことが明かされている。









 観測によると、あるとき、いろはが学校への近道を探そうとした際に小さな石を蹴ったことが大きな影響につながるというバタフライ・エフェクトが起きた結果らしいが……。なんにせよ、神浜市、そして環いろはは、アルティメットまどかにとっても干渉が難しい特異点的なものとなっているようだ。










梓みふゆ(あずさ・みふゆ)

●ゲーム内プロフィール

 7年間、やちよのパートナーとして魔女と戦ってきたベテランの魔法少女。自身の魔力が衰えていることを実感してから、ひとりの女性としての幸福を得るために、マギウスの翼の幹部になった。優しいが心は弱く、判断を誤ることが間々ある。

【ポイント】
・水名女学園卒業生(現在は浪人生)
・七海やちよの元パートナー

 七海やちよの幼馴染で、かつてはコンビを組んでいた。第1部では、やちよの前から姿を消した後、マギウスの翼に所属して敵対することもあったが、第1部後半で和解し、第2部では神浜マギアユニオンに所属している。
(みふゆも“ユメミルサクラ”の裁判で裁かれたが、執行猶予付きの監察処分に落ち着き、魔法少女としての活動はほぼ制限されていない)

 7年にわたって魔法少女として生きていることから魔力の衰えを感じていたほか、やちよとともにチームを組んでいた雪野かなえや安名メルが命を落としたことによるショックなどを経て、魔法少女の解放を唄うマギウスの翼に参加していた。


 なお、天音月夜は水名女学園の後輩にあたり、彼女、ひいてはその双子の妹である月咲をマギウスの翼に引き込んだ。

万年桜のウワサ(まんねんざくらのうわさ)/通称:柊桜子(ひいらぎ・さくらこ)

●ゲーム内プロフィール

 4人の少女が自分の所に訪れて、満開の花を咲かせることを待ち望んでいたウワサ。現在は内容の調整と現代技術の応用によって外でも活動しているが、常識が欠けており特異な人物として見られている。いつも山か大好きな人の所に帰りたい。

【ポイント】
・南凪自由学園(高校2年生)
・人間や魔法少女ではなく“ウワサ”

 環いろは、環うい、里見灯花、柊ねむの4人の想いによって生まれたウワサで、創造主である4人を守ることを最優先と考えて行動している。



 二葉さなと交流があったアイちゃん(名無し人工知能のウワサ)、佐鳥かごめに憑依しているリィちゃん(風の伝道師のウワサ)同様、ウワサのなかでは珍しく、しっかりとした自我があり、人間と会話ができる。また、コンピュータのサーバーと意識をつなぐことで、ネット上の知識を吸収することも可能。

 生まれたばかりなので年齢的には1歳と言えるが、外見的には高校生で、柊ねむの手引きのもと、南凪自由学園に高校2年生として通っている。その外見から、“桜の下の君”、“桜の美少女”などと呼ばれ、新聞部の観鳥令が撮影した彼女の写真の売れ行きも好調のようだ。
(観鳥令によって、柊桜子は新聞部のマスコット的な存在となっている)

 なお、神浜市の南部にある南凪自由学園には、南の魔法少女のリーダーである都ひなの(高3/化学部部長)をはじめ、中等部に観鳥令、高等部に枇々木めぐる、南津涼子、由貴真里愛と多くの魔法少女が在籍している。
(南津涼子とは同じクラスのクラスメートでもある)

 “新たな息吹より”、“忘却の輪舞曲は久遠に睡る”、“ウワサアクアリウムへようこそ”、“桜の轍”など、万年桜のウワサを主役格としたイベントが多く、その成長が丁寧に描かれていることもあり、第2部でも重要な役割を果たす可能性が高い。




その他のマギウスの翼メンバーたち(白羽根と黒羽根)

 マギウスの翼は3人のマギウス(アリナ・グレイ、里見灯花、柊ねむ)と特別な幹部(梓みふゆ、巴マミ)の下に、下部構成員となる黒羽根と、その黒羽根を指示する白羽根が存在していた。

 ここでは、主な白羽根と黒羽根についてリストアップして紹介する。

 なお、ほとんどのメンバーは神浜マギアユニオンに合流したが、一部は魔法少女至上主義を掲げるネオマギウスに参加し、一部はなんらかの理由をもって独立をたもっている。

 また、保澄雫はかつて黒羽根に所属していたが、第1部後半で自主的に離脱。深月フェリシアや佐倉杏子なども、情報集などのため、一時的に黒羽根に所属していたことがある。

 特殊な例として、柚希ほとりの双子の妹である柚希りおんは、本人自身はマギウスの翼に所属していたと思っているが、それは記憶が改竄されたもの。“お月見は優雅な茶会のあとで”で明かされているように、りおんが魔法少女となったのは第1部のイブの事件が終わり、マギウスの翼が解散した後のこと。



 りおんの願いにより世界が書き変わった際、りおんはほとりと一緒に“自分たちを救ってくれた白羽根に憧れてマギウスの翼に入った”という記憶に書き変えられた。その事実は七瀬ゆきかのみが知っている。

 そのため、正確にはりおんはマギウスの翼所属ではなかったが、あえてこの項目に記載する。



 余談だが、アニメオリジナルキャラクターの黒江も黒羽根の一員となった。

【白羽根】

・天音月夜(水名女学園:高2)

●ゲーム内プロフィール

 月咲の双子の姉にあたる、解放を望む魔法少女。普段から箏曲、毛筆、舞踊などの稽古に勤しみ、優れた腕前を持つ。後輩や同期からの信頼も厚いが、気を許せる仲の人は居ないため、妹の月咲と一緒にいるのが最も心が安らぐ。

・天音月咲(工匠学舎:高2)

●ゲーム内プロフィール

 月夜の双子の妹にあたる、解放を望む魔法少女。実家の竹細工工房で、父とその弟子のために、家事や家計を一手に引き受けている。明るく友人が多い性格だが、自身の本音をさらけ出せるのは月夜だけだと思っている。

・観鳥令(南凪自由学園:中3)

●ゲーム内プロフィール

 善悪関係なく全てを撮って伝える、ゴシップ生成魔法少女。学校の問題から俗っぽい生徒間のネタまで収集するので、恐れられているが、同時に皆を楽しませている。実は趣味で撮っている“今日のネコ日記”が、生徒には一番人気があるらしい。

【黒羽根】

・牧野郁美(栄総合学園卒業生)

●ゲーム内プロフィール

 いつ如何なるときも可愛くいたい、ぶりっ子魔法少女。日頃はメイド喫茶でメイドさんとして働き、思う存分キュンキュンビームを炸裂させている。しかし、センスがやや古臭いせいか、意図せずコミカルキャラを確立してしまっている。

・七瀬ゆきか(水名女学園:高1)

●ゲーム内プロフィール

 幼い頃から敷かれたレールを踏み外さないで生きてきた魔法少女。お嬢様育ちで何事もそつなくこなすが、周囲が才媛揃いのため自己評価は極めて低い。退屈な日常に飽きあきしていたが、魔法少女になってからは一転、トラブルに巻き込まれてばかりいる。

・柚希ほとり(聖リリアンナ学園:中1)

●ゲーム内プロフィール

 ヒーローに憧れる魔法少女。戦隊ものに出てくるような強くてカッコいいヒーローが理想で、日々近づくために努力している。しかし超ビビり気質なので、ヒーローになるどころか、わがままな双子の妹に虐げられっぱなしである。

・柚希りおん(聖リリアンナ学園:中1)

●ゲーム内プロフィール

 双子の姉への独占欲が強い、超ド級のシスコン魔法少女。姉に近付く人は誰であろうと邪魔者扱い。怒りの原因は全てヤキモチ。ここまで姉を愛しているのに、愛情表現がひねくれ過ぎており、常に空回り。姉には想いがまったく伝わっていない。

・宮尾時雨(工匠学舎:中学生)

●ゲーム内プロフィール

 ネオマギウスに所属する警戒心が強い魔法少女。心を許した相手としか話さず、常にひとりで周囲に憐れまれている。だが、人より魔法少女が優れているという思想が彼女を支えている。警戒する要因である母親のことは大好きだけど大嫌い。

・安積はぐむ(大東学院:高校生)

●ゲーム内プロフィール

 ネオマギウスに所属する自分に自信が持てない魔法少女。マルチタスクが苦手で、複数のことを同時に頼まれると慌ててしまう。自己評価が低く流されがちだが、周囲の人に認めて欲しいという思いを抱えている。裁縫などチマチマしたことが好き。

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※データは編集部調べによるものです。
(C)Magica Quartet/Aniplex・Magia Record Partners

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マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

  • メーカー: アニプレックス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2017年8月22日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝

  • メーカー: アニプレックス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2017年8月22日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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