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『Ghost of Tsushima』は開始1分で興奮! 物語や綺麗な景色、九死モードを堪能【綾那のゲームに夢中】

綾那
公開日時

※『ゴースト・オブ・ツシマ』は、CERO Z(18歳以上のみ対象)のソフトです。
※18歳未満の方は購入できません。

 さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第42回をお届けします。

 皆さん、ゲームしてますか?

 今回、書かせていただくゲームは昨年、2020年にとても話題となったタイトル……

 『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』です。

 私が初めて『Ghost of Tsushima』をプレイしたのは12月末。発売当初から評価が高く、至るところで「神ゲー」と評されている噂は耳にしていて気になっていたので、発売から少し時間が経ってしまっていたのですが、遊ばせていただきました。

 開始1分で「何だこれ? 何だこれ!? 映画? このゲーム半端ないって!」と興奮しましたね。


 ビックリしました……これを海外のゲーム会社が開発しただなんて……というくらいに素晴らしい時代劇。

 鎌倉時代をベースにしているのも粋ですよね。日本人が作っても難しい時代だと思うのに、ここまで美しく残酷な世界を作り上げていることに感嘆しました。

 最初に感動したのは「こんな綺麗なチュートリアル、見たことない」です。

 紅葉で紅く染まった幻想的な場所で、主人公の境井仁が伯父の志村に稽古をつけてもらうことに。

 この時はまだ紅葉の“赤”ですが、いずれ仁は大切な人や対馬を守るため、人の血の“赤”に染まるのです。『Ghost of Tsushima』はどこの画面を切り取っても美しいタイトルですが、このチュートリアルのインパクトはすごかったです。

 また本作は、昔のモノクロ映画のような画面になる“黒澤モード”を搭載しているほど、黒澤明監督をリスペクトしています。

 そのため、風や雨、煙などの自然の動きも注目の1つ。

 「やりすぎなのでは?」と思うほど強い風ですが、人物が静だったとしても風が動となり、迫力を感じるんですね。自然の荒々しい感じが、黒澤監督の画を彷彿とさせるのも粋です。

▲ただ走っているだけなのに、このような絶景を味わえます!

サブストーリーも止められない物語

 ストーリーは歴史の授業で習った“元寇”にフォーカスがあたっています。小茂田浜の戦いで蒙古に敗れるも、命だけは奇跡的に助かった主人公の境井仁。

 敵の捕虜となってしまった対馬の地頭である伯父・志村と対馬を救うために、仁は仲間を集めて、冥府から蘇った“冥人(くろうど)”となりて、モンゴル軍のコトゥン・ハーンを倒すべく修羅の道を歩んでいくこととなります。

 最序盤こそ仁は、武士として正々堂々、敵と戦うことに執着しているのですが、それでは対馬の民を守れないことを悟り、暗殺や奇襲を用いだします。

 武士で奇襲を用いた戦法が初めて使ったのが源義経と言われていて、この時代は名乗りをあげるのが武士の礼儀作法。名乗りの口上中は攻撃してはならないというルールがあるようです。

 魔法少女が変身している時に攻撃してはならないに通ずる部分があるので、そう聞けば現代の人も納得するのではないでしょうか。

 ですが、これは日本のみの礼儀であって、当然モンゴル軍には関係ないんですよね。

 外からの侵略者には武士のルールを捨てないと民を守ることができないのですが、“武士の誉”をなくしたわけではない。頭の固い仁としては、ここで葛藤するのです。

 しかし葛藤の末、隠密して蒙古を暗殺するようになる仁。どれだけ民の命を大事にしてるかが分かります。

 私は堂々と戦うより、忍のように隠密に徹して暗殺する戦闘スタイルが好きなのですが、仁の誉ある信条にも惚れているので、時折、正々堂々と一騎打ちを申し込んで楽しみました。

 『Ghost of Tsushima』はメインだけでなくサブストーリーもおもしろく、装備や型などが手に入るので積極的にやっていったのですが、まぁすごいですね!

 何がすごいって、サブストーリー1つ終えたと思ったら2つくらい増えているほど。

 終わらない! ためにためた夏休みの宿題くらい、終わらない!!

 サブストーリーを消化していこうとすると、本編の終わりが見えなくなるほどのボリュームです。

 ちなみ、マップは広いのですが“ファストトラベル”というワープ機能があるので、本編を進める前に気軽にサブストーリーを遊べちゃうんですよね。

 馬で駆けていくのは、それはそれで気持ちがいいのですが、遠い道のりを駆け続けていく必要はありません。

 やめられない、終わらない。

  • ▲石川先生の話を進めていてイラっとした仁の図(未遂)。

ここがすごいよ! 『Ghost of Tsushima』

 次に私がすごいと思ったのはフォトモード。

 スクリーンショット(SS)を撮ることに全力を尽くす私は、『Ghost of Tsushima』をプレイする前からSNSなどで拝見するSSの素晴らしさに、いつか自分でも撮りたいと思っていたのです。

 実際に触ってみるとやっぱり神だぜ、フォトモード!

 時間設定、フィルター効果、色補正や露出、風の強さ、仁の表情などなど、いろいろといじることができるのです。

 そして先述したように、どこを切り取ってもホント、画になるんです!


 景色が綺麗なので観光気分でフォトモードを起動しています。

 スタンプを付けるとポスターのように見えるので、よくスタンプを押しちゃいますね。

 次に「そう来たか!」と思ったのが、目的地までの道を教えてくれるのが“風”だとということ。

 亡き父が風を吹かせて、仁の進むべき道を教えてくれているのです。

 撮影がヘタで申し訳ないですが、なかなかの強風なので分かりやすいです。

 他にも狐や犬、イノシシに熊などの獣たちも魅力の1つ。

 特に狐! ずっと追いかけていたいくらい、カワイイです! ただ全然カワイく撮れなくて絶望しています。

 熊はファーストコンタクトで襲われて即死したのがいい思い出。やはり熊は現実でもゲームでも最強なのであります。

 たまに面倒くさがって高いところからジャンプし、愛馬もろとも転んでしまうので、そろそろ影(馬の名前)から後ろ足で蹴られるかもしれません。

オンラインマルチプレイは体力勝負!?

 10月のアップデートで追加されたオンラインマルチプレイモード“Legends/冥人奇譚”もプレイしています。

 こちらは私の個人チャンネルで、『Ghost of Tsushima』をやっている人たちと共に“九死”モードをやったのですが、次々と襲いくる敵に翻弄されまくりました!

 私は狐面に一目ぼれしたので、最初は“刺客”を選択。

 大体、平均して1回の戦闘が25分くらいでしょうか。戦場を独楽鼠のように駆け回り、仲間とともに助け、助けられという仕組みはすごくおもしろいです!

 相手が強力なので、手ごわい戦いを生き残るためには体力が重要となります。周りが強すぎて、私はただ走っているだけのような気もしますが……。

 戦闘中に、行善が物語のようにナレーションするのも、自分の物語を感じられて気持ちが高まりますね。

 今後も“大禍”モードを目指して精進したいと思います!

 2020年の最高傑作の1つと言われている『Ghost of Tsushima』。本当にすばらしいタイトルだと思います。

 忘れかけていた日本の美しさが、このゲームにはあります。

 世の中が落ち着いたら、対馬へ聖地巡礼に行きたいものです。

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Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクションADV
  • 発売日: 2020年7月17日
  • 希望小売価格: 6,900円+税

Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ) デジタルデラックスエディション

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクションADV
  • 配信日: 2020年7月17日
  • 価格: 8,690円(税込)

Ghost of Tsushima(ゴースト オブ ツシマ)(ダウンロード版)

  • メーカー: SIE
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: アクションADV
  • 配信日: 2020年7月17日
  • 価格: 7,590円(税込)

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