『黒猫のウィズ』×『とある』シリーズコラボ記念! 阿部 敦さん&岡本信彦さんインタビュー【前編】
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- まさん
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コロプラから配信中のiOS/Android用アプリ『クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ(黒ウィズ)』で、現在『とある』シリーズとのコラボイベント“とある魔術と科学の魔道学園(クロム・マグナ)”が開催中です。
このコラボ開催を記念して、上条当麻役の阿部 敦さんとアクセラレータ役の岡本信彦さんのインタビューをお届けします。
このコラボイベントは『とある魔術の禁書目録(インデックス)Ⅲ』および、現在放映中のTVアニメ『とある科学の一方通行(アクセラレータ)』と、『黒ウィズ』がコラボレーションしたものです。
『とある』シリーズキャラクターのコラボカードを入手できる特別ログインボーナスや専用のイベントクエスト、アクセラレータと戦う協力バトルなどが楽しめる大掛かりなコラボ企画になっています。
電撃オンラインでは、前編と後編の2回にわたって、阿部さんと岡本さんのお2人に、コラボイベントのボイスを収録された感想や、10年以上に渡って続いている『とある』シリーズへの想いを語っていただきました。まずはインタビューの前編をご覧ください。
阿部さんと岡本さんから見た今の上条とアクセラレータ
──まずは、2人が演じている上条当麻とアクセラレータに関する今の印象から教えてください。
阿部さん:『禁書目録Ⅲ』の収録中もよく言われていたのですが、上条さんは無能力者(レベル0)ですけど、もはや人間じゃないと思っていて……。
岡本さん:言い方はよくないですけど、本当にしぶといですよね。
阿部さん:驚異の身体能力の持ち主ですね。今回のコラボだと浜面(はまづら)はいないですが、同じレベル0でも浜面は人間なのに上条さんは、空中にある瓦礫を足場にしてピョンピョンと飛んじゃう。
岡本さん:それも落ちてくる瓦礫の上を飛ぶんですよね。『禁書目録Ⅲ』では、せっかくアクセラレータが雪を利用して倒そうとしても、雪の薄い面を瞬時に見極めて、やり過ごす……そんな高校生います!?
阿部さん:そうだよね。遠距離からなら勝てるんじゃないのかって、誰もが思いますもん。アニメシリーズ第1期のころに指摘されていた対処方法をアクセラレータが実際にやったのにも関わらず、上条さんがその上をいっちゃうというね(笑)。
岡本さん:鎌池先生の手によって、あの手もダメだったと証明されてしまいました(笑)。
阿部さん:改めて、上条さん自身の印象について言いますと、彼は真っすぐに突き進む信念の人。「不幸だー!」なんて言いつつも、文字通り突き進んで体当たりで困難を突破していくキャラクターだと思います。
岡本さん:最近はもう、不幸過ぎて逆にラッキーなのかな? って思います。
阿部さん:そうそう。死中に活を求めるというわけじゃないけど……。本人は「不幸だ、不幸だ」と言ってるんですけど、ボクもラッキーな人だと思っています。
──岡本さんが演じているアクセラレータの印象はどうですか?
岡本さん:アクセラレータは最初に悪として出てきたわけですが、初登場の回では最後に「さ~て、問題です。学園都市最強の超能力者(レベル5)と言えば、誰でしょう、か?」と、ひと言だけ言うだけなんですよ。だけど、今でも忘れはしないですね。
あの時は、やっぱり自分でも緊張していたと思います。ただし、当時のあのひと言の雰囲気が今はあまりないというか……だいぶ丸くなられたなと(笑)。
阿部さん:素直じゃないけれど、そこが逆にアクセラレータのよさなのかなと思いますね。
岡本さん:最初は本当にやんちゃでしたよね。でも、上条さんにボコボコにやられて次に出てきたときは、やんちゃ方面ではなく「クールに寄せてください」という演出を受けていました。その時から、もう初期の……言ってしまえばイキッた感じはなくなっていたのですが、そこからさらに数年経って、ちょっとローテンションになったかなという感じがありますね。
阿部さん:上条さんになぐられて1回負けて、ラストオーダーと出会ってバディを組んで……。本人は認めていないでしょうけど、ずっと一緒にいていろいろな影響をいろいろな人から受けてるんですよね。あと、アクセラレータは上条さんのすごい大ファンなんだなと思ってます。
岡本さん:そうですね。『禁書目録Ⅲ』では、ついに「ヒーロー」って呼んじゃいましたからね。
阿部さん:それって、アクセラレータは上条さんをヒーローだと思ってるってことだと思うんですよ。上条さん自身は気づいてないけれど、ちょっとこじれたファンなんだなって。ほほえましいよね。
──“とある魔術と科学の魔道学園(クロム・マグナ)”では上条当麻とアクセラレータだけではなく、インデックスやラストオーダーも登場します。それぞれについての印象を聞かせてください。
阿部さん:インデックスとはずっと一緒にいてお世話をしつつも、じつは上条さんのほうが、ちょっとだけインデックスの存在に依存している感がうっすら見えますね。
『とある』シリーズはちょくちょく恋愛描写も入っていて、上条さんのことが好きだったり、アクセラレータのことが好きだったりするキャラクターがいます。でも、インデックスにしてもラストオーダーにしても、上条さんとアクセラレータがお互いにバディを組んでいる相手には、恋愛というより家族感が強いんですよ。
岡本さん:言われてみると、確かにそうなんですよね。常に一緒にいるからかな?
阿部さん:もちろん、家族愛が男女の愛に変わる可能性もありますが……。家族のような感じがしているから、そりゃインデックスがピンチになったら助けますよね。俺からすると、インデックスはお世話しないといけない子かな?
──阿部さんから見ると、上条さんのほうがインデックスへ依存しているように見えるんですね。
阿部さん:彼は記憶をなくして、なぜインデックスと一緒にいるのかわからないままいるじゃないですか。気が付いたら一緒にいて、それに対する負い目もある気がします。
あと、『禁書目録Ⅲ』ではインデックスが魔術と関係ないハイジャックに巻き込まれて、そこで上条さんが怒るのですが今までとは怒り方が違うんですよ。義憤で怒っているのではなくて、単純にすごく個人的な、ちょっとドロッとした怒りのような感じを受けました。
いつもの正義の怒りというより、もっと広く個人的な怒りですね。そこは原作小説を読んでいた時から、個人的な怒りなんじゃないのかと思っていました。
──なるほど。同じバディという存在として、ラストオーダーについてはいかがですか?
岡本さん:ラストオーダーがいなくなる=自分も動けなくなるということでもあり、自分の過去に対する清算でもあったりと、いろいろとありますが……。
ラストオーダーは絶対に守らなきゃいけない対象の1人で、阿部さんもおっしゃったように恋愛ではないような気がします。ラストオーダーがアクセラレータをどう思っているのかはともかく、アクセラレータからラストオーダーへの感情は恋愛ではないのかな?
阿部さん:ラストオーダーは、“ママみ”があるよね。子どもだし天真爛漫だけど、時折見せる「聖母かよ!」みたいな“ママみ”。
岡本さん:そうそう。“ママ”みがありますね。『禁書目録Ⅲ』で、アクセラレータに「ストップ!」と言った瞬間も、狂犬を扱うような感じでした。
阿部さん:あの場面は印象的だったよね。本当に心の底から、自分には絶対危害を加えないということがわかっているみたいで、傍から見ていてもすごいと思うんですよ。
岡本さん:それにカワイイんですよね、やっぱり。ずっと笑顔なのがいいと思います。
阿部さん:成長が楽しみだよね。
──コラボキャラクターとしては、オリジナルの御坂美琴にも大きなスポットが当たっていますが、彼女についてはいかがでしょうか?
岡本さん:個人的には、よく第三位になれたなという印象が強いですね。確かに勝ってはいるのですが、周りが強すぎるんですよ。実力的には、学園都市に7人しかないほかのレベル5の人たちのほうが強すぎませんか!?
阿部さん:まあ、あれは単純に強さだけで決まってるわけじゃないから。貢献度で決まっているんだよね。
岡本さん:そうなんですよ。だから、もしかすると“絶対能力進化計画(レベル6シフト計画)”に、クローンの遺伝子情報の提供者として参加したのが第三位になれた理由なのかもしれないと思っていて……。そう考えると、なかなか闇が深い。
阿部さん:学園都市は、闇が深いからね。
岡本さん:彼女が自分のクローンとしゃべってる時って、どんな気持ちなのかなって思いません? 殺されるためのクローンなのに……。
阿部さん:そこを乗り越えているから、強い子だと思いますよ。強い子なんだけど、やっぱり、ただの中学生なんですよね。お姉さん肌になったり、『とある科学の超電磁砲(レールガン)』ではヒーローになったりもするんですけど、ただの中学生の女の子だから「そんなに無理しなくてもいいのに」と思う瞬間がある。それなのに、行動力があるからロシアまで来ちゃうんですよ。
上条さんの記憶がない、という秘密を知っているのはインデックスと美琴が主なところだと思いますが、インデックスに関しては自分から打ち明けていて、美琴に関しては知られてしまったというところがあり、無視できない存在なんじゃないかなと。
個人的には、10年かかってやっと自分の気持ちに気付いてくれたのがデカいかな。美琴も恋愛を自意識として持てたんですよ!
岡本さん:本当に長かったですからね……。むしろ、今までなぜ気づかなかったのと思うくらい。
阿部さん:それも含めて、やっぱり中学生なんでしょう。
『黒ウィズ』ファンも『とある』ファンにもたまらないコラボレーション!
──コラボでは、いろいろなボイスを収録されたと思いますが、印象に残ったものはありますか?
岡本さん:アクセラレータが「●●クゥゥゥン?」って呼ぶシーンがあるんですよ。そこは「木ィ原クゥゥゥン?」と同じ言い方にしたほうがいいだろうなと思って、同じように演じたことが印象に残っています。
阿部さん:そこも含めて『とある』シリーズからの名言が多いですね。ファンが聞いてみたいあの名言やこのセリフが、『黒ウィズ』仕様になって収録されているんです。自分で演じていても、『とある』シリーズファンの皆さんが聞きたいセリフは相当な数が入っていると感じました。メチャクチャ語りましたからね。説教っぽいセリフもたくさん言いました(笑)。
そういう意味では、印象に残っているセリフというと、やっぱり説教のシーンですね。「その幻想を~」というセリフも入っていますし、みなさんが「コレだよね!」となるセリフがたくさん収録されています。
──セリフの面でも楽しみですね。ちなみに、コラボに登場する上条たちのグラフィックをご覧になっていかがでしたか?
阿部さん:協力バトルを触らせていただけたのですが、3Dモデルがこんなになめらかに動くんだなって驚きました。
岡本さん:あんなに動くとは思わなかったですね。すごくカッコよかったです。黒翼の描写も見させていただいたのですが、上条とのバトルシーンも躍動感がありました。
阿部さん:あそこ、アクセラレータがメッチャキレてましたね。
岡本さん:協力バトルの最後のほうの暴走シーンですよね。確かにキレてました(笑)。
阿部さん:カードイラストも、『禁書目録Ⅲ』仕様でカッコいいですよね。上条さんって、普段はエフェクトを背負うことがなくてなぐるだけなのですが、カードだとエフェクトを背負っているんですよ。そこがカッコいい!
岡本さん:確かに、彼がエフェクトを背負うことってないですよね。
阿部さん:立ち絵も『黒ウィズ』仕様でカワイイ感じになっているんです。原作小説のイラストとはちょっと違うテイストなのですが、かわいらしくていいですよ。
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クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
- メーカー: コロプラ
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年4月22日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
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クイズRPG 魔法使いと黒猫のウィズ
- メーカー: コロプラ
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2013年3月5日
- 価格: 基本無料/アイテム課金