『バイオハザード RE:バース』体験レポート! 歴代のヒーロー&狂暴なクリーチャーが一堂に会して大激突

Z佐藤
公開日時

 『バイオハザード』シリーズ25周年タイトル『バイオハザード RE:バース』のクローズドベータテストの様子をお届けする。

 世界中のファンが大きな期待を寄せるシリーズ最新作『バイオハザード ヴィレッジ』。その購入者に、オンライン専用タイトル『バイオハザード RE:バース』が無償提供されることが発表された。

 ゲームの発売に先駆けて行われたクローズドベータテストについてレポートする。なお操作方法はPS4版のもの。

シリーズで人気のキャラクターが集結!


 『バイオハザード RE:バース』では、シリーズの人気ステージを舞台に構築されたゲームワールドで好みのキャラクターを選び、4人~6人のプレイヤーで対戦バトルを繰り広げる。カジュアルなお祭り作品を目指しているという。

 今回のクローズドベータテストバージョンでは、ルールはデスマッチ、ステージはラクーン市警察署、制限時間は5分に固定されていた。時間経過後、さまざまな行動で獲得した得点によって順位が決まり、1回のプレイが終了する設定で進行した。


 今回のベータテストで選択できたのは、クリス・レッドフィールド、ジル・バレンタイン、レオン・S・ケネディ、クレア・レッドフィールド、エイダ・ウォン、ハンクの6人。それぞれ身体能力、武器(2種類)、パッシブスキル、アクティブスキル(2種類)が異なり、キャラクターごとに立ち回り方も大きく変わった。すべてのプレイヤーが全キャラクターを選択できるため、人気のキャラクターを取り合うことなくプレイできた。

 6人の中で扱いやすく感じたのはクリス。パッシブスキルとして、体力が低下するとB.O.W.へのダメージが上がる“オリジナルイレブンの矜持”。アクティブスキルとして、一定時間、致死量のダメージを受けても死亡しなくなる“不屈の闘志”と、前方へ強力なパンチを放つ“強化外骨格「AMG-78」”を備えているため、対人間、対B.O.W.ともに力を発揮してくれた。


 一方、アクションが得意でない人にオススメできそうなキャラクターはクレア。パッシブスキルの投擲武器“改造オルタネーター”で相手を感電させて、そのスキに射撃で倒すという戦術で手堅くキル数が稼げそう。その他にもアクティブスキルとして、透明化して足音を消すことができる“光学迷彩”を持つハンクは、初心者から上級者まで人気が出そうだと感じた。

ウィルスによる変異でB.O.W.でも戦える!

 バトルにおいて予測不可能のイレギュラー的な要素であり、大きな魅力となっているのがB.O.W.への変異。

 人間状態の時に“ウィルス”を入手していると、体力が0になった時にB.O.W.に変異し、その恐るべき身体能力と2種類のアクティブスキルを駆使して戦うことができる。どんなB.O.W.に変異するかは“ウィルス”の所持数で変わり、0個はファット・モールデッド、1個ならハンターγかジャック・ベイカーのいずれか、2個ではネメシスかスーパータイラントのいずれかにランダムで変身する。

 クリーチャーになると、熱を感知して壁越しに相手の姿が見えるようになるため、追跡が容易に。



 クリーチャーの中では、個人的にジャックがお気に入り! 武器のチェーンソーハサミは攻撃範囲が広くて扱いやすく、アクティブスキル1には至近距離でパンチをお見舞いし、問答無用で相手を家族に迎え入れる“お前も「家族」だ”を、アクティブスキル2には広範囲の回転斬りを繰り出す“チェーンソーハサミ大風車”を備えており、いずれも強力だ。

 一方、ウィルス2個で変異できる可能性があるネメシスは、アクティブスキル1で地面から出現させた触手で相手を突き刺す“追跡触手”を、アクティブスキル2で“ロケットランチャー”を使用可能。

 そしてスーパータイラントは、アクティブスキル1で前方へダッシュして斬り上げる“ダッシュ斬り”を、アクティブスキル2では前方へとびかかり、強力な爪で高威力かつ広範囲の叩きつけ攻撃を行う“飛びかかり”が可能。2体とも極めて高い戦闘能力を備えている。

操作はシリーズの基本を踏襲しつつ新要素も!


 キャラクターの操作は、左スティックで移動、右スティックでカメラの操作、L2ボタンで武器を構える、R2ボタンで射撃を基本とし、方向キーか△ボタンで武器の変更を、左スティック+〇ボタンでクイックターンができる。


 これに加えて、L1ボタンでアクティブスキル1、R1ボタンでアクティブスキル2が使用可能。ただし、アクティブスキルは1度使用するとゲージが回復するまで使用できなくなる。また、回避は左スティック+×ボタンで使用が可能。ただし、回避を使うにはゲージが必要となる。

 この2つの要素をいかに使いこなすか、という点が立ち回りのうまさに影響する仕組みになっている。

 人間のキャラクター同士で撃ち合う正統派のシューティングゲームと、人間とクリーチャーが激突する『バイオハザード』スタイルのバトル、そしてクリーチャー同士でぶん殴り合う超絶モンスターバトルの3つのテイストが同時に楽しめるという欲張りなゲームデザイン。

 激闘のさなかに3つのテイストが目まぐるしく切り替わるので、気を抜くヒマがないくらい白熱したバトルが楽しめる。


 自分を倒した相手をクリーチャーになって追いかけたり、追ってくるクリーチャーを迎え撃ったり、混戦状態の場所に飛び込んで複数のプレイヤーをまとめて倒したりと戦術もさまざま。自分のスタイルや状況を見ながら戦うことが可能だ。TPS(三人称のシューティングゲーム)が苦手という人も、クリーチャーで大暴れするだけでも痛快&爽快なので、この新機軸のプレイフィールをぜひとも味わってほしい。

ボーナスを獲得して1つでも上のランクを狙おう!

 今回プレイしてわかったなかで、ランクアップのために覚えておきたい要素を解説する。

 まずは“リベンジ”という要素。これはキルコンボの継続中、自身がキルされるとコンボは途切れるが、リスポーン後、自分をキルした相手を倒せばコンボが再開され、リベンジを成功させると特別ボーナスが獲得できるというもの。逃さずリベンジしてボーナスをゲットしたい。

 また、ファット・モールデッド以外のB.O.W.は、瀕死の人間キャラクターに特定のアクティブスキルを当てると特別な演出が見られるフィニッシュ技に派生し、特別ボーナスを獲得できる。


 テクニック的な部分では、銃器で攻撃する際は相手の頭部を狙う“ヘッドショット”を行うことでより大きなダメージが与えることが可能。また、マップには“ロケットランチャー”や“グレネードランチャー”、“スパークショット”といった特殊武器がランダムで配置される。それらを活用することでも有利に戦える。


 その他に上手なプレイヤーの戦い方を見ていると、やはり回避とアクティブスキルの使い方が的確なので、プレイを重ねてテクニックを磨いていきたいところだ。


 あちこちで夢の対決が実現したり、これまでに操作できなかったクリーチャーでド派手に大暴れできたりと、『バイオハザード』25周年を記念するのにふさわしい、にぎやかでお祭り騒ぎのバトルを満喫できるタイトル。今回体験したデスマッチのルールについて言えば、短時間であと腐れなくサクサク楽しめるのも魅力だ。

 テクニックを研ぎ澄ますことで上達したり、より上位を狙える部分もあったりして時間を忘れて楽しめた。恐らく他にもルール、ステージ、キャラクターが用意されていることが考えられ、ファンサービス的な催しもありそうなので、今後の情報からも目が離せない!

©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
©CAPCOM CO., LTD. 2021 ALL RIGHTS RESERVED.
※画像は開発中のもの。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

関連する記事一覧はこちら