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『BBDW』の前に知っておきたい『ブレイブルー』の物語。世界観や歴代作のあらすじをチェック!

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 アークシステムワークスが運営、リンクトブレインが開発する『BLAZBLUE(ブレイブルー)』シリーズのスマートフォン向けRPG『BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR(ブレイブルー オルタナティブ ダークウォー)』(以下、『BBDW』)を楽しむ上で、知っておくとさらにおもしろくなる! そんな『BLAZBLUEシリーズ』の世界観をご紹介します。

 本作は、2D対戦格闘ゲーム『BLAZBLUE』シリーズの続編。スマートフォンアプリになったことでゲームジャンルをRPGに一新し、誰でも気軽に遊びやすい作品になりました。

 『BLAZBLUEシリーズ』の魅力と言えば、手に汗握る熱い展開が盛りだくさんのストーリーと、作り込まれた設定の数々です。

 そこで、今回は『BLAZBLUE』の世界観をギュッと凝縮した形でご紹介。ここで紹介する内容を踏まえてゲームをプレイすれば、より『BBDW』の物語を楽しめること間違いなし!

『BLAZBLUE』とは

 『BLAZBLUE』シリーズは、2008年からアークシステムワークより発売されている2D対戦型格闘ゲームです。

 数ある格闘ゲームの中でも特にストーリーと世界観の作り込みが特徴的な作品で、対戦要素だけでなく、キャラクターたちが織り成す物語だけでも楽しめるほどの奥深い内容が展開されます。

 ストーリーでは、一度は崩壊した世界、主人公が最強の“魔道書”を持っている、各キャラクターに隠された能力があるなど、男心をくすぐるような熱い展開が多く、ハマる人はドハマりするタイプの物語です。

 2008年に、シリーズの幕開けとなる格闘ゲームのアーケード版『BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER』が稼働開始。その後も根強い人気を誇り、ゲームだけでなく漫画や小説、2013年にはTVアニメ化など、幅広いコンテンツ展開を行っています。

『BLAZBLUE』はどのような物語?

 『BLAZBLUE』は第1作目の『BLAZBLUE CALAMITY TRIGGER』から、ラグナ編が完結する『BLAZBLUE CENTRALFICTION』まで、全4作品で一直線上のストーリーが描かれ続けてきました。

 もちろん、全ての作品のストーリーを知っていれば『BBDW』を隅から隅まで楽しめますが、重要なポイントを押さえておくだけでも問題なくストーリーを楽しめます。

 今回は「これだけ知っておけば基礎の基礎は問題なし!」という部分をご紹介していきます。

世界観

 A.D.2100。突如出現した怪物“黒き獣”によって、人類は危機的状況を迎えていました。

 その怪物に対抗するため、人々は“術式”を会得。その力で『黒き獣』を討ち取り、新しい文明を築いていました。この戦いは、後に“暗黒大戦”と呼ばれるようになります。

 しかし、続いては術式の適応力が原因となり、人々の間で争いが発生。再び世界は動乱の時代を迎えます。“魔道書”を管理している“統制機構”と、彼らの支配に異を唱える“イカルガ連邦”の衝突。

 長い戦いの末、勝利した統制機構によって世界は管理されていきます。

 そこからさらに数年。統制機構の管理する街“第十三階層都市カグツチ”に、ある一人の男が現れます。

 彼こそ、本シリーズの主人公にして、最強の”蒼の魔道書”を持ったSS級の反逆者“ラグナ=ザ=ブラッドエッジ”。そして、記憶を失った少女“ノエル=ヴァーミリオン”も、運命に導かれるように彼と出会います。

 2人の出会いをきっかけに、世界は再び大きな動乱の時代を迎えるのでした……。


登場する重要なキーワード

 『BBDW』のストーリーを読む上で、知っておきたいキーワードをご紹介します。

暗黒大戦

 “黒き獣”の出現により起こった、人類と怪物による戦い。

 対抗手段を持たない人類は滅びを待つ一方でしたが、六人の英傑“六英雄”が現れます。

 その中の1人である大魔道士ナインは、怪物に対する対抗手段となる“術式”を生み出し、人類は辛うじて危機を免れるのでした。

 『BLAZBLUE』の原点となるこの戦争は、未だに明かされていない部分が多く、本作『ブレイブルーオルタナティブダークウォー』はこの戦いを紐解く物語になっています。

術式

 暗黒大戦中に六英雄ナインが生み出した力。

 魔法のようなものですが、同時に科学の力も融合させており、これまでにない全く新しい原理で、さまざま効果を発揮します。

魔道書

 術式を発動するために用いられる書物のこと。名前のように本の形をしているとは限らず、さまざなま形状で世界に存在しています。

世界虚空情報統制機構(統制機構)

 暗黒大戦後に、魔道書を管理するために誕生した機関。しかし、その実態は独裁統治であり、世界の各地から統制機構に対する反発が起こっています。

イカルガ内戦

 術式に適性を持つ“統制機構”と、その独裁に反発する“イカルガ連邦”による人類同士の戦争。この戦いの後、世界では勝利した統制機構による統治が続いています。

ラグナ=ザ=ブラッドエッジ

 『BLAZBLUE』の主人公。“蒼の魔道書”を持ち、各地の統制機構の支部を破壊してまわっており、SS級犯罪者として指名手配されている人物です。

 歴代シリーズの物語を通して、彼の出自は世界の根幹に大きく関わるものであることが明らかになります。

 『BBDW』の公開情報では、まだラグナの存在が明確に明かされていません。

蒼の魔道書(ブレイブルー)

 魔道書の中でも“最強”と呼ばれる、周囲の生命力を奪う能力を持つ最強の魔道書。

 形は不定形であり、ラグナ=ザ=ブラッドエッジの元では彼の右腕となっています。

蒼の継承者

 真の『蒼』を受け継ぐ者のこと。蒼の継承者は“眼の力”で強大な事象干渉を行い、世界の行く末を左右する“アマテラスユニット”の在処を認識できます。

 さらに、通常では認識できないものまでも“観測る(みる)”ことができるようになる能力を持っています。

タカマガハラシステム

 三つの人工知能によって構成された、世界の時空間を管理するシステム。“観測者”としての力を持ち、世界の存続のために観測を続けている。

魔道協会

 どこの国にも属さない組織。ここでは、世界の裏側で受け継がれてきた“魔術”が管理されており、それらの使い手が集う場所です。

 協会内には、10人の選ばれし魔道士による意思決定機関が存在し、それに属する者は“十聖”と呼ばれています。

 協会には併設された学園が存在しており、『BBDW』の主人公は転校生として魔道学園に転入してきます。

歴代タイトルとそのあらすじ

 これまで発売(稼働)されてきたタイトルは4種類。各タイトルにて地続きの物語が展開されおり、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』にて、ラグナ編の物語は完結を迎えました。

CALAMITY TRIGGER(カラミティトリガー)

 全ての物語はここから始まりました。

 SS級反逆者「死神」ラグナ=ザ=ブラッドエッジがカグツチに出現。賞金首の出現情報を聞きつけ、賞金目当てに彼を追う者、蒼の魔道書を狙う“第七機関”、さらに統制機構までもが、彼の跡を追い掛けます。

 ラグナの目的は、統制機構支部の最深部の“窯”にて精錬される少女“ν-No.13-8(ニューサーティーン)"の誕生を阻止すること。しかし、ラグナとニューは“黒き獣”の片割れのような存在であり、不意を突かれたラグナはニューと融合。その結果、現代に“黒き獣”が再び現れてしまいます。

 “黒き獣”の誕生を察知した世界を管理するシステム“タカマガハラ”は、世界の時間を巻き戻してそれを阻止。こうして、世界は何度も同じ100年を繰り返しています。

 次の100年でも、ラグナとニューは融合して、再び世界は時を巻き戻すはずでした。

 ノエル=ヴァーミリオンが、ニューと共に窯に落ちたラグナを助けるまでは……。

CONTINUUM SHIFT(コンティニュアムシフト)

 シリーズ2作目となる本作では、シリーズを通して最大最悪の脅威ともいえる“テルミ”との闘いが幕を開けます。

 ラグナとノエルの出会いをきっかけに、世界は無限のループから抜け出すことができました。同時に、統制機構に一矢報いるというラグナの目的は果たされつつありましたが、真の目的は未だに残っていました。それは、復活を果たした邪悪な存在である“テルミ”を倒すことです。

 器であるハザマの身体を使って暗躍するテルミ。しかし、テルミの本当の狙いはマスターユニット“アマテラス”を認識する能力を備えたノエルだったのです。

 そして、テルミの裏にはさらなる黒幕の影が……。ラグナが立ち向かうべき敵がついに明らかになります。

CHRONOPHANTASMA(クロノファンタズマ)

 シリーズ3作目にして、物語はクライマックスに向けて動き出します。

 テルミの行動を操っていたのは、統制機構の主である帝でした。その思惑に対抗するため、ラグナは反旗を翻すために仲間たちと力を合わせます。

 そして、戦いの中で、ラグナは自身の過去と、呪いにもなっている“蒼の魔道書”と向き合うことを決意。そして、明かされていなかった歴史の真実を知ることになります。

 それと同時に、帝の計画も本格始動。世界各地に点在する窯を一斉に解放し、生きとし生けるものの魂をすべて精錬する“滅日”を起こそうとします。

BLAZBLUE CENTRALFICTION(ブレイブルー セントラルフィクション)

 ついにクライマックスを迎えるシリーズ4作目。

 帝という皮を脱ぎ捨て、ラグナたちの前に正体を現した冥王・イザナミ。

 彼らはイザナミの力で異空間に送られ、過去と同じ世界で同じ体験をする偽りの世界に閉じ込められてしまいます。現実の世界では、イザナミが再び“滅日”を起こそうと準備を進めていました。

 既視感のある日常に違和感を感じるラグナたち。果たして、彼らと世界の運命は……?

シリーズ最新作は新境地のスマホRPG

 『BBDW』は、対戦格闘ゲームからジャンルを一新し、誰でも気軽に遊びやすいスマホRPGに。誰でも気軽にプレイすることが可能です。

 ゲーム性は変わっても、シリーズの魅力である重厚なストーリーと魅力的なキャラクターはそのまま。『BLAZBLUE』の面白さを保ちつつ、その魅力を存分に味わえる形になっています。

 ブレイブルーの正統後継作品として登場する『BBDW』。これまで明らかになってこなかった歴史の真実が、長い時を経てようやく明らかになります。

 今回ご紹介した内容を踏まえた上でゲームをプレイすれば、より重厚なストーリーを味わうことができます。ようやく明かされる“世界の秘密”を、お見逃しなく!

(C) ARC SYSTEM WORKS
※画面は開発中のものです。

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR

  • メーカー: アークシステムワークス
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2021年2月16日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

BLAZBLUE ALTERNATIVE DARKWAR

  • メーカー: アークシステムワークス
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: RPG
  • 配信日: 2021年2月16日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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