推理ADV『リーガルダンジョン』Switch版が発売決定

電撃オンライン
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 『PLAYISM』は、個人インディーゲーム開発者Somi氏が開発する『リーガルダンジョン』のNintendo Switch版を2月25日に配信開始することを発表しました。

 以下、リリース原文を掲載します。

 ゲームパブリッシングブランド『PLAYISM』(運営:株式会社アクティブゲーミングメディア)は、個人インディーゲーム開発者Somi氏が開発する『リーガルダンジョン』のNintendo Switch版を2月25日に配信開始することを発表しました。また、本日2月18日よりニンテンドーeショップにて予約販売を開始いたしました。

捜査書類を読み解き、法と証拠で被疑者と戦い、有罪、無罪の意見を提出せよ。

 本作は韓国のインディーゲーム開発者Somi氏による「罪悪感三部作」の2作品目のタイトルです。(1作目は『REPLICA(レプリカ)』、3作目は『The Wake』)警察が舞台ですが、ゲームは「検察に提出する意見書類を作成する」ことで進むという異色作です。

供述書や判例を読み解き、捜査書類をダンジョン内で作成

 プレイヤーは新人女性警部補「清崎蒼」となり、供述書や判例などのテキストを読んで、それを元にキーワードを選んで「ダンジョン」内で被疑者とバトルをし、検察に提出する「意見書」を完成させます。

 法律や判例など書類作成時に判断に迷う部分は、AI アシスタントの「あおい」が常にガイドしてくれます。なお清崎蒼には「HP」が設定されており、ダンジョン内のバトルでHPがゼロになったり、時間制限付きのバトルでは時間を過ぎたりすると、ゲームオーバーとなります。

被疑者を起訴するも不起訴にするもあなた次第

 蒼が扱う事件は、侮辱や窃盗、殺人など様々です。検察へ被疑者の起訴書類を送るのか不起訴の意見書を送るのかは、プレイヤー自身が決定できます。そして、その決定は被疑者の人生はもちろん、蒼の人生にも影響を与え、物語は分岐していきます。




あなたの決断が「評価」につながる

 被疑者を起訴すればするほど、警察内における「成果ランク」は上がります。また適用法によって、警察内部でスコア(点数)がつけられており、これが所属する警察署や蒼の評価に影響します。

 しかし、あなたの書類をもとに、検察が「起訴/不起訴」を判断します。検察が被疑者を起訴したとしても、裁判所の判決により無罪となることもあります。その判断が一致しない場合、検察や裁判所からのあなたの「法機関評価ランク」は下がってしまいます。

 警察内の評価、また法機関からの評価、いずれも低すぎるとゲームオーバーとなってします。正義を貫くのか、自分の名を上げるのか。判断に迫られながらあなたは捜査を進めることとなり、様々な罪悪感に苛まれることになるでしょう。

プレイした者の心に問題を突きつける社会派ミステリー

 本作最大の魅力は、上述のような特異なゲームシステムをも内包したうえで展開されるそのストーリーテリングにあります。本作のすべての謎を解き明かした時、物語は一つに収束し思わぬ展開を迎えます。

 硬派な社会派ミステリーやサスペンス好きの方も唸る構成となっています。「ダンジョン」とは何なのか。『リーガルダンジョン』における「真の犯人」とは。すべてを終えた時、開発者Somi氏の祈り、あるいは痛みのような「何か」を確かに感じられるでしょう。




ローカライズを手掛けたプチデポットによる描き下ろしキーアート

 本作の日本語ローカライズは、『グノーシア』、『メゾン・ド・魔王』開発チームであるプチデポットが手掛けており、Nintendo Switch版のキービジュアルは、プチデポット「ことり」氏による描き下ろし作品となります。

プチデポットからのコメント

 リーガルダンジョンは、書類を作るゲームです。主人公は警察の捜査チームのリーダーとして、捜査員たちの報告書や供述書などを読み、容疑者を起訴するか否かの意見書を作ります。

 「書類には、人格も感情も存在しない」

 ですが、この書類によって容疑者やそのまわりの人々、そして主人公の運命も変わっていくことになります。作者のSOMIさんは、実際に法執行に関わるお仕事をなさっているそうで、ゲームに登場する事件や人物からは、経験に裏打ちされた「強さ」を感じます。

 そしてこの物語には、強さと共に、SOMIさん自身の「祈り」がこめられています。この「祈り」に触れた我々は、この物語がしっかり届くように、翻訳のお手伝いを申し出ることになりました。別に求められていたわけでも何でもなく、そうすべきだと思ったからです。

 リーガルダンジョンの翻訳をしている間は、とても実り多く、充実した時間でしたよ。(ちなみに拙作グノーシアのリリース直前だったので、リーダーには黙ってコッソリやってました)

『リーガルダンジョン』作品情報

ニンテンドーe ショップ

開発元:Somi
発売元:PLAYISM
ジャンル:推理ノベルアドベンチャーゲーム
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売:2021年2月25日(木)予定
価格:980円(税込)3/3まで10%OFF
レーティング:IARC 12⁺
対応言語:日本語・英語・簡体字・韓国語
権利表記:©2016, 2020 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc

『リーガルダンジョン』Nintendo Switch版発売記念「Somi作品」セール実施中!

 『リーガルダンジョン』のNintendo Switch版発売を記念して、3/3まで10%OFF でお買い求めいただけます。

 なお、同じくSomi氏開発の「罪悪感三部作」の第一作、『REPLICA』Nintendo Switch版の30%OFFセールも同時に実施中です。是非この機会にSomi氏の世界観をお楽しみください。

『REPLICA(レプリカ)』概要

 あなたは見知らぬ場所に拘束され、持ち主の分からない一台の携帯電話を持っています。管理体制下にある国家の強要によって、その携帯電話の中身を覗いて持ち主のテロ容疑の証拠を探して申告しなければなりません。

 もちろん最初の画面のロックを解除するパスワードすらわかりません。携帯電話に残された様々な手がかり―ショートメッセージなどの記録を覗き見て推理し、ソーシャルメディアアカウントのIDやパスワードを割り出して“持ち主のテロリスト容疑の捜査”を進めていくことになります。

 「他人の携帯電話の中にある私生活を覗きみる変態行為が、アナタをこの国最高の愛国者にしてくれるはずです。」

 というSomi氏の言葉にふさわしく、管理国家のシニカルな世界観、サスペンスとスリル、そして背徳感-「罪悪感」を味わえる、コンパクトながら濃密な体験ができる稀有なゲームです。




『REPLICA(レプリカ)』作品情報

ニンテンドーe ショップ

開発元:Somi
発売元:PLAYISM
ジャンル:インタラクティブノベルアドベンチャーゲーム
プラットフォーム:Nintendo Switch
発売:2020年11月7日(土)
価格:498 円(税込) ※3/3 まで30%OFF
CERO:B
対応言語:日本語・英語・簡体字・韓国語・イタリア語・スペイン語・トルコ語・ポーランド語・ドイツ語・ロシア語
フランス語・ポルトガル語(ブラジル)
権利表記:©2016, 2020 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc.

©2016, 2020 SOMI Inc., Licensed to and published by Active Gaming Media, Inc
※画面はすべて開発中のものです。※PLAYISM のロゴおよびシンボルマークは、Active Gaming Media Inc..の商標登録です。© 2011-2021 Active Gaming Media Inc.

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