【おすすめDLゲーム】『Valheim』は建築が楽しい探索サバイバルゲーム。綺麗なグラフィックを容量1GBで表現

sexy隊長
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 ダウンロード用ゲームから佳作・良作を紹介する“おすすめDLゲーム”連載。今回はPC(Steam)にてアーリーアクセス版が2月2日にリリースされた『Valheim』を紹介します。

 本作は、スウェーデン・シェヴデに拠点を置く“Coffee Stain Publishing”と、“Iron Gate Studio”が開発を手がけたオープンワールド型の探索サバイバルゲーム。採集やクラフトといった要素はもちろん、かなり凝った建築や広大な世界が楽しめると話題のタイトルです。

 同時接続プレイヤー数13万人突破した人気の『Valheim』の魅力に迫ります。なお、本記事は、ソロプレイ中心の序盤プレイレビューです。

『Valheim』とは!?

 本作は、北欧神話とヴァイキングをモチーフにしたオープンワールド型の探索サバイバルゲーム。Valkyries(ヴァルキリー)により、10番目となる北欧の世界“Valheim”へと運ばれるところから始まります。

 “Valheim”は鹿や猪といった野生生物やクリーチャー、そして神々に囲まれた地になっており、プレイヤーはそこで武器やアーマー、要塞、そして自身が休める拠点を建築するため、緑豊かな森林や雪で覆われた山々を探索し素材を集めます。

 最終的には、オーディンの古代の宿敵を倒し、Valheimに秩序をもたらすのが目的になっています。クラフトやサバイバルだけではなくストーリーや冒険要素があるのが本作の特徴です。

サクッとキャラが作れてすぐに始められる!

 本作のキャラメイクは、“性別”、“肌の色”、“髪型”、“ヒゲ”と色が変更できるくらいの簡易的なもの。キャラメイクが好きな方にはかなり物足りないと思いますが、サクッとキャラクターが作れてゲームが始められるので気軽にサブキャラが作れるという利点があります!

▲マルチ用にキャラを変更することがあるので、サクッと作成したりキャラ変更できたりするのはかなり利点です。

 キャラメイクが終わったら名前をつけて遊ぶワールドの名前をつけて生成したらゲーム開始できるので、かなりサクサクとゲームスタートできます。

 ここでサーバーをフレンドやコミュニティに変更すると、友人や野良で他の人のワールドに遊びに行くことができます! しかも本作は、キャラクターが所持しているアイテムを他のワールドに持ち込めるので、友人のワールドに支援しにいけるのが特徴。

▲サーバーを借りるなど、難しい設定なしでワールドが作れるので気軽にマルチプレイできるのがうれしい部分。

 気をつけることは、フレンドリーファイヤー設定があること。自キャラを殺されたり、所持アイテムを失ったりすることがあるという点です。もし野良で知らないワールドに行く場合は、サブキャラを使用して遊びに行くのが安全かもしれません。

 ゲームを開始するとプロローグが流れ、大きな鳥に運ばれ“Valheim”に降り立つシーンから始まります。

 降り立つ場所は、巨大な石に囲まれた祭壇。ここでチュートリアル兼進行役であるカラスの見た目をした“フギン”と出会い、今後何をすればいいのかを伝えられます。

 “フギン”は作中の色々なタイミングで登場し、その都度さまざまな情報を教えてくれるので、こういった探索サバイバルゲーム初心者でも詰まることなく進められると思います。


 ちなみに、この場所が初期リスポーン地点となるので、最初はこの付近に拠点を作っておくと楽になると思います。筆者は広大なマップでテンションがあがり、結構遠くに拠点を作ってしまい後悔しました(笑)。

  • ▲死んでしまうとアイテムを全ロストしますが、リスポーン後に建てられた墓標に触れると回収できます。

序盤はとにかく採掘と建築!

 ゲームがスタート! ……と言ってもプレイヤーが手にしているのは、松明とボロ布のチュニックのみ。これでは野生の猪にすら勝てず死んでしまう可能性があるので、まず最初に木を素手で伐採し、石を拾って“石斧”をクラフトすることが真のゲームスタートと言えます。

  • ▲何か新しいアイテムやイベントがあると、カラスの“フギン”が教えてくれます。
  • ▲インベントリ画面から行えるので気軽にクラフトできます!

 次に行うのは自身が休める拠点を建築すること。

 拠点を作りベッドで休むと、そこがリスポーン地点になったり、休息状態になって体力やスタミナ回復量がアップしたりという効果が得られるので、早急に作る必要があります。

 本作の建築はかなり細部へこだわりが感じられるのが特徴です。

 家を建てる際に壁と屋根を作るだけではなく、屋根の角度が選べるのはもちろん、梁を作れるというのがおもしろいところ。

 本作の建築物には耐久値が存在しており、家の土台や梁をきちんと作らないと重みで壁や屋根が建築できないというシステムになっています。そのため「適当に大きい建物が作ろう」と思っても建築できないので、土台からしっかりと考えて作る必要があるのがかなりおもしろいです!

 最初は小さい家から作っていき、増改築を繰り返し大きくしていくのがオススメです。

 ちなみに野生生物やクリーチャーは建築物に対して攻撃してきて耐久値を削って壊してくるので、塀などをしっかり作る必要があります。

▲梁のありなしの家。建築には重量の概念が存在し、柱や壁に対して一定以上の重さが掛かると崩壊するので頑丈な家作りを心がけたいです。

 家を建ててベッドを設置したら寝られるタイトルもありますが、ベッドの近くに“火”を設置しないと寝られないのが本作のもどかしいところ。

 この“火”の設置が初心者を結構悩ませるシステムになっています。

  • ▲火がないと寝られないシステムは個人的にはリアリティがあるので大好きな部分。

 ベッドの近くに火を設置するだけでいいのですが、家の外に設置しておくと雨が降った時に消えてしまい、寝られなくなります。

 家の中に設置すると煙が家中に充満してしまい酸素不足で火が消えるだけではなく、プレイヤーがダメージ受けるという仕様になっているので、最初は寝られなくて頭を抱えてしまいました。

 この解決策として、外に屋根付きの焚き火を建築するか、斜めの屋根と窓をつけて煙を外に逃がすといういろいろな解決策があるのですが、特に煙を逃がす方法という気流を使うシステムはさまざまな探索サバイバルゲームの中でも珍しいシステムだと思います。

  • ▲家の中に作ってみたパターン。このあと煙が充満しました(笑)。
  • ▲柵も作った筆者の最初の拠点……かっこいい!

 家を建築! 火の確保! 家を守る柵を建築! こちらが最初の流れになりますが、びっくりするぐらい木を使います。そのため、ソロプレイの筆者は開始から数時間、ず~~っと木の伐採を行っていました。

 「繰り返し同じ作業か……しんどいな……」と思う方もいるかもしれません。本作はプレイヤーにスキルがありますが、レベルアップしてスキルポインを振り分けるというシステムではなく、走れば走るほど“走る”のスキルがアップしますし、ジャンプを繰り返せば“ジャンプ”のスキルがアップするようになっています。

 そして“伐採”というスキルももちろんあるので、伐採を繰り返しているだけで伐採のスキルがアップして効率よく伐採できるので、繰り返し作業が無駄にならないシステムが素晴らしいです。

▲同じ作業の繰り返しでスキルアップするので行動に無駄がないのが素晴らしい!

 石斧などの装備品には耐久値が存在し、使っていると最終的には壊れて使用不可能になりますが、本作は装備品や建築物の耐久値は追加素材なしで修理できます!

 他のタイトルで、持ち物が“つるはし”で埋まることがあったと思いますが、1本持っていればなんとなるのが、本作最大の特徴です。

 筆者はそのことを知らずに、石斧を大量に持って伐採していました(笑)。

  • ▲修理をするには作業台が必要になるのですが、素材なしで修理できるのが本当に楽です! 石斧を大量に持っている時のキャプチャ画面です。

次の目標は狩りとボスの討伐

 探索サバイバルゲームの戦闘はシンプルなシステムが多いですが、本作は“攻撃”と“ブロック”と“回避行動”が存在するので装備が弱くてもプレイスキルで対抗できるのでプレイの幅が広がります。

 序盤は体力が低いので“ブロック”が特に重要になるのですが、中盤以降も“盾”でのブロックが重要行動になるので序盤からブロックを使った戦闘を覚えておくと楽になります。

 野生生物やクリーチャーを倒すと肉や皮といったアイテムが手に入ります。新しいアイテムを入手するとクラフトのレシピが解放されるシステムなので、探索しながら討伐もしていくことが重要です。

 特に討伐時に倒した相手の“トロフィー”を入手できることがあります。コレクション要素でもある“トロフィー”なのですが、ゲーム進行上とても大事なアイテムとなっているので、出会った野生生物などは仕留めることをオススメします。

  • ▲鹿は臆病ですぐに逃げてしまうので、戦闘時には弓矢が有効的。この弓矢をクラフトして使いこなすのが冒険の新しい一歩になります。
  • ▲倒した時に入手できる“トロフィー”。積極的に集めていきたいです。

 森などを探索していると祭壇を見つけることがあります。この祭壇で“とある行動”を行うとボスを召喚できるようになります。

 最初に出会うボスは“見捨てられしもの”のひとりである、電撃攻撃を得意とする巨大な鹿“イクスュル”ですが、ここに至るまでに培ってきた戦闘スキルでソロでも太刀打ちできます!


  • ▲“イクスュル”の祭壇とボスですが、初期リスポーン地点からすぐ近くにあります。戦闘用に装備を集めておけばソロでも倒せます!

 “イクスュル”を討伐すると、討伐相手のスキルが入手でき、次の目的地が“フギン”によって伝えられます。

 このように探索サバイバルゲームながらストーリーを進めていく楽しさも味わえる作品になっています。

ボス討伐まではチュートリアル! 船旅で世界は広がる

 最初のボス討伐までは基本的に“冒険”、“採掘”、“討伐”を学ぶチュートリアルといっても過言ではありません。

 本作の世界は“船”をクラフトして、大海原に出るところから始まります!

  • ▲海の向こうにかすかに見える島の姿。
  • ▲“いかだ”もクラフトができるのが本作の楽しいところ!

 最初は帆をつけた“いかだ”しかクラフトできませんが、後々は“ヴァイキング船”といった巨大な船までクラフトできるようになります。

 船に乗って他の島にいくと、今まであったことがない野生生物やクリーチャー、新しいアイテムなどが入手でき、新しいクラフトや新しい冒険が始まります!


  • ▲襲ってくる新しいクリーチャー。新しい島に降りるのも困難になります。

 この“いかだ”の操作が結構独特で、前進後退や左右で操作するのではなく風の方向を読んで帆の向きや上げ下げでスピードや進行方向を調整するという力学で操作していきます! ただでさえ難しく大変な操縦ですが、嵐が来て海が荒れるともう思った方向に進まなかったりと絶望感しかありませんが、海の怖さや臨場感が味わえるのが最高でした!

  • ▲荒れた海は操縦の難しさもありますが、視界不良で方向が分からなくなるのも困りよう。

インストール容量が1GBしかない驚きの軽さ!

 火の煙をはじめ、気流を使ったシステムが斬新な本作品ですが、インストール容量は1GBしかありません。

 探索サバイバルゲームとなると20GBや100GBに迫る作品がざらにあるのですが、『Valheim』は1GBという驚きの軽さです。

 グラフィックは、しっかり見るとローポリで粗いということが分かりますが、普通にプレイする分にはそこまで気になりません。むしろライティングやDoF(被写体深度)を効果的に使われているので、キレイなファンタジー世界が表現されていると感じました。


  • ▲容量1GBとは思えないぐらい、魅力的なグラフィックを堪能できます。

 アーリーアクセス版ですが完成度が高く、バグらしいバグもなく、おかしな日本語ローカライズもないのでかなり快適にプレイできました。

 アーリーアクセスは約1年間予定されているみたいですが、アーリーアクセス中も細かいアップデートがされているのでどんどんプレイが快適になっていきます。

 マルチ推奨と言われていますが、ソロでも最初のボス討伐や新しい島への冒険ができましたので、ストーリーも含めソロでのんびりやりたいという方にもオススメです!

  • ▲いろいろな地に拠点を作っていくのが本作の肝! 建築がずっと楽しい作品です。

『Valheim』

  • 開発元:Iron Gate AB
  • パブリッシャー:Coffee Stain Publishing
  • 対応端末:PC(Steam)
  • ジャンル:探索サバイバル
  • 配信日:2021年2月2日
  • 価格:2,050円