新たな謎で考察が楽しい『リトルナイトメア2』を紹介！ ステージも怖さもパワーアップ【綾那のゲームに夢中】

　さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第43回をお届けします。

　皆さん、ゲームしてますか？

　今回は2月に発売されて話題となった、『リトルナイトメア2』を書かせていただきたいと思います。

　以前に、前作『リトルナイトメア』のことを書かせていただいたのですが、私はこの作品が本当に大好きなんですよ。

　日本的な恐怖“そこに何かがいるかもしれない、じっとりとした感じ”を“絵本のようなタッチ”で描かれているのが、私の好みに“どストライク”なんです。

物語は前作より前を描いている？

　本作『リトルナイトメア2』の物語は前作より前のお話となっていると思われます。主人公は前作のシックスではなく、紙袋のような帽子をかぶったモノ。

　途中でシックスと出会い、以後は2人で行動するようになります。シックスといえば黄色いレインコートが印象的ですが、この時点では着ていないんですよね。

　どこであのレインコートを着ることになるのかは、実際にプレイして見てください。

　最初の森は体験版に収録されている場所になるのですが、2人はハンターと呼ばれる男に追われながらも森から脱出し、都会へ向かうことになります。

　前作はモウという船の中でしたが、本作の舞台は“都会”。“学校”や“病院”など、ホラーゲームで名前を聞くだけでゾッとするスポットを経て、2人は何を目指すのか……。

　学校や病院、街中と場所が移っていくので、ステージが変わるたびにワクワクしました。

　学校ではかなりエグいことをしている“いじめっこ”がそこかしこにいるし、厳しい先生はえらい首が伸びる。「こんだけ首が伸びるんじゃ、悪いことできんわな！」と思ったのに、いじめっこだらけだし、どうなってるんでしょう……。

　病院は想像の5倍くらい怖かったです。全体的に鬱蒼（うっそう）としていて怖かったのですが、1カ所、ホントに心が折れるかと思うくらい怖い所がありまして……。

　プレイされた方ならどこのことを言っているか、察しているかもしれませんが、ゲームオーバーになって再チャレンジとなる度に呻き声をあげながらやり直していました。

　このように、ステージも怖さも謎解きも何もかもが前作よりパワーアップしているので、やり応え抜群。

　自分でクリアした後に、実況配信している方の放送を見て「それでいけるの!?」っていうシーンもあり、謎解きは1つのやり方でしか解けないわけではないとわかったので、次はあえて難しいやり方で挑んでみようと思っております。

新たな謎が増えて考察がはかどる!?

　『リトルナイトメア』は見かけによらず（？）死にゲーです。初見殺しのポイントが結構あるので、初見プレイで2桁死は当たり前だと思っています。

　今回は敵との戦闘もそこそこあり、コツを掴むまではそりゃもう沢山ゲームオーバーになりました。

　落下死などするとシックスが「あ！」って感じの反応してくれますが、何度も落下死していると「またなの？」って言ってるように見えてくるから不思議。

　ごめんね、シックス。

　今作はモノとシックスが力を合わせて進んでいきます。「誰かが横にいるとこうも安心するのか……」としみじみ感じました。

　ただ、シックスなんで、カワイイだけの子ではありません。ちょっとしたところで「え……」ってなるようなことをしているので、彼女からは目を離さない方がいいです。

　プレイのやめ時がわからず一気にクリアし、その後は帽子やファントム回収といった2周目を楽しんだわけですが、ストーリーについては未だに考察中です。

　というのもこの『リトルナイトメア』は、“七つの大罪”や“タロットカード”、“獣の数字”などの知識があるかないかで考察力が変わってくる作品。いろいろと調べたり考えたりしています。

　「シックスの謎が解けるかな!?」と思っていたのですが、新たな謎が増えて「うわああぁぁ」となった次第であります。

　もし、新たなストーリーが展開するダウンロードコンテンツが『リトルナイトメア2』でも配信されるのならば、配信日にプレイしたく思います。

　やり込み要素の1つである、“ファントム”と呼ばれるものを集めることで見れる隠しEDでは、前作との繋がりを匂わせるものを見られるので、ぜひともファントムコンプしていただきたいです。

　前作をやっていた人なら興奮するものがありますから！　もちろん私も大興奮しました。

　驚愕のラストを見たあと、きっとあなたはもう一度この世界に戻ることになるでしょう。何度も何度も、ループするかのように。

　それでは原稿を終えたので、私も再び悪夢の中に向かうことにします。

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