『スパロボDDコラム』第1章ついに完結! 人の心の光を放つHi-νガンダムが赤い彗星を迎え撃つ!!【#36】

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 『スパロボDD』リリースから1年と半年、ついに……ついにこの時がやってきました! 2月19日に追加された“第1章Part13”をもって、第1章のストーリーが完結を迎えたのです!! 勝ったッ! 第1章・完!!

 思えば、“第1章part1”が追加されたのは、リリース翌月の2019年9月のこと。長い道のりでしたね……。

 もちろん新たなユニットも追加! 今回は『ガンダム』シリーズ全体でも屈指の人気機体である“Hi-νガンダム”を自軍に加えることができます。早速ですが、絶対に見逃せない“第1章Part13”の展開を少しだけご紹介!!

アムロとシャアの因縁に決着! 第1章が堂々の終幕を迎える“第1章Part13”の展開を紹介!!

 “第1章Part13”は“ワールド2”を舞台にストーリーが展開。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』の最終盤で描かれた“アクシズ落とし”を軸に、『超電磁マシーン ボルテスV』や『真(チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日』などの登場人物の思惑が見え隠れするという構図になっています。シャアとアムロの長きにわたる戦いに、ついに決着が!?

  • 来たるべき脅威に備え、岡長官は一計を案じる。
  • 行方不明だった剛健太郎が帰ってきた。しかし、その言動には不可解なものがあった。
  • ボルテスVの新必殺技がズールの卑怯な策略を打ち破る!
  • 夢の中でララァと再会したアムロは、シャアとの決戦を予感する。
  • 宇宙に上がったブライトの息子ハサウェイ。奔放な少女クェスとの出逢いは悲劇の始まりだった。
  • 優秀なニュータイプであるクェスはアムロに見切りをつけ、シャアのもとに走る。
  • 世界の壁を超えたスーパーロボット部隊“ディバイン・ドゥアーズ”が正式に発足。平和を守る力がここに結集する!
  • ボアザン皇帝ズ・ザンバジルの命によって地球圏にやってきたベルガン。彼が誇るマキシンガル合金の性能とは!?
  • アクシズ落としを敢行するシャア。世界の命運をかけた激闘が、今始まる……!
  • アムロは仲間たちの平和への願いを胸に、新型MS・Hi-νガンダムでシャアとの決戦に挑む。
  • サイコフレームの共振により“人の心の光”を放つHi-νガンダム。絶体絶命の地球の命運はディバイン・ドゥアーズに託された!!

Hi-νガンダム&SSR フィン・ファンネル(Hi-νガンダム)


【ユニットデータ】Hi-νガンダム

【ユニットパーツデータ】フィン・ファンネル(Hi-νガンダム)



Hi-νガンダム&SSR フィン・ファンネル(Hi-νガンダム)の評価(SS)

 Hi-νガンダムは通常攻撃に射程4のビームを持つ防攻撃&回避タイプで登場。SSRのフィン・ファンネル(Hi-νガンダム)は射程5の特殊で、メインは戦闘回数に応じて攻撃力・運動性が3.4%増加(最大17%)、気力130以上のとき、攻撃力・回避率が13%増加、ビーム・特殊属性の全ての攻撃のブレイクゲージ減少量が75%増加し、命中時、自分に「覚醒」を発動する。

 かなり強力な性能で、νガンダムの“フル・オールレンジ・アタック”に非常によく似ている。あちらが期間限定だったのに対して、こちらは通常での追加と、総合的に考えれば断然使い勝手はいい。必殺パーツの種類がまだ少ないのが欠点だが、追加パーツが登場すれば、さらに効果的に使っていけるだろう。

 気力上限の上昇するスキル・集中力(アムロ)も強力なので、できる限り積極的に入手を狙いたい武器だ。ちなみに、ハイパージャマー・スラッシュの特性+5を装備すれば、なんと通常攻撃の射程が6となる。

 第1章のラストを華々しく飾る機体は、アムロの新たな乗機Hi-νガンダム。『スパロボDD』のゲーム中でも言われている通り“もうひとつのνガンダム”というべき存在です。

 初出作品は、シリーズ原作者である富野由悠季さんが著した小説『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン』。巻頭の機体解説に、νガンダムをデザインした出渕裕さんによって描かれた“アニメとはデザインが異なるνガンダム”としてお目見えしました。

 小説本文中では“νガンダム”とのみ呼ばれており、あくまでもデザインが異なるだけの同一機体“RX-93 νガンダム”という扱いでした。TVアニメ版とOVA版とで同一の存在でありながらデザインが異なる、ウイングガンダムゼロ(TV版)とウイングガンダムゼロ(EW版)に似た関係ですね。

 ただし、機体の出自には若干異なるところがあって、アニメ版のνガンダムはシャアがリークしたサイコフレームを建造中の機体に組み込んでいましたが、小説版ではグラーブ・ガス(アニメ版のギュネイ・ガスに相当)が乗っていたサイコ・ドーガ(ヤクト・ドーガに相当)をろ獲し、そのサイコフレームを移設する形になっています。どちらもアムロとの決着にこだわるシャアの意志が介在している点では共通しているのですが……。

 また、アニメ版ではνガンダムの開発にチェーン・アギが携わっていましたが、小説版では『機動戦士Zガンダム』に登場したアムロの恋人ベルトーチカ・イルマが同様の役割を担っています。『スパロボDD』の支援専用SSRパーツ“奮起の手腕”にベルトーチカが登場するのはこのためです。

 さらに、ここからがちょっとややこしいのですが、その後このデザインの異なるνガンダムには“Hi-νガンダム”の名と、後継機“RX-93-ν2”としての設定が与えられました(この辺も紆余曲折ありますが割愛)。

 現在では『CCA-MSV』にも組み込まれ、短期間で完成にこぎつけた急造機であるRX-93 νガンダムを改良し、機体ポテンシャルを十全に発揮できるよう新開発された“RX-93-ν2 Hi-νガンダム”として、別個のモビルスーツであるとされています。

 そのため、RX-93-ν2 Hi-νガンダムはデザインのみならず性能面でもRX-93 νガンダムとは異なり、背面のフィン・ファンネル専用ラックの新設により、フィン・ファンネルの再マウント(および推進剤の補充)が可能となったり、機体バランス(機動性)が改善されるなどしているそうです。

 また、背面に大型のプロペラントタンクが増設されたことで稼働時間も向上しており、ビーム・ライフルやビーム・サーベルといった携行武装や、搭載されたサイコミュ・システムもより完成度が増しているとされています。

 というわけで、Hi-νガンダムは2つの意味で“もうひとつのνガンダム”なんですね。νガンダムそのものであり、その後継機でもある、と。『スパロボ』シリーズでも『スーパーロボット大戦α外伝』での初参戦以降、登場の機会は少なくないのですが、概ね後継機として扱われておりνガンダムと併用できるようになっています。

 余談ですが、つい先日BANDAI SPIRITS コレクターズ事業部さんのハイエンドトイブランド“METAL BUILD”から、Hi-νガンダムが商品化されることが発表されました。詳細は明らかになっていないのですが、映像作品に登場していないにもかかわらず『ガンダム』シリーズでもトップクラスの人気機体ですから、大いに期待が膨らみます!!

“ブラックホールクラスター”&“ハイパージャマー・スラッシュ”追加! 深淵に淀む闇の力を手に入れろ!!

 続いては、ラストスパートに突入したイベント“奈落への誘い”の4ステップアップガシャで追加された、SSR必殺技パーツ2種をご紹介! 開催期間は2月28日13時59分までと残りわずかなので、手に入れたい方はお急ぎください!!

SSR ブラックホールクラスター

【ユニットパーツデータ】ブラックホールクラスター



ブラックホールクラスターの評価(S)

 メインはバランスタイプの照準値が13%、自分のアクションごとに攻撃力・防御力が6.5%増加(最大19%)し、さらに気力が10上昇するごとに、“ブラックホールクラスター”の必殺技威力が12%増加する効果を持つ。く

 グランゾン待望の通常必殺技で、メイン効果もまずまず優秀。必殺スロットの効果も考えれば、基本はこちらがメインで、“グラビトロンカノン”をスロットに装備するといいだろう。

 パイロットスキル“メタ・ネクシャリスト”はLV2で攻撃力+255、攻撃力が3%増加、攻撃を命中させたときの気力上昇量が2増加する。ここのところよく見かける効果で、同時に追加された“プラーナ”との相性も非常にいい。

 先発の“グラビトロンカノン”がMAP兵器だったため、グランゾンのSSR必殺技パーツとしては初の単体攻撃となる“ブラックホールクラスター”。グランゾンの代名詞ともいうべき武装ですね。

 初出は1991年発売の『第2次スーパーロボット大戦』(ファミリーコンピューター版)で、グランゾンの初登場時から一貫して使用しており、ほとんどの作品で同機の最強武装として君臨しています。

 初出作品の『第2次スーパーロボット大戦』では、威力こそグランワームソードに譲るものの、その長射程が攻略の大きな障害となりました。このときのグランゾンは、間接攻撃無効という、とんでもない特殊能力も備えていたため手のつけられない強さを誇っていましたが、無理して撃破せずともゲームクリアに影響はないので、相手にせず放置しておくのが最適解でした。ラスボスのヴァルシオンよりずっと強いんですよね……。

 また、『スーパーロボット大戦α』(プレイステーション版)では、ネオ・グランゾンの最強武装である縮退砲の前身となる試作型縮退砲が、ブラックホールクラスターを凌ぐ威力を誇っていました。

 『スパロボDD』の戦闘デモでは、近年の『OG』シリーズと同様、シュウがブラックホールクラスターの原理について説明して、最後にはごていねいに「あなたには理解できましたか?」などと確認をとってくれるのですが、すいませんシラカワ博士、筆者には正直ナンノコッチャです……。

SSR ハイパージャマー・スラッシュ

【ユニットパーツデータ】ハイパージャマー・スラッシュ



ハイパージャマー・スラッシュの評価(S)

 攻撃&回避タイプの攻撃力が16.5%増加し、戦闘回数に応じて運動性が4.6%増加(最大23%)、また50%の確率で全ての攻撃の与ダメージが32%増加し、戦闘時のみ敵ユニットの防御力を18%減少させる。く

 1つめのSSR必殺技パーツ“強襲”よりも攻撃力、運動性の上り幅が上昇しており、“強襲”は確率で攻撃を完全に回避する効果があったのに対して、こちらは戦闘時のみ敵ユニットの防御力デバフがついた。そこまでの差はないが、攻守の安定性を考えれば優秀なのはこちらといえる。

 また、サブスロットの効果が、攻撃&回避タイプのMAP兵器以外の最大射程が1増加と非常に優秀で、デスサイズヘルを編成しない場合でも出番は十分にありそうだ。

 “ハイパージャマー・スラッシュ”のハイパージャマーとは、ガンダムデスサイズヘルに搭載された強力なECM(電波妨害)装置のこと。前身であるガンダムデスサイズから搭載されていたものですが、宇宙空間での行動を前提として2倍の性能に強化されています。これと、レーダー波などを吸収する開閉式のアクティブクロークが加わることで、ガンダムデスサイズヘルは無類のステルス性を発揮するのです。

 ガンダムデスサイズヘルもガンダムウイングゼロと同様、TVアニメ版とOVA『新機動戦記ガンダムW Endless Walts』版とで外観や一部の装備が変更されており、TV版でのハイパージャマーはバックパックに装備されていましたが、EW版では両肩(首元)に小型化されたものが設置されています。TV版ではリブジャマーという肋骨型の装置がジャミング機能を強化していましたが、こちらはEW版で撤廃されました。

 また、TV版での使用武器はビーム刃2枚のツインビームサイズでしたが、EW版では1枚刃のビームシザースへと変更。射出機構を備えたバスターシールドもEW版には装備されていないなど、設定上同一の機体ではあるものの、TV版とEW版には結構大きな違いが見られます。

 『新機動戦記ガンダムW Endless Walts』でのガンダムデスサイズヘルは、登場後すぐにわずか5機のモビルスーツで250機ものサーペントを相手どるという多勢に無勢の激戦を強いられたため、ハイパージャマーが役立ったかどうかは定かではありません。

 しかし、TVアニメ第32話“死神とゼロの対決”ではそのジャミング能力を駆使して大きな戦果を上げており、第43話“地上を撃つ巨光”では市民を人質にとるOZ宇宙軍に気付かれないようにコロニー内部に忍び込み、敵モビルスーツ部隊を全滅させるという離れ業を見せました。

 なお、28日までは“プラーナ(シュウ)”と“隠密(デュオ)”という2つの特殊スキルのオーブが手に入るキャンペーンも実施中! ハードルはそれほど高くなく、パイロットを大幅強化できるので、ぜひ挑戦してみてください!!

バレンタインにユニスからチョコレートのプレゼント! 2021バレンタインガシャ開催中!!

 さらに、2月14日から開催中の“4ステップアップガシャ‐2021バレンタイン‐”も終了直前! ユニスの笑顔がキュートなSSR支援パーツ“スイート・ハート”が手に入れられるチャンスをお見逃しなく!

SSR スイート・ハート

【ユニットパーツデータ】スイート・ハート



スイート・ハートの評価(SS)

 サブが攻撃力が7%増加、攻撃・防御タイプのみさらに攻撃力が3%増加するというもの。タイプ的には防御が求められる場面も多いので、使いどことは限定的となるが、それでもこの効果は非常に優秀。

 精神スキルが“激闘”2回というのももちろん強力なので、迎撃戦など攻撃力がかなり重要になってくるシーンで、間違いなく出番はくるだろう。

 第1章の段階ではユニスとディドの絡みは多くなく、義理チョコっぽい感じもあるんですが、もしかすると第2章ではメグを交えた三角関係に発展したりするんでしょうか? 気になるところですね。

“第1章”完結で『スパロボDD』は新たなステージへ!!

 ついに“第1章”が完結! そう遠くないうちに“第2章”が始まるかと思うと、ワクワクが止まりません! はたしてどんな展開になるのか……そして、新規参戦作品はあるのか!?

 なお、現在は1.5周年を記念して3月6日まで、大量のDクリスタルやSSR確定ガシャチケット、特性素材のもとなどがもらえる期間限定ログインボーナスも実施中! さらに“選べる! SSRセレクトキャンペーン”のラインナップも更新されました。

 なんと、1月下旬に追加されたばかりのガンダム・グシオンリベイク用“グシオンリベイクハルバード”も手に入ってしまいます! ここは3月30日にサービス終了となる『スパクロ』の意志を受け継いで、言っちゃいましょうか。「今始めると、お得だよ!」


 そうそう。つい先日(2月22日)、千値練さんが開発している“RIOBOT 変形合体 SRX”の予約がスタートしましたね。合体できるSRXの商品化というだけでも『スパロボ』シリーズ30周年にふさわしいトピックですが、特設ページの記述にわが目を疑ってしまいました。

 「差し替えパーツを使用せずに、独自解釈によるヴァリアブル・フォーメーションが可能」!? こいつは凄いぜ!! 正直なところ、一度に6万5000円(税抜)の出費はお財布に痛すぎるのですが、ありがたいことにRシリーズ各機の単品版も隔月で発売されるので、筆者はそちらを全機予約済みです。寺田プロデューサー、ぜひ『生スパロボチャンネル』で先行レビューしてください! 待ってます!!

 ……といったところで、今回はここまで。次回も、新たなステージへと進む『スパロボDD』を紹介していきますよ!!

(C)Olympus Knights / Aniplex, Project AZ
(C)賀東招二・四季童子/ミスリル
(C)カラー
(C)サンライズ
(C) SUNRISE/VVV Committee
(C)SUNRISE/PROJECT GEASS Character Design (C)2006 CLAMP・ST
(C) サンライズ・プロジェクトゼーガ
(C)サンライズ・プロジェクトゼーガADP
(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・MBS
(C)ダイナミック企画・東映アニメーション
(C)東映
(C)永井豪/ダイナミック企画
(C)Production I.G/1998 NADESICO製作委員会
(C)1998 永井豪・石川賢/ダイナミック企画・「真ゲッターロボ」製作委員会
(C)2001永井豪/ダイナミック企画・光子力研究所
(C)永井豪・石川賢/ダイナミック企画

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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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