映画『ARIA』舞台挨拶レポート。ツッコミ不在のメンバーが勢揃い

電撃オンライン
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 天野こずえさんが描いた『ARIA』を原作とする完全新作アニメーション映画『ARIA The CREPUSCOLO』。2月28日に実施された完成披露舞台挨拶映像付き上映会の模様が届きましたので、紹介していきます。

 また、4週連続の入場者特典の配布も決定。天野こずえ描き下ろし特製コースター(全8種)が数量限定で配布されます。さらに、ARIAシリーズを振り返る“ARIAシリーズスペシャルPV”も公開されました。

 以下、リリース原文を掲載します。

“恥ずかしいセリフ禁止!”ツッコミ不在のメンバー勢揃いで本領発揮ARIAは 「宝箱」 「 素敵な心を映す、映し鏡」

 完成披露舞台挨拶映像付き上映会が、2月28日(日)に新宿ピカデリー(東京)、ミッドランドスクエアシネマ(名古屋)、なんばパークスシネマ(大阪)の3劇場にて実施されました。

 実際の登壇はありませんでしたが、この完成披露のために特別に収録した舞台挨拶映像付き上映に、広橋涼さん(アリス役)、佐藤利奈さん(アテナ役)、茅野愛衣さん(アーニャ役)、佐藤順一総監督、名取孝浩監督が登壇。

 会場に集まったファンは、5年ぶりとなるARIAメンバーの集結に満面の笑みを浮かべ上映を見守りました。

  • ▲広橋涼さん(アリス役)

  • ▲佐藤利奈さん(アテナ役)

  • ▲茅野愛衣さん(アーニャ役)

  • ▲佐藤順一総監督

  • ▲名取孝浩監督

――今の率直なお気持ちは?

広橋さん:『ARIA』は私の体の中にあるものなので、久しぶりという感覚はなかったのですが、新しい映像を観ることができるということが、すごく嬉しいなと思いながら収録に臨んでいました。

佐藤さん:私は、本作から一緒に歩むことになったのですが、すごく長く愛され続けている作品に、自分自身が携われていることが夢のようといいますか、不思議な気持ちです。

茅野さん:アーニャ役としては、前作の『The AVVENIRE』からの出演だったのですが、元々『ARIA』が大好きで、この業界に入ってきたので、こんな…夢が叶うことってあるんだなと思いました。そして今回、新作ということで関わらせていただけて、幸せを噛みしめています。こうやって一緒のステージに立てていることがまさにミラクルだなと思います。

広橋さん:ハッ! 今日は「恥ずかしいセリフ、禁止です」って、誰もツッコんでくれる人がいないんだよ(笑)

一同:(笑)

名取監督:『ARIA』は……たまに呼び出される作品です(笑)ずっと携わってはいるのですが、「誰がどの手袋をしているんだっけ?」といった覚えなおすことも多い作品ですね(笑)楽しく制作しているのですが、ちょっと大変です(笑)

佐藤総監督:15年って改めて考えるとすごいですよね。自分にとってはあっという間なのですが、始まったころは、僕と広橋さんだけですし、名取くんはスタジオでシャカリキに作画を描いていただろうし、サトリナさんは『ふしぎ星の☆ふたご姫』の頃でしょ。茅野さんにいたっては見てる側にいて…。そう思うと『ARIA』という作品はすごいなと思います。

――アテナ役を演じることについて意識したことは?

佐藤さん:お話をいただいて大変光栄だったのですが、(川上)とも子さんは唯一無二の役者さんですので私に務まるのかどうかとても不安で、「(川上さんに)声質や色合いの似ている方が他にいらっしゃる気がします」とお返事をしました。

 そしたら、佐藤総監督より「僕は似ているところがあると思っている」という温かいメッセージをいただきまして、佐藤総監督が大丈夫と言ってくださるのではあれば、どこか通じるところがあるのかもと思いまして、私でお役に立てることがあるのならば「やらせていただきます」とお返事いたしました。ですが、こんなに…オレンジ色が多いなんて…(笑)びっくりしました。

佐藤総監督:アテナさんのセリフが多いので、“少しだけ何とかしてくれる”といったことではなくて、ちゃんとアテナさんになれる人にお願いしないととは思っていました。なので、サトリナさんにお引き受けいただいてよかったです。(サトリナさんの)第一声を聞いた時に、「おおっ!」ってなったので「どーだ俺のキャスティングは!」と思いましたね(笑)僕が頑張ったわけではないんですけどね(笑)

――「恥ずかしセリフ、禁止!」と言われてしまうような、『ARIA』の魅力は?

広橋さん:私、『ARIA』では恥ずかしいと思ったことないですよね(笑)本作を観た印象としては、1つ1つ大事に描かれていて、宝箱を開けるようなイメージを感じていて、本作を観るみなさんには、この宝物はどのように届くのだろうなぁと想像するだけで、幸せな気持ちになります。

佐藤さん:温かい優しい世界観だなと思います。魔法みたいだなと思っていて、こんな優しい物語を紡ぐことができるんだなぁとびっくりしています。このARIAメンバーに入ってみると、みんなが優しいんです。監督をはじめ、みなさんがすごく…いい人(笑)みなさんの優しさに助けられて、今があります。言葉にできないくらいの思いをくれる作品です。

茅野さん:『ARIA』の映画を飲み物に例えると、“生クリームのせココア”みたいな映画だなと思っています。前作の『The AVVENIRE』が、アリシアさんが作った“生クリームのせココア”だとしたら、今回はアテナさんが一生懸命アリシアさんに聞いて作ってくれたものを「あーーーっ!」とこぼした感じの“生クリームのせココア”な映画だと思います(笑)

――最後にメッセージ

茅野さん:アーニャとしては、新キャラとして登場する幼馴染のアレッタからもらった言葉が本当に特別で宝物になりました。なので、みなさんにもその言葉が届けばいいなと思っています。

佐藤さん:今回、とも子さんからアテナさん役を引き継がせていただきました。『ARIA』1年生ですが、とも子さんと(河井)英里さんと、ARIAに関わるみんなが大好きという思いだけで突き進んできました。大変なことがことが多い世の中ですが、どうか映画を観ている間は、ふわっとした気持ちや優しい気持ちになってもらえたらいいなと思っています。

広橋さん:『ARIA』は、みなさんのすぐそばにいる作品です。この作品を観て「幸せって増えていくよね」と思ってくれたら嬉しいですし、状況が良くなった時にみなさんと一緒に観ることができたらと思っています。

名取監督:あまり自分で作ったものに対して、泣いたりはしないのですが、今回は不覚にもウルっとしてしまうことがあって、そういう意味ではみなさんの心に刺さる作品になったのかな…と思っています。上映が始まりましたら、ARIAの世界に没頭してもらえたらいいなと思います。

佐藤総監督:TV版のアリシアのセリフで、灯里に「世界が素敵に見えるのは、あなたが素敵だからよ」という言葉があります。この『ARIA』という作品は悪人なども出てこないので、見ようによっては“そんなバカなと。

 そんな綺麗な世界があるわけない、嘘だ”といわれることもあるのですが、そんな中で「この(ARIAの)世界っていいな」と思ってくれた人たちが、ここに集まってくれていると思っています。『ARIA』という作品は、みなさんの素敵な心を映す、映し鏡ではないかと思うんです。みなさんの素敵な心で、映画を作ることができたと思っていますので、みなさんの素敵な心をこれからもいただければ嬉しいです。

『ARIA The CREPUSUCOLO』数量限定 入場者特典

天野こずえ先生描きおろし特定コースター(全8種)

1週目:3月5日~
①灯里&アイ
②アリス&アーニャ
2週目:3月12日~
③藍華&あずさ
④アリス&アテナ
3週目:3月19日~
⑤灯里&アリシア
⑥暁&ウッディー&アル
4週目:3月26日~
⑦藍華&晃
⑧アテナ&アリシア&晃

<注意>
※数量限定の為、無くなり次第終了となります。
※ご入場時に、お一人様につき一点の特典をお渡し致します。
※チケット購入特典ではございません。ご入場を伴わない配布はお断りさせて頂きます。あしからずご了承ください。
※配布に関する特別な指定がある場合を除きます。
※入場者プレゼントは、切り替わり前日24:00を過ぎた上映でも営業が終了するまでは切り替わりません。ご了承ください。
※制作段階で生じるわずかな初期傷や擦れが理由による特典の返品・交換はいたしかねます。
※新型コロナウイルス感染予防のため、こちらの情報は劇場の都合により急遽変更になる場合がございます。劇場の営業状況・運営状況など、各劇場HP等でお確かめください。

『ARIA』シリーズスペシャルPV

 『ARIA The ANIMATION』から、アリシア(CV:大原さやか)のナレーションで振り返る『ARIA』シリーズスペシャルPVとなります。

●動画:『ARIA』シリーズスペシャルPV

『ARIA The CREPUSCOLO』

2021年3月5日(金)ROADSHOW
配給:松竹ODS事業室

©2020 天野こずえ/マッグガーデン・ARIA カンパニー

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