ミストウォーカー新作『ファンタジアン』の情報が公開!
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ミストウォーカーはApple Arcade対応の完全新作RPG『ファンタジアン』の最新情報を公開しました。
以下、リリース原文を掲載します。
A Diorama Adventure RPG
ジオラマの上の冒険
手づくりで制作された150近くの「ジオラマ」の上を探索します。「あそこに何かありそうだな」と思ったところに、本当に宝箱があったり…というような、きめ細かい、丁寧な設計を心がけました。
前編20~30時間、後編20~30時間の、合計40~60時間で、前半はストーリー展開に沿って、後半は自由度の高いクエスト方式によってよりオープンに展開します。
BATTLE
ファンタジアンの戦闘は、ランダムエンカウントで発生し、ターン式で進行します。2つの特徴を持っています。
エーミング
スキルによって、直線やカーブなどの攻撃範囲をもっています。タップしてそのまま「弓をひくような」に操作し、複数の敵を狙います。
ディメンジョン
ランダムエンカウントした敵を、異次元に吹き飛ばし、そこに溜めていくシステムです。好きなときに異次元空間でまとめて戦闘することができます。
ディメンジョンバトルには、こちらに有利なギミックが登場し、ほどよい爽快感があります。
また、ボス戦は、戦略性の高い方向性で制作されており、うまくスキルやアイテムを駆使すれば、低いレベルでも倒すことができるような、考える楽しみをもった戦闘になっています。
FAQ
実際のジオラマをゲーム内に取り込む方法を簡単にご説明いただけますか?
200~300枚ほどのあらゆる角度から撮った写真をもとに、3Dデータを構築します。そこに、ジオラマの写真を「プロジェクションマッピング」するように投影しています。カメラが移動する時は、次のプロジェクションされた場所を用意し、その2点をカメラ移動しながら、2箇所に投影された写真をフェードで切り替えています。
コロナ禍でのゲーム開発は今までに経験されたことではないと想像しますが、どのような苦労がありましたか?
3年の制作期間のうち最後の1年は、ほとんどのスタッフが在宅で行ないました。初めての経験で不安もありましたが、量産時期ということもあり、かなりスムーズに制作できたと思います。逆に、制作前半の時期であれば、ブレーンストーミングなどに支障をきたし、たいへんだったかもしれません。
チームのサイズはどれくらいですか?
ジオラマ制作が150名ほど、ゲーム本体の制作は100名ほどになります。また音楽関係で120名ほど、翻訳で10名ほどが関わっています。
このプロジェクトで一番苦労したことはどんなことですか?
一番の特徴であるジオラマによるフィールド制作が、もちろん初めてのことで技術的にクリアしなければならないことも多くあり、試行錯誤をしつつ、なんとかこのかたちに辿り着きました。
このプロジェクトで一番やりがいを感じたことはなんですか?
オーソドックスなRPGをベースに、そこに新しい要素を追加していきました。そのバランスがうまくとれ、ゲームとして融合し、そこに思った以上の「面白さ」が生まれた時は快感です。
Fantasianには今後DLCなど用意される予定はありますか?
まだ未定ですが、ぜひやってみたいと思っています。
Fantasianは日本語と英語でしか遊べないと聞いてますが、今後、追加の言語対応の予定はありますか?
なるべく対応したいと思い、検討中です。
なぜApple Arcadeなのですか? 他のプラットフォームへの展開を期待しているファンも多いと思いますがいかがでしょうか?
プロジェクトのスタートは人の出会いで始まります。このFANTASIANの場合は、Appleの2人の担当者とでした。 彼らがFFや音楽の植松さんの大ファンということもあり、昔話から始まり、さまざまなゲームの可能性を語り合っていた時、ちょうど、AppleArcadeが立ち上がり、そこを舞台に、理想のものをつくれる環境ができあがりました。他のプラットフォームへの展開は、今のところ考えていません。
なぜまたFTP では無いゲームを作ろうと思われたのですか?
自分の原点に戻り、一番自分の好きなものを作ろうと思いました。ある放送番組で、FF6を取り上げ、それを久しぶりに自分でプレイしたのが、そんなことを考えるようになったきっかけでした。自らの中から自然に湧き上がるゲームがファンタジアンです。
坂口さんのお気に入りのキャラは誰ですか?
全員ですね。ゲーム中に登場する王国の古い言葉で、運命を「キーナ」と呼んでいますが、そのキーナ(運命)を探して、皆、歩んでいきます。過去に起きた出来事を乗り越え、未来へ希望を紡ぎます。その過程で、悩み苦しみ、そして助け合い、なにかに目覚めます。そんな彼らは、もちろん、全員が愛おしいです。
Apple Arcadeというサービスについてどう思われますか?
非常に低い金額でサブスクリプションすることができ、そこでとてもたくさんのゲーム体験ができるわけですから、ユーザーにとって非常に良い環境だと思います。また、製作者としては、クリエイティブ面で完全に自由にやらせてもらえますので、とても快適です。こういった環境がなければ、ファンタジアンは生まれてこなかったと思います。
Apple Arcadeで好きなゲームはありますか?
WHAT THE GOLF?は好きですね。良い意味で力の抜けかたが良いです。なかなか自分では作れませんが、そのうち、こういった雰囲気のものも手掛けてみたいですね。
最近のゲーム業界についてどのように思われますか?
VRや次世代機など、さらに進化したハードウェア環境になりつつあります。さらにiPhoneに代表されるように、モバイル環境も解像度やゲームを動かすハードウェア性能として、申し分ないものになっています。これらの中で、ゲームももっと多様化してもいいのかなとも感じています。
なかなか「本当に新しいアイデア」は浮かびませんが、ぜひ、こんな時代だからこそ、そういったものを自分でも作りたいとも思っています。
どうして「ファンタジアン」というタイトルにしたのですか。
これは、今の時点で必ずと決めているわけではないのですが、「これが引退作品になるのかな…」という気持ちがあり、それならば一番ふさわしいタイトルは何かな、という想いから付けました。自分の中にある世界観、たぶん、それは高校時代に読みあさったSFやファンタジー小説なんかが原点にあると思うのですが、こうやって作品づくりをすると、その体験が滲み出てきて、ある方向性で形をつくりあげます。そんな自分の個性を表すとしたらやはり「ファンタジー」という言葉を使いたいと思いました。
ファンの方へ一言
原点回帰したオーソドックスなRPGを、どこか「なつかしさ」のあるジオラマの質感で作り上げました。その中に、いくつかの新しい要素を組み込み、最終的には、新鮮な面白さを持つゲームに仕上がったと思います。
さらには、「あそこに何かありそうだな」と思ったところに、本当に宝箱があったり…というような、きめ細かい、丁寧な設計を心がけました。ストーリー、キャラクター、音楽、戦略性のあるボス戦など、すべてに情熱を注いで制作しました。ファンタジアンの世界に触れ、それらをぜひ楽しんでいただければと思います。
GLJ2021で最新情報を含めたスペシャル番組を配信!
2021年3月6日(土)~7日(日)に配信される、ファミ通とゲームの電撃合同によるゲーム情報番組『WILDish Presents GAME LIVE JAPAN With ファミ通・電撃ゲームアワード』。
3月7日の20時45分~22時45分で『ファンタジアン』のスペシャル番組を配信することが決定しました。
本作の詳細を坂口氏と開発メンバーが解説、さらにスクープ映像や初公開動画、ジオラマ公開などの独占映像が満載となっています。さらに番組後半にはスクウェア・エニックスの北瀬佳範氏が飛び入りで参加するという、ここでしか観られない展開は必見です。
※画面は開発中のものです。
(C)MISTWALKER
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