『龍が如く7』は海外でも絶賛! “J・RPG要素が満載だからこそハマった”と語る海外ユーザーの対談を掲載

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 『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』発売を記念した、特別企画を掲載します。

 『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』は、海外版『Yakuza: Like a Dragon』をベースに日本向けにアレンジ。英語音声の追加、および各国の字幕が追加されていることに加えて、PlayStation4版で有償ダウンロードコンテンツ(DLC)として販売されていた“PREMIUM NEW GAME”や“スーパー・ファイナルミレニアムタワー”の追加、フレームレートや解像度の向上、ロード時間の短縮などを実現しています。

 海外では『YAKUZA』のタイトルで人気を博す『龍が如く』シリーズ。2020年11月には最新作『龍が如く7 光と闇の行方』が『Yakuza: Like a Dragon』としてリリースされ、ゲームサイトで“ゲームオブザイヤー2020”を受賞するなど、シリーズでもトップクラスの評価を得ています。

 評価されている理由に耳を傾けると、日本のユーザーと同じポイントにハマり、同じように『龍が如く』シリーズだからこその体験に興奮していることが伝わってきます。今回は本作をプレイした海外プレイヤーに、改めて作品の魅力を語っていただきました。

 なお、対談中は敬称略。

インタビュー出演者プロフィール

アレックスさん

 フランス出身。日本に来て約11年。東京を拠点に活動中。日本のアーティストやクリエイターを題材とした、映像制作を手掛けている。ゲームは幼少のころから遊んでおり、主にコンシューマ機を中心に幅広いジャンルのゲームをプレイ。

ソニアさん

 アメリカ出身。来日してから約3年で、現在はTwitchでの配信を中心に活動中。好きなゲームは『NieR(ニーア)』シリーズやホラー系のゲームなど。

ルイスさん

 スペイン出身。2010年以降、日本とスペインをジャーナリストとして行き来し、スクウェア・エニックスや任天堂などのコンテンツをスペイン語に翻訳する仕事も手掛けた。3年前から秋葉原にゲームスタジオを構え、海外のインディーゲームを日本に紹介したり、日本のコンテンツを海外に発信したりしている。

 ゲームはオールジャンルを遊ぶが、なかでもアクションゲームとJ・RPGと呼ばれるジャンルが好み。

『龍が如く』シリーズにハマるきっかけは日本のファンと同じ

――まず最初に、皆さんが『龍が如く』シリーズに触れる、興味を持ったきっかけからお聞きかせいただけますか?

アレックス:初めて『龍が如く』シリーズを知ったのは『龍が如く3』ですね。日本に来た時にちょうど発売されていて、その時にルームシェアの仲間がプレイしているのを見たんですよ。私もアクションゲームが好きで、極道や裏社会も日本の映画などを見て興味を持っていまして。

 しかも、ゲームを遊ぶ前に『龍が如く 劇場版』を観ていたんです。だから「あ、あれだ」と『龍が如く3』を見た時に思いました(笑)。そこからは全部やり込んでいるとは言えませんが、『龍が如く7』までひととおり遊んでいます。

  • ▲画像は『龍が如く3』のもの。

――移植作品で『龍が如く』を知ったというのではなく、昔からシリーズを追いかけてきたファンなんですね。

アレックス:なんだかんだと10年以上遊んでいます。

――ソニアさんは『龍が如く7』から知られたとか……。

ソニア:はい。『龍が如く』シリーズは動画などでチェックしていましたけど、プレイはしていなかったんです。ただ、『龍が如く7』は友だちから「おもしろいよ」と薦められたので、初めて自分でプレイしました。

 RPGとしても物語としてもおもしろくて、夢中で遊びました。

――ルイスさんはいかがですか?

ルイス:僕の場合は日本のコンテンツをやり込んでいくうちにたどり着いた感じですね。改めて日本のコンテンツを紹介するには、やはり『龍が如く』シリーズは遊んでおかないとダメだろうと。それで2015年に『龍が如く0 誓いの場所』をプレイしてみて、「これは皆さんに薦めるべきタイトルだ」と確信しました。

 ただ、『龍が如く0』だけの体験ではシリーズを知らなすぎるので、3年くらいかけてひととおり全作品をプレイしました。それこそ、自分のヒマな時間はすべて『龍が如く』のプレイにかけたといっても過言でないくらいに。友だちとの飲み会も断るくらいでしたから(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く0 誓いの場所』のもの。

――『龍が如く』シリーズが日本のファンに支持されている理由は、神室町や蒼天堀を始めとする舞台となる街の作り込みのリアルさや、裏社会というアングラなテーマだったりしますが、皆さんがホレた理由というのはどういった部分でしょうか?

アレックス:共通しているところはあると思います。アングラなテーマや街作りについては、再現度が高く仕上がっていますよね。それと、暗いテーマだけども毎回コミカルな要素も詰まっているのもいいなと。シリーズで続いている持ちネタや、ユーモアのあるサブストーリーなどは魅力的だと感じています。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――サブストーリーは日本人向けというか、時事ネタを含めてけっこうコアなネタをモチーフにしているものが多いですが、そのあたりのおもしろさは伝わっているのでしょうか?

アレックス:私は日本にいながらプレイしてきたので、入っているネタは最近話題になったものであるのはわかります。ニュースとかで見ているので、そのあたりは問題なく伝わりました。

――同じように日本にいらっしゃるルイスさんも、サブストーリーのネタなどは理解して楽しんでいますか?

ルイス:そうですね。時には斬新すぎて、どのように解釈されるのか心配なネタもありますが(笑)。

――たしかに斬新すぎるネタも多いですよね(笑)。

ルイス:運よく日本にいることで、どんなネタがモチーフであるのかはわかるのですが、海外にこういう小ネタを紹介するのは難しいなと感じています。

――ソニアさんはいかがでしょうか?

ソニア:『龍が如く7』の話になりますが、プレイしていてありえないような展開のものが多くておもしろかったです。特に“泡と共に去りぬ”のサブストーリーは、見た目がおもしろくて写真に撮って友だちに送りましたね(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――ああいう笑いの感覚は万国共通なんですね(笑)。

ソニア:あとは浜北公園でのサブストーリー“アニマル大サーカスへようこそ”も忘れられません。サーカスが来て、クマがケージから出てしまうのに笑いました。クマの名前がカトリーヌと、すごくおとなしそうなところも、ギャップがあってユニークでした!

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――日本的な要素といえば、大海原資格学校の試験は全部解けましたか?

アレックス:全部はクリアできていませんが……ある程度は解けたほうだと思います。個人的にもマメ知識を集めるのが好きなので。何より、あの学校が入っているビルで出会う男(猪狩)が、めちゃくちゃうざかったのは覚えています(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

ルイス:僕はトロフィーをコンプリートするために、やらざるを得なかったという感じですね。

――コンプするまでやり込むとはすごいですね!

ルイス:制限時間もあり、なかなか大変でしたが、なぜかセガのクイズだけは間違えずにクリアできました。

(一同笑)

ソニア:私はまだプレイをしていないのですが、お2人の話を聞いたらやってみたくなりました。難しそうですが、チャレンジします。

新しさばかりだがシリーズのおもしろさは変わらなかった『龍が如く7』!

――『龍が如く7』をプレイした感想などをお聞きしたいと思います。まずは一番おもしろかったポイントからお願いします。

アレックス:やっぱりジャンルをアクションからRPGにシフトしたところでしょうか。これまでずっとアクションだったものを、ターンバトルのRPGにするという大胆な変更はあまり見ないと思うので、なかなかおもしろいなと。そこが一番惹かれたところですね。

 あとはこれまで桐生一馬を中心としていたストーリーが一段落して、次の新しいストーリーを春日一番という新しい主人公で描いていくところは、楽しみながらプレイしました。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――なるほど。

アレックス:サブストーリーもできるだけ遊ぶようにはしていますが、ミニゲームのドラゴンカートや会社経営がよかったです。なかでも会社経営にはハマりましたね。そこは職業病かもしれませんが(笑)。

ルイス:僕の場合、『龍が如く7』を振り返って一番に思い出されるのは、召喚獣っぽい“デリバリーヘルプ”です。あれはもう最高ですね。ニワトリ(コケコッ子)やザリガニ(ナンシーちゃん)を召喚できるのには笑いました。ここまで製作スタッフの想像力が豊かなのかと(笑)。

 あとはアレックスさんと同じで、ドラゴンカートもおもしろかったですね。それ以外だとシンプルなゲーム性のミニゲームですが、睡魔と戦いながら眠たくなりそうな内容の映画を観る“名画座”も好きですね。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――映画の内容もちゃんとパロディになっていますからね(笑)。

ルイス:あとは会社経営で観られる一番製菓のCMも印象的でしたね。『龍が如く6 命の詩。』で、一馬さんが広島の尾道仁街町のゆるキャラ小野ミチオになって尾道のPRをするのもおもしろかったですが、同じようによかったと感じました。

――過去シリーズをプレイしていたからこそ楽しめた部分が多くあった印象ですね。

ルイス:そうですね。過去とつながっている部分と、ギャグが混ざって一段とおもしろくなったコンテンツが楽しかったです。

――ソニアさんはいかがでしたか?

ソニア:ドラゴンカートは、ゲームの中に本格的なゲームがしっかり入っているのにビックリしました。カラオケ、ダーツ、ドラゴンカート……いろいろ盛り合わせのようなタイトルは楽しいです。

 ただ、私はダーツのミニゲームが一番おもしろくて、ダーツを遊べるようになったら、そればかりやっていました(笑)。これは実際にダーツが好きということも関係しているのかもしれません。

――『龍が如く』シリーズは、メインのストーリーがしっかりありつつも、寄り道して遊べる要素が用意されているのも特徴。皆さんがハマっていたと聞くと、誰が遊んでもおもしろいクオリティであることを再認識しました。

アレックス:さらにもう1つ付け加えるとすると、RPGとしてつねに『ドラゴンクエスト(ドラクエ)』を意識していることも、深みを出すという点で重要なのかなと。勇者を意識するようなネタを常時盛り込んでいるのがおもしろかったです。

――なるほど。ちなみに皆さんは『ドラクエ』はプレイをされている感じでしょうか?

アレックス:昔からやっているとは言えませんが、触るようにはしています。

ルイス:僕はずっと『ファイナルファンタジー(FF)』派だったんですよ。『ドラクエ』派と議論をしたこともありまして(笑)。ただ、このゲームを機にそろそろプレイをしてみないといけないなと思って、昨年のクリスマスに『I』、『II』、『III』の“ロトシリーズ”をクリアしました。

――じゃあ“勇者たるもの”みたいなのは、少し理解できた感じですか?

ルイス:そうですね。プレイするのが遅かったなと思っています(笑)。

ソニア:私も『ドラクエ』は小学校のころに少し触ったことがあるくらいで、RPGは『FF』が中心でした。

――『ドラクエ』を意識した『龍が如く7』の“RPGとしてのおもしろさ”をどんな部分で感じたのでしょうか?

アレックス:装備、武器、ジョブチェンジ、ターンベースのバトルのように、いかにもJ・RPGという要素が詰まっているところでしょうか。

――特に海外を意識して寄せた作りでないところがよかった感じでしょうか?

アレックス:もともと『龍が如く』自体が海外を意識して作られているわけではないですからね。

――多くのJ・RPGを遊ばれてきたルイスさんは、今回のRPGとしての要素をどうとらえましたか?

ルイス:実は子どものころからRPGを遊んでいますが、それが日本で作られたというのを特に意識はしていなかったんですね。ただ『龍が如く』は最初から“ザ・日本”という形でスタートするじゃないですか。逆に日本国内の皆さんに向けて作られているという色を強く感じました。

 しかも、日本の方だけでなく僕のように海外でJ・RPGに育てられた人にも、J・RPGをたくさん遊んだからこそ大いに楽しめる内容になっている魅力もあると思います。ただ、キャラクター設定がしっかりした作品なので、キャラクターに個性がないアメリカナイズされたRPGを遊びたい人は、少しやりにくいかもしれませんね。

――なるほど。では、アクションからの変更についてはどうですか?

ルイス:アクションからターンバトルに変わったところは、すごくいいなと感じています。いろいろなコマンド(選択肢)があって、ゆっくり行動を決めるというのは非常に気持ちよかったです。

 さらに、必殺技の数も半端なく多いですよね。ナンバの専用ジョブのホームレスが、ハトにエサをやって攻撃させる“ハトの強襲”や、お酒を飲んで炎を吹き出す“熱気ブレス”とか、トラディショナル(古式)なところと今風なところが混ざっているのが、すごくいいです(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――ソニアさんはRPG的な要素ではどんなところがお気に入りですか?

ソニア:私はジョブですかね。なかでも紗栄子のアイドルが好きでした。普通のゲームはステータスが変わるくらいですが、ポーズも変わってかわいくなりますし。楽しさもあって、ちょっとおバカなところもあって、この世界感を表現していると感じて、個人的には大好きです。使いやすい能力も持っていますし。

 あとは、ホームレスですね。アクションやアビリティが斬新ですごいと思いました。そして、ジョブはホームレスなのに、ホームレスはジョブ(職業)に就いていないという矛盾もおもしろいです!(笑)

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――ちなみに、挙げていただいたジョブ以外で、このジョブが好きだ、みたいなのはありますか?

アレックス:私は料理人とかすごくおもしろかったですね。

――ホストやキャバ嬢は日本ならではのジョブだと思いますが、こちらはいかがでしたか?

アレックス:おもしろかったですよ。全部のアクションを1回見たくなるくらいでした。それぞれの特徴がよく出ていますし。

ルイス:ホストは“シャンパンウェーブの極み”とかがおもしろかったですね(笑)。ジョブを変えると見た目が変わるので、どんな見た目になるのかも試してみたくなりました。

 ただ、ジョブチェンジはジョブを変えるごとにランク1から始まるので、ちょっとめんどくさかったですね。まあ、全部のジョブのアクションを見てみたかったので、結局は上げちゃうんですけど……。

アレックス:バトルの前に装備や編成などをいろいろ考えるんですよ。どういった組み合わせだと、ラクに進められるのかなど。そこのおもしろみはすごく感じましたね。新しいジョブを試してみたり。

――お話を聞くと、RPGになった『龍が如く』にすごくしっくりきて、楽しんでいた感じですね。

ルイス:『龍が如く』がこれまでアクションゲームだったことを忘れてしまうくらい、今回のゲーム性にハマっちゃいました。

アレックス:これまでRPGでなかったタイトルが、海外で有名な表彰“The Game Awards”でRPGとしてノミネートされるくらいのタイトルとしてリリースされたことは、本当にすごいことだと思います。

ソニア:今回のバトルはターンベースですが、途中にクイックタイムイベント(ボタン入力)を行うなど、バトルに集中する必要があって、アクションゲームっぽいなとも感じていました。バランスもよかったと感じますね。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

桐生一馬とはベクトルが違う主人公・春日一番は遊べば必ず魅力的に映る!

――メインストーリーについて伺いたいと思います。ここがおもしろかった、グッと来たというポイントはどこでしょうか?

アレックス:18年間刑務所にいて出所してきて、プレイヤーと同じまっさらな視点で始まるのが魅力ですね。テーマはこれまでと変わらずアングラで、極道の縦社会、忠誠心を知ることができます。

 また、新しい舞台の横浜では、日本、韓国、中華の3組織のトライアングルでの絶妙なバランスと、各組織の内部に入ってそれぞれを覗き込むストーリーが楽しめました。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

ルイス:一馬さんが主人公の時は、彼の過去をベースにこれからどうするのかということを描いてきました。ですが、今回はグループの物語で、春日一番と同じくらい仲間たちにもストーリーがあります。この“ファミリー”というテーマは国際的にも盛り上げやすいし、それぞれが支え合うという展開も非常に魅力的でした。

 それが『龍が如く7』の強さなのかなと。

――確かに日本のファンからも「パーティ感がよかった」という声が多かったですね。

アレックス:ある意味“不幸からつながる人たち”ですよね。個々を深掘りしていくと、けっこうダークな一面がありましたし(笑)。

ソニア:私はアメリカのマフィア映画を見たことはありましたが、日本の極道を描いた映画を見たことがなくて、極道をあまり知らなかったんです。それでもキャラクターのドラマが展開していくと、詳しいことを知らなくても熱中できました。

 ただ、話を理解し始めたなと思ったら、途中でキャラクターの立場が複雑に変化するので、最初は難しいと感じることもありました。でも、そこもおもしろいところだと思います。

 とにかくメインストーリーがおもしろいので、サブストーリーに手を出せないくらい、夢中になっちゃいました。サブストーリーは豊富なので、どちらを進めるか悩ましいところでしたけど(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――どちらを進めるか迷う、その感じは自分もわかります(笑)。桐生一馬から主人公のバトンを渡された春日一番の印象はいかがでしょうか?

アレックス:すごくピュアな部分がありますよね。ずっと刑務所にいたということもあり、世界がどうなっているのかまったくわからないところで、ゼロからスタートするわけじゃないですか。そこを自分と一緒に歩んでいく感じがおもしろいと思いましたね。

ルイス:僕は最初、春日一番は髪の毛や見た目などの外見で「感情移入できないかな……」と思っていたんですよ(笑)。ただ、遊ぶと「素晴らしいキャラクターに出会えたな」という感想を抱きましたね。

――その意見は日本のファンでもよく聞きます(笑)。

ルイス:極道としてのたくましさや強面で眼光が鋭いという部分は、やはり一馬さんのほうが出ていたので、遊ぶまでは「どうなんだろうな」と心配はしていたんですね。ただ、遊び始めると一馬さん同様に正義感があり、組織から外れてそこから再度のし上がるという似た部分がたくさんあって、気付いたらクリアするまでプレイしていましたね。

 最後には「もしかしたらこのキャラクターが、一馬さんを乗り越えたのかもしれない」と思うようになりました。そこは名越(稔洋総合監督)さんをはじめとする“龍が如くスタジオ”のスタッフの皆さんのシナリオ力の高さを感じました。

 これだけのキャラクターを描いたことで、“龍が如くスタジオ”がまた1つ素晴らしい仕事をしたと思いました。

――ソニアさんは桐生一馬への先入観がなく春日一番を見ることができたと思いますが、いかがでしたか?

ソニア:プレイ前は極道のイメージがないキャラだと思っていたのですが、遊んでいくとおやっさん(荒川真澄)へのリスペクトや、家族や周りのメンバーとの絆を強く感じました。

 性格も最初は普通の人だと思っていたのでしたが、気さくな人間性が見られて、ハマっていきました。いわゆるイケメンではないのですが、個人的には見た目もカッコいいと感じます。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――春日一番以外にも多くのキャラクターが登場しますが、お気に入りのキャラクターは誰でしょう。

アレックス:会社経営が好きなので鎌滝えりですかね。あとはコミジュルのハン・ジュンギも、ビジュアル的によかったです。

ルイス:僕もハン・ジュンギと、横浜流氓(ハンピンリュウマン)の趙天佑ですね。見た目もおもしろいし、バトルでもめちゃくちゃ助かった覚えがあります。

――それぞれ固有のジョブが強いですよね。

ルイス:2人を育てて敵を一掃しながら進めていました。バランスが崩れるほど、すごく強いキャラだなと(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――ソニアさんはいかがですか?

ソニア:私もハン・ジュンギが好きですね。まず見た目がカッコいいと思って、さらにキャラ性能がよかったので、仲間になってからはずっとバトルメンバーに入れていました。

 あとは紗栄子ちゃんも芯の強い女性として描かれていて好きですね。

今の状況だからこそ『龍が如く7』で日本をバーチャル観光!

――最後にこれまで挙げた要素以外に、皆さんのなかで「これは語っておきたい!」みたいなことはありますか?

アレックス:今回はメインの舞台が神室町から横浜の伊勢佐木異人町に移ったのですが、個人的にも横浜は何度も行っていることもあって、街の再現度が相変わらず高いなと感心しました。

 ちょうど、先日ひさしぶりに横浜に行ったのですが、その時は現実よりも「あ、ここは『龍が如く7』のあれだな」みたいな見方になっちゃったのは、おもしろいと思いましたね(笑)。

 あとはくどいかもしれませんが、先ほども語った会社経営ですね。ストーリーを進めるのを止めて、会社を1位にするまでプレイしちゃいました(笑)。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――ゲームの株主総会はファンタジー色が強いですが、そのあたりは楽しめました?

アレックス:はい。でも、実際の株主総会があんなだったら、今頃億万長者ですよ。

(一同笑)

――何でも土下座で済んじゃいますからね。ルイスさんは何か言っておきたい要素はありますか?

ルイス:これは『龍が如く7』に限ったことはではないんですが、日本の歓楽街をバーチャルで観光できるという点は素晴らしいと思います。

 今はコロナ禍という状況下なので、他の国に行くことができないじゃないですか。僕の友だちも日本に来る予定が延期しているんですよ。だから、今こそ『龍が如く』を遊ぶべきじゃないかなと。『龍が如く7』には大阪の蒼天堀もありますし!

――シリーズでいえば『龍が如く3』ならば沖縄、『龍が如く5 夢、叶えし者』ならば福岡や名古屋、札幌まで行けますからね。

ルイス:あとはなかなかリアルの人生で味わえない“極道の体験”でしょうか。日本のマフィアを映画でなく、自分で操作をしていろいろなことができることも相変わらずおもしろいので、ぜひプレイしてほしいですね。

 それとバトルでは建設機械(クレーン車)や、巨大なロボット掃除機との戦いがあるのも、ファンタジー世界っぽくておもしろくて、オススメしたいです。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――あのバトルは『龍が如く』だからこそのテイストですよね(笑)。ソニアさんは?

ソニア:私は横浜にはダーツのイベントで1回行ったことがあったんです。ただ、その時はダーツだけやって帰ってしまったので、『龍が如く7』をプレイしてからは聖地巡礼的にまた横浜に行きたくなりました。

 日本にいない人でも街並みを見られるだけでなく、プレイして実際に行くと“わかっている感”を味わえるのは、このシリーズのいいところだと思います。ゲーム好きな知り合いで『龍が如く』をやったことがない人がいるので、そういう人にオススメしたいです。

 同じRPGというジャンルで比べるならば、人気RPGシリーズよりもハマったので、RPGというジャンルが好きな人、少しでもやったことがある人であれば、日本人でなくともこのゲームにハマる人は多いと思います。

――RPGのセオリーはしっかり守られているので、RPGを遊びたいという人の欲求はしっかり満たせる作品ですよね。

アレックス:最後に付け加えるとすると、やはりネタのリアリティですかね。もちろん、デフォルメしている部分は多々あると思いますが、極道の組織といった設定から、ホームレスなどの社会問題に触れています。

 これは海外のゲームユーザーにオススメという部分ではないのですが、現実の問題を想起させるようなシナリオになっているのは、相変わらずおもしろいなと感じました。

 特に春日たちとナンバが部屋を借りる伊勢佐木異人町の小料理屋で、風俗嬢にスポットを当てているのには驚きました。彼女たちが戸籍もなく不法滞在で働いているというのは、実際にもありえる問題じゃないかなと。極道のシノギの稼ぎ方や、老人ホームでの詐欺的なやり口なども盛り込まれていて、そこはなかなか勉強になりましたね。

  • ▲画像は『龍が如く7 光と闇の行方』のもの。

――RPGになったことや、新主人公になったことで入りやすくなっている『龍が如く7』。『龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル』では、英語音声や各言語の字幕が追加されているため、さまざまな人が楽しめるようになっています。まだプレイしない人は、ぜひこの機会に遊んでみてください。今日はありがとうございました。

©SEGA

龍が如く7 光と闇の行方 インターナショナル

  • メーカー: セガ
  • 対応機種: PS5
  • ジャンル: RPG
  • 発売日: 2021年3月2日
  • 希望小売価格: 5,990円+税