『ぎゃる☆がん』野々宮かなめを演じた三宅晴佳さんへインタビュー。推しに会いたい人にオススメするゲーム
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インティ・クリエイツから発売中のNintendo Switch/PC(Steam)用ソフト『ぎゃる☆がん りたーんず』。本作で、ヒロイン・野々宮かなめを演じる三宅晴佳さんへのインタビューを掲載します。
『ぎゃる☆がん』は、ひょんなことから超モテ男になってしまった主人公が、次々と告白してくる女の子たちを眼力(通称:フェロモンショット)で昇天させ、意中のヒロインを目指す、眼(ガン)シューティング。本作『ぎゃる☆がん りたーんず』は、初代『ぎゃる☆がん』のリマスター版で、シリーズ10周年記念作品です。
三宅さんには、演じられたキャラクターや演じるうえで心がけたこと、印象的だった出来事などを語っていただきました。
優しい女の子の声を表現
――演じられた役名と、どんなキャラだったか、教えてください。
野々宮かなめちゃんは、桜咲第三高校の2年生。主人公・テンゾウの幼なじみで、テンゾウが大好きな子です。
ちょっと暴走しちゃうところもあって、それを一直線で行っちゃうタイプなのだと感じています。
――『ぎゃる☆がん』について、どのようなゲームと聞いていましたか? もしくはどのような印象でしたか?
オーディションの話を聞いた時に調べて、「女の子を撃っている、センシティブなゲームだなぁ」と思いました(笑)。
――受かったあとに、調べたり聞いたりしたのでしょうか?
オーディションに受かったあと、以前に行ったプロモーションの話を聞きました。スカイダイビングをしたとか、すべてにからしが入っているシュークリームでロシアンルーレットをやったとか……そのため、私に務まるのかと思いました。
ただ、実際には自由に楽しくやらせていただきました。
――かなめちゃんのイラストをご覧になって、いかがでしたか?
柔らかい雰囲気を持った女の子だと感じました。
――キャラとの共通点はありますか?
思い込みが激しいというか……。それは私と似ていると感じました。
あとは、かなめちゃんは子どものころにおばけを怖がっていたのですが、その気持ちは理解できました。私もおばけが苦手です。ゲームに出てくるようなかわいらしい幽霊だったらいいのですが、だいたいはおどろおどろしくて、ただれているじゃないですか。
――ゾンビとかは?
ゾンビは……いけると思いますね。
――演じる際にどのようなことを気をつけたのでしょう。
巫女さんということもあって、急に元気な感じが出ないように、優しい女の子の声を自分の表現で出そうと強く意識しながら演じました。
――収録中、方向性や役については、何か指示がありましたか?
テストしたボイスを聞いていただき「指示があるのかな?」と思っていたら、「それでいきましょう! そのままで大丈夫です」と言っていただいたので、それで進めていきました。
ディレクター/デザイナーの伊東大典さんから、「ハマっている」と太鼓判を押していただいたと聞いています。
――お気に入りのセリフや印象的だったセリフを教えてください。
「ハピクルハピクル、クルックル! しあわせくん、テンゾウを幸せにしてあげて!」というセリフですね。かなめちゃんは魔法少女ではないのですが、私は小さいころから魔法少女に憧れていたので、このセリフが印象的でした。
――恥ずかしいセリフもある作品ですが、そちらはいかがでしたか?
これが大変でした(笑)。リアクションには、大、中、小という3種類があったのですが、大と中の違いをつけられませんでした。何回かやったのですが、うまくいかず、苦戦しました。
――OKをもらえることになったきっかけは?
ひたすら何度も頑張って、OKをもらいました。一番難しかったセリフは「おへ」ですね。
――「おへ」ですか?
かなめちゃんはおへそが弱点なのですが、「おへそ」と言い切らずに「おへ」と言うんですね。「“おへ”ってなんだ?」という、恥ずかしさがありました。
意外としっかり作られているゲーム!
――ゲームが完成して、遊ばれてみていかがでしたか?
「舐めちゃいかんぞ!」と思いましたね。
難易度・ビギナーでも慣れるまでは難しいです。あと、遊ぶ前はおバカな内容が目立ちますが、ゲームとして“意外としっかり”作られています(笑)。ミニゲームとか、思った以上に作りこまれているんですよ!
プレイし始めたら集中してしまい、ずっと真顔でした。カーソルを女の子に合わせると文字が出るので、それを見極めて弱点を撃つことを極めていきたいと感じるようになりました。
コンボやボーナスもあって、いつの間にかハマっていました。
――それが「舐めちゃいかんぞ!」に込められているわけですね。
はい!(笑) やる前は「なんだろう、このゲーム?」と思うかもしれませんが、始めたらハマっているんです。そして終わったら「いいお話だった。あれ? でも何のゲームだったっけ?」と感じるんじゃないでしょうか。
ベースはシューティングゲームですが、選択肢を選んで女の子と交流し、恋愛要素も入ってくる。いろいろな要素があって、ストーリーがいいと感じたのが、私のファーストプレイでした。
――演じられたキャラ以外で気になっているのは?
お嬢様言葉で喋る、笹穂くるみちゃんですね。1年生でおっとりした女の子なんですが、カワイらしくて「お母さんになってほしい」と感じるくらいに好きです。
――好きなキャラを語る際に「お母さんになってほしい」という表現は、あまり聞かないので驚きました。
お母さんに会いたいのかもしれませんね!(笑)
包容力がある雰囲気がすっごい好きで、プロフィールを集めようと思ったのですが、キャラ数が多くてまだ集められていません。
――いろいろなプロモーション活動を行ってきましたが、その中で印象的だったのは?
雑誌の撮影などは、初めての経験でした。どんなポーズがいいのか、いろいろ考えて、夜も寝られず、向かう最中まで、とにかく緊張していました(笑)。
ただ、始まったら思っていたよりも緊張せずにできました。
――楽しくやれたわけですね。
スタジオが学校だったのですが、雰囲気がとてもよかったんです。桜咲第三高校が存在していて、私がそこに通っていることを想像できるような、そんな感覚で撮影できました。編集者さんにも「自然にできている」と言っていただきました。
――他には?
予約特典の“女の子の香り立つしおり”で、かなめちゃんの匂いを決めることがありました。それこそスイカとか、いろいろな匂いが候補にあったんです(笑)。その中でも、カレーがすごかったです!
正直に言うと、何を選んだらいいのか、わからなくなって「どうしたらいいんだろう? 正解は何だろう?」と思いつつ、とても迷いました。
女の子からカレーの匂いがしても、ときめかないじゃないですか。
――お昼にカレーを食べたのかな……くらいですね。
そうなんですよ(笑)。かなめちゃんのしおりからそんな匂いがするのは個人的に考えにくくて、迷ったので印象に残っています。最終的に『だぶるぴーす』で神園しのぶを演じた上間江望さんに決めていただきました。
――さらに他にもあるということですが……。
生放送で『香水』の歌詞のオマージュが書かれていて、それを火吹晶役の内村史子さんが読まれていたんですね。その際に兎野葵役の山本希望さんから、(内村さんが)読んでいる間に踊るように言われて、頭の中が真っ白になりました。
無茶ぶりが突然来たので「あっ! こういう世界なのか……」って思いました(笑)。
ただ、本当にいろいろなことをさせていただき、感謝しています。初めてで大変なこともありましたが、楽しかったです。
――ちなみに三宅さんは、どんな学生でしたか?
うるさかったと思いますね。
高校2年の時に仲がよかった子と、高校3年は別のクラスになってしまったので、そのクラスによく行っていました。そのクラスに走って入ってくるところや、声をあげて入ってくるところが、駆け寄る犬みたいだったらしく、マルチーズとか、チワワとか呼ばれていました。
――『ぎゃる☆がん』の世界に入ってしまったら、どんな学生生活を送ると思いますか?
屋上に行きたいですね。屋上ってあまり入ったことがないんで、憧れているんですよ。そこでお弁当を食べたいですね。
――普段からゲームをされますか?
すごくします! 脱出ゲームや謎解きゲームが好きですね。ゲーミングPCを購入したので、Steamで配信されているゲームを友だちとやっています。
あとは、任天堂さんのタイトルも好きで、いろいろやっています。『リングフィット アドベンチャー』がちょうどお店に並んでいたので、購入しました!
――最後にメッセージをお願いします。
「君の推しはこのゲームにいるよ!」です!
さまざまな女の子との会話とドキドキモードが展開する“ドキドキカーニバル”はバリエーションが豊富。それこそ、メガネキャラのみを昇天させるようなステージもあります。
いろいろな子を昇天させることができる! そんな魅力がこの『ぎゃる☆がん』には詰まっています! 硬派なゲームとして売れているとのことですが、女の子が好きな人にぜひ遊んでほしいです。そのうえで、かなめちゃんをたくさん愛してください。
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『ぎゃる☆がん りたーんず』
- メーカー:インティ・クリエイツ
- 対応端末:Switch
- ジャンル:STG
- 発売日:2021年1月28日
- 価格:通常版 5,800円(+税) / 限定版 9,800円(+税)
『ぎゃる☆がん りたーんず』ダウンロード版
- メーカー:インティ・クリエイツ
- 対応端末:Switch / Steam
- ジャンル:STG
- 配信日:Switch 2021年1月28日 / Steam 2021年2月
- 価格:5,800円(+税)