スマホ版『イース6』の物語は原作とどう違う? 名場面はどう再現されるの?【イース6オンライン日記#4】

ライオン松本
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 Restar Gamesから2021年春に配信予定のiOS/Android用アプリ『イース6 オンライン~ナピシュテムの匣~』(以下、イース6)。そのプレイ日記をお届けします。

 本作は、アクションRPG創世期の金字塔と呼ばれるほどの超名作『イース』シリーズの第6作目である『イース6 ―ナピシュテムの匣―』がスマホ用オンラインゲームとなって復活したものです。

 発売から10年以上経ったにもかかわらず、根強いファンを得続けたシリーズの最新作を最速で体験させてもらえたので、その魅力を伝えていきます。

 第4回目となる本記事では、“原作版とアプリ版の物語はどのように違うのか?”という部分に注目して本作のストーリーについて紹介していきます。


※記事の内容は2021年3月5日に行われた先行テスト版によるもので、正式版とは異なる場合があります。

原作『イース6』の物語を知らない方へ

 原作と言えるPC版の『イース6 ―ナピシュテムの匣―』は今から20年近く前の2003年9月27日に発売されたゲームです。

 シリーズ6作目の舞台は大渦に囲まれ、出入りがほぼ不可能なカナン諸島という島々。

 そこへとある出来事で遭難し、流れ着いた主人公:アドルは、その島の一つに暮らすレダ族という長い耳と尻尾が特徴の亜人たちと出会います。

 集落で目を覚まし、オルハイーシャによって命を助けられたことに感謝するアドルでしたが、助けてくれたはずのレダ族の人々は何やら冷たく、厄介者をみるような感じ。

 どうやらアドルの他にもこの島へと流れ着いた他の人々が暮らしていて、その人間たちとトラブルがあったようでした。

 そんな場所を舞台にしてアドルは、島を脱出するために大渦や島の謎を解き明かしていくのですが、その旅の先々で未知の遺跡を探索したり、巨大なモンスターと戦うことになったり、時には人助けをしたり……と原作では、まさに王道のファンタジーRPGと言える物語を味わうことができました。

 詳しい物語については、原作をプレイするか公式サイトである“イースポータルサイト”で小説風に読みやすいものがあるのでぜひチェックしてみてください。

 また、シリーズを振り返りたい! という方向けに『イース』作品の物語を復習できる記事が電撃オンラインで掲載しているので、覗いてみてくださいね。

大筋は似ているが、やはり違う物語……?

 まず、ゲームを開始してみると初めの遭難の流れは同じようでした。ただ、原作では主人公のアドル1人ですが、『イース6オンライン』では、主人公となるプレイヤーキャラクターとアドルの2人で流れ着くことに。

 遭難するきっかけとなった理由は先行体験版では語られないようですが、正式リリースではどうなるか気になりますね。

 ちなみにですが、この主人公たちを見つけた時のオルハ、イーシャの構図やセリフなんですが原作とほぼ同じです。こういった部分も細かく再現してくれるあたり、ポイント高いですよね。

 さてさて、そんなわけで気を失った2人を助けてくれたのですがやっぱりオード族長はかなり塩対応の様子。目が覚めたとわかったらすぐに出ていくように伝えられます。

 チュートリアルの流れで、いきなり原作のラスボス的存在であるエルンスト(しかも黒い翼まで…!)とのバトルがあるなど、原作プレイヤーだからこそ驚く転嫁も待ち受けています。

  • ▲夢か現か、エルンストといきなり戦うことに!?
  • ▲目覚めるのはやはりこの部屋。『イース6』に帰ってきたって感じですよね。
  • ▲そして優しく声をかけてくれるオルハ。好き。
  • ▲でもって開幕から辛辣なオード族長。お久しぶりです。

 このようにプロローグ部分だけでも、原作再現をしつつも微妙に異なる展開も用意されており、完全新作として楽しめるようになっていました。

 また、個人的にはちょくちょく出てくるキャラクターたちの顔差分も新たな楽しさの1つとして満喫。オルハは基本にこやかな表情なので、困り顔とかまで見られるのがうれしくて、ついスクショ。

  • ▲こういった表情差分は新しいもの特有で、キャラとの交流をメインに楽しみたい私のようなプレイヤーには嬉しいんじゃないでしょうか?

 ちなみにアドルも主人公も、けっこうがっつりしゃべるので、シリーズファンとしては珍しく感じるかもしれません。自分も最初はちょっと驚きましたが、遊んでいる間に気にならなくなり、新作RPGとして物語を楽しめました。

物語の始まり。1章“翼の民を求めて”

 そして、ついに始まる1章のタイトルは“翼の民を求めて”。このタイトルは聞き覚えがある人も多いのではないでしょうか?

 そう、『イース』シリーズお馴染みのアドルが書いた冒険記の一説、そのタイトルが1章のメインとして使用されているのです。気付けるとテンション上がりますよね、こういった演出は。

 まずはお世話になったオルハたちにお礼を言いに向かうところからです。原作同様、オルハは中央の部屋でお祈りのようです。

 話しかけてみるとレダ族の集落を見て回ったらどうか? と提案してくれるのでその通り見てみることに。

 集落に出てみれば村を見渡すようなムービーがスタート。あのPCやPS2で見た家や橋、人々がより綺麗になっているのが目に入ります。

 ここから自由に動き回れるようになるのですが、せっかちな私はとにかく他も見てまわりたい! と一歩外の方へ踏み出すと何やら悲鳴と共に演出が。

 まさかのボス戦です。しかも集落内での戦いとは……このあたりから原作とはさらに異なる展開になっていきます。

  • ▲このボス自体はアドルたちが強いので楽々です。

 とにかく村の安全を第一にアドルと敵を撃退したのですが、草陰から何やら視線が。どうやらイーシャがこっそり見ていたようですね。

 その姿を見かけて声をかけようとしましたが、すぐに逃げられてしまいます。やはり怖がられているみたいですね。

 さて、その後にオルハが合流するのですが、ここで原作勢びっくりの描写が。なんとオルハの手元に“ゼーメの神鏡”が。しかもセーブでお世話になっていたクリスタルの像から霊力を注いでるシーンも。

  • ▲原作では、この鏡を巡って人間たちに不振な感情を持っていたり、とある場所でのキーアイテムだったりするのですが……。
  • ▲鏡に霊力を注ぐと何やらマークが浮かび上がってきました。

 とにかくオルハ1人では危ないと協力することに。島を巡って霊力を鏡に注いでいきます。

 その道中では、族長に見つかってしまい、村の者に近づくなと警告されたり、大きな魔物に襲われたり……時にはオルハの術でピッカードに変身したりしてなんとか鏡の霊力を満たします。

 原作をなぞる流れでありながら、細部の演出や仕掛けが盛りだくさんとなっていて、完全に新作として楽しめるレベルとなっている印象。しかも、ときには美麗な3D演出で名場面が再現されるわけで……原作ファンは特にわくわくできるんじゃないかと。
(もちろん、初めて遊ぶ方にとっても、イベント盛りだくさんのRPGとしてしっかり楽しめることは間違いありません)

  • ▲ちなみにこの変身術は本作からの要素です。

 そんなこんなで“風見の丘”で神鏡が真の力を取り戻すのですが……力を取り戻した鏡に映された映像には“祈りの泉”が。

  • ▲ゼーメの神鏡の模様はこの扉のものでした。見覚えはあったんですが、ここだったとは。

 ぶっちゃけ、この章の終盤とも思えるシーンで新しいマップ“祈りの泉”の登場は(原作の記憶的にも)嫌な予感しかしませんでした(笑)。

1章ボス“はぐれ竜”の登場

 はぐれ竜という不穏な単語が聞こえつつも、とにかく村人を避難させることになり、先ほど逃げてしまったイーシャを探します。

 イーシャは村近くにいたので、すぐに見つけることができたのですが、ここでプレイヤーキャラとイーシャは不可思議な映像をみることになります。

 そして気が付いた時にはイーシャの姿はどこにもありませんでした。近くにいたオードにイーシャの場所を尋ねれば村にはまだ帰っていないとのこと。

 先程の神鏡の兼を含め、これにはまずいとすぐに兵を連れて泉に向かいますが……先行していたオードたちは強力なモンスターたちに手傷を負わされていました。

 それをみたアドルたちは代わりに泉へと足を進めますが、そこにはやはり登場する原作最初のボス“はぐれ竜”。

  • ▲『イース6』最初のボスとしても立ちはだかったはぐれ竜との再会です。薙ぎ払い攻撃の判定が辛くて苦戦した苦ーい記憶が蘇ります。

 これはかなり個人的な話ですが、筆者はRPGが大好物なんですけど、ものすごくアクションが苦手んですよね……。

 恥ずかしい話、原作版を遊んだときは、最初のボスのはぐれ竜にすらボコボコにされた嫌な思い出が……。

 しかし、あの時は1人でしたが今回はアドルが共に戦ってくれます! 気合を入れて戦闘へ。

 薙ぎ払い攻撃をジャンプで避けたり、炎攻撃を端によって回避して攻撃を繰り返してなんとか勝利!

 このイーシャを身をもって助けた姿にようやくレダ族たちの誤解も解けて認めてもらえました。

 そして、オード族長からエメラスの剣を授かることになります。その剣こそがこの物語の鍵となるアイテムです。

 ということで、ここまでが1章“翼の民を求めて”のストーリーでした。

 プレイしてみての感想ですが、芯となる物語自体は大きく変更されている感じはないのですが、出てくるアイテムや争いの原因などの部分が変わっていて、知っているはずの作品なのに展開が読めない不思議な感覚が楽しめました。

 まだ正式サービス前の段階でこのストーリーのクオリティですから、ぜひともエンディングまで見てみたいと思わせてくれる物語でした。

 これからの『イース6オンライン』の展開に期待ですね!






※記事の内容は2021年3月5日に行われた先行体験版によるもので、正式版とは異なる場合があります。
※画像は一部、公式Twitterのものです。
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