東日本大震災から丸10年。『Fukushima 50』が金ローで放送

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 3月12日21時からの“金曜ロードSHOW”で、『Fukushima 50』が地上波初本編ノーカットで放送されます。

 東日本大震災から丸10年の節目を迎える3月。あの日、福島第一原発の現場では何が起きていたのかを描いた『Fukushima 50』が放送されます。

福島第一原発で戦い続けた50人の知られざる物語

 2011年3月11日に発生した東日本大震災から丸10年。福島第一原子力発電所で命がけで奮闘した50人を、事実に基づいて描いた知られざる物語を本編ノーカットで地上波初放送。

 物語の主人公は、福島第一原発で当直を担当していた伊崎。発電所所長の吉田と強い信頼で結ばれている彼は、未曾有の事態を防ぐために、現場の最前線で指揮を取り続けることに。

 後に海外メディアから、敬意を込めて「Fukushima50」と呼ばれることになった男たちと家族たちの、知られざる姿を描いたヒューマンドラマ。

 日本が、そして世界が固唾を呑んで見守る中、果たして現場では何が起きていたのか……。

 佐藤浩市、渡辺謙、吉岡秀隆、安田成美らが渾身の演技を見せ、第44回日本アカデミー賞で作品賞をはじめとする最多12部門で優秀賞を受賞する圧倒的ドラマ。

ストーリー

未曾有の大地震と津波に襲われた福島第一原発
最悪の事態を防ぐための男たちの決断とは…

 2011年3月11日、午後2時46分。福島第一原子力発電所を巨大な地震が襲った。当直として現場の中央制御室にいた伊崎(佐藤浩市)は、発電所の所長・吉田(渡辺謙)と連絡を取りながら、経験したことのない危機への対応に迫られていた。

 そんな中、緊急津波警報が発令。浅野(安田成美)は現場の職員に避難を呼びかけるが、巨大な津波が原発に押し寄せ、発電機が水没。午後3時40分には、発電所内が全交流電源喪失の状態に。

 このまま、原子炉の冷却装置が動かなければ、メルトダウンに至ってしまう。政府も本店も混乱する中、まずは原発から半径2キロ以内の住民に避難が指示され、伊崎の娘・遥香(吉岡里帆)と妻の智子(富田靖子)ら家族たちも不安を胸に避難することになる。

 原子炉周辺の放射線量は上がり続け、原子炉格納容器の圧力も上昇。伊崎と吉田は、格納容器の圧力を抜くための“ベント”を決意する。

 しかし、電力が使えない中では、人の手で行うしかなく、伊崎はベテランの作業員の中から“ベント”を行うメンバーを募ることに。

 何が起こるかわからない中、伊崎の思いを受け“ベント”の担当を申し出る作業員たち。一方、吉田は本店や官邸を相手に“ベント”実施に向けて調整に当たるが、状況がわからないことに苛立つ総理大臣(佐野史郎)は、自ら吉田の元へ向かい、“ベント”を急がせようとする。

 そして、余震が続く中、“ベント”の作業が始まった……。

キャスト/スタッフ

出演(敬称略)
伊崎利夫:佐藤浩市
吉田昌郎:渡辺謙
前田拓実:吉岡秀隆
野尻庄一:緒形直人
大森久夫:火野正平
平山茂:平田満
井川和夫:萩原聖人
加納勝次:堀部圭亮
矢野浩太:小倉久寛
本田彬:和田正人
工藤康明:石井正則
内藤慎二:三浦誠己
西川正輝:堀井新太
宮本浩二:金井勇太
小宮弘之:増田修一朗
山岸純:須田邦裕
樋口伸行:皆川猿時
辺見秀雄:前川泰之
ジョニー:Daniel Kahl
佐々木明:小野了
五十嵐則一:金山一彦
望月学:天野義久
内閣官房長官:金田明夫
原子力安全委員会委員長:小市慢太郎
首相補佐官:伊藤正之
経済産業大臣:阿南健治
前田かな:中村ゆり
福原和彦:田口トモロヲ
小野寺秀樹:篠井英介
福島民友新聞記者:ダンカン
松永:泉谷しげる
伊崎敬造:津嘉山正種
竹丸吾郎:段田安則
伊崎遥香:吉岡里帆
滝沢大:斎藤工
伊崎智子:富田靖子
内閣総理大臣:佐野史郎
浅野真理:安田成美

スタッフ(敬称略)
原作:門田隆将『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発』(角川文庫刊)
監督:若松節朗
脚本:前川洋一
音楽:岩代太郎

※画像は公式Twitterのものです。
©2020『Fukushima 50』製作委員会

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