「D4DJはファンと一緒に作る作品」愛美さんと西尾夕香さんがプロジェクトへの意気込みを語る
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- 紅葉つかさ
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ブシロードが放つメディアミックスプロジェクト“D4DJ(ディーフォーディージェー)”に出演する、西尾夕香さんと愛美さんへのインタビューをお届けします。
“D4DJ”はDJをテーマにアニメ、ゲーム、声優によるライブなどさまざまなメディアミックスを展開する、ブシロードの新たなメディアミックスプロジェクトです。
7月20日・21日には初のライブイベント“D4DJ 1st LIVE”が幕張メッセで開催され、ついにプロジェクトが本格始動となりました。
電撃オンラインでは、ライブを終えた西尾夕香さん(愛本りんく役)、愛美さん(山手響子役)にインタビューを実施。プロジェクトへの意気込みなどを伺いました。
本格始動した“D4DJ”、初ライブの手ごたえや今後目指すものは?
――“D4DJ 1st LIVE”を終えてのご感想を教えてください。
西尾夕香さん(以下、西尾):ついに始まったな、という感じです。ライブで楽曲を披露して、会場のお客さんがすごく笑顔で迎えてくれてうれしくて……、これからも皆さんと一緒に作っていきたいと思います。ただ、一気に情報が発表されたので会場に来た皆さんが困惑していないかなと(笑)。
愛美さん(以下、愛美):プロジェクトについてライブ前に発表されていた情報が少なかったので、盛り上がってくれるのか不安もあったのですが、ライブが始まった時の歓声や笑顔が最高ですごく楽しかったです。
――DJライブを行ううえで、普段と違った楽しさ、難しさがあれば教えてください。
愛美:DJライブと聞いた時は、私もDJをやるのだと思っていましたが、高木美佑ちゃんがDJをやっていたということで、DJの部分は美佑ちゃんにお任せして、パフォーマンスをして盛り上げるということになりました。パフォーマンスについては振り付けも考えていただいたので心配はありませんでした。
――どのユニットもおひとりがDJをされていましたが、他のメンバーが担当することもあるのでしょうか?
西尾:DJを経験している身としてはやりたい気持ちはあります。今回、DJをやっていた三村遙佳さんが演じる大鳴門むにちゃんは、DJじゃなくてVJだったりするので、その日のメンバーや楽曲によって替わる可能性はあるかなと思います。
――ということは、おふたりのDJが見られる可能性もあると。
西尾:そうかもしれないですね。
愛美:Peaky P-key(ピーキーピーキー)の場合は、犬寄しのぶがDJ、笹子・ジェニファー・由香がVJ、山手響子がボーカル、清水絵空がパフォーマーという感じになっているので、基本はそのスタイルかなと思っています。だけど、最初は“VJ”って何をするんだろう……って(笑)。
――確かにあまり聞かない言葉ですよね。
愛美:そうなんです。あとで映像を出したりするビデオジョッキー(Video Jockey)のことだと知りましたが、個人的にはそのあたりが今後、どうなっていくのか楽しみです。
――改めて、“D4DJ”プロジェクトが本格的に始動した意気込みを教えてください。
西尾:1stライブを終えて、お客さんが楽曲やキャラクターのことが伝わり始めたと思います。私たち演者も回数を重ねるごとにキャラクターとリンクしていくと思うので、メンバーとお客さんが一緒に“D4DJ”というものを作っていけたらと思います。
愛美:ライブにお越しの方の感想を見ると、すごく楽しんでいただけたようなのですが、来ていない方は“D4DJのライブ”がどんなものなのかわからなくて、行きづらいのかなとは思いました。今後は生放送やSNSなどで、「こんなに楽しいライブなんだよ」ということを広めていきたいと思います。
――ライブではオリジナル楽曲を2曲ずつ披露されましたが、それぞれの第一印象を教えていただけますか。
西尾:『Dig Delight!』を始めて聞いた時は、私が思っていたHappy Around!(ハッピーアラウンド!)の印象通りだなと感じました。この楽曲は「初めまして」、「D4DJの世界へようこそ」というような挨拶代わりの曲なので、初ライブの一番最初に披露できてよかったと思います。
『Direct Drive!』はサビでみんな一緒に盛り上がれる楽曲なのですが、その後の歌詞では「ところでキミ誰?」「きみのトモダチさ」というような歌詞になっていて、それが天真爛漫な愛本りんくにピッタリだなと思いました。
愛美:Peaky P-keyの『電乱★カウントダウン』と『Let’s do the ‘Big-Bang!’』は、今まであまり歌ったことがない曲調だったので、どういう風に表現しようかなと考えました。だけど、「響子としてドヤ顔で歌ってください」と言われて、とにかく自信を持って歌おうと。振り付けも含めてリズムに乗りやすく、すごくライブ映えする楽曲だと思うので、これからもどんどん歌っていきたいです。
西尾:他のユニットもすごくライブ映えする楽曲ばかりでしたよね。ユニットごとに印象が全然違って……、自分の出演が終わった後は観客として楽しんでいました(笑)。
愛美:そうそう! 私は推しユニットを見つけようと思って、個人的にはPhoton Maiden(フォトンメイデン)にすごく惹かれました! それと、自分には出せないHappy Around!のフレッシュ感がたまらなくキュンキュンしちゃって、今はその2組が特に気になっています。
西尾:私は断然、Peaky P-keyです! 楽曲のイントロや愛美さんが歌い始めた時点でテンションが上がります。
愛美:他のユニットにもいいところがあって燐舞曲(ロンド)は、さえチ(※1)がずっとギターを弾いていて、すごく新しいと思ったのですが、DJイベントではよくある光景なんでしょうか?(笑)
※1……燐舞曲メンバー・月見山 渚役の大塚紗英さん
西尾:あまりないと思います。でも、カッコよかったです……!
愛美:本職がDJじゃないからこそ、そうした新しいDJイベントの形も模索していきたいですね。
――実際に燐舞曲が登壇した際、お客さんもギターを持っていることに驚いている様子でした。
愛美:すごくインパクトがありますよね。それで言うとMerm4id(マーメイド)のオリジナル楽曲も! 合間のコールが初めてでも一緒に盛り上がれて、すごく好みです。
――以前から、生放送などではユニットの分け隔てなく共演されていますが、気になっているメンバーはいらっしゃいますか?
愛美:“ブシロード DJ LIVE”の時に、あみた(※2)とペアを組んでいたのですが、“D4DJ”ではユニットが違って少し寂しいです。でも、Photon Maidenでのパフォーマンスを見たら、それ以外ありえないと思いました。ユニットは分かれてしまいましたが、キャラクターとして絡みがあればうれしいです。
※2……Photon Maidenメンバー・新島衣舞紀役の前島亜美さん
西尾:私は、犬寄しのぶ役の高木美佑さんです。お互い“アニクラ(アニメ音楽を楽しむクラブイベント)”でDJ活動をしていたので、「お噂はかねがね」という感じだったんですよ。初めて会った時からシンパシーみたいなものを感じていて、キャラクター同士の絡みはまだわかりませんが、楽しみです。
愛美:キャラクターに関してだと、Happy Around!とPeaky P-keyは同じ学生服なので何かあるような気がしますね。
――今回のライブでは2曲ずつカバー楽曲を披露しましたが、他にカバーしてみたい楽曲はありますか?
西尾:Happy Around!としてはみんなを盛り上げられるような曲ができたらと思います。
――なるほど。ユニットによって色というか方向性が決まっていますからね。
愛美:今回歌った『アゲハ蝶』と『夢見る少女じゃいられない』の2曲は、最初はPeaky P-keyが担当させてもらっていいのかなと思いました。でも、実際にやってみるとPeaky P-keyの色にあわせてアレンジされていて、どんな曲でもハマるのかなって。
西尾:そうなんですよね。いろいろなアレンジをできるのがDJイベントの魅力なので、どんな曲でも楽しくやれそうに思います。
――ちなみにおふたりは年代的にこれにハマっているという楽曲はありますか?
愛美:私はHappy Around!が披露した『ココロオドル』が年代的にハマっている曲です。Peaky P-keyとしても、メチャクチャやりたいです。
西尾:私も『ココロオドル』は以前から好きだったのと、『夢見る少女じゃいられない』はよくカラオケで歌う曲のひとつです。こうして世代を超えて愛される曲を歌わせていただけるのは本当に光栄です。
―― “D4DJ 2nd LIVE”の10月14日開催が発表されていますが、こちらのポイントについてはいかがでしょうか?
西尾:2ndライブは今回よりも楽曲や出演者が増えて、Happy Around!で言うと渡月 麗ちゃん役の志崎樺音さんも出演するので、4人全員で完成形が見せられると思います。他のユニットに関しても1stライブとは違ったところがお見せできると思います。
愛美:2ndライブに、メンバー全員で参加できるかはわからないのですが、昼公演“-Day Party-”と夜公演“-Nonstop Night-”で内容が異なるので、どちらも来てくださるとうれしいです。
――その他に、“D4DJ”の活動でやってみたこと、挑戦してみたいことはありますか?
西尾:志崎さんが演じる渡月 麗ちゃんはピアノが得意なので、今後弾くことがあるのかなと思いますね。あとはユニット対抗で“B2B(※3)”などができたらおもしろいと思います。DJを担当する人は大変だと思いますけど(笑)。
※3……Back to Backの略。2人以上のDJが交代で曲をかけるプレイスタイル。
――それができると格好いいですね。愛美さんは何かありますか?
愛美:せっかくなのでDJイベントを見学してみたいです。Peaky P-keyは意識が高い系のユニットなので、本場の雰囲気を学べる企画があればと。私自身が“D4DJ”でDJに初めて触れて、他のDJイベントをあまり知らないので、(周囲のスタッフを見て)今後のためにもぜひお願いします!
そして、いつの日かDJ系のフェスにも参加できるようになりたいですね。
――その日を楽しみにしています! 最後に、ファンの皆さんへのメッセージをお願いします。
西尾:ライブにアニメ、ゲームなどさまざまな展開が予定されていますので、その全部を楽しみに待っていてください!
愛美:“D4DJ”は始まったばかりですが、無限大の可能性があるコンテンツだと思っています。少しでも気になったらライブに遊びに来て、その可能性を感じていただけたらうれしいです。ライブでは皆さん楽しんでもらえると思いますので、ぜひ遊びに来てください。
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