『スパロボDDコラム』“ワールド6”3月24日開放決定! 『グランゾート』など4作品が参戦!!【#37】

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 みなさん、3月5日に配信された『生スパロボチャンネル(アプリ版)』はご覧になったでしょうか!? 番組内で発表された『スパロボDD』新情報、本当に驚きの内容ばかりでしたね!!

 最大のサプライズは、新たなロボットアニメが参戦する“ワールド6”の開放! 前回のコラムで「第2章の開幕が待ち遠しい」と書いたのですが、その前にまさかの“ワールド6”!!

 今回は『未来ロボ ダルタニアス』『魔神英雄伝ワタル』『獣神ライガー』『魔動王グランゾート』の4作品が新たな参戦作品としてラインナップされています。

 『ダルタニアス』『ワタル』『ライガー』は、先輩アプリ『スーパーロボット大戦X-Ω』での活躍も記憶に新しいところですが、『魔動王グランゾート』については、なんと『スパロボ』シリーズ初参戦!

 1979年にスタートした『ダルタニアス』以外は、『ワタル』が88年、『ライガー』と『グランゾート』が89年放送開始と時期が固まっているので(しかも3作品ともサンライズ作品!)、全部見ていたという人も多いのではないでしょうか。

 何を隠そう80年生まれの筆者もそのひとりで、それはも~う多大な思い入れがあります! 初参戦の『グランゾート』に至っては、この作品と出会わなければ、今頃このコラムを書いていることもなかったんじゃないかなと思うくらい。

 そして『ワタル』と『グランゾート』の共演は放送当時以来約30年越しの、少年時代の夢がかなった「生きててよかった!」と言えるくらいの一大ニュースなんです……(感涙)。

 とはいえ、今回の追加参戦作品についてよくご存じない方もいらっしゃるかと思います。なので、今回はこれら4作品をかる~くご紹介!

 今後『スパロボDD』コラムでは、各参戦作品の詳しい解説やエピソード紹介などもやっていきたいなと考えていますので、その前哨戦だと思っていただければ。

★未来ロボ ダルタニアス(1979~1980年放送)

 『超電磁ロボ コン・バトラーV』『超電磁マシーン ボルテスV』『闘将ダイモス』に続く、長浜忠夫監督による『長浜ロマンロボ』シリーズの第4作(長浜監督が途中降板したため、シリーズに含まれないことも)。

 西暦1995年、ザール星間帝国の侵攻によって焼け野原になってしまった日本で仲間たちとともにたくましく生きる少年・楯 剣人が、ひょんなことからザール帝国によって滅ぼされたエリオス帝国の遺臣・アール博士と出会い、3機のメカが合体して誕生する巨大ロボット・ダルタニアスに乗り込み、ザール帝国への反撃ののろしを上げる。

 『スパロボ』シリーズへの初参戦は2003年発売の『スーパーロボット大戦D』。

★魔神英雄伝ワタル(1988~1989年放送)

 神々が住む神部界が、悪の帝王・ドアクダーによって支配され、象徴たる創界山にかかる虹から7色の輝きが失われてしまった! 伝説の救世主として創界山に召喚された小学4年生の戦部ワタルは、意思を持った魔神(マシン)・龍神丸や忍部ヒミコ、剣部シバラクら仲間たちとともに、7界層に分かれた創界山に平和を取り戻すべく“おもしろカッコイイ”大冒険を繰り広げていく。

 続編として1990~91年に『魔神英雄伝ワタル2』、1997~98年に『超魔神英雄伝ワタル』が放送。OVAシリーズやラジオドラマ(ラジメーション)なども制作されている。2020年にWebアニメとして最新作『魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸』全9話が配信されたことも記憶に新しい。

 2018年発売の『スーパーロボット大戦X』で、満を持して『スパロボ』シリーズへの参戦を果たした。

★獣神ライガー(1989~1990年放送)

 『マジンガーZ』や『デビルマン』の原作者として知られる漫画家・永井豪さんが生み出した新たなヒーロー。西暦199X年、邪神ドラゴの復活と世界征服を目論む女帝ザーラ率いるドラゴ帝国が、日本へと侵攻を開始した。善神アーガマの末裔である小学6年生の大牙 剣は、バイオアーマー“獣神ライガー”と一体化し、双子の巫女・神代ゆい、まいとともに、魔竜王ドルガを操るリュウ・ドルクらドラゴ帝国の魔の手に立ち向かっていく。

 放送当時(1989年)、新日本プロレスとのタイアップにより覆面レスラーの“獣神ライガー”がリング上に登場。アニメと同じように“ファイヤー・ライガー”“サンダー・ライガー”へとパワーアップを重ね、2020年の引退まで、約30年にわたって激闘を繰り広げていた。

 2009年発売の『スーパーロボット大戦NEO』で『スパロボ』シリーズに初参戦。

★魔動王グランゾート(1989~1990年放送)

 西暦2100年、福引きで月旅行を当てた小学5年生の遥大地は観光のさなか、ウサギの耳をもった耳長族の魔法使い・V-メイと、その孫娘・グリグリに出会う。

 V-メイの導きにより超常的な力“魔動力”に目覚めた大地は、魔動王グランゾートを操り、暗黒大邪神の復活を目論むアグラマント率いる邪動族と対峙。心優しい格闘家のガス、ひねくれ者だが根はまっすぐな高耳族の少年・ラビらとともに、月の内側にある世界・ラビルーナの聖地ルナを目指す“おもしろマジ軽”な旅に出る。

 『魔神英雄伝ワタル』を手がけた原作者の広井王子さん、井内秀治監督ほか中核スタッフが再集結して制作した後番組で、放送終了後にはOVAシリーズも制作されている。

 『スパロボ』シリーズへの参戦は『スパロボDD』が初!!

 いかがでしたでしょうか、ハッキシ言ってメチャメチャ楽しみです! 筆者も、テレビの前で正座待機していたあの頃を思い出します……。

 さらに『スパロボDD』オリジナルキャラクターとして、お姉さん的ポジションのベネット・コリーヴレッカンが、乗機である専用グラフディンとともに登場! そんな“ワールド6”は3月24日開放予定!!

クロッシング・パイロット第5弾は『レイズナー』が『ボトムズ』とクロスオーバー!!

 3月17日(明日!)からは、作品の垣根を超えて機体やパイロットがクロスオーバーする『スパロボDD』最大級の目玉イベント“クロッシング・パイロット”の第5弾“空に蒼いAT 使命とあれば、心を決める”がスタート!

 今回は『装甲騎兵ボトムズ』を代表する人型兵器AT(アーマード・トルーパー)・スコープドッグに、『蒼き流星SPTレイズナー』の主人公であるエイジが乗るという構図。

 『生スパロボチャンネル』で寺田貴信プロデューサーも言及されていましたが、どちらも高橋良輔監督作品に登場する、大河原邦男さんによるデザインの機体なので、親和性はかなり高いかと!

 エイジが乗るスコープドッグは、背部にレイズナーのバックパックを装備したブルーカラーの独自デザイン。スコープドッグの全高が3.804メートルなのに対し、レイズナーは9.52メートルとかなり差があるので、バックパックも(相対的に)かなりの大型に見えますね。レイズナーも『スパロボDD』の登場ロボットとしては、小さい部類ではあるのですが……。

 またレイズナーのレーザード・ライフルをスコープドッグが使用するということで、こちらもAT用の武器としてはオーバーサイズ。AT用の大口径エネルギー砲であるロッグガンに匹敵する巨大なレーザード・ライフルを構え、レイズナーを思わせる高機動で敵に迫る姿は一見の価値あり!!

 なお、イベントシナリオは『スーパーロボット大戦OG』シリーズでおなじみの竹田裕一郎さんが担当し、“クロッシング・パイロット”史上初めて『スパロボDD』の本編シナリオとリンクした内容になるとのこと。

 竹田さんは『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』に文芸として参加したほか、『レイズナー』のLD-BOX特典冊子『青き流星SPTレイズナー 蒼き流星の行方』で小説家デビューしたという経歴の持ち主。両作品に精通した竹田さんがどんなクロスオーバーを仕掛けてくるのか、まもなく明らかになりますよ!!

 ちなみに筆者は2月下旬に発売された“装甲騎兵ボトムズ Blu-ray Perfect Soldier Box”をゲットして『ボトムズ』熱が再燃しているところ。今回のイベント開催を記念して、キリコの新スキル“起死回生”も実装されるということで、キリコをガッツリ使いたい筆者としては、うれしい限りです!!

第6回“制圧戦”で白銀の騎士・ヴァイスリッターが参戦決定!!

 さらに、3月26日開催予定の第6回“制圧戦”で『スーパーロボット大戦OG』からヴァイスリッターとそのパイロットであるエクセレンが参戦することも判明しました!

 ヴァイスリッターのデザインはアニメ『ジ・インスペクター』版がベースとなっており、エクセレンの立ちイラストはキャラクターデザインを担当した河野さち子さんによる新規画稿。ボイスは水谷優子さんの生前に収録された音源が使用されるとのことです。

 『生スパロボチャンネル』によれば、さらにパートナーであるキョウスケが乗るアルトアイゼンのSSR必殺技専用パーツ“リボルビング・ステーク(OS)”にアビリティ調整が施され、ヴァイスリッターと同時に出撃させることで防御力や与ダメージにプラス補正がかかるとのこと。

 第1回“制圧戦”から自軍戦力として活躍してくれているアルトアイゼンをさらに活躍させられるという見地からもうれしい参戦です! そういえば『スパロボDD』では合体攻撃は実装されないんでしょうか?

新必殺技“スクエア・クレイモア”&“トランザム一斉射撃”の性能に迫る!!

 最後は、恒例の新規追加SSR必殺技をご紹介! 今回は15日に終了したイベント“奇跡をもたらす鉄塊”で活躍したアルトアイゼン用の“スクエア・クレイモア”と、ガンダムヴァーチェ用の“トランザム一斉射撃”の2種。いつもより4ステップアップガシャの開催期間が長くなっており、3月31日(13時59分)までチャレンジできますよ!

SSR スクエア・クレイモア

【ユニットパーツデータ】スクエア・クレイモア



スクエア・クレイモアの評価(S)

 アルトアイゼン待望の2つめの必殺パーツ。戦闘回数による攻撃力アップと、戦闘時のみの攻撃力デバフを持ち、攻守ともにいい仕上がり。ブレイクゲージ減少量増加がついているのも嬉しいところ。

 間違いないというほどではないが、このパーツがあれば実弾属性がボスの弱点の場合には、編成の選択肢に入れるだろう。

 スキルの“勝負師”もHPの強化ができる優れもの。交換所などで入手できるようになったら、レベル5まで育成して、HP10000増加を目指していこう。

 2000年発売の『スーパーロボット大戦COMPACT2』で初登場して以来、キョウスケの愛機として『スーパーロボット大戦IMPACT』『スーパーロボット大戦OG』などで活躍したアルトアイゼン。先述の通り『スパロボDD』では、サービス開始から間もなく開催された第1回“制圧戦”で獲得できるユニットとして初期から参戦していました。

 アルトアイゼンは『スーパーロボット大戦OG』シリーズでは、すべてのPT(パーソナル・トルーパー)の元祖たる初代ゲシュペンスト(タイプT)を改修して、「絶対的な火力を備え、正面突破を可能とする機体」を目指し“ATX計画”のマリオン・ラドム博士によって生み出された機体という設定。

 コンセプトがあまりにもピーキーだったため見送られてしまいましたが、本来は地球連邦軍の主力PT“ゲシュペンストMk-III”として正式採用されるべく開発された機体であり、パラレルワールドである“あちら側”の世界では(機体仕様は異なるものの)実際に採用され“ゲシュペンストMk-III”の名で呼ばれていました。

 『OG』シリーズでは設定的にも重要なポジションにある屈指の人気機体で、後継機に飛行システムであるテスラ・ドライブを搭載したアルトアイゼン・リーゼ、派生バリエーションに夜間迷彩仕様のアルトアイゼン・ナハトなどが登場。

 アニメ『ジ・インスペクター』にはゲシュペンストMk-IIの外装をアルトアイゼンに似せて改造した式典用のゲシュペンストMK-II・タイプSAや、それを実戦用に改修したゲシュペンストMK-II・タイプSA改、“あちら側”のゲシュペンストMk-IIIが変異したアインストヴォルフやノイヴォルフも登場しています。

 さらに『無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ 』シリーズには、ゲシュペンストMk-IIIをダウンサイジングした機体・ナハトが登場するなど、関連機体は枚挙に暇がありません。

 そんなアルトアイゼンの必殺武器のひとつが、肩部に内蔵されたチタン合金製のベアリング弾を一斉にばらまくスクエア・クレイモア。搭載された武装を駆使した連続攻撃“切り札”を除けば、アルトアイゼンの最強武装として君臨しています。

SSR トランザム一斉射撃

【ユニットパーツデータ】トランザム一斉射撃



トランザム一斉射撃の評価(S)

 メインは戦闘回数での防御力の増加やブレイクゲージ減少量の増加などあるが、なんといってもこのパーツの一番の見所は、周囲4マス内の味方ユニットの攻撃と照準を上げるというバフ効果。

 ガンダムヴァーチェ装備時のみの効果となるが、数値は特性0でも16%と大きめで、援護機としての能力は超一流といえる。さらに、『機動戦士ガンダム00』勢の3人のいずれかがフィールドにいれば、ビーム属性のブレイクゲージ減少量はさらにプラス。

 味方へのお膳立てをさせたら、現状ではトップクラスの性能といえるだろう。防御特化タイプで、防御壁が務められるというのも評価が高い。ちなみに特性+5ですべての条件を満たせば、ブレイクゲージ減少量増加は140%にもなる。

 ソレスタルビーイングの創始者であるイオリア・シュヘンベルグが、何らかの理由で量子コンピュータ・ヴェーダが機能不全に陥った際のため、ガンダム各機に搭載されるGNドライブ(太陽炉)に組み込んでいた隠し機能“TRANS-AM(トランザム)”。GN粒子を大量に放出することで機体性能を大幅に上昇させる代わりに、使用後は再チャージ完了まで機体性能が低下するという、まさに諸刃の剣です。

 ティエリアが乗るガンダムヴァーチェは、原作第23話“世界を止めて”でトランザムを使用。GNバズーカ・バーストモードで、襲い来る国連軍のGN-Xを巨大な岩塊もろとも一掃し、あまりの威力に「新兵器か!?」とコーラサワーを驚かせました。使用後はGN粒子の残量不足によりパワーダウンしてしまいますが、ロックオンのガンダムデュナメス(GNアームズ装備)により窮地を救われています。

 続く第24話“終わりなき詩”では、ガンダムヴァーチェではなく装甲の中に隠された本体・ガンダムナドレ形態でトランザムを使用。一時は目にも留まらぬ機動力を発揮してGN-X部隊を圧倒しますが、アルヴァトーレが放ったビームによりトランザムが中断され、コーラサワー機と相打ちに近い形で完全に戦闘能力を失ってしまいました。

 『スパロボDD』の“トランザム一斉射撃”では、原作で使っていたGNバズーカ・バーストモードのみならず両肩部のGNキャノンも併用しているため、もしかすると原作よりも高い火力を誇る攻撃になっているのかもしれませんね。

 ……といったところで、今回はここまで! “ワールド6”や“クロッシング・パイロット第5弾”などは、次回以降の『スパロボDD』コラムで詳しく紹介していく予定ですので、みなさまお楽しみに!!

<追記>
 3月17日からは、ディドやメグたちオリジナルキャラクターのスキルオーブがもらえる“特殊スキル育成イベント”も復刻開催されるので、前回挑戦できなかった方はこちらもお見逃しなく!

 ……今、本記事の最終確認のために『スパロボDD』を起動したら、タイトル画面のイラストが『生スパロボチャンネル』で公開された新バージョンに変更されていました。本当に目が離せないですね、これは(笑)。





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スーパーロボット大戦DD

  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: iOS
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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  • メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
  • 対応端末: Android
  • ジャンル: SRPG
  • 配信日: 2019年8月21日
  • 価格: 基本無料/アイテム課金

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