リオニスの血と誇りをお前のその体に叩き込んでやろう（エルデ）【FFBE幻影戦争名言集】

　スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争（FFBE幻影戦争）』の名言集をお送りします。

　本作は、『ファイナルファンタジー』シリーズのタクティカルRPG最新作です。舞台は、ラピスの世界にあるアードラ大陸。古来よりクリスタルの伝説が語られるこの地で、覇権をめぐる幻影戦争の物語が始まります。

　今回は、“第10章　リオニスの後継者　第3節　宣戦布告　Battle4　条件”より、リオニスの王である・エルデ・リオニスの名言をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

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リオニスの血と誇りをお前のその体に叩き込んでやろう（エルデ）

　今回取り上げるエルデはリオニスの王。モントとシュテルの父親で一族の血筋を絶やさないことを第一に考えています。

　そのため、シュテルを出陣させることなく城に待機させるのですが、理由をちゃんと説明しないんですよね。「リオニスの血は絶やさぬ。たとえ神を敵にまわそうとも」と曖昧なことしか言いません。個人的には“昭和の頑固親父”といったイメージ。もうちょっとシュテルに優しくしてあげればいいのに……。まぁ、そんな不器用なところもエルデらしいといえばらしいのかなぁと思っていました。しかし、第1部の終盤では親子のすれ違いが悲劇を生むことに……。

　すれ違いが決定的になったのは第二章。フェネス軍が攻めてきて籠城するエルデですが、このとき、自分たちは裏から脱出。シュテルと妻のヘレナには城に残って応戦するように伝えます。

　自分だけでなく母まで捨て駒のようにさせられてしまったシュテルはリオニスの名を捨てます。……これは仕方がないですよね。

　エルデは前にリオニスの血筋を残すためならば自分の命でさえ差し出すと発言しているため、自分の命が欲しいためにシュテルたちを囮にしたわけではないんですよね。ただ、シュテルの立場からすれば自分が捨てられたと思ってしまうかも……。

　その後、シュテルは自らの手でエルデを討つことを誓い、サーダリーから古代の遺物“黄金の甲冑”を授かります。一方のエルデはモントとともに、同盟国のウェズエットへ。しかし、エルデは戦いの傷と疲労が原因で疲弊していきます。

　ついに倒れ込むエルデの前にシュテルが現れます。サーダリーからエルデは母に「人質になるぐらいならば死を選べ」と伝えられていたと聞いたシュテルは、それが本当のことかエルデに聞き出そうとします。

　しかし、エルデは「答える必要など……ない」と返答。こんな状況になっても、なおシュテルの誤解を解こうとしません。

　自分は最初こそ「もっと息子と向き合えばいいのに」と、ある意味で普通のことを考えていましたが、このエルデの姿を見て彼の考えは単純なものではなく、もっと大局的な考えがあり、それは揺るぎない信念のうえに成り立っていることがわかってきました。

　エルデを討とうとするシュテルと守ろうとするモント。ふたりは一触即発の状況になりますが、ギルガメッシュの介入によって中断されることになります。

　エルデとシュテルの決着はリオニスで付けられることに。モントたちはウェズエットに到着しますが、マシュリーがリオニスに捕らわれいることを知り、この城へと戻ってきます。また、シュテルもサーダリーの能力によってリオニスに到着します。

　これまですれ違い続けたエルデとシュテル。ついにエルデはシュテルのもとへと自ら赴き、彼にリオニス王の証である“古代の遺物”の指輪を見せます。

　「これを身につけて最前線で戦いたかったのだろう？」とシュテルに問うエルデ。サーダリーによって憎悪の感情を増幅させられているシュテルは「……殺してやる！」と宣言。エルデは「リオニスの血と誇りをお前のその体に叩き込んでやろう」と迎えます。

　結果はシュテルの勝利。エルデは戦闘が続いてボロボロの体であるはずなのに、最後まで王として気丈に振る舞います。

　いまさら変わることができないという彼に、シュテルは「言葉にしないと伝わらない想いもある」と訴えます。これが本音であり、すべてなんでしょうね……。

　ちなみにこの際の音声収録は、鎧の支配を受けていない素のシュテルの声で演じてもらったそうです。こういった演出が、物語により深みを与えているのではないでしょうか。ぜひ音声をオンにして物語を楽しんでほしいと思います！

　さておき、その後、エルデはシュテルに指輪を受け取るのか決断させます。

　もしかしたら、彼はすでにこれから自分がシュテルに殺されることが分かっており、最後に父である自分を乗り越えることができるのか、その覚悟を試したのかもしれませんね。

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