『スパロボDDコラム』蒼いATが宇宙を駆ける! “クロッシングパイロット”第5弾開催中!! 【#38】
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3月後半の『スパロボDD』はまさに激動! 一挙4作品参戦の“ワールド6”が開放されたり、ヴァイスリッターが手に入る“第6回制圧戦 白銀の堕天使”が開催されたり、トピック盛りだくさん!! ……なのですが、この『スパロボDD』コラム1回で全部を語り切るにはボリュームがありすぎる!!
……ということで、今回は3月17日から開催中の“クロッシング・パイロット”第5弾“空に蒼いAT 使命とあれば、心を決める”を中心にご紹介! “ワールド6”と“制圧戦”については、次回までお待ちください……。それでは行ってみましょう!!
エイジがスコープドッグで宇宙を駆ける“空に蒼いAT 使命とあれば、心を決める”開催中!
『スパロボDD』最大の目玉イベント“クロッシング・パイロット”。その5度目の開催となる今回は、『装甲騎兵ボトムズ』と『蒼き流星SPTレイズナー』のクロスオーバーが実現!! 『レイズナー』の主人公であるエイジが、『ボトムズ』に登場するAT(アーマード・トルーパー)スコープドッグに乗り込みます!!
エイジが乗るスコープドッグは、ブルーのカラーリングに、レイズナーのバックパックとレーザード・ライフルを装備した『スパロボDD』オリジナル仕様。ATとSPT(スーパー・パワード・トレーサー)の装備にある程度の互換性があることには驚きですが、どちらもバックパックの換装でさまざまな状況に対応できる兵器であるという共通点をもっています。
また、メタな観点からの共通点も存在します。『ボトムズ』『レイズナー』ともに高橋良輔監督による作品であり、メカデザインは大河原邦男さんが担当しているなど。『レイズナー』のキャラクターデザインは、『ボトムズ』で独自のハードボイルドなキリコ像を描いたことで知られる谷口守泰さんなので、(特に原作後半の)エイジにはキリコの面影もありますし……。なので、筆者的には“クロッシング・パイロット”としては意外というよりも順当な組み合わせといったところ。
イベントストーリーは、『スパロボOG』シリーズでおなじみの竹田裕一郎さんによる書き下ろし。『装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端』に文芸として参加し、『レイズナー』のLD-BOXの特典冊子『蒼き流星の行方』で小説家デビューを果たしたという経歴をもつ竹田さんが、地球に危機を伝えるためにグラドスから脱出したキリコとエイジの逃避行を描く、“ワールド4”第3話『彼の名はエイジ』の前日譚に挑みます!
シナリオやミッションをクリアしていくことで、“スコープドッグ(エイジ機)”と、“SMM2連装ミサイル(CP)”“ソリッドシューター(CP)”“レーザード・ライフル(CP)”の必殺技専用パーツ3種が手に入ります。ミッションをこなすことでオーブが手に入るエイジの新特殊スキル“起死回生(エイジ)”と相まって、即戦力になれるポテンシャルを秘めていますので、ぜひゲットしておきましょう! イベントは4月15日(13:59)までの開催となっています!!
スコープドッグ&SSR レーザード・ライフル(CP)
【ユニットデータ】スコープドッグ
【ユニットパーツデータ】レーザード・ライフル(CP)
スコープドッグ&SSR レーザード・ライフル(CP)の評価(S)
スコープドッグは通常攻撃に射程3の実弾を持つバランスタイプで登場。SSRのレーザード・ライフル(CP)は射程3のビームで、戦闘回数による攻撃・運動増加やデバフ、ブレイクゲージ減少量増加がついています。
クロパイの必殺パーツとしては、間違いなく過去一番の性能ですね。最新のガシャ産と比べると少しだけ全体的に弱めで、いつものように回数が2回というのが泣き所ですが、それ以外は申し分なし。
上記にもあるようにエイジのオーブ追加などもありましたし、十分に一線級でも役立つ性能になっていると思います。特にデバフが欲しいときに有用なので、特性+5まで一気に育てておくのが鉄板ですね。
イベント“心の光を灯せ”Hi-νガンダムとグレンダイザーの新必殺技を紹介!
さてさて、ここからはラストスパートに突入したイベント“心の光を灯せ”の4ステップアップガシャでピックアップされている、2種のSSR必殺技パーツをご紹介!
SSR フィン・ファンネル(MAP)(Hi-νガンダム)
【ユニットパーツデータ】フィン・ファンネル(MAP)(Hi-νガンダム)
フィン・ファンネル(MAP)(Hi-νガンダム)の評価(SS)
Hi-νガンダムはやくも2つ目の必殺パーツです。基本パラメータの増加値などは、1つめのフィン・ファンネルとあまり差はありませんが、なんといっても注目は『DD』初のスピードが増加するユニットパーツであるということ。
行動順の関係で、特にスピードが重要になってくる迎撃戦でキーユニットになってくることが予想されます。特性なし(+30)と特性+5(+130)ではかなりスピードの増加値が変わるので、獲得出来たら、出来るだけ特性も育てておくといいですね。
ちなみに、通常のフィン・ファンネルとどちらがメインかという話ですが、ほぼ差はといってもいいかなと。基本的には、回数を使いたい方を必殺スロットに挿せば問題ないでしょう。ただ、気力上限が高いほど(MAP)メインの方が強くなりやすいので、オーブやチップで上限を170まで上げられるようであれば、(MAP)をメインにしたいところですね。
早くも、Hi-νガンダムのMAP兵器版“フィン・ファンネル”が登場。Hi-νガンダムの来歴については、第36回の『スパロボDDコラム』で紹介したばかりなので、今回はニュータイプ用の兵器“ファンネル”について簡単に解説していきましょう。詳しくやるとものすごく長くなるので、あくまで概略ということで(笑)。
そもそもファンネルとは“じょうご(漏斗)”のこと。ビンなどに液体を注ぎやすくするのに使われる道具ですね。初期のファンネルの形状がじょうごに似ていたため、このように名付けられました。
映像作品においては『機動戦士Zガンダム』に登場した、アクシズ(後のネオ・ジオン)を率いるハマーン・カーンが乗るニュータイプ専用モビルスーツ、キュベレイに合計10基が搭載されたのが始まりとなります。
キュベレイの前身となった『機動戦士ガンダム』に登場したニュータイプ専用モビルアーマーのエルメスには、ニュータイプの脳波(サイコ・ウェーブ)を機体制御などに利用する装置“サイコミュ(サイコ・コミュニケーター)”が搭載されており、10基以上の無線攻撃端末“ビット”を遠隔操作しての“オールレンジ攻撃”が可能でした。
サイコミュの小型化は宇宙世紀0079当時の技術では困難で、エルメス本体は全長85.4メートルもの大型機となり、ビットもモビルスーツの半分程度の大きさ(8.4メートル)になってしまいましたが、ビットにはジェネレータが内蔵されており、高威力のメガ粒子砲を備えていました。
宇宙世紀0080年代後半に、そのダウンサイジングに成功したのがキュベレイで、同機に搭載されたファンネルもまたビットを発展させた武装です。小型化のため、ジェネレータが廃されて充電式となりました。この分野ではジオン残党勢力に一日の長があり、後にキュベレイMk-II、量産型キュベレイ、ゲーマルク、クィン・マンサといったニュータイプ専用機にもファンネルが搭載され、最大で30基ほどのファンネルが搭載されることとなりました。
ただ、キュベレイに搭載されたファンネルの1射ごとの威力はそれほどではないようで、パプティマス・シロッコが乗るジ・Oには決定的なダメージを与えられていない描写がありました。
宇宙世紀0090年代に入ると、ファンネルは大型化される代わりに搭載数がグッと減ることになります。『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』に登場するネオ・ジオン側のニュータイプ専用モビルスーツ、サザビー、ヤクト・ドーガは6基のファンネルを装備。モビルスーツ本体の高性能化が進んだ結果、ファンネルもまた量より質を重視する補助的な武装になっていったようです。
そして、その進化の到達点ともいうべき存在がνガンダムのフィン・ファンネル。かつてのビットと同じくジェネレータを内蔵しており、高威力のメガ粒子砲の発射が可能な上、フィン・ファンネル4基で本体を囲むことでIフィールド・バリアの形成も可能という画期的な性能を誇っていました。
ネオ・ジオン側のファンネルと比べて稼働時間が長いという利点もある一方、射出後の再マウントが不可能だったため推進剤の補充ができずに使い捨てになってしまうというデメリットがありましたが、これは後継機であるHi-νガンダムで改善されています。
ちなみに、5月7日から上映が始まる『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』に登場する主役モビルスーツ・Ξ(クスィー)ガンダムや、ライバル機のペーネロペーにもファンネルを発展させた武装が搭載されています。その名もファンネル・ミサイル。ファンネルからビームを射出するのではなく、ファンネル本体を脳波誘導ミサイルとして敵機に打ち込む武装です。作中でどのように使われるのかは未知数ですが、まもなく明らかになることでしょう!!
SSR スペースサンダー
【ユニットパーツデータ】スペースサンダー
スペースサンダーの評価(S)
基礎能力の増加に、デバフ、ブレイクゲージ減少量増加と、嬉しい効果が揃っています。ただ防御面がやや寂しいのかなと。タイプ的には壁役もこなして欲しいですし。
被ダメージ減少や根性はついていますが、大元の防御力を上げる手段がこのパーツにはないので、壁役としても運用したい場合は、サブパーツやチップでの防御強化が必要になってきます。
その上で、出来るだけ覚悟(デューク)のレベルを上げて、HPも増やしていけば必殺使用後に発動する“根性”との相性もよく、壁役として運用しやすくなると思います。
満を持しての実装となった、ダブルハーケンに匹敵するグレンダイザーの必殺技・スペースサンダー。ささきいさおさんが歌うオープニングテーマ『とべ! グレンダイザー』のラストで、4体もの円盤獣を次々と破壊していたこともあって、原作ファンにとってはかなり印象的な技です。
スペースサンダーは、グレンダイザーの両側頭部にある角から発生させた高エネルギーを中央でスパークさせ、6万度もの超高温に達する白熱光線として放射する必殺技。原作中では毎話と言っていいほど多用されており、グレンダイザー形態のみならず、一部の武器に使用制限が生じるスペイザーとの合体形態でも使われていました。
水中でも使用できるほか、敵が放射するビームを押し返したり(逆に押し返されることも)もできるスグレモノで、1話で複数回使用されたこともあり、単に必殺技と言うよりもグレンダイザーの主力武器としての地位を確立しています。なお、通常は頭の上で炸裂する稲光のような光線として描かれていますが、第21話では額の突起から帯状のビームが放射されていました。
使用回数に比例して円盤獣やベガ獣といった強敵には防がれてしまうことも少なくはないのですが、一方でトドメの一撃として使われることも多かったスペースサンダー。ダブルハーケンとの連続攻撃でも使われており、ダブルハーケンの投てきで致命傷を与えてスペースサンダーで爆発させる、という流れは必勝のパターンでした。
『スパロボDD』での“スペースサンダー”の戦闘デモは、両腕のスクリュークラッシャーパンチからスペースサンダーにつなぐという連続攻撃。スクリュークラッシャーパンチは、腕部のブレードパーツを前方に展開した状態で射出し、1分間に4000回もの高速回転で敵を貫くという技です。
原作ではブレードをプロペラ状に展開したスピンパンチやスクリューパンチ、ブレードを展開しないダイザーパンチといった類似技も登場しています。
次回予告! 一挙4作品参戦の“ワールド6”とヴァイスリッター登場の第6回“制圧戦”に迫る!!
冒頭でも触れましたが、次回からは『未来ロボ ダルタニアス』『獣神ライガー』『魔神英雄伝ワタル』『魔動王グランゾート』の4作品が新たに参戦する“ワールド6”をご紹介!
『魔動王グランゾート』は、満を持しての『スパロボ』シリーズ初参戦となります!! メインスタッフなども共通していた前番組『ワタル』との夢のクロスオーバーは必見ですよ!!
“ワールド6”で入手できる機体は、『ダルタニアス』からダルタニアス、『獣神ライガー』から獣神ライガー、『ワタル』から龍神丸と戦神丸、『グランゾート』からグランゾート、アクアビート、ウィンザートの3体、さらに『スパロボDD』オリジナルのグラフディン(ベネット機)の合計8体となっています。こちらもそれぞれ詳しく解説していこうと思っていますのでお楽しみに!!
また、“第6回制圧戦 白銀の堕天使”で手に入るヴァイスリッターも次回で紹介予定! キョウスケの相棒・エクセレンとその愛機の実力やいかに!?
そうそう、現在『スパロボDD』では1.5周年を記念して、SSRユニットパーツ“DD”を配布中! 期間中(終了日未定)にログインするだけでもらえますが、かなり強力なアビリティを備えたパーツなので、ぜひ活用してくださいね!!
といったところで今回はここまで! 第39回『スパロボDD』コラムで、またお会いしましょう!!
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スーパーロボット大戦DD
- メーカー: バンダイナムコエンターテインメント
- 対応端末: iOS
- ジャンル: SRPG
- 配信日: 2019年8月21日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
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