ヲハヨウ、ケダモノ。『R-TYPE FINAL 2』体験版をバイド係数高めでレポート

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 グランゼーラから4月29日発売予定(※)の、PS4/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox series X/PC(Steam)用ソフト『R-TYPE FINAL 2』において、PS4とNintendo Switch用の体験版が、PS Storeとニンテンドーeショップで配信開始されました。

※PC版の発売日は後日発表。

 本作は、アイレム株式会社から1987年にアーケードゲームとして誕生した横スクロールシューティング『R-TYPE』シリーズの最新作です。

 数々の名作STGが生まれた時代に稼働し、今なお熱いファンが宇宙を彷徨っている『R-TYPE』シリーズ最大の特徴は、ショットボタン長押しで放つ"波動砲"と自機に装着する"フォース"にあります。

 敵機を貫通し、ボスに絶大なダメージを与える"波動砲"の一射、一撃に魅了されたプレイヤーは数知れずいることでしょう。"フォース"は敵弾から自機を守るだけでなく切り離して遠隔攻撃が行えたりと、守りとテクニカルさの両面を兼ねているのが特徴。さらに生物と機械の相反するものが合わさった敵やステージデザインなど、独創的のある要素を多く持つタイトルです。

 今回は2003年に一旦シリーズが終了したものの、株式会社グランゼーラから奇跡の復活を遂げた18年ぶりとなる最新作『R-TYPE FINAL 2』体験版のレビューをライターのシューがお届けします。

変わらない安心さと懐かしさ

 モニターに映し出される機体各部のチェック。ロボットアニメのような機体名の表記。そして発艦までの流れと、冒頭から自分の好み盛りだくさんでゲームがスタート。

 久しぶりの『R-TYPE』シリーズでしたが、ショット、スピードの可変速、"フォース"、"波動砲"とベースとなっているだろう『R-TYPE Δ』以降のいつもの光景、手触りで嬉しく思いました。

 懐かしさと18年ぶりの起動に「ヲハヨウ、ケダモノ。」とノリで見出しに付けちゃいましたが、これは『R-TYPEⅢ』のキャッチコピーにあった"ヲヤスミ、ケダモノ。"から引用してみました!

 さらにさらに説明しますと“バイド係数”は、”フォース”の力を数値化する際に用いられる架空の因子のことです。それが転じて、本作にどっぷりハマってる人ほど「バイド係数が高い」なんて表現されたりされなかったり。

 本題に戻りますが、横スクロールシューティングとしてもかなり久々のプレイだったので、自機の当たり判定の大きさに少し戸惑う場面もありました。


  

 体験版で選べるのは3機。多くのSTGでは自機の違いに差がないこともありますが、『R-TYPE』シリーズにおける自機は"波動砲"の性能や"フォース"、"ビット"のオプションに個性の差が出ています。『R-TYPE FINAL』でも、特定の種類からオプションを変更できましたが、今作ではミサイルも変更できるなど、カスタマイズ性の拡張がされていました。

 そのほかにもボディカラーやキャノピーを自分好みの色に変更できたり、外装にデカールを貼り付けられます。宇宙空間を飛来するめちゃくちゃ目立つハイカラな自機ってのも、ちょっと面白いかもしれないですね。

 機体ごとの"波動砲"は非常に多彩で、まっすぐ飛び、敵機を貫通するオーソドックスなタイプをはじめ、照射レーザーのように短時間撃ち続けるタイプ。そして着弾した際にのみ球体状に炸裂するタイプなど多種多様。

 前作では101機もの自機が登場しており、個性的な"波動砲"の数々により、まさにバラエティに富んだプレイを楽しめました。圧倒的な機体数を開発していく工程は確かに大変でもありますが、自分好みの機体と出会う喜び、それを探す楽しみこそ面白味のひとつかなと思います。今作でもそれがより楽しめそうですね。

 個人的に嬉しかったのは、タイトルデモにR-13A ケルベロスが映ってくれたこと!! 好きなシリーズでもあり、好きな機体でもあるので、またコイツと宇宙で戦えるのかと思うと嬉しくて嬉しくて。体験版の時点でも、タイトルデモにさまざまな機体、要素が散見されるので、ここを見るだけでも期待は高まります。

 改めてSTGとしてレポートしますと、自機の大きさに慣れないうちは苦戦するかもしれませんが、STGとしての難易度は優しめ。というのも、接触した敵機にダメージを与え、敵弾を消せる"フォース"という存在があるため、常にバリアを持っているような状態だからです。

 この"フォース"は自機の背後にも装着できるため、横スクロールシューティングにおいて嫌らしい後ろからの攻撃も防げるのが利点。この防御に加えて"波動砲"による攻撃も完備しているため、攻守の切り替え、メリハリが本作の要となっています。

 パワーアップを取り続けるまで自機がずっと弱いということはなく、むしろ攻撃面では最初から強力な切り札があるため、この取っ付きやすさはSTG初心者に優しい、嬉しいのではないかなと思います。

 一方で体験版は1ステージのみなので、ボリュームは少なめです。機体数やデカール、彩色といったカスタマイズを深い所まで堪能できません。ただ、体験版の時点で、背景にちらりと映る汚染されたR-9などルート分岐を想像させる演出もあるため、製品版がますます楽しみな作りになっていますね。

 まずは18年ぶりの新作ということで、久しぶりに『R-TYPE』シリーズに触れてみるのはいかがでしょうか。また、これまでに遊ぶ機会がなかった方も、この機に復活した往年の名作STGをプレイするのもおすすめですよ!

©Granzella Inc.
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