『ロマサガRS』をマイペースに遊ぶ人間が伝えたいキャラ育成やゲームのおもしろさ
- 文
- キャナ☆メン
- 公開日時
スクウェア・エニックスが配信中のiOS/Android用アプリ『ロマンシング サガ リ・ユニバース』(以下、ロマサガRS)。本作をオススメする紹介記事を掲載します。
読者投票による電撃オンラインアワード2018ではアプリ部門で1位を獲得し、6月には配信から半年を迎えるiOS/Android用RPG『ロマサガRS』。その受賞コメントを見たライター・キャナ☆メンと編集kbjによる会話の一幕がこちら――。
キャナ「『ロマサガRS』はプレイしているのですが、キャラ育成がおもしろいんですよ」
kbj「コメントを聞きに行った時、今後も頑張りたいっていう熱意を感じたのが印象に残ってるんだよね。俺は生憎まだプレイしてないけど、かなり興味が湧いてる」
キャナ「なるほど。では僕の話を聞いていきませんか。マイペースに遊びながらで十分に楽しめるタイトルですよ(ガシッと腕をつかむ)」
kbj「う、うん……(長くなりそうだなあ)」
――小1時間ほどして。
kbj「せっかくだから、俺だけに語るのではなくて記事にしない?(笑)」
というわけで、『ロマサガRS』の“ここがおもしろい”と筆者が感じる魅力を今改めてお伝えしていきたいと思います! 新しい話題は特にありませんが、『ロマサガRS』が気にはなっていたけども、始めるきっかけがなかったという方に読んでいただければ幸いです。
なお、このあとに記述される育成方法や見解については公式としての解答ではなく、あくまで一個人としての育て方の1つになります。
『ロマサガRS』を遊びたくなる理由
最初に『ロマサガRS』のプレイ状況などを軽く自己紹介しておくと、筆者は配信1カ月後から本作を遊び始め、家ではコンシューマゲームやPCゲームを主にプレイするため、『ロマサガRS』は外出時に遊ぶのがメインです。
進捗的には最新のメインシナリオを全難易度で遊んでいますが、プレイヤーランクはごく最近200に届いたばかり。やり込み派からするとライトに見える、マイペースに楽しむタイプのプレイヤーなのかなと思います。ちなみに課金は、平均して月に3,000円くらいしています。
そんな筆者が感じた『ロマサガRS』のおもしろさを要約すると、基本無料でガチャを軸にしたタイトルでありながら、“自分なりの好みとプレイスタイルでキャラを育てるおもしろさがある”という点です。
『ロマサガRS』の場合、ガチャで引く“スタイル”はA~SSがあり、何かしらの使い道があるので、手持ちのスタイルをひと通り見たうえで「どんなパーティ編成でバトル対策をするか」や「このキャラはどう使ったら生かせるか」など考え、いろいろとキャラを育てたい気持ちが頭の中で膨らむんですね。
実際の育成面では、ガチャを引いた後のゲームプレイにもウエイトがあり、時間をじっくりかけて育てることになるので、自分の手でキャラを育てている感覚が強いです。
特に本作のバトルは、全滅推しのTV-CMが作られてしまうくらい歯応えがあるので、そのハードルを乗り越えて成長したキャラの能力を見ていると「よくぞここまで育ってくれた……!」と胸が熱くなります(笑)。
スマホの基本無料ゲームを触る場合、コンシューマ機で遊ぶ時と違って手軽さを求める一方で、どこかにはゲームを遊んでいる充実感がほしくなるものだと思います。『ロマサガRS』は、手軽さと遊び応えを両立したゲームで、スマホを手にするとつい遊びたくなる作品です。
キャラ育成の楽しさ
本作の育成要素は、キャラ自身の能力値、スタイル、装備品の3本柱があります。キャラを育てるには、どれも疎かにできません。
スタイルは、強いて書くならクラスやジョブのような意味合いを持ち、同じキャラであってもスタイルごとに使える技・術、属性、能力補正、アビリティなどが違い、キャラの戦闘での役割を左右します。キャラ本体とは別物ですが、何か1つでもスタイルを入手しないと、キャラが開放されない仕組みです。
スタイルの育成はさまざまなやり方があるのですが、個人的にはシンプルに、素材や経験値などを使ってレベルのカンスト(現状は50)を目指します。特徴的なのは、SSをカンストさせるには道のりが長く、週でなく月単位で育成計画を考える必要があることでしょう。
筆者が育成でやり応えや遊び甲斐を強く感じるのは、キャラ自身の能力成長です。スタイルと違ってキャラ自身にはレベルの概念がなく、戦闘や遠征を繰り返すことで能力値が徐々に成長していきます。
『サガ』シリーズでおなじみの成長システムをスマホゲームに落とし込んだ形ですが、システマチックにレベルを上げるのと違い、成長に人間味を感じられる育成のおもしろさは、時代に関係なく色褪せないものがあります。
バトルに幾度も連れ出して、少しずつ強くなるキャラを見ていると、手塩にかけてキャラを育てる実感が湧き、キャラ育成の沼についつい引き込まれます。現在は裏能力値という、やり込み向けの成長要素もあるので、キャラ育成が好きな人は長く楽しめるはずです。
武器については、課金ガチャがあるタイプではなく、入手から強化まで完全にゲーム内で完結しています。
最終的には、ランダムにプラス効果が付く武器のドロップを求め、バトルクエストを周回するハクスラ風のやり込み要素になるので、その手の遊びが好きな人は武器集めも楽しめると思います。
スタイルにかかわらず使い道がある
本作のレア度=スタイルは、現時点だとSS、S、Aの3種類です。総合的なSS優位は揺るがないですが、SやAにもゲームとして有用な場面がある……というより、多くのSSスタイルはSやAのスタイルもないと画竜点睛を欠く傾向にあります。
SやAのスタイルも欲しくなる最大の要因は、同一キャラの別スタイルから1つだけ追加の技・術を自由に選べる“継承”という要素があるから。
技・術を継承する際は、元スタイルのレア度はまったく関係なく、単純にその性能だけが物を言います。
たった1つの技・術でも戦術の幅が全然変わるので、継承を踏まえたスタイルの見定めが非常におもしろいところです。今は戦力外なキャラも、今後の追加スタイル次第で輝き出す可能性があるのは、本作の大きな特徴でしょう。
また、キャラ自身の能力値や装備の性能で最低限の強さを確保できるので、スタイルが持つ技・術やアビリティ次第では、SS以外のスタイルでも、使い道や戦力となる機会が生まれます。この辺りは、状況次第でパーティ編成に幅が出る楽しさがあります。
さらに成長傾向の違いがあるので、バトルで能力値の成長に頭打ち感がある時にスタイルを変えることでまだ伸びる、という場合も。ケースバイケースですが、育成面でも複数のスタイルを持つことにメリットはあります。
上のようにして、SSだけでなく、SやAのスタイルも活用しながらパーティ編成や育成計画を考えられるのが、本作のおもしろさだと思います。手持ちの戦力でいろいろと工夫を楽しめるので、パーティ編成では自分のプレイスタイルに沿って遊ぶ感覚がありますね。
バトルの歯応えとおもしろさ
前述の通り、バトルの歯応えは『ロマサガRS』の大きな特徴です。むしろ、歯応えという言葉では生ぬるい場合もあるのですが(苦笑)。
“突進”や“触手”などさり気ない一撃で瀕死または即死する光景は、ジーパン刑事もビックリの「なんじゃこりゃー!」を叫びたくなるくらい(オヤジな例えで申し訳ない)。コンシューマ版の『サガ』シリーズもバトルで苦しめられた覚えはありますが、本作も相当に容赦がありません。本作の特にメインクエストの難易度 Very Hardは相当に容赦なく、毎度泣いてますね……。
とはいえゲームとしては、ある種の洗礼を受けてからが本番で、“やられる前にやるにはどうすればいいか”を必死に考える時間はやり応えを感じるところです。解決法はプレイヤーそれぞれで、育成に立ち返ってもいいし、敵との相性を踏まえてパーティメンバーを入れ替えてもいいし、あるいは両方必要かもしれません。
それでも“リベンジの勝算を立てる”という遊びは、やはりゲームとしてのおもしろさがあると思います。特に、過程も含めて楽しみたいタイプの人などは、壁を乗り越えるまでの試行錯誤と、育成や工夫が実を結んで“勝利”の2文字を見た瞬間が、非常に楽しく感じられるでしょう。
また、敵とスタイルの相性が強めに設定されているので、さまざまなスタイル・キャラに活躍の機会があるのもポイントです。筆者自身、控えメンバーを育てる余裕ができてから、一気にプレイの幅が広がって遊び心地の違いを感じました。バトルによってパーティ編成を考えて、それでうまく回ると育成もより楽しいですしね!
運に頼らずSSスタイルが入手できる
アップデートで後から追加された機能の1つに“スタイル召喚”というものがあります。
これは簡単に書くと、ピースというアイテムを集めることで、ガチャを経由せずにスタイルを入手できるシステムです。そして、週末限定やデイリー系のバトル報酬ではSSやSスタイルのピースを得られます。
しかも「タダだから弱いんでしょ?」ということもなく、一部、後述の属性武器がないと扱いづらいスタイルはあるものの、基本的に強いスタイルが揃っています。
また、メインの1章1話後半のラストに用意されたバトル(1-2-12.頂の扉)では、SS[半身を求める者]ルージュを周回ドロップで入手できます。
筆者の場合は相当な回数を周回して獲得したので、簡単に手に入るとは書きませんが、ガチャと違って根気を持って出るまでやればお金をかけずに取れます。ダメージソースとしては頼りないですが、生き残る術(すべ)に長け、Aルージュから影しばりを継承すれば、低コストのマヒ攻撃を使えるのが強みになります。
なお、スタイルについては、気軽に上げられるレベルは38か42までといったところで、それより上のレベルを目指すなら、相当時間がかかることを覚悟しないといけません。その反面、何か高性能な新スタイルが登場しても、育てる時間も含めて天秤にかけるなら現在のレギュラーメンバーで十分、ということが結構あります。
つまり何が書きたいかというと、お金をかけずとも割と戦力がそろうし、手塩にかけて育てたキャラは、そう簡単にレギュラー落ちせずにすみます。お金よりも時間の優位性を感じるタイトルで、普通にゲームを進めるだけなら、キャラへの愛着がまずは強みを発揮するかなと。お気に入りのキャラをどう活躍させるか考えるのも、楽しさですしね。
もちろんキャラの好みは人それぞれなので、時には抗いがたいガチャの誘惑はあるかもしれません。筆者自身、最終皇帝(男)がほしくて無償ジュエルをある程度ためるたびにガチャを回してしまうのですが……まあ、まだ手に入れられていません(笑)。
アップデートでよくなっていくゲーム内容と期待すること
上で少し触れた属性武器は、メインシナリオ1章7話の追加と同時に登場した要素です。それまでは物理攻撃スタイルが術を使えても弱かったのですが、術威力も備えた武器を持たせることで一定の威力が期待できるようになり、「このキャラも試しに育ててみよう、術も使ってみよう」と思える幅が広がりました。
書き方を変えると、新スタイルの登場で輝き出すキャラがいる話なども絡みますが、影の薄いキャラがそのままでなく、何かしらの追加・変更によって、少しずつ光が当たる可能性もあるというのは本作のよいところだと思います。
既存のキャラも含めて選択肢としての広がりがあれば、パーティ編成とキャラ育成の相乗効果が増して、ゲームのおもしろさにつながりますし。アップデートに関しては、導入前よりよくなったと感じることが多いです。
とはいえ、6月でようやくサービス開始から半年を迎えるタイトルなので、本格的なアップデートはまだまだこれからでしょう。先日行われたアンケートでは13万を超える回答があったとのこと。一度にすべて反映されることはないでしょうが、徐々に反映されていくのが楽しみです。
5月29日からはハーフアニバーサリー企画がゲーム内で実施されます。新機能や報酬などが用意されているので、始めるのに悪いタイミングではないはずです。特にキャラ育成が好きな人は楽しめるタイトルだと思うので、気になっていた方はぜひ1度ダウンロードを。
(C) 2018, 2019 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
Powered by Akatsuki Inc. ILLUSTRATION: TOMOMI KOBAYASHI
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります
『ロマンシング サガ リ・ユニバース』公式Twitterはこちら
ロマンシング サガ リ・ユニバース
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: iOS
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2018年12月6日
- 価格: 基本無料/アイテム課金
■iOS『ロマンシング サガ リ・ユニバース』のダウンロードはこちら
ロマンシング サガ リ・ユニバース
- メーカー: スクウェア・エニックス
- 対応端末: Android
- ジャンル: RPG
- 配信日: 2018年12月6日
- 価格: 基本無料/アイテム課金