コロプラ新作『ユージェネ』体験会レポ。ライブの距離が近くて“推し活”がはかどる予感!

カワチ
公開日時

 コロプラのスマートフォン向け新作ゲーム『ユージェネ』のメディア向け体験会が開催。実際にゲームをプレイして判明した作品の魅力をライターのカワチがお届けします。

 “LIVE×GAME”をテーマに生きているキャラクターと“ゼロ距離感覚”のコミュニケーションが楽しめる『ユージェネ』。

 実際にプレイするまでは「ライブ配信を観るゲームなの?」「位置情報ゲームを楽しむものなの?」と、いろいろな疑問がありましたが、実際に体験することで、その魅力がわかりました。

 結論から言うと、ライブもマップも利用した斬新な体験を味わうことができるゲームになっていました!

ウォーキングが必須ではない手軽に遊べる位置情報ゲーム

 ゲームパートはGoogle Mapを使った、リアルと連携した地形を冒険するオープンワールドゲームです。

 “地形標高”を利用して高低差も再現されています。

 位置情報ゲームだとプレイヤーが実際に移動して各地のポイントをチェックするのがポピュラーですが、『ユージェネ』ではフィールドとなる日本全国をゲーム内だけで歩いていくことができます。

 もちろん、実際に出かけるのも楽しいと思いますが、今は在宅でいることも多いので助かりますね。

 とくに自分のようなオタクは時節と関係なく、あまり外に出ないので本当にうれしい仕様です(笑)。

 オープンワールドを冒険していると、ストーリーが進行。キャラクターたちの会話は寸劇のようで、物語を読んでいるというよりは動画を観ている感覚に近かったです。

 ストーリー中のキャラクターの演技もアドリブっぽさがあるので、後述するライブパートとの境目が無いんですよ。

 ストーリーは展開が決まっているものを観ていて、ライブパートはアドリブで進行しているものに自分も参加しているはずなのですが、どちらも同じ世界観だと感じさせてくれるため、感情移入できる作品になっています。

 メインキャラクターは、オーソドックスな女子高生・瀬戸さくら、宇宙人っぽい外見をした田中・コズミック・天(そら)、ケモノの耳や尻尾があるアニャの3人。

 人気の藤ちょこ先生がデザインした可愛らしいキャラクターで、3Dでもその可愛さはバッチリ再現されています。

 今回の体験会ではそこまでキャラクターたちの内面を見たわけではないですが、それぞれしっかり個性的でわかりやすく人気になりそうなポテンシャルを感じました。

  • ▲瀬戸さくら。

  • ▲田中・コズミック・天。

  • ▲アニャ。

 また、謎の科学者・クレイは人気声優の三石琴乃さんが演じており、そこも注目のポイント。フレッシュなメインキャラクターたちとの絡みが新鮮です。


 キャラクターたちの笑いが「wwwwwww」で表現されるところなどは、かなり今どきで最初こそちょっと戸惑いましたが、すぐに馴染みました。

 自分も動画をよく観るので、こういう表現はもう普通なんだなと感じました。おっさんの自分でもすぐに慣れたので、若い世代の人はまったく違和感がないと思います。

 オープンワールド部分は、実際にお店のあるポイントではアイテムの購入が可能。たとえば、コンビニであればスタミナを回復するアイテムを購入でき、大型店であれば装備を購入することができるなど、リアルと連動しています。


 実際の地形ともリンクしており、傾斜や海、湖などもマップで再現されています。装備によって得意な地形も変わってくるので、場所によってカスタマイズする必要があります。


 また、実際に駅がある場所では電車に乗って遠くの土地まで移動することも可能のようでした。

 マップには敵が存在し、触れると戦闘に。弱点となるポイントに攻撃を当てることで倒すことができます。

 ジャイロ機能を使ってポイントを合わせることになりますが、ジャイロをオフにしたタッチ操作も可能。環境によってベストな方法でプレイできます。



 敵を倒すとライブで使用できるプライズを入手可能。同じアイテムをゲットするとパーセンテージが上がっていき、100%になると、そのアイテムを獲得。

 プライズはライブで使うことでキャラクターを応援したり、自分のことをアピールしたりすることができます。

 また、敵を倒すことでランクが上がり、攻撃する際の弾速が上昇したり、活動できるスタミナの最大値が増えたりします。

 ほかにもマイルームなどの要素もあり、飾れるアイテムも多数あることが確認できました。やり込めるポイントがたくさん用意されているようですね。



距離の近さを感じさせてくれるライブ配信

 ライブ配信はアプリ内で行われます。そのため、ゲームのストーリーの続きを体験しているような、普段は一方通行のゲームのキャラクターと交流している感覚が強く、普通にライブ配信を鑑賞するのとは違う感覚があります。

 キャラクターに「カワチさん」と言われたときはかなりドキドキしました……。

 なお、ライブ配信はストリーミングではなく、リアルタイムのレンダリングで行われます。

 遅延は少なく、チャットのコメントやプライズなどはほぼリアルタイムに表示されます。

 また、遅延が少ないため、キャラクターと一緒にゲームをプレイすることも可能。同じ時間を濃密に過ごすことができます。

 体験会では、りんご収穫祭やあみだくじといったゲームを体感できましたが、スコアが上位に食い込めば画面に表示され、褒めてもらえる可能性があるので気合いが入りますね。

 また、あみだくじでは、自分が当たるようにあみだの棒を調整してもらえるようにチャットでお願いしたりもできたりと、リアルタイムで交流できるこのシステムの可能性を感じましたね。

 テーブルゲームやボードゲームとも相性が良さそう。

 こちらも体験した時間は短かったのですが、いろいろ拡張していくことができそうな可能性を感じました。

 歌唱ライブに関してはチャットやプライズで盛り上げるという形式。歌っている間の間奏部分でユーザーの応援コメントに反応してくれている姿をみて、「本当に、今、生でライブしているんだ!」というのがダイレクトに伝わってテンションが上がりました。

 感覚的には大きいライブ会場ではなく、ライブハウスのような場所で盛り上がっている感覚に近くて、楽しかったです!

 音楽に特化した特別な生ライブならともかく、通常のライブ配信でガッツリとした歌唱を聴くことはないので、新鮮な体験でした。

 プレイするまでは既存のコンテンツを組み合わせたようなアプリかと思っていましたが、新しい世界観、新しい価値を生もうとしているチャレンジブルな作品であることが伝わってきました。これは配信されてからも応援したくなりました!!

 2日間行われた体験会では、アニャと瀬戸さくらのライブが配信されました。実際の配信の様子はこちら。

●アニャのライブ配信

●瀬戸さくらのライブ配信

プロデューサーインタビュー

 ここからは体験会のあとに行われたプロデューサーへの質疑応答を掲載します。ぜひチェックしてみてください。

――マップゲーム部分は日本全国に移動できるようになっていましたが、東京から北海道など遠くまで行けるのでしょうか。

 はい、可能です。移動するとスタミナが減っていくのですが、途中マップに置かれているスポットに触ることで回復しながら進むことができます。

 陸地と陸地の間、たとえば青森と北海道の間などは、そこを瞬時に移動するような遊び・仕掛けを用意しています。これらを利用することで、日本全国を旅していただけます。

――今日の体験会では恵比寿(※コロプラ本社)からの出発となっていましたが、実際はユーザーがいる場所からそれぞれスタートするのでしょうか。

 その通りです。日本全国どこから始めていただいていても、実際に今ご自身がいらっしゃる場所からスタートいただくことになります。

――マップがリアルな地形になっているのが印象的でした。たとえば東京なら東京タワー、北海道なら時計台など、ランドマークのようなものはあったりするのでしょうか。

 まず地形についてですが、新宿にはビルがたくさん建っているなど、その場所の雰囲気を再現するようにしています。

 権利の問題もあり難しい場所もありますが、代わりに目印となるようなランドマークを建てています。

 全国で目印になるようなものは極力建てるようにしています。

――ライブのアーカイブは残りますか? 後で見ることは可能なのでしょうか。

 今のところ一週間ぐらいのアーカイブを予定しています。アーカイブでは課金はできず、ゲームには参加いただけるようになっています。

 AR機能なども使えます。一度配信したライブですが、できるだけインタラクイティブ性を持たせようと思っています。

――配信スケジュールについて、今後夜帯以外にも朝やお昼などにも配信の予定はあるのでしょうか。

 現状は仰る通り夜の時間での配信を予定しているのですが、今後運用や配信環境が整ってくれば、1日2~3回配信するスケジュールになっていくと思います。

――マップ部分で日本中を旅できるゲームになっていますが、ライブとの連動について教えてください。

 まず、その場所でしか戦えない、手に入らないご当地の敵を用意しております。ローンチの時には難しいかもしれないのですが、イベントのようなもので“ライブToマップ”を実施できればと思っています。

 たとえば、特定の時間・場所じゃないと手に入らないプライズ(エール)が出てきたりといったような形ですね。

――ライブ中にキャラクターから「〇〇さんが、大阪から贈ってくれたよ」といったような反応があるということでしょうか。

 そうですね。キャラクターは何県のご当地の敵なのかも把握していますので、「〇〇県で戦ってくれたんだねー」といったような反応もできると思います。

――一度のライブで課金できる上限などはあるのでしょうか。

 上限は設けておりませんが、自社ルールの使いすぎストッパー、ご家族安心設定などは設けています。

――ライブ中での通信環境のトラブルについては、どのような対応を考えていらっしゃいますか?

 通信のトラブルについては、弊社の他のゲームタイトルでも起こった場合の同じような対策をしています。

――アスタリスタの追加予定はありますか?

 追加する気満々です!

――課金で得られるプライズとマップ内で敵を倒して得られるプライズでは、課金の方が多く得られます。このバランスだとマップ部分を遊ばずとも課金だけしていればいろいろな要素を味わえてしまうような印象があります。そのあたりのバランスについて教えてください。

 仰る通りで、そこをやりすぎてしまうとマップ部分を遊ぶ意味がなくなってしまいます。ですので、マップ部分でしか手に入れられないアイテムを用意したりとか、たまに強敵が現れてポイントをたくさんゲットできるようなイベントなどで対処していこうと思っています。

 一方で、あまりそれをやりすぎてしまうと、逆に課金の意味がなくなってしまうと思いますので、都度バランスを取っていくような運用を考えています。

――課金できる上限がないとのことですが、たとえば「ランキング上位の伝説のファン」といったような、ファンが側がフィーチャーされるような仕組みはあるのでしょうか。

 はい、ランキングは存在しております。課金でもポイントがたまりますし、ライブ中のゲームでも獲得できます。

 他に、マップ部分で敵を倒して手に入るプライズでもポイントはたまります。ですので、そういった伝説的なユーザーは出現する可能性がある……というか願っております。

――ライブに参加できる人数に上限はあるのでしょうか。

 上限を設けることはないですが、現状は10万人を目標とし、それに耐え得る設計にしています。

――ライブが今作の売りだとは思うのですが、公式番組などはどのように展開されるか教えてください。今後のアップデートの情報などは、YouTubeなど外でやるのか、それとも『ユージェネ』内で完結させるのでしょうか。

 『ユージェネ』内でしか体験できない配信内容が多いですの基本的にはユージェネ内で完結させていくつもりですが、プロモーションなどを含むようなイベントの場合、YouTubeなどでの告知もありうると思います。

――公序良俗に反するコメントなどはどのように対応されていくのでしょうか。

 こちらについては、先ほどの通信切断と同じで、弊社の他のタイトルと同じように不適切なユーザー名やコメント入力を弾くセーフティを入れてあります。

 それでも潜り抜けてくる不適切なコメントについては触れない、悪質なユーザーに対してはコメントを非表示にするといったような対応を取っていくつもりです。

――先ほどゲーム内での公式番組などのお話があったかと思うのですが、ゲーム外でアスタリスタたちと触れ合える機会などはあったりするのでしょうか。それともゲーム内でしか会うことはできないのでしょうか。

 今のところ、やはりゲームに来ていただいて、ライブでキャラクターと会えるという希少性を担保したいと思っています。Twitterの運用など、ゲーム外でキャラクターとコミュニケーションできるようにすることは考えていないです。

――それぞれの女の子に楽曲は何曲あるのでしょうか。

 ローンチの段階では、1曲はオリジナルのキャラクターソングを用意する予定です。リリース後は作れるだけ作りたいと思っています。

――楽曲をYouTubeやiTunesなど他のところで聴けるような、配信はあるのでしょうか。

 はい、配信したいなと思っています。

――ゲーム内のマネタイズは、プライズが主になるのでしょうか。ガチャなどもあるようでしたら教えてください。

 仰る通り配信中のプライズが一番のマネタイズになります。あとマップ部分ではスタミナの仕様が入っており、スタミナがなくなった時の時短課金があります。

 ガチャに関しては今のところは考えていません。やはり、好きなものをプレゼントしていただくのがいいと考えています。

――ゲーム内でのユーザー同士のコミュニティなどがあれば教えてください。

 ユーザー同士のコミュニケーションについては考えていないです。ゲーム外でのコミュニケーションを強固にしていただければいいのかなと思っています。

 ゲーム内からTwitterなどのSNSに投稿する機能もありますので、”映える”シーンなどを共有してもらって、そこで盛り上がってもらえればと思っています。

――マップゲーム部分で入手できるプライズは、自分が入った位置(場所)によって変化したりするのでしょうか。

 ご当地の敵が多数存在しています。東京でしか入手できない敵がいたり、アイテムがあったりとか。オープンワールドと言っている以上、そこに行かないと手に入らないものはたくさんあります。数百種類以上あります。

――海を渡るのに、うきわみたいなアイテムがあったりするのでしょうか。

 たとえば、九州の端に行くと、専用の舟のような、九州の端から沖縄に飛べるような施設が存在しています。

――東京から広島に行く場合など、電車のような乗り物はあるのでしょうか。

 時短要素として、各都市に一カ所、”シティ”と呼ばれる大きな開いた街のようなものが存在して、一度行けば解放されます。

 そして一度行ったことがあればそこに飛べるような機能があります。あとは、オレンジのロボット・通称ロイドと言うんですが、彼はカスタマイズすることが可能です。

 特に下半身の足のレッグパーツはすごくカスタマイズできまして、移動速度が速いパーツであったり、水上を自由に動けるパーツであったり、富士山のような標高の高い場所に行ける専用の足があったりとか、そういうアイテムを使いながら日本中を冒険することができるようになっています。

――出張で遠くの県に行った時にシティを解放しておけば、そこに行けるようになるということでしょうか。

 はい、GPSも搭載していますので、広島でゲームを起動すれば瞬時に広島に飛びます。ですので、リアルな位置を使った遊び方もできますし、ゲームの中で時間を掛けてゆっくり旅をすることもできます。

――GPSが搭載されているとのことで、リアルの店舗など、ゲーム外とのコラボといったことができるかなと思ったのですが、現時点でそういったことは考えていらっしゃいますか?

 ぜひやりたいと思っていますが、スタート段階では用意していません。

――初動は、ユーザーさんに対してどのような部分をポイントとして集客しようと考えられていますでしょうか。プロモーションについて教えてください。

 最初は「#る(つながる)」という謎のサイトを開いたりしていたのですが、まずはコロプラの新作ということで、ゲームユーザーに遊んでもらえればと思っています。

 あと、最近は配信系のアプリがあると思うのですが、そういったものに触れていないユーザーさんにも、このゲームを通じてゲームと配信の両方を味わう楽しさを感じてもらえればと思っています。

 ですので、まずファーストターゲットには、コロプラが新しいゲームを出したよということを伝えていきたいと思っています。

 あとは一緒にキャラクターがライブをするというこの謎の体験を、一番強く推していきますので、LIVE×GAMEとうたっております。

 いろいろな部分でプロモーションできるとは思うのですが、まずはゲームユーザー、そしてもちろんLIVEのユーザーも取り込んでバズらせていきたいなと考えています。

――キャラクターはどのような期間で増やしていく計画なのでしょうか。4人目がいつ頃になるのか…など教えてください。

 ゲーム内でアスタリスタと呼ばれるキャラクターなどは様々な条件をクリアしてゲームやライブに登場させる必要があり、今の時点ではっきりとした時期はお伝えできません。

 以上、メディア体験会のレポートをお届けしました。本作は4月21日配信予定となっているので、興味がある方はそれまでに事前登録を済ませておきましょう!

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