これは便利! キャンプ場へ行くならダウンロードしておきたい必須級アプリ『AR地形模型』

澤田真一
公開日時

 “1枚の地図を複数人で共有する”という行為は、有史以来人間が実施してきた行為です。

 上杉謙信と宇佐美定満が川中島の地図を見て戦術を練った時のように、そして北越戦争で長岡藩家老河井継之助が地図の前で兵力の配分を思案していた時のように、地図は常に人の手元にありました。

 しかし、スマホに表示の地図では多人数で共有するには少し小さいかもしれません。そこで今回は『AR地形模型』というアプリを利用してみましょう。

みんなで共有できるAR地図

 たとえば、多人数でツーリングをする場合。教習所では今も「スマホばかりに頼らず紙の地図を持って行ったほうがいい」と言われます。

 1枚の地図をみんなで見てルートを検討できる、ということが可能な紙の地図。しかし『AR地形模型』は、それに代わるデジタル地図かもしれません。

 まずはこのアプリを立ち上げ、共有したい場所の地図を出します。“AR”という表示をタップしたら、周囲にある“平坦な場所”を探してみましょう。そこに地図を投影させることができます。

 もちろん、ここで言う“投影”とはあくまでもスマホ画面の中での現象。いわゆるAR(拡張空間)というもので、他のスマホに対してもこの空間を共有させることができます。

標高もしっかり表示

 特定の位置を指すピンを用いて、具体的な経由地や目的地を説明することもできる『AR地形模型』。実際に使ってみると、他の地図アプリではなかなか認識できない標高も詳しく知ることができます。

 日本は山岳国家で、起伏に富んでいます。たとえば筆者の住まいでもある静岡県静岡市は海に面した自治体ですが、同時に3,000m級の山を抱える極端な地形です。2年に一度、富山湾から駿河湾まで走破するトレイルランニング大会“トランスジャパンアルプスレース”というものがありますが、これはまさに中部北信越の起伏をまざまざと表すイベント。我々は、このような過酷な地形の国に住んでいるという自覚を持つ必要があります。

 『AR地形模型』は、山間部の地形もちゃんと立体表示してくれます。そう、これは名前通りの“模型”です。紙の地図では表現不可能の部分を、事細かく再現してくれます。

アウトドアに必須のアプリ

 アニメ化されたコミック『ゆるキャン△』の影響で、ちょっとしたアウトドアブームが発生しています。

 バイクでキャンプ場まで行くとしたら、その最中の起伏や標高差は事前に知っておく必要があります。『ゆるキャン△』の志摩リンが乗っている原付のように、排気量の小さいものであれば尚更。“50ccでは行きづらい場所にキャンプ場がある”ということも珍しくありません。

 そうしたことに対処するためにも、『AR地形模型』は“とりあえずダウンロードしておくべきアプリ”と評価することができます。