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『イースIX』のヒロインはどうなる? ダーナやフィーナ、シリーズのヒロイン一挙振り返り!【電撃PS】 

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 日本ファルコムのPS4ソフト『イースIX ‐Monstrum NOX‐(モンストルム・ノクス)』が、いよいよ9月26日に発売! 電撃PSでは応援企画として、歴史ある『イース』シリーズのあれこれを紹介していきます。

 第2回目となる今回は、物語に彩りを添えたヒロインたちに注目! ときにはアドルを導き、ときにはともに困難に立ち向かった彼女たちの活躍をチェックしていきましょう。

フィーナ

登場作品:『イースI』『イースII』

 アドルが“イースの書”を探すために訪れた神殿の地下牢に捕らわれていた少女。記憶を無くしており、アドルに助けられたあとは神殿のふもとにあるゼピック村のジェバの家に滞在し、アドルや村人たちと交流を深めていく。

 『イースII』で、じつは古代王国イースを建国した双子の女神で、有翼人の生き残りであることが判明した。彼女はアドルを導くため、双子のレアとともに“魔”が封じられているサルモンの神殿の中枢へと先行。一時は封印されるも、“銀のハーモニカ”の力で復活し、アドルの“魔”の王・ダームとの戦いに力を貸す。

 アドルがダームを撃破したあと、人を導くという自分たちの使命が終わったことを悟ったフィーナは、自分を“普通の女の子”として扱ってくれたアドルに感謝の言葉を残し、レアとともに昇華する道を選ぶ。

 なお、昇華とは有翼人が生命活動を停止する行為。精神は無くなるものの、肉体は石像として残る。残ったフィーナたちの肉体は、ダームの本体である黒真珠が封じられていた廃坑の奥に安置されている。

リリア

登場作品:『イースII』

 天空に浮かぶイースのランスの村で、母と2人で暮らす少女。イースに飛ばされて倒れていたアドルを発見し、介抱した。本人は知らなかったものの、じつは重い病に侵されており、後にアドルが材料をそろえたことで彼女の治療薬が完成し、病気は完治した。そのこともあり、アドルを深く慕うようになる。

 アドルが旅立ったあと、村で彼の冒険の成功を願いながら、いつもと変わらぬ生活を送っていた。ところが魔物の人間狩りに遭って連れ去られたり、ダームの手下のダレスの手によって石化させられたりと、さまざまな苦難に遭遇することに。

 ここでもアドルに助けられることになるのだが、ただ助けられるだけでなく、フィーナたちから渡された“女神の指輪”をアドルに渡すためにイースの中枢へ単身乗り込むなど、芯の強い面も見せた。

 リリアを語るうえで欠かせないのが、PC88版の『イースII』のオープニングの振り向きシーン。当時、ここまで綺麗にアニメーションする映像が珍しく、PCショップではデモとして流され、多くのユーザーを魅了した。

エレナ

登場作品:『イースIII』『イース −フェルガナの誓い−』

 アドルの相棒・ドギの幼なじみで、フェルガナ地方に住む心優しい少女。幼いころに両親を亡くし、レドモントの街で兄のチェスターと暮らしていた。だが、兄は1年ほど前から消息不明になっており、そのことで胸を痛めている。小さいころはお転婆で男の子に混じって遊んでいたほどワンパクだったが、おしとやかで可憐な女性に成長し、その変化にドギは驚いた。

 エレナ自身は知らなかったが、彼女とチェスターは、かつてガルバランを封印した勇者ジェノスの末裔。その血を利用してガルバランを復活させようとしたニコラス司祭に彼女は連れさられるが、アドルの活躍で事なきを得る。

 アドルがガルバランを倒した後、チェスターはその身を犠牲にしてガルバランをジェノス島ごと封印しようとする。アドルは彼を助けようとするが、エレナは兄の覚悟を察し、アドルを引き止める。そして、事件が解決したあと、旅立つアドルに対して、大切な人たちを守れるようになるよう「もっと強くなる」と誓うのだった。

 ちなみに、ファンの間では、エレナ最強説がウワサされている。それは、『イースIII WANDERERS FROM Ys 』で、アドルが苦労して進んだダンジョンで先回りしていたり、1人で危険な地に現れたりしたからだ。

 なお、PSPで発売された『イースvs.空の軌跡』では、ジェノスの剣を構えた勇者姿のエレナを見ることができる。

リーザ

登場作品:『イース セルセタの樹海』

 セルセタの樹海の奥、《始原の地》と呼ばれる場所にある叡智の街ハイランドに住む少女。

 有翼人のエルディールに仕える《使徒》の1人で、彼が特定の人間に“知識”を与える《招致ノ務め》を行う際に客人を送り迎えする役目を担っていた。また、エルディールの身の回りの世話もしている。

 彼女はセルセタにかつて存在したセルセタ王朝の王・レファンスの血を引いており、龍神兵のソル・ガルヴァを使役することができる。

 リーザがアドルと初めて会ったのは、彼がコモドとセルレイを訪れ、《始原の地》へ向かおうとしたとき。エルディールに頼まれ、彼をソル=ガルヴァで迎えに行ったのだ。その際、アドルがあまりにも質問するため、リーザは彼の好奇心の強さに驚いていた。

 リーザはエルディールを敬愛しており、彼の異変(暗黒面が出現する)にいち早く気づいていた。彼女は、自分の力でそれをどうにかしようと考えて独自に行動。そのなかで、ロムン帝国の将校・グルーダに騙され、アドルたちと戦うこともあった。

 戦いのあとは自分が誤っていたことを認め、アドルたちに全面協力する。冒険の最後では、火山の火口に飲み込まれそうになったアドルを助け出した。

 ちなみに『セルセタ』の原案となった『イースIV』では、エルディールの変化を心配したリーザが、小瓶に手紙を流して海に放流。エステリアの浜辺でアドルがそれを拾ったことで、セルセタへ向かうきっかけとなった。

ニーナ

登場作品:『イースV』

 サンドリアで道具屋を営む少女。かつて幻の都があったとされるケフィン砂漠で倒れていたところを冒険家のスタンに助けられ、娘として育てられた。

 彼女がアドルと会ったのは、行方不明になっている父スタンの痕跡を追って、フォレスタ村の洞窟に訪れたとき。魔獣に襲われて洞窟に取り残されたところを、アドルに助けられた。

 彼女はスタンに助けられるまでの記憶を失っているが、ケフィン復活をもくろむリジェ一味にさらわれ、異次元に封じられたケフィンの都に人質として連れ去られた際、自分がケフィン出身で、錬金術師の弟子として外の世界の要素を探るために派遣されたことを思い出す。

 アドルがリジェたちの計画を阻止し、ケフィンが消滅しようとした際は、ニーナもケフィンとともに消えることを選ぼうとする。

 だが、ケフィン王国時代に生きていた魔法使いで、霊体となりアドルに取り憑いていたストーカーが彼女の前に出現。彼が持っていた契約の腕輪=時の腕輪(時の流れから受けるあらゆる影響を無くす効果を持つ腕輪)を彼女に渡し、彼女に生きるよう説得した。

 彼の言葉を受け、ニーナはアドルたちの時代に帰還。彼女はスタンや冒険をともにした人々との再会に喜び、次なる旅に出るアドルをスタンと見送るのだった。

 ちなみに『イースV』の初期プロットでは、ニーナは10歳の少女という設定だった。また、物語に登場するエフィという少女が、ドギと恋仲になるという設定も。もしドギが『イースV』に登場していたら、物語も大きく変わっていたかも!?

オルハ

登場作品:『イースVI -ナピシュテムの匣-』

 カナン諸島に住む、長い耳と獣のような尻尾を持つ亜人・レダ族の少女。かつてレダ族を導いた有翼人アルマに仕える巫女で、白い肌を持ち、一族を導く責任を背負っている。アドルがカナンの大渦に飲み込まれて漂着したところを助け、彼と心を通わせていくことに。

 心の拠り所としていた母の形見の“ゼーメの神鏡”が何者かに奪われた事件があったこと。また、まだ年若いということもあり、アドルと出会った当初の彼女はどこか巫女としての覚悟ができていない部分があった。

 だが、何者かに奪われた“ゼーメの神鏡”をアドルが取り戻してくれたこと、またロムン帝国軍にレダ族が捕らわれた際に彼が救出してくれたことなど、アドルの奮闘する姿を見て、彼女の心も強くなっていった。

 カナン諸島に封印されていた有翼人の遺物《ナピシュテムの匣》の封印がロムン帝国軍の将校・エルンストによって解かれた際は、巫女として《導きの龍》を操り、アドルを《匣》へと送り届けた。

 なお、アルマの巫女はその力の一部を行使でき、オルハは“ゼーメの神鏡”など、アルマ由来の道具を使用できたり、《導きの龍》を操ることができた。妹のイーシャも巫女の素養を持ち、彼女は未来視ができるほか、アルマがかけた《ナピシュテムの匣》の封印を解くためのキーとしてエルンストに利用された。

ティア

登場作品:『イースSEVEN』

 アルタゴ市の旧市街に住むハーブ売りの娘。薬草の知識が豊富で、薬師として薬の調合などもしている。紛争で身寄りを亡くした少女・マヤと暮らしており、その姿は本当の姉妹のようだった。

 アドルとは、マヤと2人でアルタゴの竜騎士団に絡まれているところに彼が割って入ったことをきっかけに知り合い、親交を深めていく。

 アドルが竜の戦士として認められたあとに気を失ったとき、イスカ熱にかかったマヤのために緋晶石を探すとき、また公王暗殺のかどでアドルが捕まった処刑場の闘技場から逃げ出すときなど、要所要所でアドルたちに協力する。

 じつはティアは、アルタゴの五氏族の1つ、月の民の長。アルタゴの調和が乱れると、すべての生命を抹消した後に再生を繰り返すという《アルタゴの理》に従い、《滅びの風》を吹かせる役目を持つ人物だった。アドルたちに協力したのも、彼らを監視する意味があったという。

 そしてティアは、竜の戦士の最後の試練として、アドルたちの前に立ちはだかることに……。彼女を倒し、《アルタゴの理》を体現する“太古の理・ルル=エンデ”に勝利したアドルたち。《理》は解除され、アルタゴの地に平和が戻るが、《理》の一部に組み込まれたティアは、アドルや五氏族の長らにマヤを託して消えていくのだった。

 物語中、ティアは《理》の発動を途中から早めようとしていた。それは、自らの使命もあるが、マヤがイスカ熱にかかってしまったのが大きな理由の1つ。

 もし自分が竜の戦士に勝てば、マヤは輪廻転生して新たな生に生まれ変わる。逆に竜の戦士のアドルがティアに勝てば、《理》は消滅し、《理》の影響で発生するイスカ熱もなくなる。

 つまり、自分が勝っても負けても、マヤが苦しむ時間が少しでも短くなるということを考えてのうえだった。

ダーナ

登場作品:『イースVIII –Lacrimosa of DANA-』

 アドルの夢の中に現れた、神秘的な蒼髪の少女。その正体は、人間よりもはるか昔の世界に繁栄したエタニア文明時代に生まれた女性で、その時代の王国の繁栄の象徴である“はじまりの大樹”に仕える《大樹の巫女》であった。

 アドルは“永遠に呪われた島”と呼ばれるセイレン島に到着してしばらくしてから、ダーナの夢を見るように。ダーナは《大樹の巫女》としての儀式《植樹祭》でヒモロギの苗木を植えて祈ったときから意識を共有し、アドルのセイレン島での行動を断片的に見るようになる。

 エタニア時代のダーナは、アドルの時代になぜエタニア文明が滅びたのかを探る冒険を繰り広げる。その過程で種族を淘汰し、進化をうながす《ラクリモサ》が発生し、エタニア文明は終焉を迎えることに。彼女はエタニア時代の種の代表である《進化の守り人》に選ばれるが、自ら頭を撃ち抜き、長い眠りにつく。

 そして、はじまりの大樹の前で眠りについていたダーナは、アドルたちに発見されて意識を取り戻す。以降は、当代の《ラクリモサ》を止めるため、アドルと共闘することに。

 最終的に《ラクリモサ》を阻止することに成功するものの、彼女はその身を捧げて、人類を見守る“概念の存在”になってしまう。その事実を知ったアドルたちは、ダーナとの最後の言葉を交わし、セイレン島をあとにするのだった。

 以上、『イース』シリーズのヒロインたちでした。最新作『イースⅨ』でも、どんなヒロインたちの活躍が見られるか、今から楽しみなところ。

ちなみにシリーズのヒロインは、フィーナのナ、リリアのアなど、語尾の母音が"ア"になっているのが定説。『イースIX』の女性キャラクターは今のところ、カーラ、キリシャ、ユファなど、定説どおりのキャラクターが多くいるものの、最重要人物と思われるアプリリスはこれに当てはまらない。彼女はヒロインではないのか? それとも今回だけの例外? こういった点も、『イースIX』の見逃せないポイントだ!

『イースIX』電撃スペシャルパックも要チェック!

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  • メーカー: 日本ファルコム
  • 対応機種: PS4
  • ジャンル: ARPG
  • 発売日: 2019年9月26日
  • 価格: 7,800円+税

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