モントとは、一度酒を酌み交わしてみたいものよ（ロブ）【FFBE幻影戦争名言集】

　スクウェア・エニックスのiOS/Android用アプリ『WAR OF THE VISIONS ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス 幻影戦争（FFBE幻影戦争）』の名言集をお送りします。

　本作は、『ファイナルファンタジー』シリーズのタクティカルRPG最新作です。舞台は、ラピスの世界にあるアードラ大陸。古来よりクリスタルの伝説が語られるこの地で、覇権をめぐる幻影戦争の物語が始まります。

　今回は、“第4章　戦場の黒き薔薇　第3節　混沌　Battle4　夜明け間近”より、ホルン王国の王である、ロブ・ホルンの名言をお届けします。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

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モントとは、一度酒を酌み交わしてみたいものよ（ロブ）

　今回はホルン王国の王であるロブ・ホルンについて取り上げます。自分のなかではかなりストーリーのなかで印象が大きく変わったキャラクターです。

　黒魔道士であるサリアに砕けた口調で話しかけられたときも、怒ったりせず柔和に対応するなど、普段は優しく穏やかな王なのだなと感じさせられますが、第1部の後半では「久しぶりに血が騒ぐ」と本気の姿を見せるシーンも。ここは覇権をめぐる戦いが繰り広げられる地で国を治めている王ならではの威圧を感じました。江原正士さんのボイスもいいんですよね～。

　“勇猛なる賢王”の異名を持つロブは、忍耐強く慈悲深いことで知られている人物。戦を好まない優しい性格をしていますが、教会の宗祖のサーダリーに、西の大国・ランダルの侵攻が迫っていると警告されたため、悩んだ末にフェネスとの同盟を結び、マシュリーを嫁がせることになります。

　最初にプレイしたときは「こんな理由で嫁がせられるマシュリーがかわいそうだな」と思っていましたが、後にホルンの王子であるダリオは体が弱く、ホルン王の後継者となれるような状態ではないことがわかります。

　ロブは自身が死んだ後にフェネスに攻め入られ、ホルンが滅びてしまうことを予見したため、お互いの王女を嫁がせることを受領したんですね。争いを起こさないために。

　後に同盟が罠であったことがわかり、ロブはマシュリーと再会しますが、彼が娘のことを大事にしていることがわかります。

　マシュリーはウェズエットに向かったモントを追いかけようとしますが、ロブは激戦地になる地に娘を送ることなどできないと言い、そのうえで、マシュリーにモントを思う気持ちが分かったと伝えます。

　その後、シャドウリンクスがふたりの元へ帰ってきたことで、サーダリーとムラガが裏で繋がっていることが事実として判明します。表向きにはフェネスと同盟関係が続いていたため、身動きが取れなかったロブですが、「ムラガに対して下手に出る必要はなくなった」と言葉にします。

　ロブは自身がウェズエットへと向かい、マシュリーにはダリオの元へと向かって欲しいと伝えます。そしてロブはマシュリーに「ワシよりも、そなたのほうが人を見る目があるようだ。」「モントとは、一度酒を酌み交わしてみたいものよ」と笑顔で伝えます。

　……いやぁ、いい父親ですね。こういうこと言うとよくないかもしれませんが、エルデとは大違いです（苦笑）。

　リアルタイムでストーリーを追っていたときは、いずれそういうシーンがあればいいなぁと思っていました。しかし……。

　なお、ここから先は第1部終盤の大きなネタバレになるため、まだプレイしていない人は気をつけてください！

　ジザたちが裏切り、マシュリーがさらわれたことをリオニスの第一部隊《勇壮》から聞いたロブ。彼は戦いで深い傷を負いながらもモントとともにリオニス城内部へと突入。マシュリーを救い出します。

　しかし、その後……。呪いによって変貌したムラガと戦うことになり、ロブはモントを庇ってムラガの吐き出した蛇に噛まれてしまいます。この蛇は噛んだものを同じ蛇に変えてしまうため、ロブの姿も変貌していきます。

　自分が人間であるうちに殺して欲しいと頼むロブにモントは……。このとき自分が思い浮かんだのは第4章の「モントとは、一度酒を酌み交わしてみたいものよ。」というセリフ。何気ないセリフがこんなにも悲しく感じるとは。

　第1部の終盤は本当にショッキングな出来事だらけでした。エルデやロブが散ったことで本当に1つの時代が終わったのだなと感じさせられました。第2部でモントやマシュリーは親の死をどのように乗り越えていくのか……注目したいと思います。

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