『二ノ国:Cross Worlds』体験会レポート。原作の世界観がそのままスマホゲームに!
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- 長雨
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いよいよ事前登録もスタートしたネットマーブルとレベルファイブのタッグが贈る『二ノ国』シリーズ最新作、スマートフォン向けアートファンタジーRPG『二ノ国:Cross Worlds』(以下、ニノクロ)。
本作のメディアショーケース並びに事前試遊会が、2021年4月14日に開催されました。今回は開発スタッフによる作品説明や、質疑応答の様子をお届けします。
『二ノ国』の世界をスマートフォンで完全再現
イベントの司会は、声優の三森すずこさんが担当。まずはネットマーブルジャパン 代表取締役社長の遠藤祐二氏が登壇し、作品の概要説明が行われました。
『ニノクロ』は原作の優しいタッチのアニメーションと王道ファンタジーの世界観がそのまま継承され、シリーズファンはもちろん、アニメファンも楽しめる内容になっているそうです。イベントではテレビCM映像の先行公開も公開され、その言葉も納得の壮大なアニメーション&久石譲氏の美しい音楽に新しい世界で冒険するのがますます楽しみになりました。
気になる配信時期は2021年6月と、すぐそこ! まずは日本、韓国、台湾、香港、マカオで先行リリースされ、順次全世界にサービスを拡大していく予定だと言います。
続いて『二ノ国』の生みの親であり、共同開発をしている株式会社レベルファイブ 代表取締役社長・CEOの日野晃博氏からのビデオメッセージが公開されました。日野氏は高品質のグラフィックスと、『二ノ国II レヴァナントキングダム』から遠い未来を描く新たな物語が魅力だと話してくださいました。
日野氏は1作目開発時から、『二ノ国』をスマートフォン向けに出したいと考えていたそうです。今回ネットマーブルによってスマートフォン向けならではの仕掛けが用意された本作を事前にプレイし、「大変おもしろい」と感じプレイヤーが『ニノクロ』にハマると確信したそうで、ぜひ遊んでほしいと語っていました。
続いては事業部長の山下大和氏が登壇し、具体的なゲーム内容を紹介。物語の舞台はおとぎ話のような幻想的な世界で、原作とはまた違った世界観を楽しめるそうです。基本的にはシングルプレイで楽しめるほか、マルチプレイ要素も充実しているとのこと。
プレイキャラクターは5種類で、戦闘では3種類の武器を同時に装備でき、頼もしい味方であるイマージェンや固有スキルなどを駆使して戦うとのこと。どのキャラでも攻撃役のアタッカーにも盾役のタンクにもなれるそうなので、自分の好みのキャラを使えるのがうれしいところです。
『二ノ国』でおなじみのキングダム要素はギルド向けコンテンツになっており、プレイヤー同士の交流の場になると言います。フィールドにあるオブジェクトや生き物をキングダムに持ち込み、自由にカスタマイズできるそうです。また侵攻戦や防衛戦など、マルチ要素も用意されているとのこと!
『二ノクロ』ならではの魅力などが語られた質疑応答
最後に、事前にメディアから寄せられた質問に対応する形式で質疑応答が行われました。質問にはゲーム説明に引き続き、山下氏が答えてくださいました。
――ローンチを控えた今の心境は?
ユーザーのみなさんに新しいビジュアルや音楽、新しいおもしろさをお見せすることを目標に一生懸命やってきました。3年という長い期間ゲーム開発に集中し、リリース後、プレイヤーの皆さんがどういう風に反応してくれるかを想像しながらがんばってきました。実際に今回お見せできる機会ができ、とてもうれしく思っております。
――『二ノ国』のIPを選んだ理由は?
原作に込められている感性とグラフィック、そして現実世界と仮想世界が共存する差別化された世界観が魅力であり、興味深いと感じたのが選ばせていただいた理由になります。ぜひスマートフォンの環境で、特徴を生かしたゲームを作りたいという想いから『二ノ国』を選ばせていただきました。
――開発過程でのエピソードを教えてください。
序盤の部分を試行錯誤し、かなりこだわって作り込んでおります。ストーリーと感性、世界観というところを序盤に伝えなければいけないという課題があり、コミュニティ要素や戦闘を作り上げながら、途中で1つの作品を作り直すくらい企画の変更もありました。社内でもターゲットを絞ってデータを集め、その結果を踏まえていまのバージョンが完成した背景がございます。
サービス開始後ユーザーのみなさんに満足いただけるものにしたいということで、最終段階の開発作業をがんばっております。
――『ニノクロ』のならではの特徴はありますか?
2つの世界が共存するファンタジー世界を、プレイヤーのみなさんに十分に感じていただけるようにすることに焦点を当てました。コンテンツやダンジョンを解放する機能的なところにもストーリーを絡ませるなど、いろいろな工夫を凝らしています。
一方でアニメーションのような雰囲気を伝えるところにも注力し、開発者担当も魂を込めたと語っています。既存のRPGが競争や育成に焦点が当たっていたとすれば、本作は世界観を感じていただくことをポイントにして一生懸命作りました。
特徴的なシステムとして“ソーシャルオブジェクト”という要素があります。広大なオープンワールドのさまざまなところに配置されていて、これを“キングダム”に持って来たり、落ちているボールでサッカーをしたり、実生活をしているような体験ができます。そんなコミュニティ的要素を楽しめるのが最大の特徴ではないかと思っております。
――オープンフィールドでの自由度は?
シームレスではないんですか、ユーザーのみなさんが自由に遊んだり、コミュニケーションを形成できる仕組みを入れています。音楽を演奏するオブジェクトなどを、仲間と楽しむというのも体験していただけたらと思います。
――PvEやPVPコンテンツについて教えてください。
5名のパーティーメンバーでボスを攻略するダンジョンや、フィールドのボスモンスターが要素があります。ほかにも、アイテムの素材やレベル上げに役立つ経験値を獲得できるような育成に集中できるフィールドも準備しました。また“キングダム”を攻めてくるモンスターから自分たちの拠点を守る“防衛戦”は、メインコンテンツの1つになっています。
PVPは1対1のものや、“キングダム”同士で戦う30~50人規模のコンテンツも用意しているので楽しみにお待ちいただけたらと思います。
――最後に、ユーザーのみなさんに向けてメッセージをお願いします。
私たちが準備したもの、そして悩んだものについて実際にお話することができてとても感慨深いです。プレイヤーのみなさんに本作の魅力を最大限お見せできるように、今この時間もすべての担当メンバーが最善を尽くしています。弊社、ネットマーブルのすべての力量が詰まっているほどの高いクオリティのゲーム性とサービスを提供させていただきます。ぜひ、ご期待ください。
イベント後に行われたメディア向け体験会の様子は、また後日レポート予定です。
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