『ガンダム EXVS.2 クロスブースト』CPU戦に慣れたら対戦してみよう。最初に意識するポイントを解説

たく坊
公開日時

 バンダイナムコアミューズメントが展開中のアーケード向け対戦アクション『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 クロスブースト』の初心者向け記事をお届けします。

 本作は、『EXVS.』シリーズの10周年を飾るタイトル。前作『エクストリームバーサス2』からEXバーストクロスをはじめとした追加要素があるうえに、新規参戦機体を含め、合計190機以上のMSが登場します。

 さまざまなステージでCPUと戦う“トライアドバトル”と、機体の練習を行える“トレーニングモード”により、対戦せずとも機体を動かすアクションゲームとして楽しむことができます。

 とはいえ、本作はやはり対戦ゲーム。CPU戦に慣れてくると、次のステップとして“ランクマッチ”や“カジュアルマッチ”に挑戦したくなるのではないでしょうか。

 本記事では、CPU戦と対人戦で異なる部分、対人戦においてポイントとなる部分など、CPU戦から対人戦に移行する際に意識しておきたいことを紹介していきます。

対人戦は2on2であることを意識しよう

 本作での対戦は、自機と僚機、敵機も同じ2人の編成による2on2であることが特徴です。トライアドバトルでも僚機がいる点は同じですが、2on2コース(Eコース)を除いたトライアドバトルやトレーニングモードでは主に敵機の編成が異なります。まずは2on2の環境に慣れることからはじめましょう。

 2on2の対戦で何について気を付ければいいのか、具体的な例を挙げていきます。

 まずは、当たり前のようなことですが、敵が2人いる点。例えば自機が攻撃を当てている場合、敵機のもう1機がそれを阻止する、いわゆる“カット”しにくるケースがあります。

 対戦中にロックオンマーカーを切り替えずに、同じ敵を見続けることは、もう1機からの攻撃を受ける可能性が高いと言えます。

 そのために、自チームの僚機が敵機を抑えているのか、カットに来ている敵機を追っているのか、状況を把握して、自機の動き方を考える必要があります。

 対戦中に余裕がある時は、ロックオンマーカーを変えたり、画面右上に表示されているレーダーで僚機や敵機の位置を確認してみたりしましょう。

 とはいえ、CPU戦から対人戦に移行したばかりだと、僚機や敵機の動きを意識するのは難しいと思います。まずはCPU戦で覚えた動きをこなしつつ、徐々に対人戦の環境に慣れていきましょう。

攻撃する機体の順番を考えよう

 CPU戦では、“ターゲット”や“ボス”という目標が設定されているステージがあります。目標を倒せばステージをクリアできるものですが、対人戦において、この要素は存在しません。

 対人戦では、戦力ゲージの6000コスト分を削り切ることによって、勝利となります。なお、タイムアップは敵味方全員が敗北となります。

 ポイントとなるのは、機体をどのように撃墜すれば敵チームのコストを減らしきって勝利できるのかというところ。

 例えば敵チームが3000コスト・2000コストのペアだった場合。3000コストを2回撃墜するか、2000コストを3回撃墜するか、3000コストと2000コストを1回ずつ、さらにどちらかをもう1回撃墜するパターンがあります。

 3000コストを2回撃墜することがもっとも撃墜数が少ない状態で勝利できるのですが、3000コストは性能が高いので、追い詰めるのにも時間がかかるため、狙い通りに撃墜することは難しいです。

 ただ、敵3000コストの残りの耐久値が低ければ、僚機と協力して減らすという選択肢もとれたりと、対戦の展開によっては3000コストを2回撃墜することも選択肢として入ってきます。

 敵機の耐久値や残っているコストゲージ量に応じて、攻撃する対象を考えられるようになれると一人前……ですが、対人戦をやりはじめではやはり難しいところ。

 まずは対戦中にコストゲージをこまめに確認できるようにしてみましょう。

機体の特徴を考えてみよう

 コストの他にも、考える要素として“機体の特徴”があります。

 具体的には、先日の記事で紹介した、中距離戦は得意ですが空中から地上に向かって落下する“降りテク”を持っていないため、自衛に難がある“ガナーザクウォーリア”のような機体が敵チームにいた場合。

 このような場合、ガナーザクウォーリアの得意な中距離ではなく、近距離で戦うことで有利に戦いを進めることができます。

 このように機体の特徴も、攻撃する対象を考える重要な要素になります。ビーム系の射撃しか持っていない機体は“スタービルドストライクガンダム”や“クロスボーン・ガンダムX1改”などのビーム系の射撃に強い機体に対して、やや不得意であると言えます。

 自機が有利に働きそうな機体が敵機にいる場合はそちらを狙い、僚機が不利になる機体が敵機にいる場合は、それをフォローすることを意識してみましょう。

いずれは考えることになる“体力調整”について解説

 対人戦では、CPU戦では特に意識しなかった“体力調整”の要素が重要になります。完璧にこなすことは非常に難しいですが、意識しておきたい要素です。

 “体力調整”とは、自機の耐久値を戦況に応じて調整していくことを指します。注意する点は2つあって、1つは僚機の耐久値で、もう1つは“EXバースト”です。

 僚機の耐久値について、解説していきます。僚機が被弾している時、僚機と一緒に自機の耐久値を減らされてしまうと、同時に撃墜される可能性が出てきます。もし、僚機の後に自機が同時に撃墜された場合、自機がコストオーバーで耐久値が少ない状態で出撃することになるわけです。

 こうなってしまった場合、僚機はコストオーバーしていないため耐久値が最大であるにも関わらず、自機はコストオーバーして耐久値が少ない状態で戦闘しなければなりません。

 当然、敵チームはコストオーバーした自機を積極的に狙ってきますので、敗北してしまう可能性が高くなるだけでなく、僚機も耐久値を余らせてしまっています。

 なるべくならば、僚機が撃墜されてコストオーバーしてしまいそうな状況では、耐久値を200~300くらい残しておくのがよいでしょう。

 画像は別の問題があり、体力調整に失敗してしまったケースです。敵機の耐久値を減らせず、こちらの僚機の3000コストであるHi-νガンダムが撃墜されたうえに耐久値が減っています。それにもかかわらず、2000コストである自機の耐久値が最大の状態です(僚機の耐久値は画面左の自機耐久値の上部に表示されています)。

 相手に僚機を狙って試合を決める作戦を取られると、自機は相手から無視されてしまい、僚機がやられているのを指を加えて見ることになってしまいます。

 チームの耐久値に大きな差が出てしまった場合、どちらか片方のみが狙われる状況になることが頻繁に起こりえます。チームの耐久値の足並みを揃え、相手の狙い先を絞らせずに最後まで2機で戦い続けることが“体力調整”の1つ目のポイントとなるわけです。

 自機と僚機のコストによって、1試合における総耐久値は異なるため、ここで例に出したような調整をいきなりするのは難しいでしょう。なのでまずは、コストオーバー後にどれくらいの耐久値があるのかを意識してみましょう。

 もう1つの注意点、“EXバースト”について。こちらは上記の体力調整と関係してくる要素になります。

 本作では、よほどのことがない限りは、大体100~200程度の耐久値で“EXバーストゲージ”が半分溜まっています。“EXバーストゲージ”が半分溜まっているということは、“EXバースト”を使って、自チームの攻めの起点を作れるということ。

 敵機が“EXバースト”を使ってきた際、自チームのどちらかが使えるのであれば、発動することで相手の注意を引き付けるのは大事です。

 僚機がEXバーストを使えなかった場合、自機が耐久値を残していないと、優先的に攻撃されてしまい、先に撃墜されて、僚機がコストオーバーしてしまうかもしれません。

 それらのリスクを避けるのが、“体力調整”ということなのです。

 体力調整をしっかりするには敵機の攻撃を避けたり、こまめに僚機の耐久値を確認したりと難しい要素が絡んできてしまいます。攻めるために前に出たら自機が攻撃されるかもしれませんし、ステージの端で逃げ続けていたら、僚機が集中攻撃されてしまう可能性があります。

 最初のうちは知識として入れておいて、対人戦をこなして敵機の攻撃を避けられるようになったら、画面左部に表示される僚機の耐久値を気にするようにしてみましょう。

対戦相手もプレイヤーである

 最後に、対戦相手もプレイヤーであることを忘れてはいけません。プレイヤーがいるからこそ、CPU戦とは異なるさまざまな事柄が発生します。

 例えば、対戦ゲームでは“あるある”ですが、CPU戦では比較的簡単に当たっていた攻撃が、対人戦で簡単に避けられてしまうことがよくあります。

 序盤は当たった攻撃を繰り返していたら、相手が対策を考えて、その攻撃を途中から回避してくる可能性もあります。

 また、上記のコストオーバーの項目で解説しましたが、3000コストを2回撃墜すれば相手のチームコストを削り切れますが、当然、対戦相手はそれを避けてくるでしょう。

 そうなると、前衛を務めることが多い3000コストが後衛に回ることもありますし、“EXバースト”を残しておいて、最後の最後に攻めてくることもあります。

 前衛になりやすい3000コストを使っていても、プレイヤーによっては対戦開始前から後に撃墜されるつもりで立ち回っている人もいるでしょう。

 このように対人戦ではプレイヤーがいることでCPU戦とはまったく違う駆け引きが発生します。

 相手の出方や戦略を考えて、それぞれにどう対処するのかを考えることを対戦ゲームでは“読み”と言います。すべての対戦ゲームについて回る要素で、「そこがおもしろい」と感じている人はいるのではないでしょうか。

 中には単純に攻撃を行うのではなく、“僚機の耐久値が減ってしまったら後衛をしていても前に出る”や“敵機がEXバーストを発動しそうだから、距離を取っておく”などの臨機応変さが求められる場面も。

 CPU戦ではあまり意識しなかったことをいろいろと考えなければいけないため、対人戦をはじめたころは、混乱してしまうと思います。

 まずはCPU戦で機体を動かせるようになったり、対人戦で意識することをできるようになったりしてから、対人戦に移行。そこで実際の対戦の流れを掴んでいきましょう。誰しもが最初は初心者です。

(C)創通・サンライズ (C)創通・サンライズ・MBS

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 オーバーブースト

  • メーカー: バンダイナムコアミューズメント
  • 対応機種: AC
  • ジャンル: アクション
  • 稼動日: 2021年3月10日
  • 料金: オープン

関連する記事一覧はこちら