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『R-TYPE FINAL 2』製品版先行プレイレポート。驚嘆・終幕でも止まらない物語

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 グランゼーラから4月29日発売予定(※)の、PS4/Nintendo Switch/Xbox One/Xbox series X/PC(Steam)用ソフト『R-TYPE FINAL 2』。製品版を一足早くプレイした感想をお届けします。

※Steam版は4月30日発売予定。

相変わらず意味深なエンディング!

 およそ2~3時間でしょうか。エンディングに到達しました! ……製品版の体験レポートで、いきなりエンディングの話から始めるのもおかしな話ですが、率直に言えば本作は機体開発のための周回プレイがお約束となっているため、どのくらいで一区切りになるかを最初にお伝えしようかなと!

  • ▲ギャラリーで閲覧できるイメージ画像(※EDとは関係ありません)。

 というのも前作でも101機の多彩な個性と性能を持った自機を開発していくのがだいご味の作品でした。今作の開発には開発資材を要求されるほか、特定のステージクリアやパスワードが必要だったりと条件もさまざま。

 そのため全クリは機体開発の第一歩! よくこの手の状況で表現される「チュートリアルが終わっただけ」という感覚。実際「なーんか裏がありそうだなぁ? 」と思うエンディングでしたし、エンディングとは別に途中のルート分岐も確認できました。分岐の条件を調べるための試行錯誤や設定の妄想で"バイド係数"が高まりますねぇ。

リスタートが早くあれこれ試せる

 まずはステージ。全体的にボスまでの道中が短いものの、リトライポイントが細かく設定されており、撃墜地点すぐ手前で始まるのが嬉しい点です。前作でもその感覚はありましたが、改めて初心者への配慮を感じる丁寧さ。また、コンティニュー時にハンガーに登録してある機体のなかから再出撃できるため、ステージ攻略に見合った自機を選べるのも良いですね。

 難易度的には最初から5段階選べるのもあり、かなりやり応え、歯応えあると思います。『R-TYPE』らしく当然のように前後上下から敵が襲ってきますし、奇っ怪な動きをする生物も多いので、初見の「なんだその動き!?」や「そう来るのか!!」という驚きは楽しいもんです。

 シューティングは敵の配置を覚えることが基礎ですから、初見だとかわせない敵の攻撃こそありますが、そこに理不尽さはないように感じます。前述の通り、リスタート地点が近く、自機の変更も出来るので「どうしたら安定して突破できるんだろう?」を考えるきっかけになっていると思ったからです。またクリアする難易度によってコンティニュー数に違いがありましたが、一度エンディングを見た後は無限にコンティニューできるようになっていました。

 ステージのシチュエーションは宇宙空間、海底、研究所、洞窟などなど。あれこれ向かう今回の作戦内容は、"人類とバイドの戦いを後世に残すための戦史の編纂(へんさん)、およびバイド兵器開発ノウハウの継承"とのこと。これまで公にされなかった戦いの記録の追体験とのことなので、これは過去作に関係するステージや機体が出てきそうな雰囲気がしてます! してるだけで、出ないかもしれませんが(笑)。

少しずつ拡張されていく機体開発

 機体開発は、ステージクリア時に入手する資源が必要になります。どうやら世代が進んで強力な機体になるほど、要求数が上がるようです。素材は、クリアするステージの階層が上がる度に入手数が増えるほか、パイロットの見た目や機体に貼るデカールを扱っているショップでも購入可能。条件だけ満たして、パッと機体開発したい人には嬉しいサービスですね。

 またバージョンアップで開発できる機体が解禁されるような情報も載っていました。右上に10/99と書いてありますが、もしかしたらこの"R's Museum"も拡張されて前作を越える数になるのかもしれませんね。まさかの101機越え……なんて可能性もあるのでしょうか。

進化しつつも忘れない遊び心

 総評すると、シリーズ集大成というよりは、前作を今風に正当進化させた続編。前作の流れを汲みつつ、遊びやすさ、塗装やデカールなどの遊び心も忘れずにあります。往年のシューティングタイトルの安定した面白さ、設定へのこだわりはさすがですし、一方でクラウドファンディングに協力した方へのサービスもいくつかあったりと、長く続いている、そして愛されているタイトルならではの遊び、サービスの細かさです。

 そういえば、なんとタイトルエディットもできます! これには条件がありますが、定形単語から組み合わせられるので「なんじゃこりゃ」ってタイトルにできたり。せっかくなので、スゴく安直なダサいタイトルを付けておきました。

 歯応えのある名作シューティングの新作。そして機械と生物をベースにした独自の設定、機体の収集、開発やオリジナリティのあるカスタマイズを楽しめる本作。そして今再び飛翔した次元戦闘機たちの新たな活躍をぜひ堪能してみて下さい!

©Granzella Inc.
"R-TYPE" is a trademark and/or copyright of IREM SOFTWARE ENGINEERING INC.

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