元気だったかなんてこっちの台詞でしょう!?(アリサ)【軌跡シリーズ名言集】

Zenon
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 日本ファルコムの名作ストーリーRPG『軌跡』シリーズの名言集をお届けします。

 本記事で紹介するのは、『閃の軌跡』に登場するキャラクターの1人、アリサ・ラインフォルトのセリフ。リィンと出会った当初はあんなにツンツンだった彼女の、渾身のデレを紹介していきましょう。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

元気だったかなんてこっちの台詞でしょう!?(アリサ)

●第I部 灰色の戦記(英雄伝説 閃の軌跡II:改)

 アリサは、本作の主人公リィン・シュバルツァーが所属する、トールズ士官学院《VII組》の初期メンバー9人のうちの1人。エレボニア帝国最大の重工業メーカー・ラインフォルトグループのお嬢様で、基本的にはお節介焼きで困っている人を放っておけない優しい少女です。

 しかし入学当初のオリエンテーリングでリィンと“不幸なハプニング”を起こしたことで、最初期の頃は話しかけても「フンッ」とそっぽを向かれてしまうような関係でした。


  • ▲“とあるハプニング”はこちら。

 とはいえ本当に怒っていたわけではないので、わりとすぐに仲直りしていました。最初の特別実習の朝、待ち合わせ時間より早く部屋を出るとばったり出くわして、同時に謝るなど気が合う面を見せる2人。きっかけさえあれば、自分の非はきちんと認めて謝ることができるのもアリサの潔いところです(なかなか素直になれないところも魅力ですが)。

 そんな彼女ですが、『閃の軌跡I』の終盤でトールズ士官学院が襲撃された際、敗れたリィンを救うために彼だけを逃がすように動きました。リィンは仲間たちを置いて“逃げさせられる”状況で「やめろ、やめてくれええええッ!」と叫びますが、彼が搭乗する《騎神》ヴァリマールは主の意思に反し、その場を飛んで離脱してしまいます。



  • ▲コックピット越しにリィンへの感謝を伝え、再会を約束するアリサ。このときのリィンはどれほど胸が張り裂けそうな思いをしていたことか……。
  • ▲彼の叫びを聞き届けることなく、戦場から離脱するヴァリマール。実際ここでリィンが敵の手に落ちていたら……いやリィンならそれでもドラマチックに脱出しそうな感じもしますが、どうでしょう?

 それから約1ヵ月後、《騎神》の扱い方を習得し、仲間たちと合流するべく各地をめぐり始めるリィン。そんなとき、《VII組》の1人ガイウスの故郷であるノルド高原に仲間の反応を見つけ、《精霊の道》という転移術を使って急行します。

 霊脈の活性化にともなって出現した幻獣・アンスルトに襲われて、ピンチに陥っているアリサ、ミリアム、グエン老人のもとへ助けに入ったリィン。「もうダメだ!」ってピンチに助けが来ると、本人視点だとすっごいカッコよく見えそうですよね。


  • ▲《幻獣》アンスルトと対峙するアリサたち。

  • ▲戦闘後、アリサは感極まってリィンに抱き着きます。そして一瞬にして2人の世界へ……。

 そこで、(少々周りの目を気にしつつ)「元気だったか?」と問うリィンに対してアリサが発したセリフが、今回の名言となります。

「元気だったかなんてこっちの台詞でしょう!?」

  • ▲最後に別れたとき、リィンは半死半生の状態でした。《騎神》の力とセリーヌの魔術によって1ヵ月で回復できたので、あんな別れ方をしたアリサにとってはいくら心配してもし足りません。心の底から彼を心配していたことが声音からも感じ取れました。

 そして、「心配かけたな」と謝るリィンに、「それも私のセリフ。あの時はごめんなさい」と別れ際に取った行動を謝罪します。







  • ▲仲間たちを置いて、自分だけ安全なところへ逃がされる。そんな別れ方をして、どれほどリィンが自分を責めて苦しむかわかっていた。わかっていて、そうするしかなかった。その選択が最善だと思えたから。と語るアリサ。




  • ▲それに対し、リィンは「謝る必要なんてないさ」と返したうえで、「みんなのおかげで生き延びることができて、みんな無事にまた会えた」と言い、だから「ありがとう」とアリサの謝罪に許しを与えました。






  • ▲これで「あの時」の約束を果たすこともできるとポロッとこぼしたアリサは、顔を真っ赤にして離れて誤魔化しにかかります。そして「私もありがとう」と謝罪をお礼に言い直し、「おかえりなさい」と言って、自分のもとへ帰ってきてくれたリィンを笑顔で受け入れます。


  • ▲その直後、祖父であるグエン老人から「身内の前でやるにはちょっぴりアツすぎやせんかの~?」とからかわれ、「ハッ」と我に返るアリサもまた可愛いですよね。

 『閃の軌跡II』における《VII組》の再会シーンはそれぞれアツいものがありますが、個人的に一番最初に紹介するならやっぱり、アリサかなと思いました。ほかのメンバーたちも機会があれば、名言とともに紹介していきたいので、お待ちいただければと思います。

 シリアスなものからコメディ的なものまで、軌跡シリーズにはほかにも数々の名言が存在します。今後もそれらをピックアップしてお届けしていく予定なので、お楽しみに!

※画面はPS4『英雄伝説 閃の軌跡 I:改 -Thors Military Academy 1204-』『英雄伝説 閃の軌跡II:改 -The Erebonian Civil War-』のものです。

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