『バイオハザード ヴィレッジ』発売に向けて『バイオハザード7』を紹介。育まれた家族の絆を振り返る
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カプコンから5月8日に発売される『バイオハザード ヴィレッジ』。発売にあわせた連載記事をお届けします。
実写さながらの高精細な映像表現やアイソレートビュー(主観視点)によるプレイスタイルを初めて導入し、シリーズの新境地を開拓した『バイオハザード7 レジデント イービル』。
そのDNAを受け継ぎ、さらなる高みへと進化させた最新作『バイオハザード ヴィレッジ』です。ドラマは『バイオハザード7』の続編となるので、今回の記事では前作で描かれた出来事や、それにかかわった人物、主なゲームシステムについておさらいしていきまます。
『バイオハザード7 レジデント イービル』の特徴とは?
『バイオハザード7』は、『バイオハザード6』から約4年以上を経た2017年1月24日、ナンバリングの第7作として発売された作品です。
制作にあたり、本作のために開発されたゲームエンジン“RE ENGINE”を導入。空中を舞う埃まで精細に描き出し、実写映画に比肩するフォトリアルな映像を実現させています。また、没入感と孤独感、そしてプレイヤーキャラクターとの一体感をより増大させるため、主観視点“アイソレートビュー”を採用したことも特徴の1つ。
これらにより、キャラクターが感じる痛みや恐怖をダイレクトに感じられるようになり、過去作と一線を画する新しいスタイルのサバイバルホラーに仕上げられた作品になっています。
またゲームは“狭く・深く”というコンセプトで開発されているのも特徴です。世界規模で発生するバイオテロと戦うのではなく、とある一軒の邸(やしき)で起こる出来事にスポットをあて、そこをどれだけ掘り下げるか? ということに主眼が置かれています。
経年劣化した建物の状態、静まり返った廊下の雰囲気、あちこちに置かれた小物の汚れ具合などあらゆるものを丁寧に描くことで、本作ならではの不気味な空気感を表現することに成功させています。
しかも、これほど大きな変革を遂げながらも『バイオハザード』シリーズの核である“恐怖”、“戦闘”、“探索”、“アイテム管理”という4つの柱はしっかり継承されており、プレイしてみると紛れもなく『バイオハザード』であることが実感できます。
主人公イーサン・ウィンターズを待つのは狂気の家族・ベイカー一家
過去作の主人公は、サバイバル能力に長けた、いわば特殊な立場のキャラクターが中心でしたが、『バイオハザード7』の主人公は一般人のイーサン・ウィンターズという男性。この点においても、本作ならではの特徴といえます。
そんな彼が、なぜ『バイオハザード』の世界に足を踏み入れてしまったのかというと、3年もの間、行方不明になっていた奥さんのミアからメールが届いたことが発端。イーサンは、その手がかりを頼りにアメリカ南部のルイジアナ州へ向かいますが、そこで彼を待っていたのは狂気に満ちたベイカー一家でした。
イーサン・ウィンターズ
物語の主人公でアメリカ在住の一般人男性。プレイヤーは主観視点で彼を操作するため、キャラクターのCGモデルは確認できない。
ミア・ウィンターズ
イーサンの妻。とある理由でイーサンの前から姿を消し、3年ぶりにビデオメッセージを送信してくる。そこでは「子守みたいな仕事」と話していた。
ジャック・ベイカー
ベイカー農場の主で、恰幅のいい中年の男性。農工具の扱いや車の運転が得意なのが自慢。
マーガレット・ベイカー
ジャックの妻。料理が得意な心優しい女性だが、頭に血がのぼるとヒステリックになる。
ルーカス・ベイカー
ベイカー家の長男。猟奇的かつ残忍な性格で、何を考えているのかわからないところがある。
ゾイ・ベイカー
ベイカー家の長女。邸内にある電話を利用し、イーサンにアドバイスをしてくれる。
車椅子の老婦人
一家と食卓を囲む祖母。神出鬼没で、思いがけない場所で出会うことも。
邸内を隅々まで探索し、手がかりを集めて脱出を目指せ!
プレイヤーはイーサンを操作し、囚われているミアの捜索と邸からの脱出を目指していきます。
邸内にはシリーズでおなじみの特殊な鍵やパーツで開く扉、“クランク”を使って動かす仕掛けなどがあり、フロアを隅々まで探索して手がかりを探してきます。
それに加えて本作では“影絵”を利用した仕掛けや、現代では見かけなくなった“ビデオテープ”を再生して情報を得たり、カセットテープレコーダーでデータをセーブしたりと、80年代的なアナログに感じられる演出も! あちこちに散りばめられたレトロなエッセンスも見逃せません。
モールデッドと呼ばれるクリーチャーや邸の住人が脅威に!
邸内ではモールデッドと呼ばれる不気味なクリーチャーや巨大な昆虫、邸の住人たちと遭遇することがあり、銃器を駆使して倒したり、やり過ごしたりしながら進んでいきます。
モールデッドは壁などから這い出てくることもあり、まったく油断できない相手です。
邸の住人たちもそれぞれ個性的な方法で攻撃してくるため、準備を整えて撃退していくことになります。
「実はこうすると戦いやすい。この武器が有効」といった“抜け道”も用意されていますので、対処方法を模索しながら戦うのも楽しみなところです。
武器や弾薬を調達し、アイテムを合成して逆境を乗り切ろう
武器、弾薬、回復アイテムなどは、邸内を探索して入手していきます。「アイテムボックスにアイテムを入れておけば、他の場所にあるアイテムボックスから取り出せる」という仕組みは過去の『バイオハザード』シリーズと同じです。
その他に新たな武器や弾薬は、仕掛けを解除したり、アイテムを組み合わせたり、指定された枚数の“アンティークコイン”を集めたりすることで入手できます。持ち歩けるアイテムには上限があるので、「次にどこで何をするのか?」ということを考え、持ち物を管理しながら探索するのがポイントになります。
まだまだ遊び足りないなら、追加DLCも網羅してみよう!
『バイオハザード7』では、この世界をもっと満喫したいプレイヤーに向けた追加DLCが配信中。
『発禁フッテージ Vol.1』では、狂気あふれる寝室から逃走する“ベッドルーム”、過酷なシューティングサバイバル“ナイトメア”、死と隣り合わせの状況で突き進む“イーサン マスト ダイ”。
そして『発禁フッテージ Vol.2』では、生死を賭けたギャンブル“21”、悪夢の始まりを描く短編シナリオ“ドウターズ”、55歳の誕生日を迎えたジャックをもてなす“ジャック 55th バースデー”がプレイできます。どちらも、かなりぶっ飛んだ内容ですのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
さらにゾイ・ベイカーのその後を描く短編シナリオ『End of ZOE』も配信されていますので、こちらも要チェックです!
無料追加コンテンツ『NOT A HERO』で、本編終了後の出来事が明らかに!
『NOT A HERO』は、クリスを主人公として描かれる短編シナリオ。本編のクライマックス後から始まり、一連の事件に関与しているとみられる人物を確保するため、地下施設に足を踏み入れることになります。
本編とは異なる恐ろしさと、重装備を駆使して立ち回るシューターのテイストを併せ持ったサバイバルホラーが楽しめます。『バイオハザード7』をお持ちの方は無料で楽しめるので、忘れずに遊んでおきたいですね。
クリス・レッドフィールド
BSAAの隊員として数々のバイオテロと闘ってきた英雄。その力を見込まれ、とある作戦を指揮する。
シリーズ最新作『バイオハザード ヴィレッジ』をプレイするなら、ぜひとも押さえておきたいタイトルとして『バイオハザード7』を紹介しました。
次回は『バイオハザード7』でゲームデザイナーを務め、最新作ではディレクターを担当する佐藤盛正さんへのインタビューをお届けします。ゲームのコンセプトや各部に込められたこだわり、そして新たな見どころの数々など、気になる部分について聞いていますので、そちらもお楽しみに!
『バイオハザード ヴィレッジ』企画記事
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『バイオハザード ヴィレッジ』特集(電撃オンライン内)はこちら
バイオハザード ヴィレッジ
- メーカー: カプコン
- 対応機種: PS5
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2021年5月8日
- 希望小売価格: 7,990円+税
バイオハザード ヴィレッジ(ダウンロード版)
- メーカー: カプコン
- 対応機種: Xbox X
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2021年5月8日
- 価格: 7,264円+税
- 備考: Xbox Series X|S/Xbox Oneはダウンロード版のみ
バイオハザード ヴィレッジ
- メーカー: カプコン
- 対応機種: PC/Steam
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2021年5月8日
- 価格: 7,264円+税
バイオハザード ヴィレッジ
- メーカー: カプコン
- 対応機種: PS4
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2021年5月8日
- 希望小売価格: 7,990円+税
バイオハザード ヴィレッジ(ダウンロード版)
- メーカー: カプコン
- 対応機種: Xbox One
- ジャンル: アクションADV
- 発売日: 2021年5月8日
- 価格: 7,264円+税
- 備考: Xbox Series X|S/Xbox Oneはダウンロード版のみ