人気ミニチュアゲーム『ウォーハンマー 40,000』を紹介。戦争のみが残った遠未来がテーマ
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- hororo
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ゲームズワークショップが販売する『ウォーハンマー』の特別記事を掲載します。
どうも、ライターのhororoです。皆さん、ミニチュアゲーム、楽しんでいますか!? 今回も『ウォーハンマー』の魅力について語っていきたいと思いますので、お付き合いください!
もし「『ウォーハンマー』って何?」という、今回から見てくれた人がいらっしゃったら、これまでの特集記事をあわせてご覧いただければ幸いです。
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いきなりですが、第1回で『ウォーハンマー』には大きく分けて2つの世界が存在すると書いたことを覚えているでしょうか? これまで触れていたのは、『ウォーハンマー:エイジ・オヴ・シグマー(以下、AOS)』というファンタジーシリーズでした。『AoS』は、もともとあった『ウォーハンマー ファンタジーバトル』という世界を一度終焉させ、そこから再誕した新たな世界を描いたミシックファンタジーです。
今回紹介するのは、もう1つの『ウォーハンマー』シリーズ。戦争にまみれた宇宙を舞台にしたSF世界を描く『ウォーハンマー 40,000(以下、40k)』です! こちらは、我々が生きている世界の遥か未来の話……人類が超技術を得て宇宙に進出し、大いに栄えた世界をベースとしています。
といっても、ゲームとして遊ぶことになる作中の年代は、人類の最盛期はとうに過ぎていて、出現した異星人や人類の裏切り者との終わりなき戦争を繰り広げているのですが……。
今回『40k』について話をしようと思った理由は、『40k』自体が非常に人気のあるシリーズだということはもちろんですが、最近になって『40k』の日本語化が進んできたこともあります。
昨年の夏から日本語化が進む『AoS』に比べると、日本語版ユーザーとして始めるには『40k』は少し厳しい状況でしたが、現在では『40k』も日本語化が進み、遊びやすくなってきました。
『ウォーハンマー』は作中の物語を進めることで世界観に大きな変化を起こすことが多いのですが、『40k』ではゲームのルールがアップデートされるタイミングに合わせて大戦争が発生。宇宙空間に大きな裂け目が生まれるという変化をもたらしました。
その裂け目が生まれたため、さまざまな種族がそれぞれの思惑に従い、動いています。
ヴィジルスという惑星の支配権をめぐって新たな戦いの幕が開けようとしているのが、現在の『40k』の物語となっています。3月に発売された新しいボックスセットは、この“ヴィジルスの戦い”をテーマにしたもので、新規造形のミニチュアが盛りだくさん! 往年のファンもこぞって予約したほどの人気セットとなりました。
「新たに『40k』の世界に飛び込むならば今!」ということで、これから『40k』を始めるにあたり、最初に購入する選択肢としてオススメのアイテムを紹介していきます!
初心者にオススメの『40k』アイテムはコレ!
『AoS』と『40k』は、ベースとなる世界観が異なるだけでなく、ゲームのルールが少し違います。そのため、一部の勢力を除き、2つのシリーズのミニチュアを混ぜて遊ぶことはできません。
『AoS』はファンタジー世界ということで、モンスターなどの有機的なデザインのミニチュアが魅力でした。一方の『40k』では、SFらしくメカメカしいユニットが多数存在。
これから『ウォーハンマー』を始めるという人は、ファンタジーとSFのどちらに興味があるかや、公式サイトをチェックして好みのミニチュアがあるほうで始めるのがオススメです。
そのうえで、いざ『40k』をやってみようと思った時に、最初に何を買えばいいのか悩んでしまう人がいると思われます。
個人的にオススメなのは、やはり『スタートセット』。こちらは2つの勢力が同梱されていて、1つあればそのままゲームを体験できる優れもの。値段を見ても、同梱されたミニチュアを個別に購入するよりかなり安くすむところは、『AoS』のスタートセットと同じですね。
なお、基本ルールは公式サイトからPDFファイルで無料ダウンロード(https://www.games-workshop.com/en-JP/Warhammer-40000-Rules)できるので、必ずしもスタートセットを買わなければゲームを始められないわけではありません。
『ウォーハンマー』は通常のプラモデルに比べると、少しお値段が高い趣味だと思います。そのため、自分の予算に合わせて適切な始めかたを考えるのがいいかと。趣味は逃げませんので!
『ファースト・ストライク:ウォーハンマー40,000スタートセット』
2勢力15体のミニチュアと、ゲームに必要な基本アイテムが同梱されたスタートセット。ゲームのルールやメジャーとして使えるプレート、ダイスといった、遊ぶために必要なものも一式揃っています。箱をひっくり返すと市街地をイメージしたペイントが施されており、情景モデルとして使えるのもニクイ要素です。
何より5,000円と手ごろな値段なので、初心者でも手に取りやすいところが魅力です。
なお、スタートセットすべてに言えることですが、ペイントをするならば別途ペイント道具が必要な点にはご注意を!
『ノウ・ノー・フィアー:ウォーハンマー40,000スタートセット』
2勢力31体のミニチュアと、ゲームに必要な基本アイテムが同梱されたスタートセット。『ファースト・ストライク』と基本は同じですが、10,000円と値段が少し高いぶん、同梱されているミニチュアが2倍近くに増えています。まだ単品発売されていないミニチュアを同梱しているのもポイント!
『Dark Imperium』(英語版)
2勢力53体のミニチュアと、ゲームに必要な基本アイテムが同梱されたスタートセット。値段は21,850円と高めですが、ボリュームたっぷりで“お得感”では他の追随を許しません。
注意してほしいのは、このスタートセットのみ“日本語版が発売されていない”ことです。基本ルールはPDFファイルで日本語版をダウンロードできるので、「とにかくミニチュアだけお得にガッツリ集めたい!」という人や、英語に慣れている人にオススメです。
なお、ルールだけでなく世界観の詳細が書かれた英語の書籍が付いているのも特徴となっています。
『シャドウスピア』
ウェブストア販売終了製品、国内流通在庫のみ
新しく登場したボックスセットが、この『シャドウスピア』。2勢力35体のミニチュアが入っていて、値段は24,200円。厳密に言うとスタートセットではないため、基本ルールは同梱されていますが、ダイスやメジャープレートといったゲームで使うアイテムは入っていない点だけ注意してください。
同梱のミニチュアがすべて完全新規造形であることや、『40k』世界における最新の戦況を日本語で把握できる点ということから、非常に人気が高い商品です。
スタートガイド『Getting Started With Warhammer 40,000』
「ミニチュアを購入する前にミニチュアゲームについて知りたい」や「世界観に興味がある」という人はこちらの本を読んでみるのもアリ。『40k』のゲームの流れや、簡単な世界設定の解説など、初心者に向けた内容がまとまっています。特典としてミニチュアが1体付属しているので、とりあえずミニチュアペイントを体験したいという人にもオススメ。
以上を踏まえて、『ノウ・ノー・フィアー』がお値段も手ごろかつお得感もある、個人的にはオススメのスタートセットだと思っています。英語が読めれば分厚い本が付いている『Dark Imperium』が断然お得なんですが……。『シャドウスピア』は初心者向けのゲームガイド的なものは同梱されていないため中級者向きですが、冊子の『Getting Started With Warhammer 40,000』と併せて購入するのもアリかと。
『AoS』でもそうでしたが、お気に入りのミニチュアがある場合は、そこから始めても問題ありません。スタートセットは確かにお得ですが、始めるために必須のものではないと覚えておいてください。次回はそのあたりの説明と、各種勢力の簡単な説明を行いたいと思います。
『ウォーハンマー』を始める前に感じる疑問・不安を解決!
改めて『ウォーハンマー』を実際に始めようとした人がぶつかりがちな疑問に対するFAQを紹介します。自分も長く『ウォーハンマー』に触れていますが慌てず、自分のペースで楽しめる趣味だということを知ってもらえればと思います。
なお、こちらは第1回の再掲となります。
Q:ミニチュアゲームってお金がかかりそうですが、どうなんですか?
A:先ほど紹介したスターターセットのように、最近では5,000円あれば遊べるセットが豊富にリリースされているので、昔ほど初期投資にお金はかかりません。少数のミニチュアのゲームで遊ぶルールなどもあり、ゲームソフト1本ぶん程度の金額でスタートすることも可能です。
もちろん、ミニチュアをコレクションしていく過程でお金は必要ですが、もともとミニチュアゲームは長期的に遊ぶ趣味。ペースは人それぞれなので、どのくらいお金をかけるかは本人しだいです。
Q:ペイントしないとゲームで遊べないの?
A:ペイントをしないと遊べないというルールはありませんので安心してください。相手があってのゲームですので、初めての対戦相手の場合は事前に未ペイントであることを伝えておいたほうが角は立たないと思いますが、それを気にする相手はほとんどいません。
ただし、ペイントしてあると盤面の豪華さが段違いなので、フルペイントの対戦ならではの魅力があることも確かです。
Q:不器用なのでうまくペイントできるか、自信がないんですが……。
A:実際に体験してみて感じることは、絵を描くというよりは立体的な塗り絵に近いということです。はみ出さないように丁寧に塗れば、誰でも見栄えのいいミニチュアを完成させられるシステムが確立されており、動画やアプリでのサポートもされているので、思っているよりはおそらく簡単かと。
直営店のウォーハンマーストアや『ウォーハンマー』製品を扱っている正規販売店の特定店舗では、ペイントのサポートを行っているので、近場にあれば店舗を頼るのもオススメです。
Q:周りで対戦できる相手がいないんだけど……
A:上でも触れましたが、ウォーハンマーストアやゲームスペースがある正規販売店に行って対戦する人が大多数です。店舗に行ってその場で相手を探してもらう人や、TwitterやDiscordといったSNSで対戦相手を募集して、店舗で対戦する人もいます。ウォーハンマーストアは店舗ごとにTwitterアカウントを持っているので、そちらを見てみるのもいいでしょう。
・ウォーハンマーストア神保町(https://twitter.com/Warhammerjim)
・ウォーハンマーストア原宿(https://twitter.com/WarhammerHara)
・ウォーハンマーストア池袋(https://twitter.com/warhammerIKE)
・ウォーハンマーストア高田馬場(https://twitter.com/WarhammerTakada)
・ウォーハンマーストア横浜(https://twitter.com/WarhammerYoko)
・ウォーハンマーストアなんば(https://twitter.com/warhammerNMB)
・ウォーハンマーストア神戸三宮(https://twitter.com/warhammerSNM)
・ウォーハンマーストア立川(https://twitter.com/warhammertckw)
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