『逆転裁判』は一気に過去作をプレイするほどハマった! 魅力的な物語やキャラを紐解く【綾那のゲームに夢中】

綾那
公開日時

 さまざまなゲームを遊び、愛するゲーマー女優である綾那さんのゲームコラム“綾那のゲームに夢中”の連載第44回をお届けします。

 皆さん、ゲームしてますか?

 今回書かせていただくゲームは『逆転裁判』シリーズ! いろいろな作品がある中でも主に『1』~『3』に絞っていこうと思います。

 私が初めて『逆転裁判』をプレイしたのは『4』でした。それまではタイトル名を知っているだけの状態だったのですが、専門学校へ通学する時に遊ぶゲームを探していて、手に取ったのです。

 『逆転裁判4』の主人公は王泥喜法介で、物語の中に『1』~『3』の主人公・成歩堂龍一が登場します。遊んでいくうちに「これはもう、今までの『逆転裁判』をすべて買うしかない」と思い、『4』を買った次の日もまたゲーム屋に走って『1』と『2』と『3』をゲットしたものです。

 夢中になりすぎて、課題そっちのけで一気にクリアしたことを覚えております。そしてなぜもっと早くこのゲームをやらなかったのかと後悔しました。

 すべてをプレイした後、あまりの熱い展開に真っ白に燃え尽きたことを、まるで昨日のことのように思い出せます。

 このゲームをプレイして最初に抱いた感想は「さすがカプコン。最高にクレイジーな裁判だ(誉め言葉)」でした。

 法廷バトルのテンションや、証人の奇天烈さだけでなく、裁判長までもクセが強い! サブキャラの個性がとても強く、「登場人物、全員メインキャラなのでは!?」と感じるところが素晴らしい要素の1つです。

 そんなキャラクターを生み出し続けている巧舟さんは本当にすごい方です。

 ということで、『逆転裁判』のキャラや物語についてふれていきます。ネタバレはありませんので、遊んでいない人もご安心を。

個性的なキャラばかり!

 『逆転裁判』を大まかに説明すると、弁護士の成歩堂龍一が、師匠である綾里千尋の妹である綾里真宵とともに、弁護人たちを最後まで信じ抜き、有罪まったなしの裁判から逆転無罪を勝ち取っていくゲームです。

 証人に揺さぶりをかけながら、証言する内容のムジュンを突きつけていく。時に突拍子もないことを言って周りに呆れられたりしますが、逆転の糸口を見つけて「異議あり!」と叫ぶ時は得も言われぬ気持ちよさがあります。

 “逆転”という言葉がキーワードの本作。

 私は千尋さんが一番最初に教えてくれた「発想を逆転させるの」という言葉がすごく好きなんです。一見すると塞がれた道であっても、考え方を変えるだけでまったく違うものが見えてきます。

 それは法廷だけでなく、「生きていくうえでも必要なことなのでは?」と思えるんですよね。

 さらに千尋さんは、成歩堂くんに「弁護士はピンチの時ほどふてぶてしく笑うもの」ということも教えてくれるんです。だから彼は絶体絶命のピンチの時ほど、ふてぶてしく笑う。何か隠し持っているんじゃないかと思わせ、検事や証人に揺さぶりをかけていく。

 これが本当にカッコいい!!

 でも内心では冷や汗をかきながら弁護してるので、こっちも結構絶望的な気分になります(笑)。法廷パートでは成歩堂くんに感情移入しすぎて、よく彼と同じような顔をしていたものです。

 裁判所でスピーディーに逆転していく疾走感、ムジュンを突きつけて相手の嘘を見破る快感、そして真実を暴くためならパンドラの箱さえもこじ開けるという熱意、極めつけは永遠のライバルであり戦友(とも)でもある御剣怜侍の存在。

 そう、『逆転裁判』のもう1人の主人公といっても過言ではないほどに存在が大きいのが、この御剣検事。

 つねに冷静沈着で切れ者。担当事件では絶対に被告人を有罪にする完全無欠の天才検事である。だけど天然な所もあり、そのギャップにハートを射抜かれた女性ファンは多いでしょう。何を隠そう、私も“ミッちゃん”のファンなのである。

 昨日の敵は今日の友といった関係性が非常にいいんですよね。ちなみに実際に2人は旧友なのですが、今は争う相手です。

 私は御剣検事が、一緒に動く糸鋸刑事に言う「来月の給与査定を楽しみにしておくことだ」という台詞が好きですね。

 他にも、インパクトのあるキャラが多数登場。

 オモチャの光線銃でカタカタする姿はインパクト強すぎて、一回見たら誰もが忘れないであろう“ミッちゃん大好きなオバチャン”こと大場カオルに、「事件の影にヤッパリ矢張」と言われるくらいのトラブルメーカーで、何度か弁護する羽目になる矢張政志。

 チュートリアルでお世話になる、毎回髪型が違うのでそこにばかり注目してしまう、成歩堂くんの永遠のライバル(?)亜内検事。イントロが流れてきただけでテンション上がる皆大好きトノサマンなど、書き出したら止まらなくなるキャラクターばかりです。

 ちなみに私はメインキャラ以外だと、ナゾの殺し屋“虎狼死家左々右エ門”が好きです。

好きな話やシリーズ作品も紹介

 好きなエピソードについても書いていきましょう。

 どの話もおもしろいのですが、何度やり直してもテンションが限界突破するのは『逆転裁判2』の第4話“さらば、逆転”です。

 成歩堂くんの弁護士としての信条と、個人として譲れない感情がぶつかり合って話が進んでいく様は感情のジェットコースター。“さらば、逆転”の法廷パートは後にも先にもない特殊な裁判となるので、印象深いっていうのもあるのかもしれません。

 どのナンバリングも、ラストの法廷はめちゃくちゃ盛り上がるんですが、この『2』の法廷パートの大盛り上がりは、私的に『逆転裁判』史上1番だと思ってます。

 横になりながら遊んでいたのに、気がついたら前のめりに座ってプレイしてましたからね。

 好きな話は『2』の4話ですが、好きなナンバリングは『逆転裁判3』です。

 『2』での検事は狩魔冥で、『3』ではゴドー検事が成歩堂くんの前に立ちはだかるのですが、このゴドー検事の渋さがとってもいい! “煮詰めたコーヒーよりもホロ苦い過去を持つ、ハードボイルド検事”というキャッチコピーの通り、彼には重大な秘密があります。

 成歩堂くんの“いた~い大学時代”も見れますし、千尋さんの現役時代の姿も見れる。『逆転裁判』ファンにはたまらないですよ。ええ!

 複雑に絡み合った事件を長い時間かけてひも解いていくことになる『3』は、話全体のまとまり感があって好きです。

 『4』から入り、そのまま『3』までをさかのぼってプレイし、もう一度『4』をプレイしたわけですが、やはり感想が全然違いました。

  • ▲ニンテンドーDS『逆転裁判4』より

 何より、最初は過去との流れや登場してきたキャラクターを知らなかったわけですからね。手に取った順番はどうあれ、『4』を買った次の日に過去作を買いに走って本当によかったです。

 検事・御剣怜侍を主人公としたシリーズ『逆転検事』も、ミッちゃんファンとしてもちろんプレイしました。

 『逆転検事』をプレイするために東京ゲームショウに行き、御剣の執務室を模したスペースで試遊したのはいい思い出です。

 成歩堂龍一の先祖、成歩堂龍ノ介を主人公とした『大逆転裁判』シリーズも最高におもしろいので、まだやられていない方はぜひともプレイしていただきたいです。『逆転裁判』より100年前の黎明期19世紀末の法廷を描いており、舞台は大英帝国。

 イギリスのロンドンの大法廷で戦わなくてはならないので、なんと陪審員制度が用いられております。夏目漱石がとてもいい味を出しているところも要チェックです(笑)。

 1作目と2作目をセットにした『大逆転裁判1&2 -成歩堂龍ノ介の冒險と覺悟-』が7月29日に発売されます。

 なお、HDリマスター移植された『逆転裁判123 成歩堂セレクション』は英語版でもプレイすることが可能です。

 「異議あり!」は英語で「Objection!」。使う機会はほぼないとは思いますが、名セリフを英語で覚えられるいい機会なので、英語版を遊んでみるのもいいかと。

 それでは最後に1つだけ……

 あなたは“キャタツ派”ですか?

 それとも“ハシゴ派”ですか?

©CAPCOM CO., LTD. ALL RIGHTS RESERVED.
©CAPCOM CO., LTD. 2021 ALL RIGHTS RESERVED.