『モンハンライズ』短期集中コラム第3回。過去のシステムと入れ替え技が組み合わさって完成された弓

文: 麦茶ん

公開日時: 2021年04月29日(木) 00:00

　カプコンから発売中のNintendo Switch用ソフト『モンスターハンターライズ』のプレイ日記の第3回をお届けします。

　こんにちは。『MHRise』で里クエストからHR7までを弓オンリーで踏破し、使用回数が500回に到達しました。それほどほど弓を愛してやまない系ライターの麦茶んです。

　そこで今回は弓好きを増やすべく、弓について語っていこうと思います。

　最初に弓について簡単に説明しておくと、弓は矢を放って攻撃するガンナータイプの武器種です。溜め段階（溜め段階が上がることでダメージが上昇する）と適正距離（矢のダメージが最大になる距離）という性質があり、この2つを維持しながらいかに立ち回れるかが、弓の醍醐味です。

『MH：W』の操作を踏襲！

　『モンスターハンターダブルクロス』以前は、足を止めて溜め開始→最大まで溜める→狙いを合わせて弓を放つという流れで攻撃するのが基本でした。

　ただ『モンスターハンター：ワールド（MH：W）』からは、矢を連続で放つたびに溜め段階が1つ上がる仕様と、溜め段階を1つ上げながら回避できる“チャージステップ”が追加されたことで攻撃するまでの過程が大きく変わり、爽快度が増しました。

　たまに「弓の操作ってどんな感じ？」と聞かれることがありますが、「弓は弓だよ」と返答してしまうくらい、他のどのTPSゲームとも似つかないような独特の操作感が展開することは弓の魅力ですね。

　本作では『MH：W』の操作を引き継いでいるので、『MH：W』で弓を使っていた人は懐かしを感じられますし、本作で新しく弓を使う人には“スタイリッシュなシューティングゲーム”という感覚で遊べると思います。

矢のタイプとレベルが戻ってきた！

　矢のタイプとレベルは、溜め段階に応じて撃てる矢のタイプ（連射、拡散、貫通）が武器ごとに決まっているというシステムで、『MH：W』以前の作品に存在した弓の仕様です。

　ラージャンの頭のように弱点部位が小さい場合には連射、トビカガチの尻尾のような横に広い部位には拡散、ディアブロスのような胴体の長い部位を狙う時には貫通など、いろんな武器を使える楽しさが増えています。武器を作る理由や立ち回りが変化する楽しさに繋がって、弓で遊ぶうえでの幅が広がるので、一見地味な要素かもしれませんが、個人的にはかなりうれしかったですね。

　と、キレイな言葉を並べつつも、弓に魅せられたのは『モンスターハンター4G』の拡散矢を“剛射”で連続発射するのが気持ちよかったからで、「『MH：W』ベースで拡散矢を連続で撃ちたい！」という3年くらい心の中に巣食っていた欲が満たされたことが大きかった事実は、ここだけの秘密です（笑）。

入れ替え技の“身躱し矢斬り”で世界が変わる

　“身躱し矢斬り”は“チャージステップ”との入れ替え技で、基本的には回避モーションです。“チャージステップ”と異なる点は、スタミナ消費が少ない、移動距離が短い、回避モーション中に矢斬りでダメージを与えられるなどいろいろありますが、もっとも大きい要素は“攻撃をジャストタイミングで避けると溜め段階が2段階上がる（ただ使うだけだと溜め段階は上がらない）”という仕様です。