『リネージュM』をダークエルフで先行プレイ。これぞ進化した“古きよきMMORPG”
- 文
- 斎藤ゆうすけ
- 公開日時
エヌシージャパンより5月29日配信予定のiOS/Android用アプリ『Lineage M(以下、リネージュM)』の先行プレイレポートをお届けします。
2000年代初頭に登場し、世界中を熱狂させたMMORPG『リネージュ』のモバイル版『リネージュM』が間もなくリリースされます。
ファンタジー世界で起こるリアルタイムでの闘争や狩りをテーマにした本作を、サービス開始前に先駆けてプレイさせていただきました。
10種類のキャラクターから好みのキャラを選択!
アプリをダウンロードしてゲームを起動すると、まずは自分の分身となるキャラクターを選択することになります。
リリース時に選択できる職業は君主、騎士、魔術師、エルフ、ダークエルフの5種類。それぞれの職業に男女のキャラクターが存在するので、合計10種類のキャラクターの中から自分の好きなキャラクターを選択しましょう。
君主 | パーティメンバーの強化など、戦闘のサポートに適した職業。ゲーム内で唯一“血盟(クラン)”と呼ばれる集団を結成することができる。 |
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騎士 | 体力や防御力に優れたパーティの盾役。攻撃力そのものはそれほど高くないが、さまざまなアイテムや装備を使いこなせるのが特徴。 |
エルフ | 弓での遠距離攻撃が得意な職業。4属性に別れた独自の精霊魔法も使いこなせるので、さまざまな場面で活躍できる。 |
ダークエルフ | 黒精霊魔法を駆使した強力な自己強化(バフ)と、敵の妨害(デバフ)を得意とする職業。自己強化を重ねれば全職業随一の近接火力を出せる。 |
魔術師 | 強力な魔法が使え、あらゆる場面に対応できる奥が深い職業。その反面、耐久力が極めて低いため、プレイの難易度も高い。 |
キャラクターの選択画面では、各職業の説明を確認できるだけでなく、“非常に易しい~非常に難しい”といったプレイの難易度も記載されています。
なお、選んだ職業でクエストの難易度が変わるわけではなく、どちらかというとプレイヤーに求められるテクニックを基準とした表示です。
強力な魔法を使える代わりに耐久力が低い魔術師や、パーティメンバーの状態を把握して適切にサポートする必要がある君主は、戦闘における立ち回りが重要となってくるので、それなりのプレイテクニックが必要です。
PC版『リネージュ』をプレイしていた方なら、最初から魔術師や君主でプレイしても問題ないかと思いますが、スキルの内容が変更されているなど、PC版と異なる部分もたくさんありますので、プレイしながらあらためて、各職業の性能を確認してみてください。
『リネージュM』から始める方は、耐久力が高い騎士や、武器による攻撃と魔法を両立できるエルフやダークエルフがおすすめです。
今回はダークエルフでプレイしてみました。性別は、クールな雰囲気の中にもかわいらしさが感じられる女の子に決定。
自己強化に優れ、武器での攻撃と魔法を両立できるダークエルフですが、耐久力は低めなので、HPの管理には気をつかう必要がありそうです。
選んだキャラのオープニングストーリーが展開!
キャラクター選択してゲームを始めると、職業ごとにチュートリアルを兼ねたストーリーが展開。ダークエルフの女の子を選んだ場合、彼女がダークエルフの村を離れるところからストーリーが始まります。
ダークエルフは人間を憎んでいる種族ですが、洞窟で見つけた少女との出会いがきっかけに、人間を憎むことに疑問を覚えた主人公(自分のキャラ)。そんな主人公を、ダークエルフの首長であるジルは“裏切り者”と断定し、村を出る彼女に追っ手を差し向けます。
やっとの思いで村を出た主人公。そんな彼女は、船着き場でパンドラという名前の女の子と出会います。
ここまでの展開で忘れちゃいけないのが、PC版の『リネージュ』にはなかったキャラクターボイス。NPCとの会話では、セリフの一部にボイスが実装されています。
ここからしばらく、ゲームの進め方を教えてくれるパンドラを藤田茜さんが演じているほか、佐藤拓也さんや大塚芳忠さん、代永翼さん、伊藤静さん、阿部敦さんといった豪華声優陣がNPCを演じています。
パンドラに頼まれる形でジャイアントスパイダーと戦うことになる主人公。ここでは彼女が敵との戦闘方法を指南してくれます。
パンドラの指示通り、ジャイアントスパイダーに接近して攻撃を繰り返せば、あっという間にクエストをクリアの表示が。
このように、提示された課題をこなすことで経験値やアイテムがもらえる“クエスト”をクリアしながら、キャラクターを育成していくことになります。
ジャイアントスパイダーをあっさり倒したあとは、パンドラからグンターという人物を紹介されます。
早速、画面左上のクエスト詳細をタップして、グンターが待つ場所へと移動してみると、そこはなにやら物々しい訓練場のような施設でした。
マップの移動は徒歩での移動はもちろん、遠距離を一瞬で移動できるテレポートの魔法や“帰還の巻物”を初めとするアイテムを使った移動方法など、さまざまな手段が存在します。
クエストを進める場合はクエストの詳細をタップするだけで目標地点へと瞬時に移動することができます。
丁寧なチュートリアルで各種テクニックを修得!
グンターに気に入られた主人公は、彼のもとで戦いの基本を学ぶことになります。ここからが本格的なチュートリアルとなっており、ステータスの詳細やレベルアップ時のボーナスポイントの割り振り、装備品の説明、アークセレクターなどを学びます。
グンターたちが教えてくれるテクニックの中でも 重要かつ『リネージュM』の大きな魅力となっているのが“変身カード”を使った変身。
PC版『リネージュ』をプレイしていた方にはおなじみの変身を行うことで、プレイヤーキャラクターがモンスターの姿に変身し、能力値ボーナスを受けられるというものです。
変身するには“変身の巻物”を消費しなければなりませんが、“変身の巻物”はそれなりに手に入りやすいので、強敵と相対した時は基本的に変身して戦うことになります。
▲主人公を変身させて「かわいいでしょう!?」と喜ぶリズに、恐ろしいひと言を投げかける主人公。個性あふれるキャラクター同士のやりとりも『リネージュM』の魅力。
他にもアイテムや魔法の使い方、モンスターが落とす素材を使ってアイテムを作成する方法など、ゲームの基本を学べるグンターの訓練。
すべての訓練を終えた主人公にグンターは血盟(クラン)を探すよう進めてくれます。血盟は『リネージュM』の大きな醍醐味であり、血盟同士が城を攻め合う攻城戦は圧巻です。
今回は、先攻プレイということで血盟への参加や攻城戦は体験できませんでしたが、ゲームがリリースされたら、ぜひ血盟に参加して迫力の攻城戦を体験してみてください。
グンターから血盟の説明を聞いたところでチュートリアルも終わりかと思いきや、ここで緊急事態発生の報告が!?
ダンジョンで強敵に遭遇したというパンドラを助けに行ってみると、そこには“暗黒竜ハルパス”の力を使う、竜の姿をした敵が……。
ヴァラカスと名乗る敵は、本体こそ封印によって消え去っていますが、強力な分身をダンジョンに残していったとのことです。
▲仲間たちとともにヴァラカスの分身へと立ち向かう主人公。回復薬でHPを回復しつつ、ダークエルフが得意とする自己強化によって、仲間とともに敵を追い詰めていく。
仲間たちの協力でなんとかヴァラカスの分身を倒すと、グンターたちとの一連のイベントもついに終了です。
最後にパンドラからお礼としてバグベアーの“マジックドール”がプレゼントされます。これも変身とおなじく『リネージュM』の重要なシステムで、“マジックドール”を召喚することでプレイヤーの能力値を30分間上昇させてくれる優れものです。
“変身カード”と同様にガチャでの入手も可能なので、強力な“マジックドール”を手に入れるため定期的にガチャを回してみましょう。
これでチュートリアルも終わって、どんな冒険が始まるのかとワクワクしていのも束の間、いきなりムービーが始まりました。
画面に現れた暗黒竜は言い放ちます。「種族の裏切り者め! 自ら敵を作った報いを受けるぞ!」と………。
どうやら、ダークエルフの冒険は、祝福に満ちたものにはなりそうにありません……、
村を拠点にメインクエストを進めて行こう!
グンターたちに別れを告げた主人公がたどり着いたのは引退した騎士のゲラドが住む村。ここからは、彼が住む村を拠点に村人から依頼されるメインクエストをこなしていくことになります。
前述の通り、基本的にはメインクエストをクリアしてくだけで、経験値はどんどんたまって行きます。筆者がこの村にたどり着いた時点でのレベルは14でしたが、この村を拠点にメインクエストを2時間ほど進めた結果、レベルは30ほどに。
拠点となる村ができたことで、クエストを進めつつ、村に帰還して回復アイテムを購入したり、お金をためて装備を購入したりしながら、ダンジョンの探索を進められるようになります。
油断して敵に倒されることもありましたが、序盤ということもあり死亡ペナルティ(経験値損失)は少なめ。とにかく「当たって砕けろ」の精神でキャラクターを育成し、ダンジョン探索のクエストにチャレンジしてみました。
オープニングからチュートリアル、最初の村でのクエストとしばらくプレイしてみた感想は、「古きよきMMORPGでありつつも、最新のスマートフォンに対応したプレイしやすい環境が構築されている」というものです。
画面に表示される文字やエフェクトは見やすく、画面が小さすぎるスマートフォンでは情報がつまり過ぎていて多少、混乱することもあるかもしれませんが、最新の比較的画面の大きなスマートフォンなら快適にプレイすることができます。
プレイしていてもっとも便利だったのがオートバトル機能です。大量の敵を倒すクエストなどでは、自動戦闘をタップして放っておくことで、クエストの対象モンスターを優先的に自動で討伐し続けてくれるので、かなり便利です。
画面サイズの小さいスマートフォンでプレイする時など、敵をターゲッティングしづらい場合もこの自動戦闘は活躍してくれるでしょう。
リリースまであと少しと迫りましたが、PC版で『リネージュ』をプレイしている(していた)経験者はもちろん、MMORPGをプレイしたことがない未経験者の方もぜひこの機会に“古きよきMMORPG”を遊んでみてください。
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