『モンハンワールド:アイスボーン』映像付き先行レポ。ベリオロスや亜種モンスター、セリエナの便利さを体験

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 カプコンより9月6日に発売予定のPS4用ソフト『モンスターハンターワールド:アイスボーン』。本作のメディア向け体験ツアーでのプレイレポートをお届けします。

 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』は、『モンスターハンター:ワールド』の超大型拡張コンテンツ。マスターランクという新クエストランクが追加され、手強いモンスターが待ち受けます。

 今回は先日行われたメディア向け体験ツアーをもとに、『アイスボーン』の見どころや気になるポイントをレポートしていきます。

 また、現場で収録したプレイ映像も掲載するので、あわせてチェックしてみてください。

収録映像

ベリオロス、アンジャナフ亜種映像

トビカガチ亜種、パオウルムー亜種映像

プケプケ亜種映像

新モンスターは搦(から)め手が豊富!?

 今回のメディアツアーでは、以前に行われていたベータテストには登場していない何体かのモンスターの狩猟を体験できました。

 まず序盤に出会ったのはプケプケ亜種。通常種のプケプケは、こちらを毒状態にするブレスが特徴でした。亜種は水をためてそれを飛び道具のように使ってくるのが特徴。もちろん水耐性が低い状態で当たれば水属性やられになります。

 この水の使い方が豊富。口から弾のように吐き出したり、扇形に薙ぎ払ったりといったところまでは、『MH:W』の他のモンスターでも見ないわけではない行動ですが、時には尻尾から水を噴き出して背後を攻撃することも! 前後左右どこにいても油断のできないモンスターでした。

  • ▲鮮やかな色合いを見ると警戒色をイメージしますが、毒は持っていない様子。

 続いて対峙したのが、パオウルムー亜種。通常種は空中からの攻撃と風圧を主軸にしたモンスターですが、亜種になると睡眠状態を引き起こすブレスを吐くように。しかもブレスは長時間地面に残り、パオウルムー亜種のアクションでブレスの位置が動くこともあり、かなり回避しにくい攻撃になっています。

 マルチプレイで狩猟に向かったのですが、事前の情報はなかったので、頻繁に睡眠状態になってしまいなかなかの惨事になりました(笑)。また、睡眠状態のハンター目掛けて攻撃力の高い突進を繰り出すこともある様子。とにかく“睡眠にどう対処するか”がカギになりそうなモンスターでした。

  • ▲現実の昆虫などに見られる、巨大な目のような模様がパオウルムー亜種の特徴。

 トビカガチ亜種は、パオウルムー亜種に輪をかけて状態異常への対策が重要そうなモンスター。というのもトビカガチ亜種の攻撃は尻尾を使ったものは毒or猛毒状態、牙を使ったものは麻痺状態を引き起こすためです。

 対策をしていない場合、尻尾は当たれば毒or猛毒状態になる一方で、かみつきは必ず麻痺になるわけではないと、状態異常値の蓄積量には差がある様子。ただ、調子に乗っていると猛毒状態かつ麻痺状態という大ピンチに! 尻尾を振る際には棘を飛ばしてくることもあるので、遠距離にいても油断しないように。

  • ▲亜種の特性もあってか、少し毒々しい色合いになっています。

 ここまで亜種モンスターばかり紹介してきましたが、新モンスターのベリオロスと対峙する機会も。

 ベリオロスは、素早い動きや氷属性のブレスが特徴のモンスター。『アイスボーン』でもその特徴は引き継がれています。また、“こうすると狩りやすくなる”というシリーズファンならおなじみのギミックもありました。

 ベータテストで狩猟できたティガレックスやナルガクルガと同様に見た目や生態は新しいけれども、狩猟の流れには今までの『モンスターハンター』の知識を活用できるモンスターでした。

  • ▲尻尾で雪煙を起こすなどの、これまでのシリーズでベリオロスを知っていると懐かしいアクションも見られました。

 他にも、通常種とは異なり口元にしだいに帯電していくアンジャナフ亜種といったモンスターとも遭遇。本作で加わったマスターランク(MR)の序盤は、属性やられや状態異常を駆使してくるモンスターが多い印象でした。『MH:W』をやり込んでいる人なら持っているであろう、状態異常などの対策になる装飾品は、きっと『アイスボーン』でも役に立つと感じました。

 なお、ベータテストをプレイした人なら知っているかもしれませんが、MRで生産できる防具の防御力は、『MH:W』でトップクラスの防御力の防具と比較しても一回り上です。大型モンスターの狩猟を行わなくても生産できる防具もあるので、ゼノ・ジーヴァを討伐した後、『MH:W』から離れていた人でも“渡りの凍て地”を探索するのに十分な装備がすぐに整うでしょう。

 では逆に「歴戦王を討伐し続けた日々は無駄だったのか?」というとそうではありません。MR序盤で生産できる防具は防御力こそ優れているものの、攻撃的なスキルはあまり充実しません。モンスターの攻撃への対処がうまい人なら、MR序盤は歴戦王の素材から生産できる〇〇γシリーズのほうが快適にプレイできるでしょう。『MH:W』終盤の装備を使うか『アイスボーン』の装備を使うかは、プレイヤー次第といったところですね。

新たな拠点セリエナは過ごしやすいコンパクトさ!

 今回のプレイでは“渡りの凍て地”調査の足掛かりとなる前線拠点・セリエナにも足を踏み入れることができました。

  • ▲こちらがセリエナの外観。

 アステラが数十年に渡って増改築を繰り返してきた拠点なのに対して、セリエナは“渡りの凍て地”発見後に急造された拠点。そのため、セリエナはアステラと比べると少々手狭です。といっても加工屋や生態研究所など、アステラと同様の施設がセリエナにも備わっています。

 むしろ、少し狭い空間にすべての施設が整っているため、すごく便利なんです。加工屋で次に作りたい装備をチェックして必要な素材が手に入るクエストを受注。クエストに合わせてバウンティを登録し直して、食事場で食事をする。そんな一連の流れをスムーズに行えます。

  • ▲調査資源管理所には、アステラから物資班リーダーが来ています。

 基本的にはアステラとセリエナのどちらからも、どのクエストも受注できるので、便利さを求めるハンターはセリエナを中心に行動すると思います。自分も含めて!

 また、セリエナには新たな施設“蒸気機関管理所”があるのも特徴。この施設はクエストをクリアしたり、アイテムを変換したりすることで“燃料”がたまり、燃料を消費して蒸気機関を動かす手伝いをするとアイテムが手に入るものになっています。

  • ▲スチームパンク感のある新たな施設。

 そのラインナップは大タル爆弾Gなどの消費アイテムが中心……ですが、なかには新装備の生産素材となりそうな“スチームチケット”や、レアな素材と交換できる“天の竜人手形”といったレアなアイテムも用意されています。

 またこの蒸気機関は使い続けることでエネルギーがたまり、エネルギーが限界に達するとしばらく手に入りやすい状態になります。そのため、運が悪くてもずっとレアアイテムが手に入らないわけではなく、繰り返し蒸気機関を利用すれば手に入るようです。

  • ▲エネルギーが限界に達すると、にぎやかな演出が!

 今回は限られた時間でのプレイだったのであまり意識しませんでしたが、『アイスボーン』を遊び続けているといつかは一部の鉱石が余ってしょうがないという事態になるでしょう。蒸気機関管理所は、そんな状態を解決する施設になりそうです。

 セリエナの集会エリアは温泉などの寒冷地ならではの設備がある。温泉に足を踏み入れられるのはもちろん、湯を跳ね上げたり、足湯でオトモアイルーとたわむれたりと専用のアクションが用意されています。こういったちょっとした遊びで集会エリアに人が集まるのを待つというのもアリだと思います。


  • ▲集会エリアには温泉に加えて蒸し風呂も完備。蒸し風呂に長いこと入り過ぎて、ハンターがフラフラになることもありました。

 また、セリエナのマイハウスでは模様替えが可能となっています。模様替えできるのは、壁紙や家具、照明など多岐にわたっています。一部の家具は色や柄なども変更できて、プレイヤーごとに違いが出そう。“ビューモード”を使って撮影して、お披露目……という楽しみもありそうです。

 ベータテストで体験できたクラッチクローやスリンガーの新しい使い方といった、アクション面での進化に加えて、MRでの狩猟は上位よりも尖った楽しさがあり、セリエナにはインターバル中に活用できる利便性や楽しさがありと、大幅にパワーアップしている『アイスボーン』。

 文句なしの『MH:W』からの正統進化と言えると感じました。最近狩りから離れていた人、前作を遊んでいなかった人も、一緒に楽しみましょう!

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