『ディアブロ イモータル』新たなPvPコンテンツ“闘争の円環”の詳細が公開!
- 文
- 電撃オンライン
- 公開日時
- 最終更新
『ディアブロ』シリーズ初のモバイル専用MMORPGとして配信予定の『ディアブロ イモータル』のクローズドアルファが行われました。これにともない、前回のアルファテストからのアップデートや、機能、システムなどに関してのPVが公開されたので紹介します。
前回のテストからの主なフィードバックを紹介
まずは前回行われたテストで得られた意見を参考に、アップデートされた内容の一部がゲームディレクターであるワイアット・チェン(Wyatt Cheng)氏から紹介されました。ここでは、その概要を紹介していきます。
エルダーリフトの報酬について
前回のテクニカルアルファでもっとも多かった、“エルダーリフトの報酬が足りない”という問題点が見直されました。
ただし、このエルダーリフトがあまりにも“美味しい”コンテンツになると、プレイヤーはそればかりをプレイしてしまうことになるという懸念もあり、もっといろんなイベントに参加してもらえるよう調整中です。
レアクレストの調整について
レアクレストには2つの調整が行われました。1つは、単純にレアクレストのドロップ率が引き上げられました。また、2つめは、レアクレストから“レジェンダリージェム”を入手できる確率が上がりました。
チャレンジリフトについて
チャレンジリフトは、これまでは上位のプレイヤーのみ報酬が充実していました。しかし今回、その日に最高のチャレンジリフトができたかによって、報酬のグレードが上下するように変更されました。
これで、チャンレンジリフトは他人との競争ではなく、自分の記録に挑むことで報酬を得るスタイルとなりました。
今回のクローズドアルファでの新要素を解説!
続いて、今回のクローズドアルファのハイライトについて説明されました。以下はその概略となります。新たなコンテンツの詳細については、公式ブログ記事をご覧ください。
新クラス、クルセイダー
今回は、前回の4クラスに加えて新クラスのクルセイダーでプレイすることができます。クルセイダーは、『ディアブロⅢ』でお馴染みの“シールドグレア”などのスキルのほか、馬に乗って引き回す“四つ裂き”といった新スキルも登場します。
新ゾーン&ダンジョン
前回は“バイルフェン”のゾーンまでで、レベル上限も45止まりでした。しかし今回のテストでは、新たなゾーンが2つ実装されます。また、新ゾーンでは、新たなイベントも開催されます。
1つは、モンクたちの故郷である“サヴェイン山”で、そこではレベル上限は50になります。
その後、バーバリアンの故郷である“凍てついたツンドラ”へ到達できます。ここでは今回のテストの上限であるレベル55まで成長させることができます。なお、製品版では上限は60レベルに設定されています。
さらに、2つの新ゾーンに加え、新ダンジョンである、反響の洞窟も登場します。このダンジョンでは、クールなボスとの戦いがまっています。
新PvsEシステム、ヘリクアリ
ヘリクアリは、レベル41から45で解放できるPvEイベントで、ボスと戦い、勝利することで追加のヒーローパワーを生産するために必要な“トロフィーの欠片”を獲得することができます。
ヘリクアリのボスはかなり強く設定されており、自分の強さを推し量る、ベンチマーク的な存在となっています。
ヘリクアリは1つの大きな目標となるため、それに向けてプレイヤーは入念な準備を整える必要があります。PvEが好きなプレイヤーにとって、とても魅力的なコンテンツとなるはずです。
PvP“闘争の円環”
これは、サーバー全体で行われる陣営ベースのエンドゲームです。
闘争の円環では、シャドウとイモータルにわかれ、シーズンごとに覇権を争う戦いに挑みます。このシーズン期間は“円環”と呼ばれ、1カ月から3カ月続く予定です(今回のテストで得られたデータに応じて変更される可能性があります)。
期間中、イモータルになれるのは1つのグループのみであり、このグループには最大で500人のプレイヤーが所属できます。
一方、シャドウ側はプレイヤー数に上限はなく、シャドウ陣営に参加したいプレイヤーは誰でも参加可能です。
イモータル側の目標はできる限り長く自分たちの地位を維持することで、シャドウ側の目標は、イモータルの地位を奪い、自らがサーバーで最強の精鋭になることです。
なお、どちらかの陣営を必ず選択しなければならないわけではなく、また、どちらを選ぼうとも、ゲームのコンテンツのすべてを楽しめます。
闘争の円環での主なアクティビティー
闘争の円環で楽しめる、さまざまなアクティビティーも紹介されました。その概要を紹介します。
成果が記録に残る“名誉の壁”
過去のイモータルの盟主とその副官4人の、そこに到達するまでの足跡が記録される機能です。実績や、イモータル存在時の詳細なども記録されます。さらに、現在のイモータルの盟主は、特別な像が飾られます。
陣営を成長させる“カイオンの試練”
イモータルでもっとも重要なアクティビティーです。48人で行うPvEのレイド(集団戦闘)で、成功すれば陣営全体に効果のあるバフである“ダイデッサの祝福”を受けることができます。これで、サーバー上の“シャドウ以外の”プレイヤーがエルダーリフトで獲得する報酬が増加します。
これは、陣営の成長システムのようなものです。ただし、イモータルは7日以内に維持するために試練を更新しなければならず、失敗するとバフはシャドウに移ります。
シャドウが結成できる“ダークギルド”
イモータルに挑戦するシャドウの数には、基本的に上限はありません。ただし、すべてのシャドウがイモータルになれるわけではなく、シャドウにはランキングによる序列が存在します。
そして、シャドウのプレイヤーは、互いに集まってダークギルドを結成できます。シャドウ内のサブギルドであり、ランキングで競い合います。
これは直接対決するわけではなく、各ダークギルドは、シャドウのアクティビティーにどれくらい積極的に参加しているかで競います。メンバーが積極的にアクティビティーに参加するほど、ダークギルドのランキングが上がっていくのです。トップ10に入ったダークギルドには、特別なイベントが用意されています。
ギルドの参加や結成を促す“集会”
1週間に2回、“集会”と呼ばれる期間が設けられます。これは、アメリカ時間の水曜日と土曜日に8時間実施され、プレイヤーたちが新たなダークギルドを結成したり、参加できる期間となります。
なお、ダークギルトの参加や結成は必須ではありません。ギルドに所属しないシャドウになることも可能で、ダークギルドに参加するシャドウとほぼ同じコンテンツにアクセスできます。
イモータルの宝を奪う“宝物庫の襲撃”
シャドウがイモータルの勢力を弱めたいと思ったとき、効果的な方法の1つが、宝物庫の襲撃です。
シャドウは最大3人の他のシャドウとチームを組んで、イモータルの所有物の強奪に挑戦できます。同じダークギルドのメンバーとチームを組む必要はなく、シャドウであれば、誰とでもチームを組めます。
このイベントは、最初は宝物庫の守護者であるNPCと戦うPvEで始まりますが、イモータル側は襲撃に気づくと宝物庫に入って自ら防衛に参加することが可能です。そして、その時点からPvPイベントとなります。
シャドウが敗北した場合、彼らは何も手に入れることができません。また、シャドウがイモータルを倒すことができれば、しばらく新たなイモータルのプレイヤーが現れなくなり、宝物庫の襲撃を続けることができます。
新たな円環を起こす“追放の儀式”
1週間に1度、ランキングのトップ10にいるダークギルドは、8名の最強メンバーをPvPイベントに送り込むことができます。このイベントは、イモータルのグループを相手に、複数のステージで対決するイベントです。
各バトルで個別に勝敗が判定され、半数以上でイモータルが勝利すれば、次の週は何も変化がなく、イモータルの支配が続きます。
逆に半数以上でシャドウが勝利すれば、現在のイモータルの支配が終了し、再び円環のサイクルが始まるのです。
新たな円環の始まりと“冒険者”
イモータルでもシャドウでもないプレイヤーのことを“冒険者”と呼びます。新たな円環が始まると、新イモータルとなるダークギルドのメンバー以外の全員が“冒険者”に戻ります。そのうえで、プレイヤーはそれぞれ自分がどの陣営に所属するかを選択できるのです。
背景となる物語について
最後に今回のPVで、闘争の円環について、戦いの背景となる物語が紹介されました。以下、その内容を紹介します。
遠い昔、工匠ダイデッサと呼ばれる力強い人物が存在しました。
彼女は悪魔の侵略からサンクチュアリを守ろうと考えましたが、戦士ではありませんでした。しかし、彼女は名匠であったことから、“永遠なる王冠”と呼ばれる強力な遺物を作成しました。
彼女はそれを息子のカイオンに渡し、地獄の軍勢からサンクチュアリを守ることを目的とした集団を結成するように伝えました。この強力な遺物を使って、カイオンは守護者の集団を結成しました。その名前が“イモータル”です。
しかし、ダイデッサはこのような強力なパワーを手に入れたら、どんなに優れた人物であろうとも、油断したり堕落するのではないかと考えました。
そこで彼女は娘のアケバに秘密裏に重大な任務を与えました。その任務とは、イモータルが油断したり、なまけたりせず、常にサンクチュアリを守る態勢を整えておけるようにすることでした。
アケバは密かに、イモータルに挑戦し続けて彼らの腕を試すことができる勇敢な人物を集めました。彼らはイモータルがサンクチュアリの精鋭守護者に相応しいかを試すために、常にイモータルの弱点を突こうとしてきました。
アケバはこの集団を“シャドウ”と呼びました。
シャドウの方が強く、能力が高いことを証明できれば、彼らが“永遠なる王冠”を奪い、新たなイモータルとなり、現在の体制を覆すのです。
そしてご、最終的にシャドウが勝利してアケバが次のイモータルになりました。しかし、アケバも油断しているわけにはいきません。
彼女がイモータルになれば、新たなシャドウが結成され、今度は自分が試されることがわかっていたからです。
こうして「闘争の円環」が始まりました。
©2021 BLIZZARD ENTERTAINMENT, INC
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります