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こうしてまたタケルちゃんに会えただけでも、幸せな事なんだよ…… (鑑純夏)【マブラヴ オルタ キャラ別お気に入りセリフ】

カワチ
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 10月よりTVアニメが放送開始の『マブラヴ オルタネイティヴ』。その原作となるゲームより、筆者のお気に入りのセリフを紹介します。

※本記事内には物語のネタバレを含む表現がありますので、ご注意ください。

 さて、長く続いたこの【マブラヴ オルタ キャラ別お気に入りセリフ】も今回で一区切りとなります。ラストは、やはりメインヒロインである、鑑純夏のセリフをピックアップしましょう。

 なお、EXTRA編では主人公・武の幼なじみである純夏ですが、『マブラヴ オルタネイティヴ』では重要な秘密が隠されたキャラクターになっています。そのため、今回の記事はこれまで以上にネタバレが強めになっているので、初見で衝撃を味わいたい人は注意していただければと思います。

 前回の記事では、まりもの死に絶望して元の世界に逃亡した武が復活するところまでを振り返りました。元の世界で次々と仲間たちが武の記憶を失うなか、自分だけは絶対に忘れないと誓った純夏も印象深く忘れられないシーンですが、せっかくなのでその先のストーリーを追っていきたいと思います。

 夕呼のおかげでBETAの存在する並行世界に戻ることができた武。しかし、こちらの世界の夕呼は武から引き出せるものはすべてを引き出したと言い、すでに用済みだと彼のことを突き放します。うーん、逃げ出した武に責任があるとはいえ、シビアだ……。

 その後、夕呼は完成した00ユニットの調律を依頼。武が00ユニットに気に入られることができれば居場所を作ってもいいと彼に持ちかけます。

 武としては断ることもできないので承諾。00ユニットと対面することになります。そして、その00ユニットは……鑑純夏そのものでした。

 00ユニットが純夏の姿をしているのは、素材となっているのが純夏だから。そして、その素材というのは基地にある“脳髄”であることが判明します。

 武もストーリーの冒頭でその可能性を考えつつもすぐに否定しており、自分も「まさかな~」と思っていましたが、この脳髄が純夏だと判明したときは衝撃でした……。

 この脳髄はBETAの基地から人類が取り戻した捕虜。人類は脳髄だけで人間を生かしておくことはできませんが、BETAの技術によって生きていたわけです。脳髄だけで生かされていた純夏……。

 平和だった『マブラヴ』の学園生活からは考えられない展開です。でも、これも現実。『マブラヴ』から連なる物語なんですよね。つらい……。

 00ユニットの身体は、純夏の姿形を再現した疑似生体。前回、紹介した記事の部分で絶望のターンは終わりかと思っていましたが、まだまだ絶望は待っていた。これぞ『マブラヴ オルタネイティヴ』……!

 BETAへの憎しみばかり口にする00ユニット。この00ユニットに人間の感情を取り戻させることが武に課せられた“調律”です。

 00ユニットに寄り添い、純夏の人格を取り戻すことに成功した武。

 しかし、手放しで喜ぶことはできません。夕呼が純夏を00ユニットとしてよみがえらせたのはBETAと戦わせるため。純夏は高性能ゆえに人間には扱えない“凄乃皇”を操縦可能。武たちは日本に最も近いBETAの巣である佐渡島ハイヴを攻略することに。

 圧倒的な数のBETAを前に善戦する武たち。しかし凄乃皇が原因不明の墜落。操縦していた純夏も意識不明になってしまいます。

 基地に戻った武が夕呼に純夏が意識を失った原因を聞くと、彼女が嫉妬したからであると教えられます。恋愛感情で嫉妬するまで人間に近づいたんですね。

 それならばと武はきちんと純夏に気持ちを伝えます。しかし、純夏はその告白を断ることに……。

 その後、冥夜から純夏が泣いていたと聞いた武は、彼女を追いかけて本当の理由を聞き出します。

 純夏は脳髄だけになった経緯を武の脳内に送ります。そこで、もともと、この世界に居た武は純夏とともにBETAに捕虜として捕らえられていたこと、純夏を庇って引き裂かれたこと、そして、純夏は実験台にされたことが判明します。

 純夏は快楽に負けて実験台にされたことを受け入れてしまった自分を恥じて、BETAに復讐を決意。巻き込まないために武を拒絶したんですね。

 この世界の武も最後まで純夏のことを想っていたし、純夏も武のことを想っていたことにとても心を打たれました。戦術機で戦う武も格好いいけど、この世界の武も格好良すぎる……。武器も持たないのに純夏を最後まで励まし、守った。本当にこのシーンは泣けましたね。

 『マブラヴ オルタネイティヴ』をプレイすると、『マブラヴ』が尊くなってプレイしたくなります。というか、クリアしたあとにすぐプレイしました(笑)。

 この後、物語は決戦に向けて盛り上がっていくのですが、そこはぜひゲームやアニメで実際に体験していただければと思います。自分も声優陣が変わっ新しいた『マブラヴ オルタネイティヴ』で、このシーンがどのようになるのか楽しみです!

©Muv-Luv: The Answer

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