西洋浪漫サスペンスホラー『ファタモルガーナの館』PS4版が10月24日に発売

　dramatic createは、PS4用ソフト『ファタモルガーナの館 -DREAMS OF THE REVENANTS EDITION-』を10月24日に発売します。パッケージ版が6,900円＋税、ダウンロード版が6,400＋税です。

　本作は、古ぼけた館を舞台にいくつもの悲劇が展開される西洋浪漫サスペンスホラーノベルです。

　PS4版にはゲームの本編と外伝ファンディスクが収録されるだけでなく、PS Vita移植版で追加された豪華声優陣によるボイス付きの現代編やショートストーリー・イラスト鑑賞などのオマケ追加要素も搭載されています。

　また、PS4版では新たに一部スチルのリメイクやUIの演出等が強化されました。PS4 Pro×4Kの高画質に対応した、迫力ある美麗グラフィックやストーリーを楽しめます。

ストーリー

本編

　“あなた”は気づけば、古ぼけた屋敷にいた。目の前には、“あなた”を旦那さまと慕う、翡翠の目をした女中がいる。

　しかし“あなた”には記憶がなく、自分が何者なのかわからない。生きているのかさえも。

　そんな“あなた”に、女中は屋敷で起きた数々の悲劇を見せるという。そこに、“あなた”の痕跡があるかもしれない……。

　“あなた”は時代と場所を超えた4つの悲劇を目撃する。これらを物語として終えてしまうのか、あるいはその先を求めるのかは……“あなた”次第だ。

　しかし、どこかの誰かはこう言うだろう。

　「他人の悲劇だから耐えてこられたんだよ」

外伝

　その日、ある“少女”が領主の手によって処刑されかけていた。少女は特殊な生い立ちを負っていた。

　彼女は産まれた村で聖女として崇められ、奇跡の力を持つと言われていた。しかし領主が剣を振り上げ叫んだ言葉は、真逆のものだった。

　「――聖女の皮を被った魔女め！」

　だが“少女”は、1人の“青年”によって救われた。それが“少女”の幸福の始まり。そして同時に、千年にも渡る長い長い悲劇の幕開けでもあった。

現代編

　私たちには過去の記憶がある。少年少女時代といった10年20年で済むものではなく――前世、という過去。

　かつて呪われた館が存在し、中世という時代に生きた記憶。それだけでなく、魂という存在で、数々の時代を見守ってきた記憶。

　そして――呪いという因果で結ばれた者たちと、かかわりをもった記憶。パリ郊外のアパートで両親の代わりに大家をすることとなったミシェルは、そこでかつてかかわった人々と巡り会うことになる。

　だが、その時はまだ知らなかった。彼らがどのような経緯を経てきたのかを。前世の記憶があるということは、必ずしも幸福への道ではないのだということを。

本編

館の女中

　年齢不詳、出自不明。彼女は“あなた”を屋敷の主だと言う。その彼女の言葉に従って、“あなた”はさまざまな時代で起きた事件を目撃していく。

　なぜ彼女は今もこうして“あなた”の傍らで笑っているのか――。

ミシェル ・ボランジェ

　ボランジェ家末子、27歳。いわくつきの館に住み続ける男。感情表現に乏しく、滅多に笑わない。

　しかし、たった1人で時を過ごしてきた彼にとって、それは普通のことなのだろう。ある人物と接することで、彼は人間らしさを取り戻していくのだが……。

白い髪の娘

　推定14～16歳、出自不明。純白の髪をしており、全体的に色素が薄い。彼女とは時代を超えたさまざまな章で出会うこととなる。

　まるで転生をしているかのような娘だが、果たして何者なのだろうか――？

ネリー・ローズ

　ローズ家の長女、14歳。亜麻色の髪をした快活な少女。気が強くわがままだが、愛嬌があるため憎めない。あるきっかけにより、彼女の明るさは形を変えていく。

メル・ローズ

　ローズ家長男、17歳。亜麻色の髪をした物腰の柔らかい青年。1人の娘との出会いが彼の人生を大きく変える。

ポーリーン

　貿易商の父を持つ女性、22歳。やはり貿易を営む他国の男と恋に落ち海をまたぐ遠距離恋愛を続けていた。

貿易商の男

　故人、享年25歳。貿易に携わる仕事をしていた。“死”という絶対的な別れを前にした時その絆はどう変化していくのだろうか。

マリーア・カンパネッラ

　お屋敷に務めるメイドの1人、24歳。社交的で、あけすけな明るさがある。また、彼女だけは周囲と違い、ヤコポを恐れない。

ヤコポ・ベアルザッティ

　鉄道事業に身を乗り出す投資家、26歳。自らの野心を遂げるため、あらゆるものを切り捨てる冷酷さと他人の感情を踏みにじる傲慢さを持ち合わせる。