1万円で買えるノイキャン&外部音取り込み機能搭載ワイヤレスイヤホン『HUAWEI FreeBuds 4i』の実力は?

澤田真一
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最終更新

 4月20日、ファーウェイ・ジャパンは新製品『HUAWEI FreeBuds 4i』を発売しました。

 これはアクティブノイズキャンセリング機能、外部音取り込みモードが搭載されたワイヤレスイヤホン。ケースなしの単体で約10時間の連続再生を可能にする、期待の製品でもあります。今回はこの『HUAWEI FreeBuds 4i』の試供品が届いたので、早速試してみたいと思います。

ノイズキャンセリング機能を搭載

 最近のワイヤレスイヤホンは、テレワークやWeb会議の開催を想定した製品が多くなっています。『HUAWEI FreeBuds 4i』もその例にもれず、音声通話をより快適に行うための通話ノイズキャンセリング機能が用意されています。Web会議の最中に騒音が発生すると他の参加者にもわずらわしさを与えてしまいますが、『HUAWEI FreeBuds 4i』はそうしたことを軽減してくれます。

 ですが、ワイヤレスイヤホンである以上最も重要なのは、音楽を聴いた時の音質です。こちらも試してみましょう。

40年前のラブソングを聴く

 筆者がイヤホンを試す時、必ず「これはこの製品とピッタリではないか?」という曲を探します。しばらくいろいろとやってみて、たどり着いたのが松原みきさんのデビュー曲『真夜中のドア〜Stay With Me』。

 この曲がリリースされた1979年当時、「若者が都内のワンルームマンションを借りて独り暮らしをする」ということが徐々に定着するようになってきました。『真夜中のドア〜Stay With Me』は、この時20歳を迎える手前だった松原さんが歌い上げる都会的なラブソングです。

 この歌詞は、2021年の今でもまったく色褪せません。下手に当時の最新ガジェットや黒物家電の名前を出していないせいなのか(レコードは出てきますが、現代ではむしろレコードは再評価されています)、令和の時代の光景とも見事に合致しています。本当に40年以上前の曲なのか!? と疑ってしまうほどに。

 松原さんのよく伸びる歌声、マンションの高層階からの夜景を連想させるバックミュージック、それらを『HUAWEI FreeBuds 4i』が見事に再現してくれました。

インドネシアで大ブレイクした『真夜中のドア』

 この『真夜中のドア〜Stay With Me』ですが、去年インドネシアで大きな話題になりました。

 レイニッチ(Rainych)という現地のYouTuberがこの曲をカバーし、今やストリーミングサービスでも配信されています。しかもレイニッチの『真夜中のドア〜Stay With Me』は、ちゃんと日本語で歌われています。

 実はインドネシアでは、J-POPを言語ローカライズせずにそのまま日本語で歌うということが盛んに行われています。日本語会話はできないけれどJ-POPを日本語で歌えるいう人が多く存在し、レイニッチもそのひとりです。

 彼女の日本語での歌唱は発音も極めて正確で、それらの音声描写も『HUAWEI FreeBuds 4i』が丁寧に施してくれます。ザラッとした感じがいっさいない、ありのままの声を拾い上げる音質が『HUAWEI FreeBuds 4i』の特徴です。

公共の場での使用に適したイヤホン

 外部音取り込みモードで、イヤホンを外さなくても周囲の音を取り込むことができる『HUAWEI FreeBuds 4i』。操作を覚えれば、公共の場での使用にこれ以上ない適合性を発揮してくれます。

 『HUAWEI FreeBuds 4i』はAmazon、楽天市場、PayPayモールの他に、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機等の家電量販店でも販売されています。市場想定価格は9,680円となっていますが、筆者が調べたところ9,000円を切る価格で販売されている場合もあるようです。

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